八戸童話会 創作童話集 おとぎの森No.4 より
優秀作品 「星」 宮本香織(高校2年生)
みなさんは、どんな時にお星さまを見ますか。お星さまがとってもきれいに輝いている時。うれしい時。楽しい時。悲しい時。さびしい時。どんな時にせよ、お星さまは、私達の話しに耳を傾けてくれます。そして、キラキラの笑顔を見せて、一緒に喜んだり、勇気をくれたりします。今日は、そんなとっても優しいお星さまのお話を、逆に私達がきいてあげましょう。
えっ、その前に、どのお星さまが主人公かって?それはね・・・・・。
「ああ、僕はなんて小さな星なんだろう。月のように大きく明るく光ることができたなら、どんなにかすばらしいだろう。」
星は大きなため息の後、こう言った。すると遠くの方から月の声が聞こえてきた。
「私はあなたがうらやましい。だって私はたった一人だけど、あなたには大勢の仲間がいるんだもの。」「どんなに大きく明るく光ることができたとしても、仲間がいなかったら、それはとてもさびしいことなのよ。」と。すると今度は、風が星のまわりをスッーと通り抜けました。そして、こんなことを教えてくれた。
「冬にサンタクロースさんが、僕にこんなことを話してくれたんだ。」
「冬の夜は、とっても真っ暗なんだよ。でもね、お星さまたちのおかげで、子供たちの所まで道に迷わずに行くことができるんだよ。」
「大勢のお星さまがいるから、僕は一日でプレゼントを渡していくことができるのさ。」
と。それを聞いたお星さまはとってもうれしくなりました。そして、月と風のおかげで仲間の大切さを知ることができたのです。
これで、このお話はおしまい。あっそうそう、主人公のお星さまのことを言い忘れていましたね。そのお星さまはね、みんなが夜空を見上げた時に、一番ステキだなぁと思った星なんですよ。もしも、あなたがこのお星さまとお話をしてみたいと思ったら、心をしずめて耳を傾けてみて。もしかすると、お星さまの声が小さな小さな声で聞こえてくるかもしれませんよ
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