2004年

8月29日

届きました。i-Pod mini。(^^)
縁起をかついで(そういう訳ではないが)、ゴールド金色。カードケースみたいな小ささだが、持ってみると意外と重いです。

8月21日

川崎市民交響楽祭2004なる催しに出場。
この7月に川崎駅前に新しく出来た「ミューザ川崎」というホールのこけら落としシリーズの一環。川崎に本拠を置く団体に所属していたおかげで、こういう機会があって嬉しかった。

川崎駅から通路で直結する、不似合いに豪華な建物に入る。なんか、品川駅みたいだ。最近開発される新しい駅周辺施設って、どうしてこう似たりよったりなのかな。ホールの入り口は広大なロビーをエスカレーターで上がった頂上。
セッティング準備中のホールの中に入ってみる。サントリーホールに似ているが、もっと天井が高くてだだっ広い感じ。螺旋状にステージを取り囲む客席が不思議な風景だ。
そういえば、この客席の状態を説明するのに、「まいまいず井戸みたいな形」という言い方をしたら、「なんでそんな言葉知ってるんですか」と東京都西多摩郡出身の知人にびっくりした顔をされたことを思い出した。多摩川流域文化圏出身の身としては常識のつもりでいたんだが、実は結構ローカルな言葉なのかもしれない。
まいまいず井戸。実はこういう「地理学的史跡」って結構好きです。久地の円筒分水とかね。閑話休題。

 ステージリハーサル開始前、ソッコー撮影。

今回は「FRCサキソフォンオーケストラ」という名前で、フロートSEのM山氏関連3アンサンブル(フロート、レジェーロ、キューズ)+M山氏教え子の高校生・大学生4人、という即席合同メンバーでの出場だった。曲は『ジブリメドレー』と称して、久石譲もののセレクションのオリジナル編曲。著作権大丈夫なのかしらん?

前後の出場団体は川崎市内の中学校や高校の吹奏楽団で、時節柄コンクールの自由曲をそのまま持ってきているところが多い(ネリベルの『アゴン』とか、天野正道とか、『幻想交響曲』5楽章とかアッペルモントとか、「お祭り」らしからぬ曲目になっている)
リハーサルで我々が演奏し終わったあと、なぜか場内に居合わせた中高生たちの間から拍手が湧き起こった。きっと、Saxだけの大編成(といっても今回は12人だが)のアンサンブルなんて、初めて聴いたんだろうね。かなり印象的だったと思われる。私もSaxラージアンサンブルの主宰者という立場上、啓蒙活動の大事さは実感するところだ。

本番。合わせ練習は2回しかしていないのだが、さすがに同門アンサンブルだけあってなかなか「濃い」音でまとまっている。こちらもいつもの(なめら〜かとか、吹奏楽団とか)演奏より音色や音量、ヴィブラートを若干派手めに調整。今回珍しくAltoでの出場だったので(ラージアンサンブルの中でアルト吹くのは実は初めてかも)、「鳥の人」の長大ソロが吹けてうれしい。ホールトーンも気持ちよかった。リハの時は結構音が散らかったけど、客が入ったら少し落ち着いた。満席だったらどんなになるんだろう。

出番を終えて解散後は、客席で残りの団体を聴く。…NEC玉川、久々に聴いたけど、さすが上手いものだ。ここもクラが少なくてつらそうだが。これで全員ではないのかもしれないが。
さて、明日も練習だ。…

8月20日

明日の本番のための練習で、夜は宮前平中学校へ。今日早く帰るために今週はがんばって仕事したのに、退社は7時で練習場着は8時。世間はお盆休みとかなんとか言ってみんな休んでいて、朝夕の電車もすいているのに、オレはなんだってこんなに忙しいだ、と文句のひとつも言いたくなるというもんだ。
結局、自分の置かれている基本的な立場というのが、世間様が休んでいる間にダンドリを付けさせられるという役回りなんだな。ほとんど二流の証明というか。

