7回目なるカナダ・アニメーション・フェスティバル(CAF)は、NFB(カナダ国立映画庁)が世界のアニメーション史に記した偉大な功績として、オスカー受賞・ノミネート作品特集と新作5本を上映します。
NFBアニメーション部門は、英国から招かれたノーマン・マクラレンにより1941年に創設されました。その環境は、優秀なプロデューサーや技術スタッフ、最先端の制作設備に恵まれ、カナダ国内の作家のみならず、世界中からトップクラスの独立系アニメーターの憧れの的であり、多くの作家がNFBに集ってきました。アニメーション部門は、ドキュメンタリー部門と共にオスカーに最も近いスタジオであり、プロダクションです。NFBは、これまでに67本がノミネートされ、89年の特別功労賞と99年の技術特別賞を含めると、昨年受賞した短編アニメーション映画『Ryan』(クリス・ランドレス監督)までに合計12回、そのうち短編アニメーションは5回のオスカーを獲得しているのです。
今回の特集は『カナダ横断冒険物語』(1952年、コリン・ロウ監督)、コンピュータ・アニメーションとして初ノミネートされた『餓鬼』(1974年、ピーター・フォルデス監督)、オスカー受賞の『特別な配達』(1978年、J.ウェルドン、E.マコーレイ両監督)など20世紀の各年代を代表する6作品を上映します。
新作集は、『砂の城』でオスカーを受賞したコ・ホードマン監督の新作『マリアンヌの人形劇』、問題作をエンピツ1本で描き出す社会派ミシェル・クルノワイエ監督の『アコーディオン』、更年期障害を乗り切る主人公を明るいタッチで描いたジョディ・サミュエルソン監督の『マーベル武勇伝』など5本です。
独立系アニメーション監督がそれぞれの個性と技法で描き出す、アート作品から社会派ドラマまで多彩な“アートアニメーション”を、60有余年の時空を超えてお楽しみください。
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