98年12月9日(水)
98年11月上旬、今流行というかコンピュータOSの約1/4のシェアを閉めているLINUXを自分のコンピュータに入れてみようと思い立った。
かといってコンピュータはタコ、自分のマシンがどういう構成になっているのかもよくわからない素人である。
書店で、まあLINUXは、Windowsみたいにどれでも同じだろうと安直な考えのもと、J SPEC著作の「Linux + Netscapeでインターネット(発行:株式会社毎日コミュニケーションズ)を買った。添付CD-ROMのLINUXは、Slackware-3.5だった。
さっそくinstallをはじめようと、本の書いてあるとおりにboot disk, root diskを作成し、ハードディスクのパーティションを行う。この辺のところは本にわかりやすく書いてあったので、難なく行うことができた。
自分としては、Windows95とLINUXの共存環境をつくってみたかったのである。
しかし、installしようと本の手順に従って、進めてもどうしてもうまく行かないところがある。「ソースメディアの設定」である。つまり、installしようとするSlackware-3.5が入っているCD-ROMを、LINUXのboot diskが認識してくれないのである。いくら本を読んでも原因がわからない。何度読んでもわからない。
どうしてもわからないので、私のコンピュータと、Slackware-3.5との相性が悪いのかもしれないと勝手に理解し、Slackware-3.5は早々にあきらめて、別のパッケージを試してみようと考えた。(ハードディスクにCD-ROMの内容を全部コピーしたハードディスクインストールも、実は試したけどだめだった。)
次に、書店で見つけたのが、「UNIXUSER12月号」に添付されていた、Debian GNU/Linux 2.0。本によるとGUIぽいインストラーで分かりやすそうだったので、これならできるかもしれないと安易に選び、早速インストールにチャレンジ。
パーティションについては、Slackware-3.5の時の経験があるので、一応難なく理解し、同じように作業を進めていった。しかし、同じ問題にぶつかった。インストールをしようとするソースメディア(CD-ROM)をやっぱり認識してくれないのである。
さあ、困った。しかしいまさらあきらめたくはない。
そこで、真剣に原因追求に取り掛かった。
そこで、あやしいところをいろいろチェックした。
・ CD-ROMの接続は、IDEか、SCSIか
・ 僕の内蔵CD-ROMは、SCSI接続。
・ SCSIコントローラは、AIC-6X60 ISA Single-Chip SCSI Controller
UNIXUSER 1月号記事内のSCSIコントローラ表の中には、AdaptecのAIC-6xxxはないので、結局のところ内蔵CD-ROMを認識させることはあきらめた。
実は、そうではないかと思っていたので、外付けHDD用に購入・接続したAHA1520BのSCSIにCD-ROMを接続すべく、新たにLogitecの外付けCD-ROMを購入した。(店にすぐ持って帰れる外付けCD-ROMがこれしかなかったので)
LogitecのCD-ROMは、TEACなので、一応LINUX対応で安心した。
さて、このCD-ROMを認識させるためには、結局のところ、AHA1520Bを認識させなくてはいけない。この認識のさせ方がわからず、インターネット検索エンジンのexciteでいろんなキーワードをいれて、調べてみると、どうもI/Oアドレス等のパラメータが必要なことがやっとわかった。
Aha152x=0x340,11,7,0,1
これでなんとかなりそうな気がしてきたが、冒頭のSlackware-3.5もだめ、Debian GNU/Linux 2.0もだめ。
いいかげんにいやになってきた。
それじゃ、サポートのある製品ということで、Turbo Linux 2.0を購入。しかし..、
こんどは、画面が写らない。原因がわからない。(結果的には1週間後、キーボードのPause Break ボタンを押せば良いことがわかったけど)
せっかくの日本語なのに、英語のeinstallをやって進めようとしたが、やっぱり、AHA1520Bを認識してくれない。
そこで、会社で、Linuxについて苦労していることを話題にすると、RedHatがいいよというアドバイスを得て、さっそくその日、書店に駆け込み、林雅人著作の「Red Hat Version4.0 LINUX入門キット(発行:株式会社秀和システム)」を購入。
その結果、
AHA1520Bのパラメータ、Aha152x=0x340,11,7,0,1を認識、みごと、installは成功。
画面も見やすく、GUI感覚で実にわかりやすい。
しかし、RedHatの本はどうも、上記の1冊しかないらしい。でも、まあ、installは成功、嬉しかった。
さあ、再起動を、boot diskからと、しかし......
boot diskからは、AHA1520Bを認識してくれないのである。パラメーターの入れ方もわからない。
もう、この辺になると、開き直りが働いて、パラメータの入れ方をわかる、Slackware-3.5のboot diskをRed Hatのboot disk の代わりに使ってみた。
mount root=/dev/sda2 aha152x=0x340,11,7,0,1
なぜか、成功。Red Hatを起動することができた。
しかたなく、この方法で、何日かLINUXを扱ってみることにした。
これは、きっとカーネルのバージョンの問題なのかな?と勝手に解釈し、カーネルの再構築をやってみたけど、結果的に再構築はできなかった。本の通りにやったけどだめだった。理由は、いまだにわからない。それにあんまり、マシンをいじって壊れてしまうと、Windows95でいろいろやっていることがまったくできなくなってしまうので、とりあえずこれ以上のことをやるのは、止めようとあきらめた。
そんな悶々とした日々を送っていた、今日、INTERNET magazine1月号を見つけた。
なにやら、Red Hatの最新バージョン、Red Hat 5.2がついているという。しかもカーネルは最新の2.0.36pre。
INTERNET magazineでも特集をやるようになったかと、感心しながら早速買った。
そして、Red Hatを再インストール。
なぜか、スムーズにインストールが進んでいく。
途中のSCSI CD-ROMのところで、AHA1520Bのパラメーターを入れなくてはいけないところは同じだけど最後までそのままいってしまった。
LILOの設定のところで、LILOのインストール先を聞かないままにインストールが終わってしまったのである。いや、一度起動ディスクの作成を聞いてきたので、作成したが、どうも、そのままMBR領域に書き込まれたらしい。
あせった。もしかすると、僕のパソコンは、LINUXから起動してしまうのか?
いやそんなことはない、LINUXを入れたのは外付けHDDのsda2だから、普通でいけばそんなことはないはず。
心配はちょっとあたった。
まず、外付けHDDのスイッチを入れずに、パソコンのスイッチをいれると、わけのわからない、文字がでて、LINUXもWindowsも立ち上がらない。
あせった。
結局のところ、外付けHDDのスイッチを入れてみると、
LILOが起動し、
LILO boot: で、Enterすると、Linuxが立ち上がる。
これは、これで嬉しいことである。いちいちAHA1520Bのパラメータを入力しなくてもLINUXが立ち上がるのだから。
しかし、Windowsが立ち上がらないと困る。あせった。
もう一度再起動して、
LILO boot: で、dos
を入力すると、よかった、Windws95が立ち上がってくれた。
Red Hat5.2はどうも、入っているOSを認識して、設定してくれたようである。
何はともあれ、ここ1ヶ月の苦労が、今日ようやく実った。
さて、次は.........