静脈と住まいの躯体と東京解体 Since.1999/01/05 〜

躯体に見る住まい

■木組の家

HP独断と偏見の現場更新しました。 二軒目の「木組みの家」では東京都文京区の建築現場を見学して、 釘を使わない組み立て式の珍しい工法で要所は楔です。

施主さんの理解がないと実現しないでしょうが強固な住まいで、工場で切込み、製材して寸分違わぬ材木を現場で組立てるだけですが、丁度箱根細工の感覚といえば分かりやすいかと思います。 金具を使わず重要文化財の神社仏閣の工法を活かした建築は時間の過ぎるのを忘れて見学できます。機会があればぜひ見てほしいです。

土台を20数箇所ジャッキで30センチ程持ち上げておき、上部の躯体を組上げて大勢で徐々に 下げ布基礎に定着させるのです。

これで躯体は完了しますが、ここに至るまでの工場での工程作業が大変で、機械化と異なり一般には3ヶ月以内に建物が完成するのに、木組みでは切込みだけでこれだけの期間が必要だそうで、住宅メーカーには全く不向きの建物です。 大工の呼吸一つでスッポリ接合部分にはめ込まれるたびに棟梁も内心ほっとしていたのではないかと 思うくらいに傍でハラハラ、どきどきして見学させていただく。

<全体を移動して組込まれます>

もちろん川崎の木組工務店と同様、全て12センチの角材、柱と柱の間の胴ぶちはツーバイフォー 並みの厚みの資材、大黒柱は40センチ以上ありました。内装工事にも時間がかかると思いますが、この現場は躯体に力を入れることが施主の希望だそうで 完成まで見学をさせていただきました。おおざっぱに価格は坪90万位と説明をいただき、この価格ではメーカー価格なら150万円にはなるだろうし、手がける工務店もいないでしょう。

写真でもお判りのように 間伐材、無垢の柱、腰壁、収納庫とふんだんに材木を使っています。 ただ気になることもあります。それは内装でせっかく木目、無垢材が見えていたのに防火延焼予防のために塗りつぶしてしまったことで、防火地域の場合、規制にかなった外壁は逆に見て楽しむ住まいが消えてしまい勿体無いですね

写真説明は木組写真集T・Uでどうぞ


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■基礎工事

また触れますが掘削の時、地中に埋設された旧住宅の基礎がそのまま残されている ことが未だにあります。新規参入組みなのでしょうが、施主の解体依頼で相見積もりし て格段に安い場合はご注意ください。建築工事着工の時必ず追加請求されます。 基礎にはいろんな種類があります。コンクリートを流し込んで3日したら仮枠を取り外 す のは危険です。7日間くらいはそのままにしておきたいものです。

約1週間(7日)で設計強度の約半分になり、約4週間(28日)で、8割の強度に なりますから「水セメント比」が50%以下の、少し“固め練り”にするのが良いと言われています。 実際の現場では60%位が一般的です

雨水の溜まったところ

<雨水の溜まったところ>
重量ブロックですが過去には使用されてました。 石の基礎もあります。 阪神淡路大震災以降、ベタ基礎が流行しています。全面に10センチくらい の厚さの 生コンを流しその上に布基礎を設置する会社もあれば、正規に鉄筋を入れ生コンを 流し込みしている業者も居ます。ツーバイフォーの材料にピンキリがあるように基礎に も同様の ことが言えます。地盤の軟弱なところにはぜひとも推薦したい工法と思いま すが、全ての建物に 必要なのでしょうか。布基礎で十分に対応する基礎があるのにわ ざわざ費用を加算してまで建築 をしています。

<ベタ基礎なし>03,10

揺れる地盤

阪神大震災以前の基礎が一般的でしたから布基礎に換気口を設けていました。 最近はどこの住宅メーカーも鉄筋入りの全面土間コンを打ち、布基礎にしています、止めた 理由は換気口のところから亀裂が入るからと聞きました。
地盤やコンクリートの質にもよりますが無筋の基礎でも亀裂は入っていないし、一方鉄筋が入っていても亀裂のある建物もあります。

竣工後2、3ヶ月で亀裂の入っている現場も有りますからやはりこれは手抜きなのでしょうか。 このような敷地は鉄筋が入っていて亀裂の入っている基礎は鉄筋が繋がってなかったり、重 機が行き来する度に振動する地盤が多いので絶対に全面土間コンにしてほしいですね。

<玉石が基礎>
ところが基礎工事の時、現地に行き生コンを流し込む前に確認しないと見ることができません。 これまでは基礎の上に土台を直接乗せてありましたがパッキンになっています。

