連載:クラシカル・サクソフォン歴史的名盤探訪
| クラシカル・サクソフォンの音盤というのは、今でこそたくさん出回っていて、こんなに買いきれないよ〜、と悲鳴を上げる(それは私だけか)ほどだが、一昔前はホントに少なかった。ほんの10年足らず前にはまだ、イベールの傑作、アルトサクソフォンと11楽器のための『コンチェルティーノ・ダ・カメラ』のCDを探そうにも、世界中で1枚も発売されていない、という状態だったのだ。信じがたいことに。 CDの時代になってもこうだったから、それ以前のLPレコードの時代なんかもっと大変だったかというと意外とそうでもなくて、その頃は最初から「そういうもん」だと思って、数少ない貴重なレコードを繰り返し聴いていたような気がする。世の中を飛びかう情報量自体が現在より格段に少なかったのである。もしかしたらそのほうが、物事を深く考える上では健全な状態だったのかもしれない… そういえば当時、サックスが好きでレコードも収集している、というようなヤツの部屋に上がらせてもらうと、どこも大抵同じようなレコードが棚に並んでいたっけなあ。 という訳でこの連載では、そのような時代に存在した懐かしいクラシカル・サクソフォンの録音の数々を、「当時の視点」と「現代の視点」の両方でもって紹介していこうと思っている。懐古趣味的な物言いが頻出するかもしれないが、ご容赦願いたい。 |
1.ユージン・ルソー(Eugene Rousseau)/サクソフォン協奏曲集
2.マルセル・ミュール(Marcel Mule) … 05/2/19更新
3.ダニエル・デファイエ(Daniel Deffayet) … 05/2/19更新