2000年
| 7月31日 |
暑い日が続く。夕方、コレジオ・サックス四重奏団を聴きに出る。ルーテル市ヶ谷センターは久しぶりだ。お客は100人ちょっと、というところか。こじんまりとした雰囲気はこれはこれで悪くない。
山形に住んでいる元雲井門下の友人がこの演奏会のために上京してきていて、久々の再会。「東京は涼しい」と開口一番言われてしまった。うーむそうなのか。
(以下はほとんど後日談になってしまうが)私はこのホームページを開設して以来、サクソフォン絡みの演奏会を聴きに行ったら一両日中に感想文をupすることを自らに課しているのだが、今日の演奏会はなんだかとても書きにくかった。「音楽」が「音楽」として完結しており、「言葉」の入り込む隙がないのだ。書いていく端から嘘になっていくみたいで、結果はご覧の通りなのだが、この800×600の画面で3行程度の文章を作るだけで1時間以上を費やしてしまった。思い出してみたら雲井さんの演奏会というのは(16年前に聴いた最初のリサイタルからこのかた)常にそうだったような気がする。
まあ、「言葉」で語ることのできない世界を現出させるのでなければわざわざ「音楽」をやっている意味はない、かもしれない。不満の多い演奏ほどすぐに感想は書ける、ということはある。あるいは、「不満がある」ことを悟らせないような書き方を工夫するために書くのに時間がかかる、ということもあり得るが、それはほとんど商業誌の批評に近い世界で、私はやりたくない。
こんなことやってる暇があったらヴィラ=ロボスさらわなきゃ… しかし、もう午前1時。アビテックスミニ買おうかなあ。
| 7月24日 |
新井靖志さんの新譜がそろそろ出てるはず、と山野楽器に寄ってみたらあったので購入。新井さんがヴィラ=ロボスをどう吹いているか興味もあったし。(新井靖志/ファンタジア マイスターミュージックMM-1091)
全曲テナーサクソフォンで吹ききったアルバムで、予想通りの(あるいは、予想以上の)素晴らしい出来だった。ある意味、テナーという楽器のイメージを覆す演奏だが、同時にテナーでなければ実現できなかったであろう音楽世界がある。こういうアルバムが作れたらテナー冥利に尽きるだろうなぁと、私自身カルテットのテナー吹きのはしくれとして思う。日記で2〜3行で片づけるには惜しい内容なので、詳細に聴き込んだ上でレポートは別項でアップすることにしよう。(あああ、また宿題を自分で増やしてしまった…)
1ヶ月くらい前から探していたコペンハーゲン・サクソフォンカルテットのアルバムをようやく入手。これは待望久しいパスカルの四重奏曲の商業録音盤CDであり、入荷を心待ちにしていたものだ。
曲目はサンジュレー、ボザ(アンダンテとスケルツォ)、デュボワ、パスカル、最後にリュエフのコンセールよリ「アリア」、というフレンチスクール直球勝負で、楽しみに聴いたのだが、結果は「…(>_<)」だった。全体に何か切れ味が悪くて腰の坐らない演奏で、アタックの発音や音質は不揃いだし音程は悪いし(ソプラノは高音でズリ上がり、アマチュアプレイヤーの演奏を聴いているようだ)、内声のバランスも変だし、不備を補って余りあるような音楽性がある訳でもなく、期待が大きかっただけに落胆も激しかった。
同じ北欧でもバルト三国(スウェーデン、ノルウェー、フィンランド)には素晴らしいサクソフォンカルテットやオーケストラがあるというのに、デンマークはどうもなぁ…。このCDでパスカルの四重奏曲が知られるとしたら曲にとって不幸なことである。デファイエ・カルテットのCBSソニー盤LPを誰か復刻してくれ〜!