聞いてみました。

免震基礎ゴムというのは簡単に言えば材質は積層ゴムで中に金属の板を挟んでできたもので 地震力が基礎に伝わり建物全体を揺らす時にこの積層ゴムが地震のゆれを吸収し建物の揺れを押さ えるそうです。

アンカーボルトで基礎と土台が固定されていることに変わりはありませんがその間の 積層ゴムで土台より上の建物のゆれ方に違いがでるとのこと。

パッキン製造の営業の方が 耐用年数は25年と言っていたのが気になりましたが木造住宅の寿命が20年だからそれでよいのでしょう。


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■逆さになったベタ基礎

”コンクリートとH鋼"

<床がこの上に直に作られます>

床下に空間が無い
世の中変わるもので住宅の基礎も大変革、写真の床はコンクリートですSRC基礎工法といって床の下がベタ基礎で隙間無しのコンクリートになっています。

簡単に言いかえれば従来の布基礎・ベタ基礎を逆さにしたと説明すればご理解戴けるでしょう。 振動や湿気も無くなり温度差も各段に改良されていると説明をしていました。床下に空気が無い?ので湿気の心配が無、寒さの軽減、砂利層で沈下を防止大型家具ピアノは勿論飛んだり、跳ねたり、相撲も太鼓判メンテナンスもやり易くなりました。

価格は従来型とたいして変わらないと言ってました。 以上いい事だらけを書きましたが是非一度お見せしたい建物でした。

最近の建築では基礎の下に全面補強した土間コンクリートを敷き詰め布基礎が流行っています。地盤の強いところでも同様にしているのが腑に落ちないので設計事務所の方にお聞きしたら「その必要はない」と きっぱり否定され、疑問は解消。

とにかく工事費を増やすことが大切なのでしょう。盛土したところや埋立地、掘削して柔らかになった土地などは仕方ないけど施主が知らないからと無闇に全面土間は疑問です。 09,10

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■恐れ入谷の基礎工事

参りました、降参したけど更地にしました

考えたけど単細胞の自分にはわかりません
写真も掲載します
木造の基礎跡

<木造の基礎跡>

  •  木造住宅二階建、一部屋根裏(三階?)
  •  GL(地面)から布基礎(立ち上がり部分) 40センチ
  •  地中梁が60×60×60センチ
  •  その下に全面鉄筋入り土間
  •  もう一段全面鉄筋入り土間
  •  そして防水ビニールシート貼り付け

<無茶な基礎?この下にもう一枚土間と防水>
普通ならRC(鉄筋コンクリート)二階建の基礎並みですが今回は木造でした

建物部解体が終わり基礎の解体に取り掛かると生憎の雨、
台風の余波らしく、これでは地盤も膿んでくるのではと心配したけど重機が移動しても振動 一つなく、キャタビラが埋もれることもないしっかりした敷地でした。それなのに何故これほど 強固なきそにしたのだろう・・・

現地は道路拡幅でセットバックになるらしく築8年の短命で解体でした

いくら耐震構造といっても限度がある、立ち退き賠償を予測しての 建築だったのだろ うか、現状から判断すると建売住宅でした。

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■ツーバイフォーと輸入住宅

ツーバイフォー工法はベニアの家だ!

このように言われた時代があったのです
釘ばかり打って..木も割れるし..良くない
日本の気候に合っていない。

認定されていなかったので二階建ては、通し柱を使わないとダメだという事で隅に通 し柱を入れたそうです。

初期の解体工事では住宅展示場の立ち退きで体験しました 三井ホーム、岩谷ハウスなどが最初の2×4住宅建設企業でしたから構造もわからず二階部分 の屋根から解体を始めたら下地のベニヤが釘でビッシリ留められ二人掛かりでやっと一枚剥ぎ とるような能率でこれでは駄目だ」と重機での解体を試みたところ在来工法と違い二階部分が 外側に観音開きになりかけ、慌てたことがあった。最初から細かく切り刻む(いわゆるミンチ工法) 要領で取り組んでいたら何でもなかったのに・・・

釘で打ち固まったベニヤの住いと内心ショックの工法で驚いていたのが、今では我が国住宅 建築の主流派になってハウスメーカーのほとんどがツーバイフォー工法を取り入れています。 あの住友林業でさえもいまではツーバイフォー住宅の建築をしています。

ベニアも91センチ×182センチの尺モジュールのベニアばかりだったのが今では4フィート ×8フィート...122センチ×244センチの大きなベニアで床のベニアの厚さは、28ミリで持 ち上げるっと言うより引きずって移動するのがやっとの時代になったのです。 仕上げもドライウォールのペンキ仕上げです。

