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世界最小パソコン?ChipCard TC-100
しかしこれをあえて「パソコン」というのにはわけがある。なんと、このテレホンカード大の計算機で、自分の作ったプログラムが動かせるのだ。だが、このChipCard一つでプログラミングができるわけではない。自分の作ったプログラムを動かすには、ごく普通のパソコン(IBM PC/AT…PCとかDOS/Vマシンとか言う)が必要。その上PCMCIA用のスロットも必要。 PCカード
僕はこのカード型MIDI音源(GS音源)とパソコン、キーボードを接続して作曲にはげんでいた(今では自分の趣味に割く時間がほとんど無く、1年以上中断している)。
ChipCardプログラムコンテストとまぁ、そういうことで、わざわざ高いお金を出して、ChipCardのためにPC用のPCMCIAスロットを買うことになったわけだ。なぜそんな事をしたかというと、ちゃんとわけがある。もちろん、自分で作ったプログラムをそのChipCardで動かしたい、Card型MIDI音源をつかってみたい、ということもあったが、他にそれよりも大きな理由があったのだ。それは、ASCII DOS/V ISSUEと言う雑誌で行われる、「ChipCardプログラムコンテスト」に応募するためである。 大賞は、IBM ThinkPad701C。俗に「バタフライ」と呼ばれるノートパソコンで、液晶を開くと、徐々に中から斜めに二つに分離していたキーボードが互いに奇妙な動きをしてスライドし、本体のわくからはみ出して広がり、フルサイズのキーボードになる。液晶を閉じようとすると、自動的にそれに連動してキーボードがまた中央から二つに別れてうまくスライドし、パソコン本体の枠の内に収まる。つまり、液晶を閉じて持ち運ぶときはとても小さくなっていて(なんと横幅は、B5のノートの縦幅よりも短い)、使うときには打ちやすいデスクトップと同じ大きさのキーボードで打つことができるという優れものだ。 しかし当時、75万もするそのパソコンは、一般庶民の買うものではなかった。そのパソコンがそのコンテストの大賞の賞品だったのである。しかし、そんなもの取れるわけがないと思って、その下の優秀賞の、SHARPの液晶テレビを狙って、プログラムを作りはじめた。時は高校三年夏休み。試験勉強で忙しい身のはずだった。
まぁそんなことはどうでもいいんだけど、その他には予定表とかメモとか時間割とかシステム手帳には一通りありそうな機能を作って、もう一つダンジョンゲームらしきモノも作り、それらを一つにまとめ、ToolPackと言う名で投稿した。 大賞の受賞さて、結果。なんと大賞。さすがに驚いた。アスキーからあまりにも突飛に、電話で「大賞に決まりました」と言われたので、「あっ、そうですか…」と答えてしまった。担当の方には申し訳ない。電話を切ったあとに、その実感が徐々にわいてきたのであった。 そしてASCIIから例の賞品、ThinkPad701Cが送られてきた。いまでもそのパソコンは大事に使いつづけている。 |
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