僕 は 人 を 殺 し ま し た


2011/日本/miniDV/4:3/80分


公式サイト

<イントロダクション>
「悪魔がきた」の坂井田俊監督初長編作品、いよいよ公開!
坂井田俊は、前作「悪魔がきた」(2011)で、全く無名の監督作品ながら、観客の理解を一切促さない作風がじわじわと支持を集め、レイトショーながら5週間もの上映を記録した。
また、映画館やイベント会場に単身乗り込み、著名監督等にコメントを直接依頼する、という押し込み強盗的な宣伝スタイルが好意的に受け入れられ、様々なジャンルのクリエーター(いまおかしんじ、柴田剛、石井モタコ、川瀬陽太等々)が作品を評価し、公開後は、国内外の映画祭で上映されるなどの高い評価を得るようになった。
新作「僕は人を殺しました」は、前作を高く評価した川瀬陽太という第一線で活躍する俳優を起用した初の作品であり、坂井田監督初の長編作品(80分)である。観客は恐らく、前例の無い、全く見たことのないものを目にするだろう。

<あらすじ>
人を殺したいなら殺せる
人は人を殺せる 必ず殺せる


2人組の男が、一般男性を拉致し、監禁して殺す。
成功した殺人がある
僕は過去に失敗した
死刑を望み
全てと敵対する思想を抱えた殺人犯がいる
彼は裁判で弱い者を襲えば
もっとたくさん殺せたと言っていた
彼は悪意の欲望に囚われ
望み通り死刑になった
殺人は失敗なんかじゃない
殺人は、最大級の悪意を抱えたまま
実行出来る最終手段
人を殺したいなら殺せる
人は人を殺せる
必ず殺せる
 
―坂井田俊が制作時に書いた作品概要より

<出演者>
 川瀬陽太     青木伸仁     齊藤芳廣    千葉美紅     遠山貴弘     長谷川英祐

<スタッフ>
監督・撮影・編集  : 坂井田俊
演出助手 : 加島優一
録音 : 佐藤考太郎

<コメント>
幸せを求める映画、結果悪事に手を染めてしまう悲劇やまたは生粋の悪人の映った映画、
情状酌量のある犯罪の映画。坂井田俊の映画はそのいずれとも異なる。
ただただ彼から見える不思議な「人間」を ファインダーと言う名のケースに入れて実験しているかの
様だ。『僕は人を殺しました』は坂井田の眼そのものなのだと思う。
川瀬陽太(俳優『ヘヴンズ ストーリー』『サウダーヂ』)

何が映っているのか、さっぱり分からないのだが、夜の原っぱの虫の音とか風の音とか、
そういうのを延々聞いていると、子供の頃、夜の闇にドキドキしていたことを思い出した。
いまおかしんじ(映画監督『おんなの河童』 『たまもの』)

前作『悪魔がきた』における、殺すもの、殺されるもの、殺させるもの、という神話的とも思える三者関係をわずかに残しながら、字幕で付されていた言葉はそぎ落とされ、ますます坂井田俊の作品は犯罪そのものに、殺人そのものに、似てゆこうとしている。それでもなお「映画」がつよく志向されていることに、救われた。
萩野亮(映画批評)

こいつに撮らせないと、その内ハンマーでお前を殴りに行くぞ、坂井田が。
ジョリー・ロジャー <坂井田監督に無謀にも仕事を依頼した製作会社>  

坂井田監督とはドイツで出会った。坂井田監督は僕とはまったく違った映画をつくる。
お客さんのことなんて考えてないような。そういう映画をつくり続ける。
僕は最近体調が悪い。だから何度見ても途中でやめてしまった。
僕が最後まで見られない映画『僕は人を殺しました』が劇場公開される。
これはDVDなんかじゃ意味のない映画。
今泉力哉の映画なんかとは別次元で、やっぱり映画でしかないんだと思う。
ちなみに僕は『2001年宇宙の旅』も最後まで見られない。
今泉力哉(映画監督『たまの映画』『終わってる』)

日本の中にもテキサス州はあるし、レザー フェイスはいる。
そんなオブセッションを念写したかのごとき、
スナッフフィルムまがいのオドロオドロしさがとにもかくにも圧倒的だが、また、こうも思う。
坂井田俊のファニーゲームはなんとも物哀しい、と。
「僕は人を殺しました!」でも「殺しました……」でもない、
つまり快楽にも詠嘆にも至らない、“虚無の向こう側”にその自画像が浮かび上がってくるのだ。
轟夕起夫(文筆稼業)

<プロフィール>
坂井田俊 (さかいだしゅん・監督)
1984年生まれ。2004年、殺人を犯した少年と、殺人願望を持った少年のあてのない二人旅を描いた「壊したいおもちゃ」を監督。本作で、調布映画祭ショートフィルムコンペティション奨励賞受賞、シネアストオーガニゼーション入選を果たす。
2008年、「悪魔がきた」の原型とも言える、人間以上の力を持った人間を描いた「怪物はここにいる」監督。「悪魔がきた」は、死んでも死なない男を描こうとするが考えがまとまらず、頭の中に見える画を、人気のない道で実体化するまで即興で回し、調布映画祭で知り合った映画監督女池充の助言を受けながら、1年の編集を経て完成した作品。(下北沢トリウッドで2011年1月15日~公開(3週間+2週間)、ニッポンコネクション2011 出品。)
最新作『僕は人を殺しました』は、下北沢トリウッドで『悪魔がきた』を上映時、知り会った、俳優の川瀬陽太を主演に迎えての作品。


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