<ある輸入住宅>

■輸入住宅

「輸入建材を使った好みの家」とでも言うのでしょうか。 間取りから全てを輸入と言う事もできますが、やはり個々の生活環境や考え方の違いがあります。

輸入住宅の現在の主力はツーバイフォー工法で日本でも完全に吸収され、長年の実績も積み今ではトップの人気者になりました。

ハウスメーカーの展示場で見て、入ってみると外観は、アメリカン..南欧風でも家の中は、他の家と同じでも、施主にはそれぞれ要望があり活かされますから室内も南欧風とかアメリカン風もあり和室もあったり現実には和洋折衷があって当然なのですね。

一番の問題は、アメリカの家を見たこと無い知らない。 南欧の家も見た事無い>人が家作りをしている。住宅展示場へ行くと人気住宅があればすぐに右へならへの同じスタイルの家になってしまうのだという工務店の親父さんもいます。これでは単なる流行ですよね

それさえも知らないお客さんが沢山いると思いますが、逆にそれは、お客さんの要望なのでしたらそれに応えて差し上げるのが工務店の仕事だし、それでこそ<好みの家>がきるでしょう。 咀嚼・マスターして昭和30〜40年代に流行した洋館スタイルが形を変えて日本の住宅になりました。

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■現地組立て住宅は床と照返し

基礎工事が終わるとあっという間に住宅が完成するのがS・ハイムです。

躯体は工場で生産して現地に運び込み組み立てるだけですから早いです。 工事期間が短いので、建築期間中どこかに仮住まいされる方にはよいですね。
今、S.ハイムの解体をしています。丈夫に出来ています。施主に住み心地を聞きました。 「夏場は太陽の照返しが暑いこと、床がスプリング状態になりましたので建替える事にした」 そうです。

まさしくそのとおりで台所,便所の周囲の床は材料がコルク状の合板で出来た厚さが 1センチ5ミリの合板を使用してありました。 柔らかくなっていましたから,歩くと ふわふわした感 じになります。勿論,この周囲の土台は腐食が始まっていました。
屋上は,製品の上に新たに 屋根を増築するとよいです。いまどき冷房設備の無い住宅は ないですから気にしなければ何でもないことです。

二階で生活は光熱費もかさむでしょうね。何棟かまとまって建築された団地がありまし たが、 そこでは全住宅が屋根を増築してありました。
もしS.ハイムを建築される方が居らっしゃいましたら、ぜひ屋根を追加されることをお すすめします。 新製品にはこのような心配事はないようです。知人で建築された方は屋上に ソーラーパネルを 二分の一使い張り巡らせていました。一石二鳥とはこのことでしょうね。 基礎はしっかりしています。どんな地震が起きても躯体はしっかりしていると思います。 批判し ているのではありません。お施主さんへのアドバイスです。

最近のこの種類の建築を見学させていただき屋根にソーラーを設置して一石二鳥のハイムに なっていたことです住み心地も良いそうで、ご母堂さんは最初嫌っていたけどニッコリ 「お陰様で・・・」の評価でした。

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■外断熱工法

<解体した現場が外断熱の住宅に>

木造では外断熱はいまでは特殊な方法でもなく設計しているようです。 一昨年解体した現場でも集合住宅に建替え写真のような建物が完成していました。
「施主がグローバルな視野をもっていればこういった建築が増えてくれるかもしれないですね」 とは設計事務所 写真のお話でした。

外断熱の考え方は北欧などの極寒の地で暖房効率と外壁の保護のために開発された工法といいます。日本では北海道からRC造や木造の建物にこの工法が取り入れられてきたものが最近、本州にも広がってきらしいです。

RCの場合は、割高になるわりには戸建規模ではメリットが少ないし、屋上まわりや庇、窓廻りなどの施工が難しい事や打ち込み型の外断熱では施工不良が見えない事で漏水の原因になったりしているようです。

外断熱は多くの優れた点がありますが、デメリットもあります。 生活面・特にRC造の建物を外断熱にしますと、構造体がコンクリートですので、ここに熱が蓄熱され室温の変動が少なくなります。コンクリート特有の冷え込みが防げます。しかし、暖冷房を立ち上げるに際して建物の熱容量が大きいので時間が掛かる問題点もあります。

メリット  

  • 断熱性能が信頼できる
  • 施工性がシンプル

デメリット 

  • 工事費が掛かる
  • 外壁が厚くなる
などです。

断熱材 グラスウールなどのマット系、スタイロフォームなどのボード状タイプなどがありますが、ボード状が施工しやすい面があります。 これからの、断熱工法や気密工法、換気工法はこれが良くて、こちらは良くない工法と言うのではなく、「住まい」での生活の仕方や空調の使い方等によって、選択することを頭にいれておきたいですね。

以上建築事務所からお聞きしたお話です。詳しくはリンク先をどうぞ

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■屋上にダンプ?

