知多四国開創200年


2008.11.15付 中日新聞夕刊

版画にみる四国霊場

★版画提供:竹内重男氏(半田市前崎西)

 

中日新聞連載
半島一周 お遍路日記
記者が行く知多四国88カ所


知多半島ご利益散策

ご利益いっぱい 知多半島の神社・仏閣

 知多半島風物詩のひとつ、お遍路さん。全道程を巡ると悟りが開け、身病心疾平癒のご利益があると信じられています。すべてを回るのは無理でも、いくつかの霊場を訪ねて、知多四国八十八ケ所巡りの雰囲気を楽しんでみませんか。
 おすすめの霊場のほかに、ご利益自慢の神社・仏閣を紹介します。


知多四国2番札所 極楽寺 ごくらくじ

ご利益/極楽往生

お堂の中には千本以上のかわいい弘法様がいっぱい!

由 来
「来仰観音(らいごうかんのん)」は、平成5年の秋彼岸に開眼供養した、往生の時に迎えに来てくださる観音様です。極楽往生を希求される方は納骨をお勧めします。春と秋のの彼岸供養を行います。
※みどころ
「千体観音」は、かわいい弘法様です。それぞれの人が持つ数限りない願いをかなえましょうと堂内には千体以上の豆弘法様がお待ちしております。皆純真でけがれのない2歳弘法様です。
※主な行事
お砂踏み。本四国にお参りしたのと同じご利益を受けられます。
※案 内
大府市北崎町 JR大府駅より北へ3キロ、バス北尾より南西へ0.2キロ


知多四国88番札所 円通寺 えんつうじ

ご利益/腰から下の病に

知多四国最終(しも)札所=しも弘法

由 来
知多四国88ケ所巡りは、ここ88番の円通寺でおしまいです。一番しもにあたるため、腰から下の病を除ける「しも弘法」として多くの人が訪れます。本尊は「馬頭観世音菩薩」と「子安准抵観世音菩薩」で、心や体を悩ます全ての欲望を断じる功徳があります。
お 札
うすさま明王札
※主な行事
うすさま明王大祭日
案 内
大府市共和町 JR大高駅より南へ3キロ、JR共和駅より西北へ2キロ


知多四国70番札所 地蔵寺 じぞうじ

ご利益/開運延命願かけ

何千ものお地蔵様がとてもきれい!

みどころ
本堂裏の水子万体地蔵尊をぜひご覧ください。赤い前掛けをつけたお地蔵様がずらりと並び、その壮大さに思わず足が止まります。
※由 緒
享保5年(1705)、ある盲目の女性への夢のお告げによって、井戸から地蔵菩薩が上げられました。そして、その女性の盲目は治ったそうです。延命願かけ地蔵尊は今でも多くの人々の尊崇を集め、毎日香煙が絶えません。
※主な行事
大草地蔵まつり
案 内
知多市大草 名鉄大野町駅より北東へ0.8キロ


知多四国68番札所札所 宝蔵寺 ほうぞうじ

ご利益/火防、雷除け

地震・雷・火事から守ってくれるおやじ(大師)がいます

※みどころ
大師堂におまつりしている火防(ひぶせ)大師は、弘法大師が熱田の宮で千日の護摩行を行われた縁によるものです。火防大師をおまつりする人は末代まで火難をのがれると信仰され、ご利益を受けられる方も多くみえます。東海大震災が心配される今、地震による火事から逃れるためにも宝蔵寺をお参りください。
※お 札
火防札、雷除札
※案 内
常滑市大野町 名鉄大野駅より北へ0.2キロ


知多四国63番札所 大善院 だいぜんいん

ご利益/家内安全、開運招福

観音様と大いぶきに見守られて

※由来・由緒
文明元年(1469)、常滑城主・水野監物忠綱公が、領内安全の大悲願により六防を再興された。補陀落山(ふだらくさん)と総称されています。
※本 尊
十一面観世音菩薩
※文化財・寺宝
木造十一面観音立像、双狐棒玉像は市指定文化財。樹齢500年以上のご霊木大いぶきは市指定天然記念物。
※案 内
常滑市奥条 名鉄常滑駅より東へ2キロ、東口バス停より北へすぐ。


