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大槻貴宏の日記
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トリウッドでは多くの映像作家に出会うためにいくつかのプロジェクトを企画、提案しています。

ポレポレ東中野との提携プロジェクト

2004年、トリウッドとポレポレ東中野では、パワーのある作家がステップアップしていく場となるよう、 提携プロジェクトを開始。
トリウッドでの動員成績がよければ(稼働率40%or2500人以上)、同監督の新作長編の「ポレポレ東中野」での公開が 決定するシステムです。
もちろんスニークプレビュー(SP)システムから輩出の作家さんも対象となりますので、 次のレベルへのステップとして是非挑戦ください。







トリウッドスタジオプロジェクト

トリウッドスタジオプロジェクトとは、2006年にトリウッドと 専門学校東京ビジュアルアーツが立ち上げた、「学生による商業映画製作」がコンセプトの プロジェクト。映画の企画から制作、宣伝など全てを学生が担当し、劇場公開、DVD化していきます。

2009年 第4弾作品
「14才のハラワタ」 監督 佐山もえみ

2009年10月17日より劇場公開
出演:長野レイナ、水嶋瑞希、五十嵐令子、武田勝斗、池上幸平、橘ゆかり 大家由祐子、松田洋治 他
音楽:関島岳郎(「栗コーダーカルテット」他)
演奏:関島岳郎(リコーダー、鍵盤ハーモニカ他)、近藤研二(ギター、ウクレレ)

2008年 第3弾作品 
「梅田優子の告白」 監督 深井朝子

2008年10月より劇場公開 2009年3月27日よりDVD発売
出演:焼広怜美/本多菊次朗/川村りか/野口かおる/三島ゆたか/吉田晋一 他
音楽:前野健太

写真:「梅田優子の告白」撮影風景

2007年 第2弾作品
「アリーナロマンス」 (監督:板垣英文)

2007年10月より劇場公開 2008年4月〜DVD発売
出演:田中康寛/池田光咲/掟ポルシェ/石黒彩 他

写真:「アリーナロマンス」撮影風景 監督 板垣英文

2006年第1弾作品
「ミックスマシン」 (監督:斎藤可奈子)

2006年11月より劇場公開 2007年10月〜DVD発売
出演:三枝万莉/沼澤貴宏/エリカ/真行寺君枝 他

写真:「ミックスマシン」撮影風景 監督 斎藤可奈子


「才能」の発掘ではなく、「覚悟」の確立を

このプロジェクトの趣旨は「学生による商業映画の製作」です。

優秀な学生の映画を公開することが目的ではありません。 「商業映画」つまり、「お金を払って観てもらう映画」の製作と公開を通して、 「才能」の発掘ではなく、「覚悟」の確立を狙うものです。

実際、社会に出てからは公開・販売を前提にのみ制作します。 学校でも作品を「実際に世に出す」前提で制作することができれば 、即戦力となる人材かつ映画界を面白くする人材を育てる道となるの ではないだろうかと思い、2006年に開始しました。

「見せるために作る」事を前提に企画・脚本から製作を始め、数百万掛かる 製作費と期限を背負って、製作する。そこに作りたいものを作るという「甘え」 は存在する筈はありません。そして、仮に満足がいかないものであっても「見せる」 事を要求されます。
それでも、そんな中で自分達の目指す「作りたいもの」に近づける為にもがく。 限られた条件でどれだけ目指した物に近づけられるか必死になる。そこには「才能」 も必要かもしれませんが、それ以上に、真剣勝負に臨む「覚悟」が必要となります。 その「覚悟」を学生の時に持つ事ができたら、逞しさが持て、それが作品を作り続け る事を可能にし、結果、実社会での活躍が可能になるのではないかと考えています。 そしてようやく、その成果が少しずつですが見えてきた気がします。

