EFT講義 3 アスペクト

 

 ほとんどの場合、感情的な激しさを消すまでに必要とされるのは、1ラウンドか2ラウンドEFTを用いるだけです。私達が言うところの「ワン・ミニッツ・ワンダーズ」(1分間の奇跡)です。幸いにもこの現象はよく起きているのです。これによって今までたくさんの人が簡単にポジティブな方向に人生を変えてきました。

 しかし、時折あなたが特定の出来事にタップするというプロとしての努力をした後でも、その問題が「良くならない」という報告が返ってくる事があります。どうしてなのでしょうか?どうして多くの場合にこのプロセスは効果があるのに、ある場合には難航するのでしょう?それにはいくつかの可能性がありますが、最も共通している原因の1つは、EFTを行っている人の焦点が、異なるアスペクト(問題の局面)に切り替わっているという事です。

 問題というのは、たくさんの部分(アスペクト)を持っている事が分かります。これらは実際には別々の問題なのです。しかし、問題を抱えている人は、普通その事をあなたに指摘されない限りそれを区別して考えません。例えば、ある人が自動車事故に関するいまわしい記憶について助けを求めているとしましょう。勿論あなたはEFTをその「事故」に対して用いる事が出来、良い進展を見込むでしょう。しかし、もし良い進展が得られなかったら、次のように更により具体的な質問をしなければなりません。

「その事故のどんな事が最もあなたを苦しめていますか?」

 その人がこう言うとします。『ああ、ヘッドライトです。ヘッドライトが近づいてくるのがまだ頭に残っているんです!』
 あなたは、その『ヘッドライト』、あるいは『ヘッドライトに対する怖れ』に対してタップしたり、その他その場面にピッタリくると思われる言い回しでタップしなければなりません。その人のヘッドライトに対する反応がEFTでゼロになったら、こう尋ねます。

 「他にその事故のどんな事があなたを苦しめていますか?」

 この時、その人は、『車の中での叫び声』、『相手のドライバーに対する怒り』、『(運ばれた先での)医者に対しての怒り』等のような他のアスペクトを持ち出すかも知れません。そしてこのようなアスペクトのリストは少々長いものである可能性があります。それでも通常は1つか2つですが・・。この例で言うと、その事故について苦しんでいるものが何も見つからなくなるまで、これらのアスペクトに対してタップして下さい。

 テストとして、頭の中でその事故の詳細を鮮明に映画のように描いてもらって下さい。これはタッピングする為のアスペクトの手掛かりを持ち出してくれます。最終的に、その人が事故に対して何の感情的圧倒されなくなれば、その事故というのはその人にとって、人生の中での単なる不幸な出来事の1つにおさまるでしょう。ただそれだけの事になるのです。

 しかしながら、この方法でよく犯すミスは『ヘッドライト』に対してタップして、その後に、「さあ、今はその事故に対してどんな感じがしますか?」というような、あまりにも一般的な質問をしてしまう事です。この質問は全く新しいアスペクトを探る質問になっていません。ただ全般的な感情を尋ねているだけです。実際のところ、もし他に何らかのアスペクトがまだ存在していたら、その人は「何も変わってません」と言うでしょう。何故ならまだ強い感情が残っているからです。相談に来ている人はアスペクトの区別をしていないという事を忘れないで下さい。彼らにとっては、それら全てが1つの大きな問題なのです。まず最初にアスペクトが存在するという事、次にそのアスペクトを意識の表面に浮上させるための適切な質問をする事で識別しなければなりません。

 アスペクトというのは、ほとんど全ての感情的な問題に存在し得ます。例として挙げるなら・・

・戦争のトラウマは、血を見ること、仲間の死ぬ直前の目、手榴弾の音等々のアスペクトがあり得ます。

・レイプの経験では、加害者の息の臭い、殴られた時の衝撃、挿入感等がアスペクトとしてあり得ます。

・人前でスピーチする時の怖れでは、マイクを見る、聴衆の視線、子供の頃あざ笑われた経験等のアスペクトが考えられます。

 その他理解しておく必要があるのは、1つのアスペクトは又1つの感情でもあり得るという事です。ですから、ある人がその出来事に対して持っていた感情が、怒りから悲しみに切り替わったと報告する事があります。このような手掛かりを見付けて下さい。これら異なる感情的アスペクトはあなたを問題の奥底まで導いてくれます。アスペクトは大いなる治癒の為の機会であり、あなたのEFTの技術をマスターする絶好の機会を提供してくれるのです。

 ビデオコースでは何度もリプレイして見ることの出来るアスペクトに関する実例が収録されています。

ゲアリー

EFT Tutorial より
 


資料提供:EFT web site (www.emofree.com)
翻訳:Kuni