真珠の母のニジマスさんが「音楽の友」に載っているというので、店頭で見てみてビックリ。これは「載っている」つうより「特集されている」ということではないか。思わず買ってしまった。「音楽の友」を金出して買ったなんて23年ぶりくらいかもしれない。
| 7月22日 |
都響・東京芸術劇場シリーズ「作曲家の肖像〜チャイコフスキー」を聴く。
指揮は西本智実。ロシア仕込みの若手女性指揮者の東京デビューということで話題性充分、既にいくつかの音楽雑誌や新聞等でも紹介されたせいか客入りも良く、テレビカメラ(ドキュメンタリーを撮っているらしい)まで入っていた。
肝心の演奏だが、オーケストラの演奏自体は素晴らしいものであり、終演後はブラヴォーもたくさんかかり「若手指揮者のデビュー演奏会」としては成功したものだったのだろうが、指揮者の個性とか独自の解釈とかはほとんど感じられず、とにかく一生懸命一生懸命に棒を振って合奏の外見を整えた演奏であり、正直なところこんなにみんなで大騒ぎするほどの指揮者かなあ、と思ってしまったのは意地悪な見方だろうか。まあ、まだ若いのだから、今後に期待することとしよう。
| 7月21日 |
連休の谷間。ねむい。
発表会で吹くソプラノの本番前調整のためヤナギサワクロッシュへ。もうすぐ夏期休業なので今日しか空いている時間がなく、やむなく会社を抜け出して行く。それほど狂ってはいないかなという感じだったが、調整してもらうとやはり違うものだ。
発表会の宣伝のことでクロッシュの鈴木さんとちょっと話をする。「なんだあ、今年もやるのかよ、ホントにお前らよくやるよなあ、まあ頑張ってくれよ」と、まあいつもの調子だった。
会社帰りには、先日ネジがパッキンと折れてしまったハリソンのリガチャーの後継を探すべくアクタスに寄る。ヴァンドレンのオプティマムを考えていたが、アクタスのO氏の勧めでBGのトラディションにしてみた。
久々に渋谷タワーに行ってみたら、先日海外に注文を出したら品切れだった Dinant Saxophone Quartet のルネ・ガイー盤が入っていたので即買う。あと Eino Tamberg (1930〜) という未知の人の作品集を見つけたのだが、サクソフォンのコンチェルトが2曲入っていたので、迷った末これも連れて帰ることにした。←(後日談)エストニアの作曲家らしいのだが、近代フランス系の響きのする私好みの音楽で、サックス以外の曲も含めなかなか面白かった。演奏も悪くない。
| 7月20日 |
休日。「なめら〜か」練習で横浜みなとみらいへ。今日は横浜港の花火大会で(そいえば今日は「海の日」)、桜木町の駅に着いた時点から何かただならぬ人の多さ(花火が始まるのはまだ6時間も先なのに)。あるメンバーは車を駐車場に入るまで1時間かかったとか、いろいろ。
総勢8人が集まった。今回はお楽しみタイムということで、様々な組み合わせの4人で持ち寄ったカルテット譜の初見会をしてみる。ほとんどは爆裂玉砕状態で、中には戦闘にすら入れなかったものもあり(スカルラッティの3つの小品…)、改めてカルテットとは難しいものだ。
練習終了後はいつもは隣のロイヤルホストに入るのだが、今日は一刻も早くここを離れようということで、2台の車に分乗して横浜港から逃げ出し、国道1号を北上して鶴見の「ガスト」へ。店内はすいていて、ガストとは思えない。きっとみんな花火大会に行ったんだろうな。
先日電撃婚約を発表したY氏とその婚約者、要請があって連れてきたウチの同居人、という3人がドメスティックな会話をしている横で、残りの5人は来年の演奏会に向けてカルテット・プロジェクトの話題に熱中する。サンジュレーの四重奏をやろうという話になったのだが、楽譜が私の家にあるということを知って「ウチに来る」ということになった。
「ガスト」を出たのが10時近くで、メンバー3人が我が家に着いたのは11時過ぎ。家にサックス吹きを迎え入れるのは初めてだったもので、歓迎の意味を込めてとっておきのおバカCD
