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久保田成長研究所
代表 : 久保田十司夫

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voluntarySight
ページ14

1994年のFF金利の急上昇後は1995年の超円高を思い出す。長期金利も急騰して米国経済が崩れる。ドル売り圧力が円に集中した。貿易黒字が日本にはあった。そこに着目した円買いが集中した。欧州は既にその通貨高で貿易黒字は吐き出して、為替は戻り基調になっていた。円にそのターゲットが向かったのは記憶に新しい。日本の経常黒字も5兆円に向かった。円高効果ははっきりと現れた。1996年。米国が高度情報社会の構築の追い風を受けて力強い成長路線を得た。ドルに資金が集まる。円高にあえぐ日本経済が救われた。100円/ドルを超える円高は1年しか続かないって俗説だよ。その当時は経済状況がそうさせただけ。現在は米国の貿易赤字は7000億ドルペースにある。日本の経常黒字は18兆円ペースだ。このドル安圧力。円高圧力は当時とは状況が違う。現在はこれだけのドル安圧力をもろに受けてる。米国の長期金利を上げて。ドル安を進めて。ドルを買ってくださいって方向に進む。このドル安圧力はそんな性格を持つ。長期金利を急騰させる。ドル高でドル買いに真空地帯が発生して長期金利が急騰する。米国経済を崩す。1995年の再来だよ。超円高、記憶に新しい。FF金利が上昇、長期金利は上昇したい。ドル高でドル買いに空白、長期金利が上昇しない手は無い。巨額の米国の貿易赤字によるドル安圧力に、長期金利の上昇による米国経済の崩れによるドル安圧力が加わると目も当てられないよなー。100円/ドルを超える円高は1年以内に収まるって俗説だよ。
2005.3.3

住宅価格上昇、持続は不可能だよ。何れピークアウトする。住宅着工件数がサチレートする。住宅価格上昇もサチレートする。その上昇が何れ止まる。2004年のような価格上昇、続くものじゃない。住宅価格が上昇する。この上昇分を担保に消費者が銀行からのローンを増やす。この消費の財源も無くなる運命にあるんだよ。住宅価格の上昇が頭打ちになる。消費の勢いもそうそう保てるものじゃ無い。米国は経済は低成長にソフトランディング途中にある。株式市場の上昇と住宅着工・価格上昇による米国経済消費財源の提供もそろそろピークアウト、サチレートのステップにあるんだよ。米国経済はソフトランディング、低成長に着陸を目指している所だよ。1996年と比べてもこの二つの要因は米国経済牽引要因から無い状態になる。逆に2兆ドルの財政負担、公的年金に必要だと議論が始まっている。ベビーブーマーの年金生活入りが始まる。その財政破綻を防ぐ、負担増の議論が続く。高度情報社会の構築、株式市場の上昇、住宅の活況に勝るとも劣らない経済の牽引力は2005年、2006年には無いよ。数年、無いよ。1996年の再来は無いよ。金利上昇のし過ぎは米国経済を崩す。

米国の貿易赤字によるドル安圧力に加えて、米国経済が崩れる事によるドル安圧力が加わったら、最悪だ。中途半端にドル高を維持して、米国経済が崩れる。さらにドル安圧力が増幅では情け無い。
2005.3.4

米国 非農業部門の雇用者数とその増減  この1年の状況
製造業 小売業 事業所サービス 教育・健康サービス 医療サービス 政府 合計
2004年1月 1431万人 1498万人 1617万人 1674万人 1221万人 2152万人 1億3019万人
2005年1月 1430万人 1509万人 1667万人 1719万人 1260万人 2171万人 1億3257万人
増減 −1万人 +11万人 +50万人 +45万人 +39万人 +19万人 +238万人
米国 企業収益の推移 年換算
2001年 2002年 2003年 2003年 2004年
U V W T U V
企業収益 7673億ドル 8746億ドル 1兆211億ドル 9862億ドル 1兆571億ドル 1兆1291億ドル 1兆1656億ドル 1兆1739億ドル 1兆1180億ドル
前期(前年)
増加率
14.0% 16.8% 7.7% 7.2% 6.8% 3.2% 0.7% −4.8%

米国企業部門のお金の回転力、米国の雇用の創出力が試されるステップにあることは間違い無い。これだけの企業収益を得られる状況になったのだからその資金をしっかりと回転させて企業部門が米国経済を牽引する、この期待は大きい。2004年第三四半期にその収益が既に減少に転じた。これも危惧してきた。企業部門がその資金を自己回転させる。さらに企業収益が増加するステップに入っていれば心配ないが、企業収益が減少に転じたことはその回転力に疑問も残る。米国経済に株式市場で増幅した資金や、住宅関連で増幅した資金が縮小されてゆく毎に企業収益も減少する、では心もとない。サービス部門の雇用創出は潤沢な資金を株式市場や住宅関連で得た資金による要因が大きいんじゃないかと考えている。金利上昇は株式市場や住宅関連には逆風に違いない
2005.3.4

