2000 年から続く、世界の短編アニメーションの特集上映<WAT>。毎年、その年の新作や話題作を紹介しています。12 年目の今回は、アメリカ、イギリス、フランス、スイス、中国、ペルーの若手作家ラインアップから、ノルウェーの巨匠まで全8 タイトル。「笑い」をテーマに、ほのぼの、ゲラゲラ、くすくす、しみじみ、大人から、子供まで楽しめるアニメーションを揃えました。更に今年は、日本のCG アニメーションプログラムの同時開催が決定。<世界>の様々なアニメーションをお楽しみください。


公式サイト

プログラムA    「レオンとメリー」シリーズより 2 作品(54 分)
ハチミツ売りに育てられたクマの子・レオンと森の王国の王女メリーの冒険ファンタジー。
フランスで全国放送され、大きな反響を呼ぶアニメーションシリーズ。
ヨーロッパの四季を彩る祭り、中世の民間伝承やコント(短い物語、寸劇)、美しい図案をベースに現代社会に暮らすこどもを取り巻く家族関係を描く。こどもから青年へ、生みの親から育ての親へなどの“通過・移行”をテーマとした、脚本家アントワーヌ・ランショーのオリジナル企画を、こども心を大切にするアニメーション作家グランジョンがパペットで仕上げた。
エデュテイメントを得意とするアニメーションスタジオ、フォリマージュの真骨頂。

冬のレオン

原題:L’Hiver de Léon(英題:Leon in Wintertime)
フランス、カナダ/2007 年/27 分/立体(パペット)/吹き替え

監督:ピエールリュック・グランジョン、パスカル・ルノートル

少女を食べる、冬の守オーガを人々は恐れている。クマの正体に悩んで家出したレオンを語り部のボニファシオが騙して見せ物にする。メリーはオーガ退治を試みるが、オーガに捉えられる。レオンは、吹雪の中、ゾウと“金のリンゴ”を持つハリネズミと一緒にメリーを助けに行くのだが、ボニファシオが妨害する・・・。

春のメリー
原題:Le Printemps de Mélie(Molly in Springtime)
フランス、カナダ/2009 年/27 分/立体(パペット)/吹き替え

監督:ピエールリュック・グランジョン

冬の終わりを告げる花祭り。メリーがハニーケーキに入った幸運のコインを当てて、花の女王となり、祭りの王にレオンを指名する。嫉妬した語り部ボニファシオの悪巧みで国民や王が病気になる。メリーはハリネズミのメロディーと治療に必要な花を求めて旅に出る。レオンもボニファシオに立ち向かう・・・。




プログラムB    世界の新作短編アニメーション集 7作品(55分)
世界の映画祭の受賞作や、海外のアニメーション学校の学生作品を中心にセレクトしたプログラム。
日本ではなかなか見られない海外の学生作品は特にオススメ。

ノルウェー最後のトロール
原題:Det siste norske trollet(英題:The Last Norwegian Troll)
ノルウェー/2010 年/12 分40 秒/立体(パペット)/字幕

監督:ピョートル・サペギン

かつてノルウェーは、北欧の妖精・トロールにとって安心安全な地だった。
都市化した今、橋の下に住むトロールは人間社会に馴染もうと決意するが、事情を知らない山羊に追いつめられる・・・。
ロシア出身ながら、今ではノルウェーのアニメーションを代表するサペギン。本作ではユーモアを交え、近代化・都市化が進む地球上の生物の共存を問いかける。今年のオタワ国際アニメーション・フェスティバルで特別賞に輝いた。

視線を逸らして
原題:M'échapper de son regard
フランス/2010 年/03 分10 秒/ドローイング、Flash/字幕

監督:チェン・チェン

市場に鶏を買いに来た恐妻家ワン。1 羽の鶏と目が合う。その視線に罪の意識を感じる。妻は鶏を買いに行けと命じるのだった・・・。
チェンは中国でアニメーションを学び、デザイナー/アニメーターとして活動した後、単身フランスへ渡る。定評あるアニメーション高等教育機関ラ・プードリエールで学び、ヨーロッパでもアニメーション作家として頭角を現す。

