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久保田成長研究所
代表 : 久保田十司夫

オピニオンリーダーからのメッセージ

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sinzuiSight
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台風14号が宮崎で記録的豪雨を降らせる。河川の増水で4.6万世帯に避難指示が出た。ハザードマップで避難指示が出る地域に住む人は好むと好まざるに関わらず、その地域のハザード性を認識しているに違いない。引っ越すか、岩を引き詰め土留めをしながら土盛りをして住宅を建てて住むか、選択しないと活けないよ。田んぼなんかは河川が増水して溢れ出てもその水の貯水池機能を持つ。河川をどんな豪雨による増水にも氾濫させないインフラを整備するって非現実な選択。避難指示が出るような地域に住む人は引っ越す方が良い。住むなら土盛りでその増水以上の高さを確保して家を建てた方が良い。
2005.9.6

厚生労働省による社会保障の給付と負担の見通しによると、その医療費、2004年度予算ベースで26兆円だったものが、2025年度(平成37年)には59兆円に成るという。驚く数字が見通されてる。自然増という言葉でこの増加を説明する。マスコミが高齢社会による自然増と発信すると高齢社会でこんなにも国民の医療費が急増するのかと世の中に衝撃が走る。
65歳以上人口を推測してみた。平成16年は2490万人、20年後の平成36年は3380万人だった。65−69歳が734万人から704万人へ。70−74歳が646万人から789万人へ。75歳以上が1110万人から1887万人になった。
平成15年の65歳以上の医療費は15.8兆円だった。70歳以上だと12.8兆円。75歳以上だと8.5兆円だった。この数字から65−69歳の一人当たりの医療費は45.9万円と算出した。70−74歳は61.4万円だった。75歳以上で80.7万円になった。この一人当たりの医療費を平成16年度の2490万人、平成36年度の3380万人のそれぞれの年齢人口で積算してみた。
平成16年、65歳以上2490万人の医療費は16.1兆円。平成36年、3380万人の医療費は23.3兆円になった。
現在の物価水準、医療水準で単純に65歳以上2490万人が3380万人に成っても、その医療費は16.1兆円から23.3兆円へと、7.2兆円の増加でしかない。厚生労働省の見通しは過大すぎる。現在の通貨価値で65歳以上人口が20年後に2490万人から3380万人に増加し、その負担増は7.2兆円だ。20年間でこの負担を増加させてゆく事になる。厚生労働省は高度医療費の上乗せをしてそのコストを増加させる計算手法とる。

民間の感覚では現在の医療コストは開発費の償却が進むことなどで低下してゆくと考える。平成16年、16.1兆円のこのベース医療費が縮小の方向に進むと考える。競争を促進させることでコストダウンが進む。何が何でも新薬や高度医療に進む必要は無いと考える。コストダウン領域と高度医療の領域をミックスさせ最小コストで最大の医療を得る。平成36年の65歳以上3380万人の医療費は23.3兆円から削減されているものだ。民間の感覚である。官製医療は高い。異様に高い。官製医療査定はべらぼうに高い。まるで業界の利益誘導団体のようだ。これも政治の既得権の領域になるのだろう。
2005.9.6

高齢者(65歳以上)人口と 医療費負担の 検証
想定年度 平成16年 平成21年 平成26年 平成31年 平成36年
想定高齢人口 2490万人 2864万人 3211万人 3388万人 3380万人
65ー69歳 734万人 832万人 900万人 850万人 704万人
70ー74歳 646万人 683万人 774万人 805万人 789万人
75歳以上 1110万人 1349万人 1573万人 1733万人 1887万人
高齢者の医療費 16.1兆円 18.88兆円 21.57兆円 22.82兆円 23.29兆円
65ー69歳 3.369兆円 3.81兆円 4.13兆円 3.90兆円 3.23兆円
70ー74歳 3.966兆円 4.19兆円 4.75兆円 4.94兆円 4.84兆円
75歳以上 8.957兆円 10.88兆円 12.69兆円 13.98兆円 15.22兆円

