97年桜花賞


桜花賞トライアル

すべて阪神。
チューリップ賞 稍重 1600 スローペース 618+359
1 オレンジピール 先行外伸(クイーンC) 飛びの大きい先行馬
2 スカーレットメール 好位外伸 不利有
3 メジロドーベル 掛り先行一息 休み明け (銀杏、阪神三) ハミを替える。

四歳牝馬特別 良 1400 ハイペース 460+354
1 キョウエイマーチ 四角先頭 埒頼る(エルフィン)
2 シーズプリンセス 中団直線差 休み明け(ファンタジー、阪神三2)
3 ヤマニンザナドゥ 好位最内差

アネモネS 稍重 1400 ハイペース 458+374
1 フミノパラダイス 先行差返 鉄砲 (りんどう賞)
2 タニノマウナケア 好位最内、一旦先頭


他の出走馬
タヤスナミムラ (菜の花S、TR15)、ワンダーステラ (紅梅賞、TR9)、 プロモーション (クイーンC2) ぶっつけ、 エイシンアーバン (ききょう,アネモネ12) 叩き二走目、 スプリングダイアナ (チューリップ6) 14戦目、 他800万クラスから5頭。 外国産馬が強く、内国産馬のオープン馬が少ない。 したがって抽選により出走できる馬が多い。


桜花賞 優先出走馬


メジロドーベル
○(長所) 阪神三才で579+367 桜花賞並みの時計で完勝、格上。銀杏でも597+353で牡馬相手に完勝。ニシノフラワー的存在か。
×(欠点) チューリップで口を大きく割り、掛かる。それでも三着だが、ハミを替えて本番に備える。敗戦ショックが心配。
W(道悪条件)駒だから、そこそこにはこなすだろう。曾祖母メジロボサツは道悪のオークスで二着に敗れる。メジロの怨念を感じさせる配合。
ハイペースの阪神三才で中団から抜け出し、完勝。桜花賞の前哨戦としては、ぴったりの展開でした。時計も優秀です。 前走は、スローに掛り、口を割って惨敗。精神的に影響が残らないか心配です。 騎手は乗り替わりませんでした。もしかしたら、大久保師が頭を下げられたのかもしれませんね。吉田騎手には今度こそ頑張ってもらいたいものです。 父ライアン、母はボサツ系と来れば、クラシックでは絶対に二着と三着しかなさそうな血統です。この配合にメジロの怨念を感じます。 道悪はこなすでしょう。但し、逃馬に重の鬼がいれば、展開的に苦しいでしょう。


キョウエイマーチ
○ TRで圧勝。エルフィンでマイルを経験も強み。マル外ホッコービューティ(フラワー2)を倒しているだけに実績上位。
× 埒に頼る走法。四角先頭しかない。グリーングラスが五才時の目黒記念で岡部カバリダナーに内で粘られて、ふにゃふにゃになったのを思い出す。(勿論、レコード駆けの反動と斤量泣きもあったが)本番ではキョウエイの内の馬の出方がポイントになる。
W わからない。母はダートのスプリンタ、血統的にはクインナルビーの子孫。
トライアルは先行捲りで圧勝しました。スピードはずば抜けています。マイルでも外国産馬を倒した実績があります。 弱点をあえて探せば、埒に頼る点でしょうか。グリーングラスが、目黒記念でカバリダナーに直線内で粘られて一杯になったことが強烈な印象として残っています。こういうタイプは内枠をとらない限り、捲っていく必要がありますから、相当ペースを上げてしまいます。それでも押し切る力があれば、勝ってしまうでしょうが、そうでなければ、後続の強襲に遭うでしょう。 母インターシャルマンはダートのスプリンタでした。不良で勝っていた筈ですが、芝の道悪はわかりません。他に上手な馬がいるだけに苦しいかも。ちなみに母はこの娘を産んだ後亡くなったそうです。祖母トキノシュリリーの96牡は某クラブで格安で募集されていました。

オレンジピール
○ 重賞連勝中、地味だが安定味あり。マイル巧者でしぶとい。
× 先行馬だけにハイペースでの抑える競馬に対応できるか。瞬発力を要する桜のゴール前で耐え切れるか。
W 飛びが大きいタイプ。道悪不安。
マイル重賞を連覇して意気上がります。先行力があり、上がりも優秀です。 但し、時計が平凡であり、スローペース型であること及び千二で勝てなかったことを考えると、桜花賞の乱ペースと94秒台の時計に対応できるかどうか、不安です。トライアルホース的な存在です。 姉と比較すると妹は落ち着きがあります。母も日本の環境に慣れ、余裕を持って子育てしたのでしょう。跳びが大きいため、道悪や瞬発力勝負には???

