妖怪人間ベム・第15話レビュー

 

 

第15話「狙われた目玉」

昼間取ってきた新鮮なおやつ寂れたとある墓地の地底深くからすすり泣く声が聞こえてくる。墓の下は大きな洞窟になっており、その先は鉄の扉で堅く閉ざされている。泣き声と話し声はそこから聞こえている様だ。
【墓の下に何でこの様な分厚い鉄の扉が!?】
その扉の向こうは大きな部屋になっていた。そこには老婆と少女が居た。泣いている少女を老婆は慰めている。何と少女には両目が無かった!
「泣かないでおくれ・・・」
老婆は少女を慰める。
【ここの老婆自身の悲しみを表す言葉は必聴。「針で心臓を突き刺される」と言うのはまだしも、次の「マムシに脳の髄をすすられる様に」と言うのは想像もつかない。】
「どうしてお前は目が見えないんだろうねえ・・・」
「お婆ちゃん・・・暗いよ〜(泣)」
「心配しないで良い、お婆ちゃんは人が持っていない力を持っている。お前に光を与えてやるよ。」
「いつ!?」
「そう、お婆ちゃんを責めないでおくれ・・・」
【結構気が早い少女ギギ。】
老婆は少女の目には「湖の底に沈んでいるエメラルドの様な緑色のひとみ」が似合うと確信しているのだった。老婆は毎晩街に出てその緑色の目玉を探している様だ。
「お腹が空いたらこのカメの中のモノをお食べ。」
カメの中には取れたての新鮮なおやつが。(笑)
【ノーコメント。】
老婆はギギに見えない目で外をうろつくと誘拐されるので大人しく待つ様に言い、墓の下から辺りをうかがいながら出ていった。老婆が吠える。
「目玉をおくれ〜」
【ここはオープニング直後のベム達の誕生シーンのラストのサブタイトルが出る際のベロの爪が画面を引き裂く演出と同様。意識的なモノだと思われる。これで場面転換。】
場面が変わり、寂しい夜道を若い女性が1人で歩いている。そこに老婆が出現。
「もしもし・・・目玉をおくれ〜」
突然襲いかかる老婆!
【ストレートにアタックする老婆。挨拶の直後に行動に出る所などこの老婆も気が早い。先ほどのギギの気の早さと同様。この共通点も案外最後の少女の正体と関連しているのか!?・・・そこまで深い設定では無いだろう。(笑)】
助けを求める女性を静かにしろと一喝する老婆。しかし今回は老婆の気に入った緑の目の持ち主では無かったので何もせず女性は解放された。
その後、本格的に街を徘徊する老婆。途中、犬に吠えられるが、犬は老婆の顔を見るなり逃げていく。
「犬の癖に人の顔を見て驚きやがって!」
【・・・犬の癖に?】
その際、とある建物の窓に人影を見つけた老婆は超人的な跳躍力でベランダ(?)付近へ飛び上がる。部屋の中には坊やと母親が居た。窓の外に物音と人影を感じた母親は窓を開けて確認する。
「・・・気のせいかしら・・・」
その時、窓の上から逆さ釣りになった老婆が突然現れる!
「こんばんは〜」
「ギャーーーーーーーー!!!!」
「そう怖がりなさんな、あたしゃ商売に来たんだよ」
【先ほどの女性を襲った時と言い、今回もちゃんと挨拶をしている。なかなか礼儀正しい老婆である。】月を背負う婆さん
「あんたなんかに用は無いわ!帰って!!」
「あんたに無くてもこっちに有るんでね」
【典型的な因縁の付け方。】
「あたしゃ目玉を買いに来たんだよ。銭は無いけど・・・これがそのお代だよ!」
そう言ってポケットから取り出したのは大きなカエルだった!
【どういった金銭感覚の持ち主なのか。それ以前にカエルがポケットに入っていたとは誰も予想出来なかったはず。Mr.マリックかドラえもん並みの取り出し技だ。】
騒ぐ母親をシバキ倒し、大笑いする老婆。子供は果敢にも老婆に立ち向かおうとする!その目を見た老婆は衝撃を受ける!
「あっ!お前の目は!!・・・はははははっ!とうとう見つけたぞ!」
何とその坊やの目は老婆の探していた緑の目だったのである!
「その目玉、あたしが買った!カワイイあたしのギギの為にね!」
母親の助けを呼ぶ声を聞いてか、それとも偶然かそこへベロが疾走してくる!!ベロは先ほどの老婆の跳躍と同様に飛び上がり、窓から部屋に飛び込む!
ベロは母親と坊やを助けに入るが、ナイフを振り回す老婆に苦戦。その時坊やが老婆に飛びかかったが振り払われてしまう。それを見てキれたベロは闇雲に老婆へ特攻するが老婆の鋭いキックが炸裂し壁に叩き付けられダウン!
【なかなか良いシュートでしたね、ジーコさん!】
気絶した坊やを抱えて逃げ出す老婆。街をスゴイ速さで疾走する老婆と、それを追うベロ。
【ベロの赤い服、そして上空から街を見下ろした視点。まさにアカベイがパックマンを追いかける様である・・・事ないか。(笑)】
道なりに追いかければ良い物を、ベロは二股の道を反対側に走ってしまい老婆を見失ってしまう。