Nuclear Whales Saxophone Orchestra
を聴かせて差し上げた。さすがに皆様ショックが大きかったようで、これから埼玉県坂戸まで行くとのことなのだが大丈夫だろうか、と、送り出した後マジで心配してしまった。それにしても車に乗る人たちの行動力はすごいなあ、と、電車にしか乗らない私としては感心する。
| 7月19日 |
昨日のフルモーQ.には結局行けなかった。今年はサックス関係の演奏会に関して、結構重要なものの聴き逃しが多いなあ。
遠藤朱実先生の門下の会のラージアンサンブルで使いたいからというので、ソプラニーノサックスをリサーチのM君に貸し出すことにする。かなりガタのきている楽器だが、自分の部屋で寝かせてるよりはいいだろう。
| 7月16日 |
昼間、自分の部屋でヴィラ=ロボスのファンタジアを少しばかりさらう。(8/7の発表会のため。)人前で吹くのは4年前の発表会以来だが、指は結構覚えているようだ。だが、当時いい加減に済ませておいた部分というのは今もやはりいい加減にしか吹けないもので、二度めの今度こそはちゃんと仕上げなければというプレッシャーを感じる。
N響のヴァイオリニスト根津さんのホームページには、音楽をやっている人間(聴く方も演奏する方も)にとって示唆に富む文章が載っており、よく見に行っているが、今日も楽器をしまってからちょっと見てみたらタイムリーにも手厳しい文章が。
音楽は瞬間の芸術ですから、1つ1つの事を考えながらやっているのではダメなのです。やることを丸ごと覚えるようにしなければ絶対に間に合わないのですが、このことはどうしても軽視されてしまいます。何度も言っている事ですが人間の反応速度を考えると1つの動作をするにはどうやっても0.3秒位かかります。ということは4分音符が120の速さだと満足に反応できるのは4分音符までです。8分音符になると0.25秒で終わってしまいますからもうすでに対応できない速さです。その速さなのに16分音符の曲を暗譜もせずに譜面にかじりつきながら弾く人がほとんどなのです。とにかく速い曲を弾けるためには頭の中に動きのイメージがなければいけないのです。
普段プレッシャーのかからない状態で弾けないものが本番のプレッシャーがかかって弾けるわけがないのに、火事場の馬鹿力だけを頼りにして弾いているなんて信じられません。根津昭義ホームページ 'Muse' / ひとりごと(7/14)より
火事場の馬鹿力だけを頼りに…
まさに自分のことだなあ(^^;
結局、全部覚えてしまうくらいまでさらい込まないとダメ、ということか。
この「一動作0.3秒説」というのは思い当たる節がいろいろある。覚えておこうっと。
夕方からは保土ヶ谷に出て、楽友協会アンサンブルの練習に初参加。こちらはバリトンサックスで、やはりヴィラ=ロボス(ブラジル風バッハ1番と5番のそれぞれ第1楽章)。編曲の鈴市さんとはweb上でのやりとりはあったものの正式には初対面。頭を吹く名手K氏も予定外に現れ、初顔合わせながら結構充実した練習ができた。
家に帰ると皆既月食の真っ最中。ぼんやりと赤黒い月が夜空に浮かんでいる。地球の大気を通った回折光のせいで赤く見えるんだそうだ。こんな感じ。(終わりかけの頃)
(C)Tom /
ちなみに写真ではありません / 無断転載を禁ず
| 7月15日 |
ヤマハ目黒吹奏楽団演奏会(大田区民ホール・アプリコ)を聴くため出かける。目的地は蒲田。
武蔵小山から東急目蒲線に乗って行く。物心ついた頃から沿線住民として乗り続けてきた目蒲線だが、あと3週間で経路&名称が変更となる。
という訳で途中の多摩川園駅で降りて、駅名表示等を写真に収めてきた。