”u"

<大人気の瓦・処分は管理型で再生できない>

物騒なタイトルになりました

阪神大震災以来,屋根瓦に関心を持つようになりました。 現地を見て屋根瓦の崩落していたのが目に浮かびます。それが大阪まで屋根にブルーシートで簡易補修している家が目立ちました。瓦は重いのです。

屋根の面積10坪に二トンの石が乗っているのです。延べ40坪の二階建て住宅がありますと,四トンダンプが1台乗っかっているのと同じです。あなたは自宅で安心して休めますか。

建築基準法に基いた比較的新しい住宅ではどうなのでしょうか。ご安心下さい。それだけの重量に耐えうる構造になっているのですが、こころない手抜き工事のためか、大阪市内まで瓦の落ちた家が車窓から見えたことです。

大震災の現場ではただ二階建て住宅の場合、大半が一階部分がつぶれその上に二階が乗っかっていました。土台の傷みと、筋交いの有無が左右されます。布基礎の立ち上がりが低く、沈下していたのかもしれませんがこれでは土台が腐りやすい状態になります。

今流行りの「Uかわら」スレート瓦は工事がしやすいことで職人も採り入れていますが、建物の改築で使用しますから近いうちに解体されることが多いです。その後のメンテナンスさえ怠らなければ心配ないのですが耐久性では瓦に劣るようですね。
現在も屋根は付きものですから現場毎に大量に発生し処分していますが石膏ボードと同じで管理型処分になり、環境をうんぬん言う一方で製造、使用されているのですから消費者もどうしたら良いかわからなくなりますね。

風が吹いて屋根瓦が飛んではどうしようもありませんが,軽い屋根材のほうが木造住宅には適切かもしれません。布基礎は高くして湿気をできるだけ防ぎましょう。ことに湿気の多い敷地は鉄筋入りの高い補強した基礎、今はベタ基礎が主流になりましたが軟弱な土地なら奮発したいですね。

瓦葺の良さはなんといっても断熱効果と耐久力でしょう。

■片流れ

瓦をふんだんに使った屋根には圧倒される
その上、傾斜がきついと瓦降しにも足場が不安定で仮設養生をして屋根に登ります。 解体するにはまだ勿体無い住宅なのに購入者が間取りが気に入らないらしく取り壊しになった。

旧住人は未練があるのだろう、毎日工事を見にくるが惨めな姿に変わり果てた建物に名残を 惜しんでいます。昔と違い手壊しが増えたので一気に機械で壊すのと違い丁寧な解体に見えたのでしょうか、 感謝さえしていました。
「分別作業で止むを得ずこのような作業になるのですよ」と説明して納得された様子。

いつも思うけどこの瓦の分量は2トン車で4台になるからこの重量を何十年も持ちこたえてい る躯体に驚かされる。瓦を降ろして軽くなったかと思うが筋交い、火打ちを撤去したら途端にひ 弱な建物に変わり果てひねりをいれて倒壊してしまいます。

構造上寄棟でも切妻でも小さな物置でも変わりはありません。長い歴史が教えてくれた 人間の知恵なのでしょう

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■RC・コンクリートと再生

解体では建物がなくなり布基礎撤去の段階ですべて敷地外に搬出します。

費用の面からも非常に無駄な工程です。モルタル,瓦,レンガ,タイル,等これらを処分するのにトラックに積み込みをして再生処理場まで運搬するのですから混雑した都会の現場では時間もかかります。

また色つき瓦,レンガ,タイルは取り扱いしない再生処理場もあり,別の場所まで運搬しなければなりません。

これが現場できれいな土に変わるのです。

一般にガラといいますが破砕機を使用して砂質土と呼ばれる,山砂よりも締め固まりがよく, 水はけも良い敷地になります。 コンクリートは専門の再生工場がありますから其処に搬入して、敷地内ではレンガやモルタル、瓦などを土にします。基礎を撤去したあとは少し地盤が低くなりますから土を外部から持ちこまないで活用できるのです。大手の重機製造会社と研究を重ねて開発した機械です。