NYダウ ナスダック 米 長期金利
10,940ドル 2070ポイント 4.310%

外国為替レート
1.3251
ドル/ユーロ
104.79
円/ドル
0.7917
ドル/豪ドル
1.9228
ドル/英ポンド
1.2324
カナダドル/ドル

日本 2005年1月 対内/対外 証券投資のネット流入状況 財務省
2月 居住者 非居住者 ネット流入
30日―5日 −2459億円 1兆1755億円 9296億円
6日−12日 7507億円 8551億円 1兆6058億円
13日−19日 3960億円 676億円 4636億円
20日−26日 −2738億円 −3564億円 −6302億円

次は100円/ドル突破の円高、だろうなー。投機ポジションが円で軽くなった。証券投資筋が本気で円売りドル買いに転じているとも思えない。円についてもドル高のピークは既に付けているよ。次は100円/ドル突破のドル安のステップが有るんだろうなー。IMM投機ポジションの円買いをそのドル買戻しで6万枚も処理した。今度はこのドル買い戻しは無い。投機ポジションは軽い。今度は100円/ドルを突破してゆくよ。日本の経常黒字は巨額だ。円買い圧力は強力だ。1995年は5兆円まで縮小した。超円高で。企業や政府の尻をたたいた。心地よい為替水準では企業も政府も経常黒字の削減には動かないよ。何れ円売りドル買い方が押されだす。今度は100円/ドルを突破してゆくよ。経常黒字が5兆円に向かう姿が見えるまで戻ってこない。米国に1996年の再来は無い。1995年の超円高の可能性も否定できない。10年も経つとそのインフレの差異から当時の超円高も今回はただの円高だろうけど。その水準の認識はインフレの差異で修正されている。
2005.3.5

商業筋が本気で米国の貿易赤字によるドル売りを支える。この巨額の貿易赤字の持続と商業筋のドル買いの持続力、商業筋が負けるよ。時間の経過と共に間違いなく商業筋がドル安による損失を又、被る。110円/ドルでこ被ったように、105円/ドルでも同じように被るよ。時間の経過と共に商業筋が押されだす。この為替水準では同じことの繰り返しになる。半年、持たないだろうなー。巨額のドル買いを持続させる。抜けてゆくよ。残った商業筋が抜けた分も加えてドル買いをしなければ活けない。頑張れば頑張るほどドル買いのその資金、必要額が増えてゆく。頑張ったところほど更なるドル安による損失が大きくなる。巨額の貿易赤字の持続力は強力だ。
2005.3.7

外国為替レート
1.3351
ドル/ユーロ
104.65
円/ドル
0.7985
ドル/豪ドル
1.9299
ドル/英ポンド
1.2124
カナダドル/ドル

海外居住者による日本への証券投資、2004年は14兆9884億円になった。日本に居住する人の海外への証券投資は18兆7763億円、日本からの流出になった。対内証券投資と対外証券投資のそのネットは日本からの流出、3兆7878億円になる。企業による直接投資を除いて考えるとこの証券投資が日本の経常黒字をバランスさせるものでなければ活けない。証券投資はこの経常黒字をファイナンス出来ていない。15兆円近くのマイナスである。これが円高圧力になる。日本の経常黒字、18兆円、日本への海外からの証券投資、10兆円なら、日本から28兆円が海外に証券投資されてゆかないと為替はバランスしない。このバランスが崩れているから円高圧力が持続する。日本の経常黒字が削減される。これなくして円高ピークは無いよ。この水準では日本の投資家は28兆円の証券投資を海外にしないと活けない。2004年は10兆円のショートである。このショートが円高圧力に2005年はなる。
2005.3.9

外国為替レート
1.3443
ドル/ユーロ
103.94
円/ドル
0.7957
ドル/豪ドル
1.9297
ドル/英ポンド
1.2002
カナダドル/ドル

日本勢による海外証券投資、勢いは今年になってない。対外証券投資、その勢いは無い。資金を国内に戻す動きの方が優勢だ。海外投資家による日本国内への証券投資、年初の勢いは無くなっているけど、その対内証券投資、そろそろその転換期、早くも来たんじゃないかな。中長期債権と短期債権の投資家が資金を日本から戻す動き、落ち着いたんじゃ無いかな。先行きを円高と見る。そのように見るようになるとこの動きはストップする。ストップしたんじゃ無いかな。証券投資筋は日本の経常黒字をファイナンスするような状況に現在は無い。輸入企業筋の円売りドル買いがそれを円高方向に切り下げてゆけばじわじわ円高が進む地合いに成っているなー。輸出企業筋の円買い水準がこの動きにじれ、その円買い水準を円高方向にシフトさせてゆく事になりそうだ。輸入企業と輸出企業の為替認識のギャップは投機筋や短期筋が埋める。証券投資筋は日本の経常黒字をファイナンスする気持ちは現時点で無いよ。
2005.3.11

