仲宗根かほる@赤いからす

 

 

ライヴの感想
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7月19日(水)吉祥寺赤いカラス
仲宗根かほるvo/小池純子p/中村新太郎b

仲宗根かほるさん(7月19日赤いカラスにて)

 祝日前の夜で、しかも仲宗根さんということもあり、まずまずの入りでした。

 仲宗根さんは、彼女が好きだと言うビバリ・ケニーよりもややハスキーで、むしろルーシー・アン・ポークに近い独特の可愛らしさがある歌手です。

 この日の彼女は、50年代の白人歌手が歌ってヒットしたアメリカンポピュラーソングを中心に、それらをほんの少し自分向きにアレンジして歌っているだけなので、私のようなスタンダ−ドナンバ−好きには楽しく聴けました。また「2人でお茶を」をヴァースから歌ったり、他の歌手があまり歌ってくれない「イグザクトリ−・ライク・ユ−」や、パティ・ペイジやジョー・スタッフォードの歌でおなじみの「ユー・ビロング・トゥ・ミー」を歌いました。そういう意味では、若いヴォーカルファンだけでなく熟年ヴォーカルファンも愉しめる内容だど思います。

 残念ながらこの日はあまり話しをすることができませんでしたが、以前聞いた話で印象的なものを紹介します。

 彼女はベテランのミュージシャンと共演することが多く、仕事も彼らからもらうことも多いようですが、そのうちの一人に、ベースの根市タカオさんがいます。若い人は、ご存じではないかも知れませんが、昔11PMというちょっとエッチ?なテレビ番組で、大橋巨泉さんが担当の日があり、その中でジャズを演奏するコーナーがありました。根市タカオさんはその時の初代ベーシストでした。今から20年以上前の話ですから、やはり古い人です。三田倶楽部でのライヴの時、その根市さんがおっしゃってましたが、「彼女は休みの日にも8時間、ステージのある日には4時間以上も勉強している。それが、自宅で勉強しているのかと思ったら、自分でお金を払って、スタジオを借りて勉強している。」とすごく彼女の努力を誉めていました。彼女に聞くと、文無しで東京に出てきて、新聞配達やバンドボーイなどしお金が無いから、外食なんてほとんどできなくて、なんとが自炊して凌いできたそうです。今回そうした苦労が実を結び、メジャー・レーベルでCDを出すまでになったことに、心から拍手を贈りたい気分です。いい根性してます。

 終戦直後のアメリカンポピュラーソングが好きな方なんかには、きっと懐かしさを感じさせられる歌手でしょう。

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