シーズプリンセス
○ ファンタジーで465+347、阪神三才ではドーベルと同じ上り。 大外枠だけによく走っている。叩き二走目も理想的。典型的な差し馬。調教も順調。
× 鉄砲は太目で直線競馬。二走ボケ。
W 母は未出走だが、祖母は不良の福島大賞典を勝ったメイジガルボだから、大丈夫。ちなみにその弟はスピード馬のメイジタイガー(関屋と新潟記念連勝)ハンデ血統だが、父にJC三着のカコイーシーズで底力も付加か。
淀の千四重賞でレコード勝ちし、阪神三才でも外枠の不利をはねのけ2着に追い込みました。前走でも太め残りに拘らず、馬群を捌いて2着に突っ込みました。相手なりに走るタイプで、決め手はあります。安馬だけに良血馬には苛められるでしょうが、頑張ってもらいたいものです。 順調に調教を積んでいますから、馬体は絞れてくるでしょう。やり過ぎて、疲れが出るのが心配ですが、伊藤師のことですから、トップレディのときのように、きっちり仕上げてくると思われます。 祖母やその弟が福島や新潟で活躍したことから、血統的に底力が不足していると思われているようです。しかし、祖母メイジガルボは泥々の福島で大外捲って勝ったにも拘らず人気を落とした安田記念で、二着に突っ込み大穴を開けました。馬鹿にすると痛い目に遭いそうです。道悪はこなすと見ています。

ひとまずは、四頭だけ分析しました。四頭に絞ったのは理由があります。若い人には桜花賞は荒れるレースだと思われているようですが、4番人気以内の馬がいずれも連に絡めなかったのは、56回の歴史で2回しかないのです。そのうちの1回は戦争中で馬券を売れなかった年です。後1回はサラブレッドのオーロラ輝子ともいえる、アチーブスターとハジメローズという16戦目の2頭で決まった72年です。 したがって、まず4番人気までの馬を検討し、1頭軸馬を選択し、それから残りの馬で紐を捜すというのが、合理的な方法と考えます。上記4頭はおそらく上位人気馬になると思われます。 キョウエイマーチはここで勝てばテスコガビーになるかもしれません。しかし、他の馬も彼女を内に入れないようにするでしょう。最終結論は枠順を見てから、そして土曜日のレースでAコースの内埒沿いの芝の状態を確かめてからですが、基本的には差し馬を狙います。


桜花賞 穴馬分析

【優先出走馬】

フミノパラダイス
りんどう賞の好時計勝ち、道悪のアネモネも先行差返し、素質は相当高い。ローテ的に二走ボケが恐い。血統的には重巧者一族。

タニノマウナケア
前々走と前走を比較すると、時計のかかるハイペースで力を発揮するタイプ。前走で抑える競馬を憶えたとすると、オグリローマンのように大化けも???但し、前走仕上がっていたような気もする。

ヤマニンザナドゥ
前走トライアルでは、イン差しの予行演習できっちり、出走権を取った。距離伸びて良くなるタイプ。ここで好走してオークスの出走権を取れば、左回り大好きのヤマニン軍団だけに、面白い。

【賞金順で出走権を獲得している馬】

このクラスは基本的にスプリントで勝ち上がっているので、ユキノビジンのようなタイプを除いて、本番につながりにくい。
エイシンアーバン (ききょうS) 休み明けで馬体減。馬体復帰が鍵。
スプリングダイアナ (すずらん賞) 14戦目。スローの中距離でしか良績がない。
タヤスナミムラ (菜の花S) 15戦目。前走調子落ち。超ハイペースで勝っているが、上りはかかるタイプ。
プロモーション (クイーンC2着) 前走クイーンCは先行差返しで根性のある所を見せる。出遅れで出世も遅れたが、決め手勝負になれば、怖い一頭。しかし、問題点はいくつもある。内枠に入ると必ず出遅れる癖。大型馬であり絞れるかどうか。熱発明けのローテーションも不安。何より、昨年のイブキパーシブと似たローテのため、穴人気になるかもしれない。
ワンダーステラ (紅梅賞) 逃げ一手。ミニスカートと競る形。息が入るか。母は差馬だったのですが。

【抽選対象の二勝馬】

アンダンテ ダートのスプリンタ
グランシェール (トライアル4着) ビューティフルドリーマー系、祖母の全妹がビクトリアクラウン。思い切って抑える競馬をやってほしい。兄ファイブテイオーは中途半端なタイプだったが府中へ行くたびに走っていたので、他人と思えず、大穴として抑えておきたい。
スロクエリタージュ これもダート千二でしか勝っていない。
ダイイチシガー (白菊、クイーンC三着) 華麗なる一族。パンパン馬場のマイルで二勝。遅生まれだけに、すごい素質馬。秋の方がいいと思うが、人気が下がれば、意外な変わり身もあるかもしれない。但し、調教は坂路でじっくりと本数をこなしている。陣営も秋が目標か???