高齢者増加予測

面白い事に気がついた。平成11年の65歳以上の高齢者は2118万人、平成16年は2490万人と確実に高齢者は増えた。国民医療費の内訳の推移を見ると、65歳以上が増えたがその医療費を増加させては居ないと気がついた。健康年齢の考え方をこの考察に入れるとこの説明が出来る。病気にならない、病院の世話にならない状態で加齢を加える。高齢化=医療費の急増の相関は無い。平成11年からの国民医療費の動向はこの考察を可能にする。健康な高齢者は医療費を使わない。この効果、出てる。65歳以上の医療費、平成15年度で入院と入院外で12.5兆円になる。健康な高齢者が活力を持つ社会はこの医療費、終末医療に日本が掛けているものでしか無いように思い始めた。高齢人口の問題が国民医療費増加を懸念させるのではなく、終末医療にどれだけの医療費を費やすかの問題でしかないと実感する。
2005.9.7

国民医療費の内訳の推移

国民医療費31.5兆円の内、入院外医療費が12.3兆円も計上される。外来の一人当たりの平均医療費は7869円らしい。一つの病気で10回病院に行くと仮定すると7.8万円の医療費が掛かる。この延べ人数が1億5630万人にもなる。こんなに多い。多すぎる数字である。
入院医療費は11.7兆円が計上される。一人当たりの1日の入院医療費は2万3869円らしい。一つの病気で20日入院すると仮定すると入院費は47.7万円になる。この延べ人数は2452万人となる。この数字も大きすぎる。こんなに日本人は病的かと?大いに疑問を持つ。
2005.9.7

平成15年の死亡者に着目する。8割が病院や診療所で死亡する。その死亡は高齢者に集中する。100万人の死亡者の内、循環器系疾患で31.2万人が死亡した。この疾患の国民医療費は3.9兆円が計上される。単純にこの費用が終末医療費と考えると一人当たりの終末医療は1250万円になる。同じように新生物で12.2万人が死亡した。新生物の国民医療費は1.6兆円が計上される。この終末医療費は1311万円だ。尿路性器系疾患では2.4万人が死亡、国民医療費は0.8兆円が計上された。終末医療費は3333万円と計算できる。高齢になり疾患が出る。その疾患が完治して最後は老衰で死亡という統計にはならないだろう。高齢者の疾患=死亡原因だ。
平成15年の65歳以上の高齢者の入院・入院外医療費は12.5兆円である。死亡者は82.8万人。この死亡者が全て高齢者では無いがこの数字で割ると、終末医療費は一人当たり1509万円になる。医療って病気が治り社会生活に復帰させる分野のこと。だから健康保険という。高齢者医療費のかなりの部分が終末医療に費やされている気がする。実態はそういうことではないか。

ちなみに日本の病床は180万床ある。病院は精神科35.5万床、結核1.2万床、療養35.3万床、一般90.7万床だ。一般診療所は17.6万床を有する。82.8万人がこの病床で死亡した。
2005.9.7

死亡数 死亡場所 死亡者の疾患 疾患別医療費

病院が終末医療を担当する。その本分から外れてると感じる。日本の病院は患者100人当たり71人の医療従事者を抱える。この優秀な要員、人員配置は終末医療の為では無い。入院患者には1日、2.4万円の費用が計上される。51.4%は人件費である。材料費が22.0%、経費が15.2%、委託費4.1%、減価償却費4.1%がその内訳を占める。介護の場合、一ヶ月の費用は30万円である。医療は71.4万円になる。医療が終末医療にパワーを裂く事は損失である。終末医療に患者100人当たり医療従事者71人も配置するのは無駄だろう。常勤医師の年間給与費1485万円、常勤看護師の年間給与費490万円である。これらの人件費等が入院費用の51.4%を占める。
2005.9.7

推定入院患者数 推定外来患者数

患者の入院数は推定されていた。平成14年で145万人だった。入院外は648万人だった。一人当たりの入院費を平成15年の国民医療費11.7兆円から算出する。806万円なり。外来は国民医療費12.3兆円が計上されているから、その一人当たりの医療費は190万円にもなる。入院する患者145万人。外来の患者648万人。その一人当たりの医療費が806万円、190万円には驚いた。患者一人1日当たりの医療費、2万3845円でこの数字を割ると338日の入院日数になる。外来は7869円だから241日も通院している。三日に二日のペースで病院に通う。風邪をひいたと病院に行く。外来の1人に数えられる。1回か、二回で済む。この常識的な人達をもその平均算出に加わっていてこの通院日数には驚いた。1億2600万人のうち入院患者は145万人って1.15%、外来患者は648万人で5.14%。この割合の患者がこれだけの医療費を費やす。入院は平均で806万円・338日入院、外来は平均で190万円・241日通院、異様だ。