この多摩川園という駅はさらに昔「多摩川園前」という駅名で、駅前には多摩川園という小さな遊園地があったのだった。子供の頃親に連れられて何度か来ているはずだが記憶がなくて、覚えているのは私が隣駅の沼部にある高校の3年生だった年の6月、廃園になるという話を聞いてクラス仲間の何人かで遊びに行った時のことだ。通学の電車の窓からよく見えていた小さな観覧車(4〜5階建のビル程度の高さ)があったけれど、もう動いてなくて皆で残念がったっけな。廃園後、跡地はテニスクラブになったが、このテニスクラブも最近倒産?したのでは。時代の有為転変を実感する。
時間があったので高級住宅街の中を散歩がてら田園調布まで歩き、駅前の洋菓子店「レピドール」の喫茶室でちょっと休憩。さすが、田園調布マダム御用達のケーキは美味だった。いざ蒲田へ。
会場のアプリコは一昨年出来たばかりの新しいホールで、木の香りが快い。ロビーでは「音の輪」軍団に大量遭遇。舞台にもたくさん乗ってるからなあ。入場無料のせいか、地元に住んでいる顔見知り(高校の後輩とか)にバッタリ会うことも多かった。
ある意味とても懐かしい音を聴くことができた。私自身が以前(92〜95年頃)ここの団員だったからというだけでもないだろう。先月聴いた横浜楽友協会などとはまた違うが、アマチュア市民吹奏楽団のひとつの王道という感じがする。曲も、とくに第2部の「元祖」ディズニーメドレー、アフリカンシンフォニー、ニューサウンズ版ウェストサイド・ストーリー、アンコールの『ヘイ・ジュード』(私が中学2年でブラバンを始めて最初に吹かされた譜面だ)などなど、懐かしく、しかも「名曲」揃い。
第1部のメインプロの『ピース・オブ・マインド』、アマチュア的ガンバリだけではいかにも厳しいのでは、と聴く前は思っていたが、予想外の健闘だった。もちろん改善しなければならない点はいろいろあるが、上を見たらキリがないし、だいたい自分が団員だった頃のことを考えたら、こういう曲がプログラムに乗るようになったというだけでも感涙モノなのかもしれない。
アマチュアの音楽家というのはまず自分の楽しみのために、あるいは義理で来てくれる身内のお客さんを相手に活動をしているところがあるけれど、やはりそれだけじゃいけないと思う。演奏する以上は何よりも音楽の素晴らしさを伝えたいと思うし、聴いてくれたお客さんが純粋に「良かったな」「また聴きたいな」と思ってくれたとしたら、それは何らかのメッセージが伝わったということであり、それこそが「王道」に違いない。ちょっと油断するとすぐマニアックな道に走りがちな自分自身を少しだけ反省したひとときだった。
| 7月14日 |
シエナ・ウィンドオーケストラ第9回定期演奏会を聴く(すみだトリフォニーホール)。
よく知られた系統のオリジナル2〜3曲とクラシック名曲(今回は『三角帽子』)の間にポップスステージを置くという、アマチュア団体のコンサートに近いコンセプトは以前と変わらない。もう少し冒険的なプログラムを聴いてみたい気もするが、これはこれで良かろう。指揮は、過去6回振った佐渡裕(本日は芸劇で読響を指揮しているはず)の代わりに、金聖響。初めて聴く指揮者だが、元気は良くてもカラ元気にならず素直な指揮ぶりで、細部への目配りも効いていてなかなかよい指揮者だと思った。この人、もしかして左利きだろうか(棒の振り方を見ていて思った)。
しかし今日最も印象深かったのは、第2部の伊東たけしオン・ステージだった。『オーメンズ・オブ・ラブ』『トゥモロー』『宝島』『トゥルース』、アンコールで演奏された『マジック』といった懐かしい名曲の数々と、サックスとEWIを駆使した渾身のアドリブ。これを書いている時点ではもう丸3日以上経っているというのに、今でも放っておくと頭の中をメロディが回り出す状態だ。おやじギャグ連発の司会者(トロンボーンの郡さん)はちょっと寒すぎたが…(^^;。シエナのホームページに書いてあったけど、「週刊宝島云々」という『宝島』の前振りなんか、今日の演奏会に先立つ地方公演でも毎回同じことを言ってたらしいぞ(^^;。
それにしても思うのだが、今の時代にこういう、メロディもリズムもハーモニーも分かりやすくてカッコいいインスト物のポップスというのは、いったいどこに行ってしまったんだろう? 私が知らないだけか?