ホーネットピアス (フラワー三着) SSにダイナシュート。良の芝でまだ走っていない点に注目。
ミニスカート (アネモネ五着) 行くっきゃないタイプ。ペースの鍵を握る。
レディブライティア (うぐいす) うぐいす賞を好位から快勝で、期待されたトライアルだったが、惨敗。直線包まれる不利とのこと。瞬発力に欠けると言うことだろう。

穴馬の中で軸になるようなタイプは、見当たらない。良ならばイン差しタイプを重視する。先行馬はキョウエイマーチにつぶされるだろう。 しかし、重ならば先行馬を重視したい。



桜花賞 結果分析

ホクトべガは死ぬし、自分は溝にはまって風邪を引くは、うちのやつは入院する はで、結果分析どころの気分ではありませんが、一応まとめておきます。

【予想】

晴の重馬場と読んでシーズプリンセスと考えていたのですが、雨不良と聞いて、 先行馬中心に切り替えました。道悪下手でも、そんな差は無い筈。
オレンジピール 有力馬の中で最内枠。先手を取ってマイペースに徹する。
プロモーション 抑えず、先行内を狙え。
メジロドーベル 外枠で勝ちに来る勇気はないでしょう。二着狙いの追込み。
×ホーネットピアス 先行策は前回失敗しているので、直線勝負。

【展開】

ミニスカートが逃げ、ワンダーとタニノ、フミノが先行。キョウエイは出が悪く 押して先行集団に取り付く。ここでミニ以外が抑える。ここがポイント! キョウエイにとって、トライアルと全く同じ形になり、ハイペースだけど マイペース。メジロは中途半端に出て、一旦後方へ下げる。オレンジピールは 二の足が出ず、ずるずる下がり、後方競馬。ここで私の桜花賞は終わり。 シーズプリンセスは中団前方に付け、差しを狙う。但し、ここは一番ごちゃつく 危険地帯。プロモーション、ホーネットは、中団後方に控える。 力任せに先行する、キョウエイを捕まえにメジロが進出。しかし直線で キョウエイが埒に付くや、勝負あった。メジロは馬場の真ん中を追うが 脚を既に使っているため、伸びない。ホーネットがうまく外に出し、追う。 オレンジは後方からジリジリ伸びる。ワンダーは一旦大きく下げるが、 また伸びてくる。

【結果分析】

雨の濡馬場では道悪適性以前に、先行した者勝ち。スプリンタタイプでも、 上りが極端に掛かる分だけ、救われる。 一瞬の脚の差馬はゴチャゴチャした所に巻き込まれるので不利。 道悪の巧い馬でもゴチャ付き、リズムを崩すと伸びない。長距離型は、待機して直線勝負に賭ければ、力で伸びてくるが大体届かない。 不良桜花賞の典型的なパターンに収まったが、一言愚痴を言えば、 大本命が大外なんだから、内枠の先行馬は少し工夫してほしかった。 二角までがんばっても、キョウエイは相当コースロスしたはず。 折り合いを付けて直線で勝負を決めるレースでなく、スタートで勝敗の決まる レースだと、考えてほしかった。それを実践したのはミッキーだけ。 ただ、キョウエイをブロックしても共倒れになるだけと、先行馬は 判断したのだろう。

【評価】

1.キョウエイマーチ 道悪の鬼。不良の大外枠だけに行くしかない。内に刺さる馬だけに大外でも外に 振り出される心配はなかった。ただし出が良くなかったから、中枠だと蓋をされたかも。 オークスは関東馬に相当マークされるだけに、きついだろう。

2.メジロドーベル パドックではチャカ付く。レースではシャダイカグラ作戦。 よく走っているが、キョウエイとのスピードの差は如何ともし難く、 馬体を併せるに至らず。大外枠でなければ、結果は違ったと見る。 1650メートル以上走っている。オークスでは巻き返しも十分。

3.ホーネットピアス 馬場のいい所を通ったようだが、よく伸びた。オークスで人気になって、こける。

4.ワンダーステラ 流れに乗ってないが、気分を害さず乗ったのだろう。脚質転換で好走。

5.オレンジピール 直線ではジリジリ伸びているだけに、先行して欲しかったが、ここまで渋くなるとダメなのだろう。 しかし、脚質転換が成功したようなので、樫の距離はもちそうだ。

フミノパラダイス 先行一杯。調教が強すぎたので疲労を心配したが、まずまず。樫向き。
シーズプリンセス 負け過ぎ。道悪か?道中でぶつけられたか?成長ストップか???わからん。
ヤマニンザナドゥ 良馬場で見直したいが、本番前にTRに出る必要がある。

最後に・・・今年の春(一連のG1)も堅いのでしょうか?1997.4

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