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久保田成長研究所
代表 : 久保田十司夫
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凄いね、去年の国境を越えた投資額、6000億ドルを超えたそうですよ。今年、ルノーが日産を傘下に収めた資金、こういう物、国境を越えた投資なんです。企業買収はヨーロッパでも盛んでした。グローバルな競争に勝つ、一つの手段なんです。ゼロから投資して生産工場を造る。従業員を雇う。販売網を構築する。ブランドイメージを構築する。地道な努力が必要です。既に現地に存在している企業や部門を買収する。この買収にかかる費用と一から築く時間と費用を天秤にかける。M&Aは効率的に進出できる手段なんですね。後は買収した企業、部門の活力を引き出す、相乗効果を引き出す、それは経営者の器の問題なんです。戦略を組織に落とす。組織がダイナミックに動く。こういう経営手法には違和感が無い進出手法です。活力のある集団が沢山ある、強い企業グループの条件です。大きくなれる前提条件でもあります。そのグループの器が大きくなければ出来ない手法でもあります。
大樹の陰、居心地がいい。大木に育つことで、おんぶにだっこの集団が増える。これでは大樹は衰えます。寄生虫に犯されていくように。病気に犯されて体力を消耗してゆくんです。フレキシブル性も無く、意思決定が官僚的になる。組織の活力はどんどん失われます。大きなグループになれる。こういう状態を併発させることが無い限りスケールメリットを享受できる方向に進めるんですよ。文化の違いを乗り越えてその集団から最高の活力を引き出せる。この能力があるならグループは大きく出来ます。ようは個々の集団で観たとき個々の集団が元気である。このような状態を維持し、相乗効果として高めることが出来る、経営戦略を持っているか、なんでしょうね。器の問題です。
存在を期待される企業の代表格、昨晩、10%の上昇だってよ。時価総額58兆円に急騰だって。凄い勢いだね。インターネットと言う活きのいい市場をとらえてるから成長期待が大きいんだよね。ここまで時価総額があると傘下に治められるような資金力がある企業なんて存在しないよね。東証一部の企業の時価総額がやっと400兆円を超えだしたところ、この数字と比べてみてもインターネットの世界の成長期待、凄いよね。その筆頭企業だからね、Microsoftは。重厚長大企業からの脱皮を図ったGE、見事だったよね。日本上陸はGEキャピタルがマスコミの活字になるくらいソフト化に戦略を転換したんだよね。エジソンが起こした企業、寄らば大樹で活力を一時は失った企業、再び勢いを取り戻した企業と言う印象ですよ。経営破たんした東邦生命はGEエジソン生命に営業譲渡されるようで、日本でも着実に経営基盤を拡大してる。日本は今がどん底、これからは登るだけと判断して日本上陸した企業群の一つです。
日本も変われないとね。地方の財政出動は大阪府、神奈川県、岡山県の危機的状態で分かるように失われた10年の間で既に綻んでいた。国にあった最後の余力、ここだって何時までも支えられるものじゃない。金融機関、企業も確実に変わらないと活けないんだよね。個人も経済を考えながらお金を使う、この視点を身につけないと活けないよ。確定拠出型年金は個人が金融の世界に足を踏み込む切り札だよ。証券の世界は既に経済に組み込まれているんだよ。個人も変わらなければ活けないんだよ。二人三脚の一つの足だからね。製造だけの経済じゃ既に無い。1次産業、2次産業、3次産業と、進化してきたように金融証券は経済に組み込まれている。企業が自己資金経営できる段階に入ると融資より社債、自己資本経営、株式運用にその比重が移ってゆく。株主資産が充実してゆくのが企業の財務体質が強化されてゆく方向だよね。進化の方向だよね。借金で投資をしてもその借金に押しつぶされる。韓国の財閥はこの典型的事例でした。借金で見かけ上経営規模を拡大していても綻びはでる。健全な経営は自己資産経営に向かうんです。貯金をして、銀行が融資する。これだけで経済は回転しない。確定拠出型年金で個人も参画していかないと活けないんだよ。自自公は日本経済の回復パターンをどう考えてるのかな。誘導が必要なんだよ。エンゼル税制程度じゃ入ってこない。長期の資金をしっかりと運用する、バブルの崩壊に欠けていた視点ですよ。一斉に買う、一斉に売る、バブルが崩壊する。当たり前のことだったじゃありませんか。長期的な視点で運用する。二人三脚に必要な部分なんです。確定拠出型年金は絶好の制度だよ。最大限に誘導する、大切な観点だよ。国の財政出動、余力なんてほとんだ無い。回復の具体的シナリオ、大切だよ。誘導する、もっと大切だよ。財政がsafetynetに徹していても自立回復の力は弱いね。力強い回復を誘導しないとね。1313兆円の個人の金融資産、郵便貯金からどんどん離れていくようじゃないと活けないんだよ。国のインフラ整備はそろそろ終焉だよ。