そこへ突然現れるベム。そして木の上にはベラが居た。ベムにロクに事情も話さず、とにかく老婆を見失った事だけ伝え、元来た道を戻るベロ。
【テレポート使え!テレポートを!それに今のウチに助けを求めておけって!!】
「どうしたんだろうねえ・・・」
「よし、後をつけてみよう!」
何故か行き先も解らないのにテレポートするベムとベラ。
一方、ベロを振り切った老婆は住処の墓の下に戻ってきた。気絶したままの坊や(ミッキー)を寝かせてギギを探す老婆。ギギはその地下室の、そのまた地下の大きな空洞内で寝ていた。なんと骸骨の山の上である!
【ジオフロント?】
ギギを起こす老婆。
「あたいの目玉有った!?」
「すぐ手術してやるよ」
そして老婆のニオイ(!)を元に墓地までやってきたベロ。墓の入り口まで見つけてしまった!不安ながらも中に入るベロ。
「あの小僧だね・・・あいつは人間じゃないな・・・」
【根拠は無い割に実は大正解の老婆の推理。】
老婆の方もベロが入ってきたのに気が付いて棺桶に隠れるのだった。部屋に辿り着いたベロはその棺桶の上に座る。棺桶の中からナイフで突き刺そうとする老婆だが間一髪ベロは偶然に助かる。
【ここのシーンはドリフターズのコントで会場の子供達が志村けんに「志村〜!後ろ〜!後ろ〜!」と絶叫するのを思い出す様な展開。】
しかし、地下への入り口を見つけたベロは背後から老婆に突き落とされてしまう。そこでギギと老婆、そしてベロとの闘いが始まる。散乱する骸骨を使ったトンデモナイ闘い。何とか振り払って脱出するベロ。そこにベムとベラも合流する。
「ミッキーとか言う子供はどうした!?」
「気絶してたよ」
「うーん、どうやらそのさらってきた子供を料理するらしいね・・・」
【料理!?・・・ベラならでは、の言葉遣い。】
その頃、墓の下では気絶したミッキーを前に手術の準備が進められていた。
「大丈夫?おばあちゃん?」
「500年も墓の下で暮らしていたあたしだ。やりそこなう事があるもんかい!」闘うベム
【暮らしていた期間と手術の腕前の関連性、極めて謎。それにしてもその手術は先ほどから振り回しているナイフ一本で行う様だが・・・まさに「プロゴルファー猿」並みである。】
そこにベラが高笑いと共に登場!!ミッキーを抱えて逃げ出す老婆とギギ!二人はまた地下へ飛び込んだ!追いかけられないと察したベラはベムに相談。ベムは一計を案じる。
ベロは地下の入り口の扉を叩きまくり手術を妨害。ベムとベラは何と隣の墓穴から侵入を試みる。
ベロの行動に嫌気た老婆はベロを地下に引きずり込む。ベロはギギとの戦闘に突入する。とうとうベロはギギに押さえ込まれるが、何とそこでギギの身体が老婆にすり替わった!
その頃ベムとベラはすごい勢いで穴を掘り進んでいた。
「よし、ここを横に掘り進もう!」
【完全にドリラー状態のベムとベラ。この時の場面転換も冒頭の老婆同様にベムの爪で切り替わる。】
そして捕まって殺されかかったベロは危機一髪ベムが間にあって助かる。老婆はミッキーを抱えてまた逃げ出す。その際、またしてもギギは老婆に吸い込まれる様に同化したのだった!
そして地上で待ちかまえていたベラと老婆との戦闘シーン!
「このモグラ婆あ!」
気が付いたミッキーだが、ギギに脅かされまた気絶。
【とにかくベラのネーミングセンスはムチャクチャだが意味は伝わりやすい。】
応援に駆けつけたベムの一撃を受け、老婆は泥人形のように砕け散った。すると同様にギギも崩れ去ったのだった。ベラはギギの正体は1人で寂しかった老婆の念のケショウだったと言う。ベムが補足する。影は影。本物にする為には人間の生きた目玉が欲しかったのだろうと・・・
【ケショウ・・・?どんな字だ?(笑)まさか・・・結晶か?】
ハッとしてミッキーの事を思い出し介抱するベロ。
「この坊や、弱虫だなあ・・・」
【さっきお前を助ける為に飛びかかってくれたのを忘れたのか?】
「お前の力でその坊やの怖かった記憶を消してやりな。さあ・・・行こうか・・・」
そして3人はまた去っていった・・・
(ミッキーがおんぶされているので厳密には4人(笑))
 
セリフの説明的度数 ★★★ 冒頭の老婆とギギの会話
ベラの馬鹿笑い度数 ★★★★★  老婆に対して笑いまくり
ベラのスネ度数 スネ無し
ベムの説教度数 説教無し
ベロの事件への巻き込まれ度数 ★★  ミッキーの母親の絶叫
妖怪人間としての悲哀度数 別に無し
登場する悪人の極悪度数 ★★★★ カエルと目玉が同価値
物話の強引度数 ★★★★★  目玉を入れたら影が本物に?
物語の恐怖度数 ★★★ ギギのおやつ
物語の「んな阿呆な」度数 ★★★★★  ギギと老婆の同化
 
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