オオセッカは一時は絶滅したと考えられ幻の鳥と呼ばれました。
その後、国内数箇所と中国の一部で確認され、世界でも千から二千羽と推定され環境省のRDB絶滅危惧TBに指定されています。
オオセッカの代表的な生息地である仏沼と八郎潟はどちらも農地として干拓され湿原性の環境が復活した場所です。
仏沼は四百羽を越えるオオセッカの生息が確認され、毎年維持されています。しかし八郎潟は国設鳥獣保護区に指定されながらもほぼ絶滅状態にあります。
同じ干拓地でありながら大きな違いが現れたのは、仏沼はヨシの成長を抑制する特殊な地層をしており、オオセッカが繁殖できる環境が継続されやすい好条件を有していたからです。
仏沼には環境教育牧場という開発構想があります。幾度かの計画変更を経て「オオセッカと共生できる放牧場」として落ち着き、2004年7月2日に三沢市が2期工事以降を凍結することを発表したこと(放牧場・一期工事終了)を受けて、事態が急速に動き、2005年11月にラムサール条約に登録され、オオセッカに代表される生態系の保全に向けて大きく前進しました。