解体前の敷地の高さは基礎を撤去後には低くなりますし,湿気の強い場所には活用したいですね。ただ住宅街では騒音が心配です。

この再生砂を利用して野菜を試験栽培している方もいます。生育ではこの破砕材と焼却灰を混入した土壌のほうが若干悪かったのが,栄養分評価では2割も良かったと日本食品分析センターの記録に出ています。地盤の悪い地域にはぜひともお勧めしたいです。

戦後の焼け跡に建つ建物、海岸の埋立地に建築された住宅の取り壊しや地中に埋設した瓦礫等のうえに建築している建物の解体あとの地盤は柔らかくなります。これを破砕機にかけて地盤改良すれば見違える優れた良い敷地になります。

高層住宅の跡地は再度ビルになるから大半は搬出処理するのが普通です。

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■冬暖かく、夏涼しい

ふつう泥壁といわれている小舞を使用した真壁塗りの解体はシート囲いをしても埃が出るので近隣や通行人に迷惑をかけます。現在は重機で壊しながら散水をするので埃は出ません。

これが道路が狭かったり,商店街や住宅密集地ですと重機の使用ができないことがあります。
屋根瓦の下の土がある昔の家は壁も殆ど真壁塗りです。手壊ししかできないところでは職人はもちろんですが,近隣にも迷惑をかけることになります。

関東でも壊し方が違います。壁をバールでたたいて土を落とし竹小舞をはだかにする北関東,床にものを置きその上に壁を倒し竹小舞を分離させる南関東とありますがほこりを考えると南関東の方に分があるよようです。工事中に埃を少なくすばやく完了するよう努力していますが周囲には申し訳ないと思います。

ビルの内装解体の場合ブロワ-を使用して埃を外に噴出すこともできますが一戸建ての場合両隣も同じ住宅ですから噴出し口の方向に困ります。ただし手壊しの場合であって、大半が今は機械で解体しますから散水しながらの工事で迷惑はかからないのではないでしょうか。処分も楽で焼却炉に搬入しても心配のない廃材でこの隠れた部分にまで竹と藁と土で壁を造っていた古人の知恵には感謝し感服しています。

断熱効果があり、本当に冬暖かく、夏涼しい」言葉どおり高齢者は体験しているので新築に二の足踏む人が多いです。建物の構造にもよりますが天井は吹き抜けの下では焚き火、炉端の生活ですからいまどき出来ないのも当然で、単に懐かしむだけですね

材料は無限に短期間に成長する竹と縄でした。コンバインの活躍で藁も少なくなり縄にも苦労する時代です。

解体工事完了後に泥壁の土が残っていると建築工事のとき、この土が濡れるとどろどろの粘土 になり作業がしにくくなる為全て撤去してもらうようにしましょう。

この言葉も古い懐かしい慣用句になってしまいました(;一_一)


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■見えない部分が見えた

これは多分お住まいになっていても判らないでしょう。

壁内部の換気口から覗いても駄目です。まして現在は布基礎と土台の隙間が狭くて中が見え ないようになっています。

一番肝心な筋違い,火打ちはそれぞれ柱や土台に取り付け在来工法ではもっとも重要な部分に なります。判りやすく言えば地震のと きゆれを防ぐ役目をしています。

ほぞ(切込み)のないうえに釘で止めてあるだけで隙間ができている家がありました。 これがなかったら捻じ曲げたように壊れるか横倒しになります。 建築中に毎日チェックするのも 大変ですが,どこを確認して良いのやら素人にはわかるはづがありません。

このシリーズでは少しづつ触れていますがそれでも何十ヶ所あるか判りません。解体のとき それほど注意していませんがふと気がつき記憶しているだけです。住宅メーカーや 工務店の選択いかんですし,これら元請の下で働く下請けがどんな業者か,孫請けがどんな業者か, 疑い出したらキリがありません。基礎工事で敷地の強度検査,今はべた基礎といって建物にあた る部分にすべてコンクリートを流し込み,そのうえに布基礎を打ちます。
もちろんどちらにも鉄筋が入っています。 アンカーボルトの締め付けは?どうか、現場で気がついて職人に直接言っても素通りです。

基礎工事で敷地の強度調査、今は地盤の強弱に関係なくベタ基礎といって建物にかかる部分にす べてコンクリートを流し込みそのうえに布基礎を打ちます。もちろんどちらにも鉄筋が入りま す。ただし切れ目のないように 鉄筋をつないであるかどうか配筋が離れている建物もありました。

ひび割れの原因になります。建築中にひびがはいってくるのは問題外です。

基礎と土台のアンカーボルトの穴の位置が違い再度現場で別の穴を空けたり、土台を継ぎ 足したりしてあったり布基礎と土台の隙間など。写真も必要です。
やはりご自身で 図面を見ながらスケール,カメラで出かけるのを日課にしましょう。