深夜、東京都の吹奏楽コンクールの結果を調べる必要があってネット上をいろいろ検索していたら、私の中学時代の恩師、中澤正人先生が板橋の志村第五中学校の校長になっていることが判った。へぇー。

私が中学2年生になった春のこと、同じクラスの奴に付き合わされて、訳も判らぬまま吹奏楽部に入部することとなった。まあ、当時の自分は筋金入りの運痴だったので、唯一の文化系課外クラブだった吹奏楽部に興味がなかった訳ではない。当時の顧問の先生が、武蔵野音大を卒業後ウチの中学に赴任して(たしか)3年めの中澤先生だった。「何かやりたい楽器はある?」って聞かれて、「特に、」と答えたら(実際、どんな楽器があるのかすらよく分かっていなかった)、「じゃあ君は、テナーサックスをやってくれ」って言われて、そのおかげで私は今Saxを吹いているのです。これを「恩師」と呼ばずして何と呼びましょうぞ。

実際に顧問として指導を受けたのは1年間だけで、次の年には別の中学校に転任して行ったけれど、行った先の中学校でも吹奏楽部を立ち上げて、数年のうちにコンクール等でも頭角を表わしてきたのだった。90年代、私が東京の一般バンドで盛んに活動していた頃は、板橋区吹奏楽団の指揮者となっていた中澤先生とはよくあちこちでお会いしたものだった。君が楽器続けるとは思わなかった、と言われたことがあるような気がする。

しっかし、あの中澤サンが校長か。都の中吹連の理事長になったという話は風の噂に聞いていたが、校長ってのはなんか、似合わないな。てゆーか、自分の記憶の中にある小学校や中学校の「校長先生」の威厳にみちたイメージと、やはり自分のイメージにある、情熱だけは溢れんばかりにあったけれどやってることや指導法自体はかーなり(今にして思えば)メチャクチャだった(^^;20代の頃の先生の姿が、どうにも重ね合わせられないのである。
まあ、仕方ないか。そもそも当時の、練習さぼってばかりでよく職員室に呼び出されてた、タンギングのやり方すら知らなかった(実話)くせに言うことだけは一丁前のクソ生意気な中学生(ワタシのこと)が、もう42なんだからね。

8月6日

第17回サクソフォーン発表会本番。

 須川さんリハーサル中

私がこの「発表会」に初めて出演させてもらったのが、平成元年、今日と同じここルーテル市ヶ谷センターだった(ソロではなく、アンサンブルのバリトンサックスだった)。15年かかってちょうど季節が一巡したか。
いつもの川口リリアに比べてキャパが3分の1ってことで、客が来すぎやしないかと余計な心配をしたけど(実際自分の知り合い関係はいつもより多かったけど)、フタを開けてみたら全然余裕、どころか、例年より少ないかも、という感じだった。やはり、のべ9年間もリリアで開催していたせいで、地元の固定客がついていたのかな。

何はともあれ、自分にとってこの「発表会」がいかに特別で、大事なものであるか、改めて実感したのだった。
皆さん、ありがとうございます。
Mさん、丈夫な子ども産んでくださいね。

…さて、来年何やろうかな。

8月5日

東京シティフィルのフランス音楽シリーズ。

去年の8月のこのシリーズの演奏会は「スペイン!」だった記憶があるけど、今年は「イタリア!」のようで。コンセプトがはっきりしていて大変よろしい。1曲めはともかく、2、3曲めはこれだけフランス音楽系のコンサートを好きで聴きまくっていても生で聞くのは初めてのもので、楽しみにしていた。結果も期待を上回る名演奏で、めでたし。『ローマ』も『イタリアの印象』も、CDで聴くよりぜんぜんいい曲に聞こえる。
『イタリアの印象』ではサクソフォンが使われている(S・A持替え)。5月に続いて波多江さんが乗っていた。目立つソロとかはあんまりないので、CDで聴いているとどこで鳴っているのかよく分からないのだが、生で聴くとオーケストラの響きの中で要所要所で非常に効果的に聞こえてくることがわかり、たいへん面白かった。こういう使われ方って楽しそうだな。