知多四国21番札所 常楽寺 じょうらくじ

ご利益/その他

知多半島念仏発祥の地

※由来・由緒
文明16年、空観栄覚上人は応仁の乱の乱戦没者供養のため、仏性寺というお寺を改修し、その名も常楽寺と改めたのが始まりです。
※本 尊
阿弥陀如来、国の重要文化財指定。蓮華座に立った木彫の阿弥陀様です。
※寺 宝
第8世住職・典空上人は徳川家康といとこ同士でした。家康は桶狭間の合戦時をはじめ3回に亘って来山し、その時拝領した鶴亀茶碗や鞍などの寺宝が伝えられています。家康自らが手植えした松は、近年惜しくも枯れてしまいました。
※案 内
半田市東郷町 名鉄成岩駅より西へ0.3キロ


知多四国24番札所 徳正寺 とくしょうじ

ご利益/子授け、安産

初夏は、牡丹の花がみごろです

※みどころ
「子安地蔵尊」は行基菩薩の作といわれる地蔵尊で、別堂に安置されています。子授け、安産を約束し、特に男の子を授けてくださるご利益があります。
由来・由緒
源義朝を暗殺した逆臣・長田忠致の末裔である徳正道慶居士が、祖先の罪の償いと義朝の供養のため当地に庵を結び地蔵尊を祀ったのが始まりです。その後珠雲主座が堂宇を建立、居士の号をとって地蔵堂から徳正寺と改名し、現在に至っております。
案 内
知多郡武豊町 JR武豊駅より南へ1キロ


知多四国50・51番札所 野間大坊(大御堂) のまだいぼう(おおみどうじ)

ご利益/開運

源義朝朝最期の地

由来・由緒
平治の乱に敗れて野間に逃れた源義朝は、湯殿で襲われ、「我に太刀一本なりあらば・・・」と叫びながら最期を遂げました。その無念を慰める莫大な数の太刀が、訪れる人々によって義朝公廟に奉納されています。
みどころ
源義朝公廟所、義朝の首を洗った「血の池」、義朝公最期の図による絵解き、縁結び石、どこからでもお守りしていただける長寿、美容の神「孔雀明王」、流れ灌頂。
※名 物
住職の占いや、人生相談、説法を拝聴に訪れる人も大変多くみられます。
※案 内
知多郡美浜町野間 名鉄野間駅より西へ1キロ


知多四国40番札所 影向寺 ようごうじ

ご利益/安産

生れ年による十二支守本尊

※みどころ
当寺は、生れ年のの守護仏・十二支守(えとまもりほんぞん)をお祀りする、県下で唯一の霊場です。子安観音様の台座下にその祠があります。
※名物・おみやげ
ようごう茶・・・・10種類の薬草入り健康茶です。十二支守本尊入腕輪念珠・・・・近年若者の間で人気の、手首にはめるお数珠のお守りです。
※文化財・寺宝
本堂正面向拝にある親子竜・獅子・獏の彫刻は、立川流の名工・立木音四郎種清の作です。
※案 内
知多郡南知多町豊浜 名鉄内海駅より師崎行きバスにて中須下車、北へ0.3キロ


知多四国35番札所 成願寺 じょうがんじ

ご利益/災難よけ

災難よけのお札・お守りで備えあれ

※おみやげ
災難よけのお札、お守り。弘仁5年知多に上陸された弘法大師は、当地に流行していた悪病に苦しむ村人を見て、悪病よけ・厄除けの法を修行されました。成願寺の「厄除修行大師像」は、この時救われた村人によってまつられたものです。
※文化財
円空作のにっこりとした笑顔の美しい「龍神観音像」(92cm)が安置されています。
※案 内
知多郡南知多町片名 名鉄河和駅より知多バス師崎線にて片名へ、片名より西へ0.5キロ


知多四国番外札所 お亀さん浄土寺 じょうどじ

ご利益/延命長寿

海から上がったお亀さん

※由 緒
境内にある大きな大きなお亀さんは、明治42年に海岸に泳ぎついた霊亀の実物大です。お堂には亀に乗った龍亀大菩薩がまつられ、延命長寿で霊験あらたかな知多四国のお亀さんとして親しまれています。
※本 尊
薬師如来(小佐薬師)。本尊脇には、子供の手を取っている御手引大師があり、子供の開運出世・商売繁盛などにご利益があります。
※お守り

お亀さんの御石、お守り。お亀さん、お亀さんと念じながら患部をなでるとご利益がいただけ、特にお守りは交通安全に霊験あらたかだそうです。
※案 内
知多郡南知多町豊浜 名鉄河和駅より知多バス豊浜で乗り換え小佐へ、小佐よりすぐ。