壁面タイルは何年かすると剥離する可能性がありますので今は修復、改築工事が各地で行わ れています。

土台の材料は何か?,柱の規格は?、檜・松・栂にもピンからキリまであり何処にでも使えば良い 家か? 違います。 材木にも強度があり地面に近い部分いわゆる太いところと先の部分いわゆる細くなるところを 製材すると素人には上下の区別がつきません。合板材は別の機会にします。

土台が乾燥して縮小しますからナットが緩むのでこれを自動的に締めていくといわれるボルト がありましたが緩んでいて効果の程はなんともいえないです。 床下の根太、きわ根太、柱の古材使用それも二階部分なら許せるとしても一階には勘 弁して欲しい。 柱の短い部分を別の資材で継ぎ足したものはよく見かけられ解体の時には柱は浮いています

写真も必要です。見積書のチェックを設計士は事前に調べますし,工事中も厳しい監視を してくれる方がいいですね。


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■免震構造と耐用年数

左右に大揺れしても大丈夫なように幅50センチくらい土地に触れないように空間を つくり建築され、筑波研究所への逐一報告が届くようになっていたのも使用されて30年くらい になるか。積層ゴムの耐用年数が60年といわれていますがまだその年数がきていません

一般住宅に使用しているパッキンは20年と製造会社の営業マンのお話でしたから ゴムと聞くとどうしても伸び縮みと磨耗が直ぐに目に浮かぶのは貧乏性なのでしょう

免震構造は現在、奈良の大仏などのような文化財に利用されているそうで何百年も維持できると どなたか証明したのだろうか、役所の建物に使用していることには実験材料ですから なにも言いたくないけど・・・

文化財は古くからの工法で現在まで保存されているのですから安全と思っていたけど 科学者は我慢できないのでしょうね、これかは環境温度の上昇が心配される中、熱に弱い?ゴムは 大丈夫ですよね

移築でビルをジャッキアップで持ち上げるので積層ゴムの交換も出来ることが条件に許可 されていますから心配はしていません。

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■木造船の寿命

港に近い入り江で見かけた廃船 以前川底の清掃をしてきれいになったがすぐに持ち込まれ今にも沈没しそうな 状態で十年経つかなァ、浮遊している。・・・当然船体プレートなど取り外し所有者、 造船企業名などないだろう。

この大きさなら横浜港周辺の釣り船?貨物船?遠くまでせめて東京湾、房総半島、 三浦半島・・・もしかして伊豆半島、伊豆七島へ旅をしてきたかもね
船食虫は昔の話、木造船は住宅と同じで材質の良し悪しで寿命を決めるという。 保管方法、手入れとこれも住宅ですね。20年を寿命として手入れがよければ 寿命も延びるわけだ。シロアリにやられたのかなァ

廃船07,8

一般に木造船は10年から15年といわれ活動期間もFRP船で20年だそうで、 より短命なだけに港でみかけるのも少なくなった。
貯木場にもまだ数隻は停泊しているけど、もう航海はできないかも・・・ 高齢になればよたよた歩き、周囲への配慮にも動作が 鈍るからますますエンジンまで老朽化を早めることになる。

船外機を装着していただろう。人命救助もあったかなァ 日本海沿岸ではないから北朝鮮の工作船ではないだろう、屋形船でもなさそうだし レジャーボート、タグボート、ここらでは釣り船が一番近いかもしれない

ここから完全に川底まで沈没するのにあと何年かかるのだろう。
すでに姿を消してしまった船もあり、彼も間もなく後を追うのか

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■建物は壊してみないと判らない

ビルの一階部分を通路にして裏に駐車場設置の依頼を受けた 内装解体で床を撤去したらピットのような地下が現れ、GL1300の空間があり工事待った が掛かる。

床下がピット、換気口だったり

毎回お話していることですが、壊してみないと判らないのが建物の内部・裏側です。 今度も同様の結果で結論待ちで現場の仕事は中断になりました。砕石で埋設するか、補強し てコンクリートで通路を作るかで施主、建設業者は図面だけを参考に設計をし、われわれ解 体業者は見積をしています。

「壊してみないと判らないですね」とはお施主さんの言葉でした地下障害物は別途工事として 備考欄に但し書きを挿入するのが常です
この場合、通路にして裏庭を駐車場ということで経費をより安く仕上げることが逆に高い工事 になりそうだ。