| 7月11日 |
5月の「音の輪」のライヴCD、ビデオが届いた。ビデオは今見れないので(機械がないのだ)、とりあえずCDのほうを聴く。
「音の輪」はやっぱり、「リードの曲を演奏するバンド」だなあと思う。リード作品ではあれほど見事なソステヌートの音楽を聴くことができるのに、これがホルストとなると…(^^;。まあ、仕方ないか。
| 7月10日 |
本日より社会復帰。眠くてしょうがない。
ムジクケラー音楽事務所のホームページで見つけた、クロノイ・プロトイという作曲家グループの発表会(Saxで雲井さんと林田さんが出演)を聴くため、新宿・歌舞伎町へと出る。会場はコマ劇場前の名曲喫茶ということだったが、なかなか見つけられずコマ劇場の周りをぐるぐる歩き回ってしまった。歌舞伎町のような場所で店を探しながらウロウロしてる奴なんてのは客引きの格好のエジキであり、うっとうしくてしょうがない。という訳で一計を案じ、携帯電話を耳に当て、電話でナビゲーションを受けながら歩いているようなフリをして探す。おかげで開演時間を過ぎてしまい1曲聴けなかった。なるほど、こういうことがあるから開演が7時半だったのか。(?)
| 7月9日 |
台風を無事やり過ごし(8日朝は暴風雨だったが、電車に乗って西に向かうにつれ天候は回復)、白馬村へと行ってきた。
白馬には7人が集まった。地元長野の幹事団2人、東京・埼玉から3人、茨城から1人、三重から1人。最近のニフティ軍団のオフとしては少人数だ。会場の「アコースティック」は小ぎれいなスタジオ付ペンションで、オーナーは元プロのギタリストらしい。スタジオの錚々たる付帯設備と、食堂に備え付けのドラムセットとギターアンプがいかにも、という感じ。
夕食までは持ち寄ったアンサンブルの譜面等の音出し。私が持っていった楽譜では、ベートーヴェンのトリオ作品87(A/T/B)や、『くるみ割り人形』組曲全曲のサクソフォンカルテット版などを鳴らしてみる。
夕食はスープ、サラダ、サーモンのマリネにステーキというメニューで、なかなか美味。オーナーから「せっかくだからここで演奏してください」という依頼をその場で受けて(最初は冗談かと思った)、その日の泊まり客5人(オーナーの昔のミュージシャン仲間3人と、若いカップル一組。女の子のほうは昔サックスを吹いていたそうだ)が酒を飲んでいる前でライヴを開催する、という事態となった。ベートーヴェンのトリオ第4楽章、ゴールドブレンド協奏曲(♪ダバダ〜、というやつ)、川の流れのように、太陽にほえろという4曲を披露したところ(演奏はめちゃくちゃだったが)、非常にウケてしまいアンコールがかかり、急遽スタジオに戻り追加練習をして第2部までやってしまった(サンジュレーの四重奏曲第1楽章、前田憲男編曲の『もみじ』、グレン・ミラー・メドレー、Gメン75)。お世辞じゃないか、と思うほど過分な誉め言葉もいただいて大好評だったのだが、どうも本当に受けていたようだ。管楽器だけのアンサンブルというのはとても新鮮に聞こえるらしい。
我々の演奏の後はオーナー自らのギターと、仲間のお客さんがドラムとベースで参加しての大セッション大会となる。こういう時アドリブがバリバリ吹けるとイイなあと思う…。今回のメンバーで唯一アドリブ経験のある、茨城から来たみいさんが大活躍してくれた。
スタジオの使用は建て前は午後9時までなのだが、そんなわけで文句を言う人は誰もいないので(隣の建物までは100mくらい離れてるし)、深夜まで吹き放題だった。このペンションは面白いからまた何かで使いたい。
9日は好天。山の向こうに、日本アルプスの稜線に雪が残っているのがよく見える。