サムシングレフト・サムシングテイクン
原題:Something Left, Something Taken
米国/2010 年/10 分13 秒/立体(ハイブリッド)/字幕

監督:桑畑かほる、マックス・ポーター

まっくんとルウは、休暇先のサンフランシスコで、逃亡中の連続殺人鬼“ゾディアック・キラー”と思われる男に遭遇。妄想に取りつかれた二人のホラー/ファンタジーのコメディショート。
ルウこと、桑畑かほるはポーターとデザイナー/アニメーターとして活躍したNY で本作を制作。現在は支援が整う欧州へ移り、新作に取りかかっている。

テレグラフィックス
原題:Telegraphics
フランス/2010 年/6 分45 秒/3DCG、実写/字幕

監督:アントワーヌ・デゥラシャルレ、レナ・シュネデル、
     レオポルド・パラン、トマ・ティボー

光の性質を利用して、分解した物体を空間移動させるテレグラフィックスに取り組む20 世紀の科学者たち。実は偽のTV 番組、そして好きな番組を見たいこどもの願い・・・。
フランスのディジタルクリエイター養成校のパイオニア、シュッパンフォコン(SupInfoCom)の学生4 人の卒業制作となった、実写とCG 合成のSF コメディショート。

ライオンになりたかった少年
原題:The Boy Who Wanted To Be A Lion
英国/2010 年/8 分40 秒/ドローイング、2D・3DCG/字幕

監督:アロイズ・ディリャオ

耳が不自由な少年は孤独だった。動物園の猛々しいライオンに心奪われ、着ぐるみを作りライオンになろうとする・・・。すてきなインテリアがミッドセンチュリー感を出している。
ペルーで生まれ、ブラジルでアニメーションスタジオ運営後、英国の国立映画テレビ学校で学んだディリャオの卒業制作。
カンヌ映画祭批評家週間オフィシャルセレクション、シュトゥットガルト国際アニメーション・フェスティバル最優秀卒業制
作賞受賞。
 

早いの、遅いの
原題:Tôt ou tard
スイス/2008 年/5 分/カットアウト、2DCG

監督:ヤドヴィガ・コバルスカ

地下の機械仕掛けのお陰で、1 本の木にリスとコウモリは昼と夜に分かれて共生する。機械の小さなアクシデントによって地上の均衡が狂い出す。リスとコウモリの運命は・・・。
スイス・ベルンで生まれ育った、ポーランド系のコバルスカはスイスを拠点にアニメーション創作を行う、新進作家。
本作で09 年スイス映画賞最優秀アニメーション映画賞受賞。

キャプテン・オウサム
原題:Captain Awesome
デンマーク/2011 年/8 分10 秒/2DCG/字幕

監督:エーカン・ボシュドゥーギャン、
    ミークル・アーベンフーウシュ・セーレンセン

アメコミから飛び出したような、キャプテン・オウサム。困っている人を見たら放っておけない、我らがヒーロー。
今日も銀行強盗を捕まえたのだが、昼食のホットドックが無敵のヒーローを窮地に追い込む・・・。
明るく笑える、デンマークのアニメーション・ワークショップの学生作品。



 

プログラムC    CGアニカップ日本代表作品集9作品(60分)
世界のCGアニメクリエイターがチームを組み、世界No.1の座を目指す国別対抗の団体戦「CGアニカップ」の、日本代表作品の選抜作品集。「セカイ系セカイ論」を含む9作品。



「スターマイン」

KAN


「おにしめおたべ」
今林由佳


「Tube」
奇志戒聖


  「百鬼」
大森清一郎


 「セカイ系セカイ論」
山本蒼美


「memory」
山元隼一


  「ひとりだけの部屋」
野山映


「the TV show」
椙本晃佑

 
「セピア色のとけい」
きのしたがく

「CGアニカップ」(http://CGanime.jp/cup/)とは---
 世界のCGアニメクリエイターが5人のチームを組んで、世界No.1の座を目指す、国別対抗の団体戦。

12/4(日)14:50の回上映後、CGアニカップのプロデューサであり、CGアニメコンテストを日本で最初に開催する等、個人CGアニメの振興活動を行っているDoGA代表 鎌田優氏(http://doga.jp/)のトークショーを予定しております。

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