埋め戻しの砕石もダンプでサット降ろすことができない天井の高さですから手で降ろすので手 間も掛かります。平面図だけでは詳細にわたる見積にはならないこと、追加費用も限られ施主 さんにとっては辛い立場のケースです。


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■軽量鉄骨プレハブ

アパートの解体中に撮ったものです。 布基礎の隣に束がありその上に柱があり切込みをいれて鉄骨の大引きが張られています。 湿気を嫌って木の柱を使ったのか、それともこれがこのプレハブメーカーの仕様書なので しょうか。

<隣との境界壁>
地面から15センチのところに鉄骨の大引きで柱は地面から10センチ足らずの位置から立 ち上げていました。表の見える場所は布基礎で囲まれていますから隠れたところは見えない ですね アパートの写真でしたから多分一般住宅には使われてないと思いますが壁はご覧の通り7セ ンチ幅の厚さ4センチ足らずの木枠で壁の両側はボードで防音断熱材材?はグラスウールだ けのものです。
<拡大します>
解体中に気がついたのでこの部分(二階の境界壁)だけ内装解体を後回しで残して写真にしま した。 <土台が腐食・鉄骨プレハブ> ある施主から自宅の解体に当たり,鉄骨の生かし取り(再使用, 移築のこと)の依頼を受けました。 軽量鉄骨組プレハブ住宅でした。木造住宅に比べ比較的容 易に生かし取りができます。こちらの施主の物件は建築後15年近く経っていましたので、 土台部分が腐食していました。玄関,台所,風呂場等水廻りの土台,柱の下部が使い物にな りません。もちろんすべてではありません。柱も下部から30センチ以上と梁,二階以上は 新品と変わらないくらい再使用できるものでした。
<100年近く経つのに>
良く施主に言いますが,「できれば職人さんが基礎工事を終わり,躯体組み立て工事に着手し たとき、自分でもう一度腐食防腐剤を塗るくらいの気遣いが必要ではないか」と。 木造住宅も同じです。土台を含め最低50センチくらい上部まで防腐剤を塗ってほしいです。 私は防腐剤といっていますが違う名称,薬剤があるかもしれません。一寸したことで耐用年 数が変わるし完成後に手を加えることのできない場所ですから後悔しないためもぜひ注意し ましょう。 いまでもこのような軽量鉄骨を使用しているとは思いたくないけど,同タイプの建物を 解体しています。結果は同じです。基礎は強固な構造でしたが木造の在来に比べて耐用年数 はどうなのかまったく自信がありません。

土台から柱まで
改築の時交換して欲しい

改築の時交換して欲しいのは土台ですね、それと床下の換気は必要です。 風が吹きぬけるくらいの穴が欲しいです。

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■ALCは内部からの力に弱い

ALCやへーベル板使用の住宅の解体工事で気付いたことです。

お住まいになっている方に聞きますとあまり建物のことに触れないのですがどうしてでしょうか。 私たちは依頼を受けましたら解体をするだけです。不思議に内装が雨漏りのように滲みが出てい るのが共通です。解体をはじめます。木部で造作をした部分は場所によって腐っています。 工事では分別して処分地にはこびますから内装は別に解体するのです。

次に躯体の解体にかかります。木部の腐っていた部分の躯体付近は、ALCの内部に補強材と して入っているメッシュにすでに腐食が始まっていました。これも共通で脆くなっています。

基礎工事は、これでもかというくらいの鉄筋とコンクリートを使用しています。内部からの力に 弱い事、室内でガス爆発が以前にありました。このとき壁が外に吹き飛びました。また最近の 出来事ですが車が壁にあたり壁と一緒に外に飛び出しています。工事過程でも鉄骨組立てが終わり、 外から貼り付けるだけなので内側からの力に弱い事が判ります。

解体で一番悩まされるのがこの廃材で処分費がゴミ扱いになり高い費用がかかります。 再利用できるといいですね。防湿に優れているのですが内部からの湿気は逆に放出できないから 内部がだめになるのでしょうか。壁の間に入っている断熱材は黴が発生していました。 それから横からの衝撃に脆いから物をぶっつけないことです。表面に塗りつけられたモルタル、 塗料は剥離しているのを見かけます。それと内装で直にボードを貼りつけてある場合も欠けやすい のでそのまま使用してありました。表面処理のごまかしの無いメーカーを選びたいけどこればかりは 職人さんの仕事ですから本人以外は知りません。

防音に優れ、断熱効果も抜群、結露の解決さえ注意していればすてきな生活ができるでしょう。

解体工事の費用は住宅では最も高い部類にはいり処分費に泣かされることでしょう。 坪単価で40,000円以上になりますから一般木造住宅の3万円台に比べると高価な建築物といえます。