知多四国38番札所 正法禅寺 しょうぼうぜんじ

ご利益/身代わり大師

あらゆる災厄から人々を守るお大師様

※由来・由緒
当寺は貞治元年(1362)3月、説宗讃大和和尚様によって開創された禅寺で、静岡県袋井市にある可睡斎(火防守護の総本山)の直末にあたります。開山の鳳山仙麟等膳大和尚様は可睡斎の11世です。
※名 物
身代わり大師のお札・お守りがあります。
※文化財・寺宝
雲版(文化)・・・・寛永16年(1639)に鋳造。龍門の梵鐘・・・正保2年(1645)に、金・銀・銅・鉄で鋳造。
※案 内知多郡南知多町篠島 名鉄観光船で篠島まで。河和港から25ふん、師崎港から10分、観光船発着所から南西へ400メートル


知多四国直伝弘法15番札所 宇宙山乾坤院 けんこんいん

ご利益/交通安全・商売繁盛・安産子安等

尾張水野氏ゆかりのお寺

※由来・由緒
曹洞宗の知多三河にかけての中本山としてだけでなく、徳川家康の母・於大の方ゆかりの寺として知られている。尾張水野氏の菩提寺としても有名です。県指定文化財など、たくさんの寺宝を所有しています。
※主な行事
涅槃会・・・・毎年3月第2日曜日
※霊 験
知多の民話「きつねの嫁入り」で有名な「宇宙山稲荷大明神」の交通安全祈祷をはじめ、各種祈願を行っています。
※案 内
知多郡東浦町緒川 JR緒川駅より徒歩15分


知多四国71番札所 大智院 だいちいん

尾張33観音10番札所/東海36不動尊22番札所

ご利益/眼病平癒・視力増強・試験合格など

サングラスをかけた弘法様がいる!

※みどころ
世界で唯一、めがねをかけた弘法様。安政年間に大智院で祈願して治った盲目者の代わりに大師の左目が傷つきました。以来その盲目者が残しためがねをかけられています。
※主な行事
めがね弘法大祭(眼病平癒・健眼長寿の祈祷、千件粥、めがね供養など)・・・・10月第2日曜日
※名物・おみやげ
眼病予防の点眼薬、眼精疲労緩和の内服液、めがね弘法茶、尊馬油(ソンバーユ)など。
※案 内
知多郡東浦町緒川 JR緒川駅より徒歩15分


海照山薬師寺 やくしじ

ご利益/無病息災・眼病平癒

信じて願えば何でもなおる

※みどころ
薬師如来(本尊)・日光菩薩・月光菩薩の薬師三尊を始め、薬師如来眷属である十二神将、毘沙門天などをお祀りしてあります。
※由 来
弘安2年(1279)、樽水(現常滑市)の猟師、片岡仁左衛門が衣浦湾で漁をしているとき、薬師如来がかかりました。そのお薬師様を安置したのが始まりです。
※案 内
半田市榎下町 名鉄住吉駅より東南へ0.6キロ


花の寺心月斎 しんげつさい

ご利益/家内安全.商売繁盛・交通安全(身代わり大師・厄除)

四季折々の花が楽しめる

※みどころ
200本の椿・梅、1000本の桜をはじめ四季折々の花木が山内に植えられ、老若男女の憩いの場となっています。
※由 来
天文15年(1546)、開基水野藤次郎忠分の請いにより本尊釈迦如来を招来し、大良喜歓大和尚を開山として七堂伽藍ょ創建、現在に至ります。
※主な行事
涅槃会・・・・2月15日 花祭り・・・・4月8日 地蔵盆・・・・8月24日 加持祈祷(観音堂)・・・・毎月18日
※案 内
知多郡美浜町布土 名鉄布土駅より西へ0.9キロ


知多四国52番札所 密蔵院 みつぞういん

野間開運七カ寺2番札所

ご利益/盗難除け 全てのかじを取るかじとり観音

盗難除けのお守りがありがたい

※霊 験
昭和19年に小笠原で遭難した輸送船の船長(野間出身)以下乗員一同が、観音様のお導きで伊勢湾から野間海岸にたどり着きました。
※由 緒
白河天皇の勅願所「大御堂寺」の一山で、源頼朝が父義朝のため再建しました。裏山には源義朝を討った長田忠致の「磔(はりつけ)の松」があります。また、不動明王立像・薬師如来座像はともに鎌倉時代の作です。
※主な行事
かじとり観音祭・・・・8月18日、露店も出ます。
※案 内
知多郡美浜町野間 名鉄野間駅より西南へ0.5キロ