日本人の入院率は1.15%、外来率は5.14%。この数字は健全だ。日常生活で、病院ってこのくらいの存在だろう。でもこの患者がこれだけの医療費を使う。医師、看護師、薬剤師の人件費でこの国民医療費が決まっている、これが現実の姿だろう。病院の人件費率は51.4%である。高度医療が云々の次元の話では無い。材料費は22.0%、減価償却費4.1%でしか無い。経費も15.2%計上されている。人件費と経費で66.6%のコストを費やす。このコストから国民医療費が逆算されている。入院患者や外来患者にその費用として請求する。保険診療だから患者には費用意識は無い。官製市場の実態が見えた。
2005.9.7

65歳以上の入院患者88万人レベルって平成16年の65歳以上の高齢者2490万人を使用すると、3.5%である。外来患者数272万人は10.9%である。病院での死亡者数82.8万人。65歳以上で入院すると死亡の確率もかなり高いと想像する。病院に通っている高齢者が10.9%、85.6%の高齢者は病院いらずの生活をしている。日常生活で実感している数字だ。介護で要支援以上の高齢者は12%である。病院も併用している可能性は高い。85.6%は元気な高齢者。日本人は健全だ。

35−64歳で入院患者は44万人いる。外来患者も230万人いる。生活習慣病を発症した人達に違いない。15−34歳で入院10万人、外来82万人だからこの数字の補正はしないと活けないが35歳以上からその医療費が上昇を始める原因が生活習慣病を患う人達によるものだろう。入院1%弱、外来4%強が病院の世話になる。65歳以上の高齢者の入院3.5%、外来10.9%と比べても若くして生活習慣病を発症するなんてだらしない。生活習慣病を患うと60歳前後で死亡するんだよ。健康は自分で守らないと。健康な身体を維持する習慣は自分自身で身につけないと活けないよ。
2005.9.7

死亡数

男性で体脂肪率(BMI)が25以上は肥満者なんだってよ。これに加えてウエストが85cm以上だと内臓脂肪型肥満になる。生活習慣病予備軍だよ。これに喫煙が加わっていたらその予備軍度は更に高まる。病院のお世話になる。外来から入院へ、そして死亡へのステップへ、だよ。男性の肥満度を見ると日本人男性の寿命、今後は頭打ちか下がってくるんじゃないかと思う。健康で元気、豊かな生活は皆の願いだよ。生活習慣病が心配という人は65%いる。40−59歳男性では7割を超える。健康的な生活を送っていると思っている人も65%いる。送っていない人は30%だ。日本人男性の肥満の割合に近い。肥満の男性は健康的生活を送っていないと自覚しているのかも知れない。年金生活に入る前に死亡する確率も高い。
2005.9.8

男性の肥満

病床180万床のうち精神科が33.5万床ある。若い人達の入院は此処だと見ている。15−34歳で10.23万人、35−64歳で43.3万人が入院しているが心を患う人を反映した数字に違いない。自殺者が3万人を超える。心の病の結果に違いない。ニートが60万人いる。心が病んでいる。日本人の200万人くらいが心の病を持っていると考えられている。じっくりと治療をしてもらいたいものだ。入院も月30万円くらいの費用だろう。介護と同じくらいのサポート体制で出来るに違いない。老人の場合は社会的入院にその議論を持っていったが、精神科の場合はその議論の対象にした事は無い。大阪の池田小での残虐な行為を見ると、精神科での入院が社会的入院で批判を受けるのは危険と感じる。行政がこの領域でどのような行動をとったかは知らない。ニートは自立支援が重要だ。その場を提供すれば親元から離れて仕事を始める可能性は高い。心の病も軽度だろう。精神病から回復してゆく人達の社会復帰を目指す自立支援、ここがニートの自立支援にも流用できるのではないか。
2005.9.8