今回の「14才のハラワタ」は、19歳の女子学生が、自身の中学生時代の塾での経 験を交え描いた作品です。脚本の最終審査まで残った時点で「脚本は書きたいけど 監督は性格的に無理だと思う」と言っていた彼女が、「覚悟」を持って演出に臨みます。

是非ご覧頂ければ幸いです。

プロジェクト・マネージャー/トリウッド代表 大槻貴宏





-プロデューサー・プロデュース・プロジェクト-PPP

監督とともに映画を製作していく上でのリーダー、「プロデューサー」という存在にスポットを当て 新人作品を作り上げていく、PPP(プロデューサー・プロデュース・プロジェクト)。

第一弾作品は2005年製作・上映の「ゴーグル」(監督:桜井剛 プロデューサー:山本達也)。 タモト清流(そらん)、利重剛、秋元奈緒美など存在感のあるキャストをむかえ、 子供たちが児童虐待や両親の不仲からおこる孤独、、大人の世界に苦しみながらも、未来をみつめてたくましく 生きる姿を映し出した。 「ゴーグル」は文部科学省選定を受け、全国各地での上映や韓国・光州国際映画祭でも 招待上映されるなど、作品的・商業的に成功を収め、2006年2月にはDVDが全国発売・レンタルされ現在も好調な 売れ行きを見せている。現在も自主上映の申し込みが多く寄せられている。


第二弾は2007年製作・上映の「プライスタグ」(監督:友野祐介 プロデューサー:坂田史志)。 テーマは「お金」。中学生の主人公が家族、友人らと触れ合う中で、「お金」の本来の重要性を実感し、 「価値観」を探り出していくストーリー。キャストには荻田修司、今西彩、矢橋秀浩らがこまやかな中学生の 心のなかを見事に映し出し、小嶺麗奈(「初恋」「樹の海」)、笠原紳司(「演じ屋」「駄目ナリ!」)がおおらかな存在感で 物語りを包み込みました。 2008年にはドイツ・ハンブルグ映画祭に招待上映され、さらなる広がりをみせています。



−−「新人」プロデューサーから新しい風を起こせるか−−(2005年、プロジェクト発案当時原稿)


新人作品をメインで上映する映画館として6年目を迎えるトリウッドで、思った事があります。
新人作品では、制作段階で監督だけに頼りがちな事が多く、また脚光を浴びるのも監督だけに なる事がほとんど、という事です。

しかし、素敵な作品、成功した作品にはおよそ、作品制作にあたって監督同様の責任を持 ち、中身を左右するプロデューサーの存在があります。
監督が技術スタッフと共に「芸術」を作るリーダーならば、プロデューサーはそれを「需要の ある芸術」にしていくためのリーダー。
限られた予算やスケジュールや状況の中で、「たくさんの人に見てもらう」ために、脚本、 俳優、撮影場所から始まり、編集、公開方法、宣伝まで、作品に関する一切の「戦略」を立てる人物。

そこで、我々は、「新人監督」だけではなく、「新人プロデューサー」にも、スポットを 当てて、「新人作品」を作りたいと考えました。


「ゴーグル」はその第一弾です。

比較的予算の掛からない「短編映画」で、どこまで資金が回収できるか、利益を上げるこ とが出来るか、最終的に収支報告も公表していく予定です。
もちろん我々トリウッドでも上映しますが、その他への展開やどれだけの利益をあげ、次につな げることが出来るかが「新人プロデューサー」の腕の見せ所となるでしょう。
もちろん、作品としてどれだけ「おもしろい映画」にできるかも、プロデューサーにかけられた 大きな仕事です。
こうして作られた作品が、どのような映画に出来上がったか、是非ご覧頂ければ幸いです。


始まったばかりのプロジェクトですが、「プロデューサーがいたからこそ、こんなに すばらしい映画が出来た」と言われるような、才能あるプロデューサーを発掘・育成できるプロジ ェクトとなるよう、挑戦していきたいと思います。

トリウッド
大槻  貴宏
大槻 由佳里



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