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■展示場の裏表

みなさんも住宅展示場には何度か足を運ばれたかと思います。

一時期は展示場が次々に建設されましたが最近は空き地や閉鎖、建築の為の閉鎖もありますが 人気があります。お客さんの来場が目的ですから催し物や品質向上の競争です。

展示場ではまず外観に惹かれ,形や色彩に惹かれることでしょう。本当はおかしいのですが 建物にも流行がありAメーカーの商品がどこにあるのか, その商品の売れ行きがよいとうわ さが流れると一斉に展示中の住宅を取り壊し同じような住宅に早変わりします。

新しい住宅展示場ができると大半が区別のつきにくい色彩になります。まして素人の方では 構造の裏まで知ることはできません。そこで影でささやかれるのが裏の構造なのです。 内装,外観は見たままのものでも,その本質は解体しないと判らないということになります。

モデルルームなのだから床や壁,天井の一部を覗けるような心遣いも必要ではないでしょうか。 御客様はモデルルームと知って見学に来てくれるのだからその一部分を未完成にして良いの ではないでしょうか。壁の内側を見せたくないあまり、営業の方が口答で説明をしてくれる でしょう。なんとなく気になりませんか。

逆に開口部を増やして床や梁を見せている住宅には不思議に工務店の親切さや自信が感じら れるのは私だけでしょうか。確かに見せたくないのは判りますが,いつまでもお客様の疑惑 がつきまとうでしょうね。床を1坪開き,壁に大きな穴をあけましょう。最近は基礎にパッキン を挿入して換気口をなくする事が流行になっています。良し悪しはわかりませんが・・・ 床下浸水など滅多にないことですから。そして天井にも大きな穴を開けて・・・。

後日談ですが柱や梁を表面に出して欲しかった住宅が、防災のためにすべて塗りつぶしに なったり、住宅内部がすべて換気装置になっている構造がありました。自然換気で開口部 を作ると役目を果たさなくなる商品が出て、いや密閉されるから機械で換気をすることに なるのですね。

■展示場の裏を見た

住宅展示場には皆さんいかれたと思いますが,区別がつきますか。

建物にも流行があり一社ヒット商品が出ると各社一斉に外観が替わってきます。玄関, 外壁のカラー, 出窓等同じような感じになります。新商品を建材各社が開発するからで しょうが選択に迷います。展示場の内部に入ってみれば、室内はすてきな家具調度品 で飾りつけていますがその壁の裏側はどう なっているのでしょう。

環境、健康にどれくらいの注意を払っているか問題です。有毒の資材を存分に使ってい る内装には 私ども解体業者にとっては本当に泣かされます。結果は消費者のみなさんの 負担になるのですが大気 汚染は環境破壊につながります。

床下,天井裏,畳,襖,壁の裏側すべてボード、ベニヤ、クロスで隠され, 御客様が眺めただ けでは構造はわかりません。在来工法といっても壁や天井外壁などはツーバイフォー工法 と同じですから区別がつかないでしょう。

最近はたまに床や,壁に一部開口部を作り構造を見られるようにした住宅が出展されている ようです。
親切ですね。土台,根太受け,大引き,火打ち,筋かいくらいは常時一般参観者に見せて あげたら,とおもいます。断熱材も見られる展示住宅があればいいですね。住宅メーカーも 大金を出して建築,展示するのですから、やはり将来の地球環境にも配慮して即改善を お願いしたいです。 自信を持ってみていただける展示場・・・

そこまで見せてくれるメーカーなら逆に建物に関してはおまかせできるような 気がしますがいかがでしょうか。


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■水道管を基礎の中に

最後の最後になって基礎の撤去で工期延長になってしまった。 これは大手ゼネコン(企業名は伏せます)が建設したときのビル建築工事現場で水道管があるのを知っていて、移動に手間がかかるのでそのまま基礎のフーチンに生コンを埋め込んでしまったからです。

ガッチリ基礎の中に

道路沿いだったから水道局に問い合わせしたが、水道工事業者への依頼ということになり、当方でのハツリ工事でコンクリート破砕をすることになり泣き泣きコンプレッサーを搬入。作業をしたのは良いけど 本管との接続部分が離れたらしく、水漏れとなり結局は水道局が道路掘削から修理までしていただいた これなど解体しないと分らない隠れた部分だから、消費者・施主にしたらまったく予期しない追加工事と なりますね。

みなさんも住宅展示場には何度か足を運ばれたかと思います。

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流す水はいずれ飲む水


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