推定入院患者数 推定外来患者数

退院患者の平均在院日数

患者100人当たりの従事者数、71人が病院の平均である。外来、入院でその必要要員は違う。入院でもその病床で異なるだろう。診療科でも当然、異なる。外科と内科では違うのは当たり前だ。この辺の要員配置って見直す要素は大いにある。官製市場だから大いに有るに決まっている。そう予測する。メリハリが利いた人員配置がこの業界は出来て無いと想像する。老人病床や療養病床も、介護系に限りなく近い要員配置が可能なのだろうと推測する。介護は月30万円、医療は71.5万円の費用を掛ける。
2005.9.8

入院患者の状況

入院患者の状況でも投入する要員は当然、異なる。受け入れ条件が整えば退院が可能、検査入院、その他に掛ける要員はミニマムで良い。生命の危険がある。これはマキシマムだ。生命の危険は無いが入院治療、手術を要する。これはその中間になる。容体によってその要員配置は異なり、手術時がもっとも要員を必要とする。この辺のメリハリを付ければ要員配置は最適になる。受け入れ条件が整えば退院は可能って社会的入院ではないのかなー。
2005.9.8

国民医療費 年齢と疾患

65歳以上の病気は循環器系疾患のようだ。高血圧性疾患、脳血管疾患、虚血性心疾患だ。糖尿病は内分泌・栄養。代謝疾患に分類されるが、65歳未満と65歳以上に国民医療費の差異は無い。循環器系疾患の医療費はその発症で急増する。悪性新生物も65歳未満と65歳以上でその医療費に差異は出ない。血管が破裂する。血管が詰まる。脳で、心臓で。健康な血管を持続する。高齢を元気に過ごすポイントかもよ。肥満はこの発症予備軍には違いない。
2005.9.8

疾患と患者数

死亡者の疾患 死亡数

日本人は健康的な生活を送っているとする人が65%いる。健康的な生活を送っていないとする人が30%いる。厚生労働省は患者は1900万人いると考える。国民の15%が患者であると考えている。ある断面での患者は入院が145万人、外来が648万人である。病院に入院、138万人。病院の外来、195万人。一般診療所へ入院、7万人。外来は338万人である。慢性病の人はこの数字に含まれる。ある断面での日本の患者数は793万人である。慢性病疾患を含むこの患者数のほうが日本人の患者の実態を掴む。急性病を加えると1900万人ってピンと来ない。完治してる人を含めても実感が沸く数字にはならない。日常的に薬のお世話に成っている人を含めて日本人の患者は793万人である。この数字には歯科を含む。人口10万人を単位にして考えると患者数は6222である。うち歯科は890人である。急性の患者と慢性の患者を合わせて6222人。慢性の疾患を持つ患者数に興味を持つ。日本の患者数6.2%からその数字は更に下がる。厚生労働省が日本の患者は1900万人と推論する、その方向とは逆の思考だ。慢性疾患と急性疾患はその重みが違う。793万人には慢性疾患の患者は含まれる。調査には再来する患者数は加算されている。調査日における入院、外来、再来が積算されている。日本人の患者数は793万人である。国民医療費31.5兆円をこの数字で割る。一人当たり397万円を費やす。これは巨額な驚くべき数字である。患者一人当たり397万円を費やす医療は異様である。急性の患者が1日病院に行くと1.08万円なり。稼働日が200日なら1.98万円なり。この費用分担をしている。

負担3割で5000円の医療サービスを受けると自己負担は1500円。ちょっとした急患の医療費はこれより少ないに違いない。慢性病や入院の患者が多くを費やす。官製市場は金食い虫だ。

薬局調剤医療費は2.8兆円。これを793万人で割ると35.3万円。薬の費用はこの程度なのだが。慢性病も薬だけならたいした負担では無いが。
2005.9.9

外来医療費は12.1兆円、これを外来患者433万人で割る。279万円なり。入院医療費は11.8兆円。入院患者145万人で割る。813万円。年間の患者費用である。365日で割ると外来、7643円。入院、2万2273円なり。外来を稼働日200日で割ると1万3950円なり。官製市場ってこの費用負担から国民医療費が発生する。患者自己負担は最小に、保険料負担や税金負担は最大に、これが業界団体の思惑だろう。
2005.9.9

入院患者の状況

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