人生80年時代に企業ってその活動を継続することを保証されているものと思いますか。新卒で入社、80歳、企業年金を受け取る。しっかりと企業は事業を継続していないとこの長丁場を退職した従業員をも養うことって出来ないんですよ。寄らば大樹と言う意識が蔓延したなら栄枯盛衰のパターンに間違いなく陥る。米国でも確定企業年金が登場した背景には企業がその負担に耐え切れず倒れるんじゃ無いかと言う事態に陥ったんです。退職者も養う。年金や医療、経営的に耐えられなかったんですよ。ジャパンバッシング時代は本当に苦しかったんですね。労組も企業が潰れたのでは元も子もない。労使紛争も収束していった。企業というのは常に進化しつづけなければ事業を継続できないんです。時代遅れになったら市場はもはや存在しないんです。結局のところこの時代に流れを先取りするのは先進的従業員です、戦略的経営者です。居るか居ないかでその盛衰をも決める。従業員一人一人も寄らば大樹と言う意識は捨て自分の給料に倍を働く、働いているとしっかりと自己主張できないようでは活けないんです。年金、個人で運用する。企業が潰れても個人に帰属している。この領域を育てるのが確定拠出型年金でもあるんです。常に倒産の危険をも持つ企業が人生80年を支えることが出来る。変化への柔軟性を持つ企業のみです。社会性をきちっと持つ企業のみです。先進性を持つ企業のみです。戦後は50年を過ぎたところです。日本の企業ってまだまだ若いんです。一人あたりの日本のGDP,4位から7位に落ちたと言うニュースが流れています。一人あたりの生産性、再び上昇させる努力を怠っては成りません。
1999.12.17
@nifty,富士通が抱えるトンビが鷹を産む集団です。上場という方向を選択したなら350万アカウントを抱えるインターネット関連の日本での最有力企業です。富士通の時価総額、軽く超えてゆきますよ。富士通の経営陣は100%子会社として抱え、富士通本体の価値を高めると言う方向を選択しました。オピニオンリーダーを抱ええるホンダの時価総額が上昇していったのと同じです。日本も期待されているんですよ。アジアも期待されているんですよ。期待にこたえるため膿をしっかりと出しながら歩度を進める、患部があるままじゃ突っ走れないですからね。期待を裏切らないためにアクションを起こすときがあるんですよ。アジア、世界経済の成長センターに成れますよ。身の丈成長で、確実に成長する。失業率の高いEUも期待してる。輸出志向で景気回復を目指してるんです。アメリカも期待してるんです。APECとして太平洋周辺国が集合してきた。G7しか無かった日本の国際政治舞台、どんどん整備され維持されているんです。交流が盛ん、いいことです。
何故、日本はアジア中心なんだ、アフリカもあると米国が言い出した。成長センターと言う考え方、分散させたらパワーにはならないんですよ。アフリカはアメリカがやる。アジアは日本が力を入れる。これでいい。選択と集中です。南南関係へと展開発展してゆくのが自然です。中国で言うなら先進国と沿岸が、沿岸と内陸がしっかりと交流する、形です。先進国の企業を内陸部に誘導する。ちょっと違うんですよ。力が分散してしまう。農村と都市の交流を盛んにする。こっちなんですよ。一歩先を行くものが一歩あとを行くものに手を貸す、一番自然です。この関係で連結してゆくんです。パワーがしっかりと伝わってゆくんです。目標は前を走るものなんです。相互作用が有効に働く。
1999.12.18
日本のシンクタンクによる来年の経済成長率の予測値で揃ったようです。0.2%から1.8%の範囲に入ってるそうです。去年の数字は全てマイナス成長を予測していたから日本経済も確実に底を打っていると言うところでしょう。護送船団時代の歪みは日本経済がシンクタンクにして滑り落ちると危機感を募らせたんですね。ここからの反転ですから失われた10年の歪みが全て解消されたわけではないんですよ。その構造変革についてこれない人達が居る、これも現実です。でも護送船団方式に代表される手法では日本経済が力強い自立的な回復を勝ち取ることは無かった。活力を取り戻す。突き進むしかないんですよ。失われた10年からの脱皮はトップランナー方式なんです。船団はばらけて良いんです。足の遅い船にかまわずどんどん先に走っていって良いんです。先に走れる環境を整える。これが重要なんです。