鉄道唱歌 東海道編 (改訂部分編)

ボルドーになっているところか改訂部分です

4.大森蒲田川崎や 鶴見もいつかあとにして
東神奈川立つ汽車の 行くてはそれよ八王子
5.神奈川過ぎて平沼の あなたを見れば百船の
煙は空をこがすまで ここ横浜の大港
6.横須賀ゆきは乗換と 呼ばれておるるは大船の
次は鎌倉いざさらば 源氏の古跡や訪ねみん
8.ここに開きし頼朝 幕府のあとは何かたぞ
松風さむく日は暮れて こたえぬ石碑は苔あおし
9.北は円覚建長寺 南は大仏星月夜
七里が浜も江ノ島も 行くに電車の便よし
10.汽車より逗子をながめつつ はや横須賀に着きにけり
見よ軍港の雄大を 下に東海のしずめなり
11.また本線に立ちかえり 藤沢茅ヶ崎平塚も
過ぎて名高き大磯や 海水浴のはじめの地
12.国府津おりれば電車あり 小田原熱海行くもよし
箱根八里の山道も あれ見よ雲の間より
15.ここ御殿場夏ならば われも登山をこころみん
高さは一万数千尺 十三州ただ一目
16.三島駅には官弊の 三島神社の宮居あり
伊豆鉄道に乗りかえて 一夜泊まらん修善寺に
19.世にも名高き興津鯛 鐘の音ひびく清見寺(きよみでら)
清水に続く江尻より ゆけば程なき久能山
32.大高おりて桶狭間 ゆきて昔のあととわん
熱田の宮に伏おがむ その草薙の神つるぎ
33.つづく名古屋は中京と世にうたわるる大都会
名高き金の鯱は 今なお城の光なり
34.伊勢路の旅はまたの日と 木曽川越えて美濃に入る
地震のはなしまだ消えぬ 岐阜の鵜飼を見てゆかん
35.父やしないし養老の 滝は今なお大垣を
三里へだてて流れたり 考子のほまれともろともに
37.山はうしろに立ち去りて 前に来るは琵琶の海
ほとりに沿える米原は 北陸道の分岐
40.瀬田の長橋左に見 ゆけば石山観世音
紫式部が筆のあと のこすはここよ月の夜に
46.東寺の塔を左にて とまれば七条ステーション
京都京都と呼びたつる 車掌の声もなつかしや
57.帝国第二に位して 商工さかゆる大阪市
安治川口に入る船の 煙はたゆるひまもなし
58.ここぞ昔の難波の津 ここぞ高津の宮のあと
千古の英雄秀吉の おもかげ城に残りたり
62.神戸に今はつきにけり 帝国第二の大港
集る船の船じるし 見れば世界の旗ずくし
65.おもえば夢か時のまに 百五十里はしりきて
神戸の宿に身をおくも げに文明のたまのもよ





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