外国為替レート
1.3429
ドル/ユーロ
103.85
円/ドル
0.7922
ドル/豪ドル
1.9242
ドル/英ポンド
1.2073
カナダドル/ドル

米国への海外居住者による証券投資筋、肩を落としているんだろうなー。ユーロや円の為替水準でゆくと、1.22ドル/ユーロ、110円/ドルで盛んに米国の証券を購入してた、2004年は。今はその勢いもはや感じられないものなー。米国の貿易赤字が月、400億ドルの水準から600億ドルの水準に上昇してきたのは大きい。同じ証券投資を行っていてもネットでは200億ドルの減少になる。米国の証券投資も100億ドル程度、逆に昨年末は減っていたからネットではこれを加えて、300億ドル程度の減少になる。厳しいよ。この減少がドル安圧力になった訳だから。この水準で証券投資筋がドルを買い上がらない。為替の動きに現れているよ。米国の貿易赤字が600億円、ネットでの対世界証券投資が600億円なら、ファイナンスには問題ないけど、投機筋や短期筋のドル売りを吸収する余力はもはや此処には無い。ドル安、進むよ。一年前の勢い、もはや証券投資筋には無い。巨額な米国の貿易赤字をファイナンスするって大変なことだ。貿易赤字の持続力に対内・証券投資筋が負けるのは自然な事だけど。ネットで月600億ドル程度の証券投資ではドル安の方向、だよなー。
2005.3.12

米国の貿易赤字を削減できるドル安水準までドル買いを我慢しないと、駄目だよ。結局はそのドル売り圧力に屈してドル安方向に様子見になる。2004年は結構、ドルを買ってた様だけどその資金も自国通貨換算では為替差損で利益は無いだろうに。米国の貿易赤字削減が着実に進まないと、反転は無い。一時的な調整に終わり、再びドル安方向に進む。これだけ巨額の証券投資を米国に流れ込ませなければ活けない状況はそうそう続けてゆくべきものでもない。持続的なドル安はその流入した資金さえその使い道に米国国内が困る。企業部門だけがその資金の受け皿では無い。運用競争をする筋はその資金をドル安による損失をミニマムにする投資行動を取る。ドル安方向にある間はこの資金逃避は持続的になる。商品市場に流れ込みもする。緩やかなドル安が商品市場の高値安定の元凶になる。緩やかなドル安が商品市況に流れ込む資金に持続力を与える。中途半端なドル安は2004年に米国証券を買った投資家自身にその後のドル安で自国通貨換算で損失になったばかりでは無く、商品市況高騰の原資をも提供した。
2005.3.12

為替に介入して外貨準備を増やしている各国の中央銀行や政府といえども、その資金の運用とは無縁では無いよなー。逆ザヤに陥っているならなおさらだよ。ドル安が持続的に、緩やかに進む。その運用先を分散するのは至極当然だよ。日本のようにゼロ金利で借金をしているなら、その運用ニーズも低いだろうけど、すべてが日本と同じような環境には無いでしょう。7000億ドル、年間、7000億ドルをも米国に集めて、その後のドル安、このドル安を見て、次の介入資金は米国から分散も、ドルから分散も行う。当然だと思うよ。2004年は米国への証券投資、9000億ドル程度まで行ったんじゃ無いかなー。この9000億ドルは結構、ドル売りにも回って行ったんじゃ無いかな。為替介入資金がドルで運用されてきた状態から分散されていったと認識できる集計も公表されているし。米国の貿易赤字が削減されないとドル安は持続する。

ドル安は必ず米国の貿易赤字を適正水準に戻す。これは間違いない。極端な言い方をすればドルが今の1割の水準にまで安くなったらそうそう今の輸出、米国に出来ないでしょう。そこまでドル安が進むことは無いけど、バランスできるドルの水準は存在している。7000億ドル、9000億ドルと米国に証券投資してもドル安は進行した。貿易赤字が増えるような為替水準でドルを買っても駄目だっていう事だよ。調整は途中で入っても、米国の貿易のバランス、それを目指して持続的にドル安は進むよ。そのピークにすばやく持っていったほうが商品市況も安定するて言うことだなー。

緩やかなドル安はドルからの資金逃避も持続させる。新規にどんどん入ってくるもの、この中からドル逃避資金も発生する。ドル資産離れとは感覚が違う話だなー。ドル資産離れと言う状況になったらドル暴落だよ。年間7000億ドルなんていう規模で新規に米国証券投資を集める。持続不能だよ。緩やかなドル安は百害あって一利なしだ。米国の貿易赤字は巨額過ぎる。これをファイナンスする米国への証券投資、巨額過ぎる。せめて年間3000億ドル規模の証券投資で収めないと活けないよ。

各国は内需拡大でその貿易黒字を吸収しないよ。米国の貿易赤字は巨額過ぎる。日本とEUに先ずはその矛先が向かうのは必然だよ。その貿易黒字、減って行かない。必ず減る為替水準は存在している。ユーロは1.40ドル/ユーロを覚悟して輸出企業には為替ヘッジを勧めるって言う声も上がった。今年は1.40ドル/ユーロに向かうと言う声も出ている。円は100円/ドル突破は必要だな。90円/ドル、80円/ドル、70円/ドルとその貿易黒字を削減する水準は必ずある。80円/ドルなら自動車も輸出競争力を失う。100−80円/ドルの間に貿易をバランスさせる為替水準が存在している。米国への巨額の証券投資の流入は持続できるものでは無い。
2005.3.13

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