『ローマの祭り』のご先祖様というか親戚のおじさんみたいな「ナポリ」(『イタリアの印象』終楽章)の喧騒の中、小気味よく終演。アンコールに、しっとりとレスピーギの「イタリアーナ」(古風な舞曲とアリア第3組曲より)。これまた見事な選曲。

終演後のロビーでピアノの志田さんに再会。(^^)

8月4日

野平多美著『魔法のバゲット〜マエストロ ジャン・フルネの素顔』(全音楽譜出版社)という本を購入。あっと言う間に読了。
勿論、面白くない訳はないし興味深く読んだけれど、演奏会記録やディスコグラフィは著者自身断っているように「抄録」だし(これに載っていないCDや載っていない演奏会も結構持っていたり聴いたりしている)、マニアックに詳しい本ではない。しかし、とくに最近はじめてフルネのことを知ったとかいうファンの方には大いに参考になると思う。
第2部のインタビューは、「音楽の友」に載った連載を元にしたそうだが、そんな連載があったなんて全然知らなかった。「音楽の友」とか「レコード芸術」とかの雑誌、最近は本当に読まなくなった。演奏会案内は「ぶらあぼ」、CD新譜はVarie(山野楽器のPR誌)、マイナーどころのCDは毎週金曜に更新されるアリアCDのサイトをチェックしていればほぼ事足りてしまう訳で。

久々にCDを1万円以上買った。
嬉しかったのはブーレーズ/フランス国立放送管の『春の祭典』ほか(Ades)。1964年録音の、ブーレーズの事実上のメジャーデビュー盤。まさに「伝説の名盤」。結構長いこと探していたのだが、あっさり見つかった。
日本作曲家選輯集の新譜、芥川也寸志作品集(Naxos)。デファイエの「愛の喜び」再発の版元、キングの管楽器シリーズからジャック・ランスロ(Cl)「楽しいクラリネット小品集」ジョン・フレッチャー(Tuba)「魔法のチューバ」の2枚。プーランク/シンフォニエッタ、オーバード アーン/バレエ組曲『エステ家のベアトリーチェの舞踏会』 コープ/ニュー・ロンドン管(Helios)。デュフィのジャケット画がいいです。そしてフォーレ/ヴァイオリンとピアノのための作品集 ジェラール・プーレ(Arion)。最近プーレのヴァイオリンのCDがどんどん増殖している。
むやみに忙しい今日この頃、全部聴き終わるのはいつのことだろうか…

8月1日

なめら〜かの強化練習と称して、土日連続の練習をこなした。

土曜の練習終了後は、自主お泊まり組のメンバー達と中華街に繰り出す。久々登場の横浜案内人Jくんのおすすめは、メインストリートからちょっと外れた場所にある「東林」というお店。若鶏の香りソースがけが美味。夜は私は家に帰ったけど、泊まり組のほうはいろいろあったらしい…

今朝(日曜)はホテル(ナビオス横浜)に楽器運搬の手伝いのため早くに赴いた。地下鉄みなとみらい線を馬車道駅で降りて地上へ出、ひろびろとした万国橋を渡ってゆく。8月1日朝9時のみなとみらい新港地区は、まさに夏の朝っ!という輝かしい期待にみちた陽光の下にあった。マーラーの交響曲第3番の世界。「牧神が目覚め、夏が行進してくる」ってね。改めて思ったのだが我々はなんと贅沢な場所で毎回練習していることか。いつもは楽器担いで家とホールの間を往復してるだけなんだけど。

今年は、費用対効果の面から考え直して合宿をやめにして、その代わりに2日連続の練習日程を組んでみたのだが、「2日続けて練習すること」の効き目を実感するものだった。確かに、一人でさらっていても、週に1回しか吹かないのと土日2回吹くのでは全然違うもんなあ(吹奏楽団等の中でなんとなく吹いてるぶんにはあんまり分かんないけど、今のようにある程度骨のあるソロ曲をさらっていると歴然と違うのが分かる)。
とゆーか、毎日吹ければそれに越したことはないんだろうけど。