朝食の間、食堂のテレビで以前オーナーが長野放送の取材を受けた時の番組の録画が流れていた。白馬おじさんバンド、というのを組んでCDまで作ってしまったとのこと。今でもライヴに出演する現役ミュージシャンで、しかも本業はペンションのオーナー。まだ40歳なんだそうだ(若い!)。なんか、晴耕雨読を地で行ってるというか、うらやましくなってしまうような境遇だが、こういう人ってのはきっと若い頃にめちゃくちゃ苦労しているんだろうな。
午前中はカルテット音出しいろいろの続き。最後に私の持参した『ホルベルク組曲』八重奏版(今「なめら〜か」でやってるやつ)を全員で初見で鳴らしてみた。さすがに全く歯が立たない。
11時でお開きにしてペンションを後にする。地元組の案内で、白馬名物・長野五輪のジャンプ台へと向かう。ラージヒルとノーマルヒル(昔ふうに90m級と70m級と言ったほうが私などにはしっくりくる)が併設された日本唯一のジャンプ台だそうだ。リフトとエレベーターを乗り継いで頂上まで上る(スタートポイントのすぐ上に見学用デッキがある)。白馬一帯を眼下に一望する素晴らしい眺めと快い風。上から見ると着地コースはほとんど崖状態で斜面が全く見えない。
昼飯はこれも地元組の案内で、手打ちそばの店「山品」。大きな座敷の造りで、長野五輪の選手をはじめとする写真や有名人の色紙が壁じゅうに貼ってあり、有名な店のようだ。これまた美味。
「山品」の前で解散。今回は人数は少なかったが貴重な経験のできたオフではあった。松本駅まで送ってもらう途中、穂高のみやげ物屋に寄る。ジャムがそろそろ切れそうなのでちょうど良いかと沢屋のジャムを買う。以前買ってきた白桃ジャムが美味しかったので探したのだがなかったので苺ジャムにした。長野地方限定の「信州りんごプリッツ」も買う。←これ、おいしいです(後日談)
16時6分のスーパーあずさに乗れたので、帰宅は7時半ちょっと前。東京は暑い。
| 7月6日 |
今週は仕事が忙しくてなかなか日記が書けない。せっかくいっぱい買ったCDも聴く時間がないことだ。
週末は、こないだも書いた通りニフティ(今は「ニフティサーブ」とは言わないわな)のサクソフォン軍団のオフ会で白馬に行く予定なのだが、どうも台風が来るみたいだし… とりあえず8日の「はぁちじちょおぉどのぉぉ」あずさの切符を取ったけど、電車動くかしらん。
| 7月2日 |
真夏の暑さの中、都響プロムナードコンサートを聴きに出る(サントリーホール)。
指揮は先日の定期に続いて佐渡裕。佐渡ファン?の女性客等で全席売切れの盛況だった。冒頭のモーツァルトから元気一杯な演奏で、速めのテンポと強大なダイナミクスで聴かせたメインプロのショスタコ5番の終演後は会場中にブラヴォーと口笛が飛び交った。洒落たアンコールもあり爽快な聴後感だったが、演奏会の後に残る余韻というものをあんまり感じなかったのは(1日も経っていないのに演奏の細部の印象をよく覚えていない)ちょっと不思議。
クラリネットのソリストはピアノのヴラディミールの息子だそうで、わりとビジュアル系のお兄ちゃんだ。モーツァルトを聴く限りでは、指は回るけど音楽は地味で可もなく不可もなしという感じだったが、コンチェルト後のアンコールで吹いたコヴァーチ『ファリャ讃』は別人のように生き生きとした見事な演奏だった。
帰りに渋谷に出たついでにタワーに寄る。平野公崇氏のCD「ミレニアム」発売記念の店頭イベントがちょうど終わったところだった。そういえばまだ買ってなかったなあこれ。という訳でサインは貰えなかったが購入(まだ聴けていない)。他にもいろいろ買い込んだ。