知恵のあるものは行動する。その知恵をしっかりと支援して育てる。そんな環境が整備されてゆく必要があるんです。結果平等主義って護送船団方式そのものなんです。チャンスは平等であるべきなんです。ただし精神論で器を大きくしているようでは活けない。その人自身が到達した器はしっかりと自覚する。そして個々のレベルに合ったチャレンジを行なう。チャレンジをする環境は平等に整備されている。護送船団方式とトップランナー方式の環境の差です。前の船を見ながら追いつこうと頑張る。後ろから来る船に抜かれまいと頑張る。リタイヤする船もでる。どんどん足の速い沢山荷物を積める船を造って入れ替えれば良いんです。強い船が明確に見えるんですから水平展開してゆくんです。全体がレベルアップしてゆく。頑張っても頑張らなくても結果は平等に分配される、誰も頑張る必要が無くなってつまるところその集団が脱落するんです。集団に活を入れる。0.2%から1.8%の経済成長率予測は去年より確実に先に進んだことを物語っているんです。
1999.12.19
時価総額6000億ドル台の存在を期待される企業が誕生する。1年間に国境を越えて投資された資金が6000億ドル、アメリカの国際経常収支の赤字が3000億ドル、日本の経常収支の黒字が1000億ドル、この数字を見たって時価総額居6000億ドル企業が誕生するって凄いですよ。重厚長大企業だと600億ドルでせいぜいでしょう。200億ドルまで上昇すれば国を代表する企業に違いない。6000億ドル台に上昇するなんて考えられないことでしょう。インターネットの世界は未だ5年と言う若い世界だけど、今後の5年、その次の5年、そのパイの拡大は目を見張るものがある。その市場性に投資資金が集まるんですよ。2億人の世界が10億人の世界に成る。確実に成長してゆく世界なんですね。いち早く参入していった企業は先見の明があります。日本でも通信市場の企業が先ずは期待された。この分野は確実に成長しました。皆が接続すれば料金収入が得られる。携帯電話、将来はモバイル端末市場ともに市場拡大の可能性を持つ。高度情報化社会、間違いなくやってきます。重厚長大企業も指を口にくわえて見ているだけでは重厚長大企業でしかないんですよ。GEの変身、ソフト産業化への変身、凄かったじゃありませんか。発明王エジソンの血が脈々と流れ受け継がれていたって感じです。これだけの構造変革でエジソンの名に押しつぶされない企業に再び変身できたんです。重厚長大企業でも変身できる一つの事例です。チャンスは平等です。寄らば大樹意識が強い集団はその道が通り過ぎてゆくことを認識していないんですよ。企業にも分かれ道が幾たびと訪れてる。開拓の道に入ってゆけないんですよ。開拓者の時価総額が上昇してるんですよ。成長市場の開拓者の時価総額は確実に上昇してるんです。古きよき時代を回顧してても時価総額は低迷するだけです。場合によってはM&Aの絶好のターゲットになる。買収されてその集団の価値が高まる。生き返る。変化は出来るんです。柔軟性を持っていれば自ら変身して活けるんです。結果平等主義のなかからは生まれません。集団がバラける、この姿のほうが挑戦的な集団の形でしょう。
1313兆円の個人の金融資産が郵便局に集まる。この比率が高い。これも駄目です。毎年30兆円の借金をする。10年間で300兆円です。これに利息が加わる。国と地方が抱える借金って600兆円の規模です。郵便貯金って運用先が借金をかえすために再び借金して利息を支払っている、そんなふうな増え方しかしていないんですよ。年間15兆円規模の国債しか発行してこなかったのに600兆円に累積してる不思議じゃないですか。旧国鉄清算事業団的運用状態になっていると考えたほうが自然ですよ。利息を新たな借金で返済してゆく形です。活力が無い分野です。活力が無い分野にお金が集まるって駄目ですよ。国や地方の息のかかった運用先が活力を失っている。赤字国債は元本を利息も新たな借金でしか返済できないんです。税金収入が増えると言う因果関係、見えない。雪だるま式に膨れていきます。個人だって2000万円の借金を年3%の金利、20年の毎月均等返済を行なおうとすれば、月に11万円返済することになるんです。国や地方だと赤字国債を発行することで返済のための新たな税収が入ってこなければ活けないんです。この税収が無ければ再び借金して返済資金を確保する事態に陥るんです。膨れ上がった600兆円、年間60兆円の借金をして10年間で累積する規模です。その前の10年間、その前の10年間、これらが加算されていると考えたほうが自然です。個人は1313兆円の金融資産を蓄える力を持っている日本経済、どうやら国と地方は火の車です。日本高速道路公団はその高速道路利用料金収入で先行投資はしっかりと返済できる。一般道路網の整備には10兆円の税収源がある。下水道網の整備には利用料金が入る。水道もしかり。空港整備も空港使用料が入る。独立採算性のチェックはここ数年しっからとやられてきた。これら以外に、触れられていない領域に借金を借金で返済する領域があるということになる。