喬正院 きょうせいいん

ご利益/商売繁盛・学業成就

大黒様がい〜っぱい

※みどころ
堂内の収蔵庫をぐるりとご覧ください。所蔵する仏像は大黒天を中心になんと約600体!一口に大黒天といってもいろいろな種類形、大きさがあります。お顔の表情や持っているもの、着ているものなど見比べてみてください。そのあとは境内の庭園で一休みというのはいかがですか?
※本 尊
地蔵菩薩
※霊 験
お地蔵様と大黒様のお陰による商売繁盛、学業成就の霊験はあらたかです。
※案 内
知多郡美浜町野間 名鉄野間駅より西へ1.2キロ


知多四国44番札所 大宝寺 だいほうじ

南知多三十三観音27番札所/南知多五色観音巡り1番札所/日本尼寺巡り31番札所

ご利益/硯水霊泉・もくれん観音・お撫で石

木蓮が美しい現代の「駆け込み寺」

※みどころ
春季3月10日から5月10日まで、当寺直営の「もくれん茶屋」を開設。3月下旬から咲き始める境内の木蓮・約100本の花が楽しめます。喫茶店「茶蓮路」も併設。
※名物・おみやげ
地酒「もくれん華」、中風除けの「般若湯」、住職・雲輪瑞法作詞「もくれんシリーズ」@もくれんさん Aもくれん酒 Bもくれんしぐれ のカラオケテープも販売しています。
※その他
企業研修の場として利用できる「もくれん茶屋研修道場」があります。
※案 内
知多郡南知多町内海 内海ICより徒歩15分、車で9分、タクシーで2分


南知多三十三観音18番札所 光明寺 こうみょうじ

ご利益/身体健全・病気平癒・諸願成就

境内のユニークな観音様、お地蔵様

※みどころ
とら薬師如来・・・・身体健全・病気平癒・諸願成就を願う別殿のご本尊です。 ごめんなさい地蔵・・・・子供が悪いことをしたときにあゆまるお地蔵様です。
※本 尊
阿弥陀如来
※文化財・寺宝
算額・・・県指定文化財、県内最古のもの。地蔵菩薩・・・町指定文化財。その他に絵馬・天井絵が有名です。
※案 内
知多郡南知多町豊浜 豊浜バス停東へ70メートル


南知多三十三観音15番札所 延命寺 えんめいじ

ご利益/長患いしない・下の世話にならない(準堤観音様)

多くの文人が好んで訪れた知多の小京都

※由来・由緒
明治から昭和にかけて、小栗風葉・広津和郎・河東碧梧桐・中村善策など有名な作家や画家が当寺を訪れました。風葉が1年間滞在した「風葉書院」は今も残っております。
※本 尊
延命地蔵尊・・・永禄元年創建。虚空蔵菩薩・・・千賀氏寄贈、十三詣り
※文化財・寺宝
洛中洛外図屏風・・・・県文化財、京都の祇園会を描いた六曲一双の見事な金屏風。延命地蔵尊・・・鬼頭道恭筆、英一蝶一幅。
寺額・墨跡・・・・月舟宗胡。 他綸旨、釈迦如来涅槃図、姫塚などがあります。
※案 内
知多郡南知多町師崎 南知多道路豊丘ICから8分


総鎮守 孝明皇大神宮 玉鉾神社 たまほこじんじゃ

ご利益/災難除け・心願成就

孝明天皇ゆかりの由緒正しい神社

※みどころ
孝明天皇御製の碑、小松彰仁親王殿下御手植松などがあります。
※由来・由緒
幕末、宮中力士隊長として錦の御旗を守り、玉座の守備にあたった旭形亀太郎が、孝明天皇の御遺勅により日本総鎮守として当神社を造営、鎮座しました。
※主な行事
夏越大祓(茅の輪くぐり)、人形大祓・・・・6月30日
※案 内
知多郡武豊町向陽 名鉄知多武豊駅より徒歩5分


守護所清応院 小桜稲荷大明神 こざくらいなりだいみょうじん

ご利益/良縁成就・無病息災・商売繁盛

塚の白石で体の悪いところを撫でると病気が治ります。治ったらお礼に倍の石を返します。

北向きのお社に秘められた小桜姫の想い

※主な行事
大祭・・・・4月8日
※名物・おみやげ
竜宮饅頭
※エピソード
帝の息女小桜姫は、恋人との仲を認めてもらえず駆け落ちしましたが、逃げ切れず恋人は布木城(現白山神社)で、姫はこの地でそれぞれ儚くなりました。今でも小雨の降る夜に、姫の魂が火の玉となって恋人の眠る白山神社へ飛んでいくそうです。
※案 内
知多郡武豊町富貴 名鉄富貴より南西へ0.2キロ


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