国民一人あたり500万円の借金って異様な数字です。真の借金をバランスシートの公開で明確にする義務が行政にはありますね。先行投資を受益者負担でしっかりと償却できるものと、借金を新たな借金で返済する領域とを明確にしないと活けない。借金を新たな借金で返済する事態に陥っていたらそれは財政破綻ですよ。いきなり破綻、これが一番活けない。しっかりと公開して沢山の人達の目に触れる。その検証に耐える財政、これが必要なんですよ。5年前は国民一人あたり300万円の借金と言う表現を使っていたのに今年は500万円と言う数字に跳ね上がった。異様な上昇です。借金を新たな借金で返す、これは駄目ですよ。個人で言ったらサラ金地獄です。末は高い金利にも手をつける事態に落ちて行く。円の価値が劣ってゆく一つの要因にもなりかねない。行政が破綻ぎりぎりまで抱えてるとそういう事態にもなりかねない。公開して適切な対処の道をしっかりと歩まなければ活けない。膿を出す。患部を摘出する。失われた10年体質から抜け出すために重要なことです。
| 4人家族に当てはめたときの国と地方ローン返済計画 | ||||
| 金利(年利) | 2% | 3% | 4% | 5% |
| 返済期間(年) | 20 | 20 | 30 | 30 |
| 借入金(円) | 20,000,000 | 20,000,000 | 20,000,000 | 20,000,000 |
| 返済月額(円) | \-101,177 | \-110,920 | \-95,483 | \-107,364 |
| 年間返済額(円) | \-1,214,120 | \-1,331,034 | \-1,145,797 | \-1,288,372 |
| 総返済額(円) | \-24,282,400 | \-26,620,685 | \-34,373,901 | \-38,651,157 |
| 国と地方の借入金(600兆円)返済計画 | ||||
| 金利(年利) | 2% | 3% | 4% | 5% |
| 借入金(兆円) | 600 | 600 | 600 | 600 |
| 返済期間(年) | 20 | 20 | 30 | 30 |
| 月の返済額(兆円) | \-3.0353 | \-3.3276 | \-2.8645 | \-3.2209 |
| 年間返済額(兆円) | \-36.4236 | \-39.9310 | \-34.3739 | \-38.6512 |
| 総返済額(兆円) | \-728 | \-799 | \-1,031 | \-1,160 |
4人家族単位で毎月10万円前後のローンを抱えている水準に達しているんですよね。更に本来は月10万円の負担が必要になってる。家計は本来なら火の車状態なんですね。後世に付回しをして凌いでるんです。孫たちの代に付けを後送りして来ただけなんです。とんでもない規模のローンを失われた10年は抱えさせているんですよ。
企業年金も似たような物でしょう。現役がこれからの定年退職者を養うと言う感覚です。アメリカと同じように破綻の文字、浮かんでいるんですよ。活力を失った企業からいずれ始まりますよ。積み立て不足は深刻です。活力を持続する。出来ないと大変です。これからの世代はこのようなローンも背負わされているんです。存在を期待される企業になる、こちらは頼もしい。
1313兆円の金融資産を蓄えてきた個人も素晴らしい。国と地方が超低金利でお金を調達できる。まともに返済しようとするととにかく600兆円は大変な規模です。株式市場と二人三脚と言う発想が生まれるんですよ。確定拠出型年金に期待するところは大きいんです。昔から説明してきたように株式市場はお金を増殖できるんです。ローン返済額、楽になるんです。貯蓄性が高いと主張して懲罰的な志向に走るとまともにローン返済、重くのしかかってくるんです。返済できず、まだまだ累積させるなんて言う事態に陥ったら円の価値は暴落です。240円/ドルもありますよね。このときは国内はガタガタです。円の価値が100円/ドルを割ろうかと言う水準まで信頼して買われた、これは凄いことなんです。この期待を裏切らない。インターネットで作られた日本のイメージを確実に実行してゆく。これが肝要なんです。オピニオンリーダーの存在って凄いでしょう。
1999.12.20