ハモ対決 
放送日:平成11年7月16日


【主宰の口上】
  今日、7月16日と言えば日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭の宵山。そこで今宵は最もふさわしい男を迎えました。京都の中でも最も洗練された京料理を造る男。

【挑戦者】
  京都「吉泉」主人 谷河 吉己(48)

〔経歴〕
1966  京都にて修業開始
1982 京都・下鴨に自らの店を開店

【鉄人】
  森本正治(和食)

【素材】
  ハモ
(明石近海で獲れたハモ 20匹)

【ゲスト】
 
十朱 幸代 (女優)
片岡 鶴太郎 (俳優)

【作品】
  挑戦者(6品)
 鱧の前菜 ほおずき盛り
    白子から浮き袋まで、ハモの内臓全てを使った色鮮やかな作品です。
 吉野鱧
    炭火で炙ったことで、ハモの魅力をそのまま引き出しています。まろやかな口当たりも魅力です。
 焼き鱧 磯の香り
    鱧料理に欠かせない梅肉のほか、ワカメのタレで磯の香りとハモの風味を強調しています。ハモの味と見事に調和する冷たいヒレ酒をつけました。
 鱧のしゃぶしゃぶ
    食べる楽しさを考えた演出も完璧です。
 鱧雑炊 カレー風味
    ハモの身を皮の方から薄く千枚切りにしたことで、通常とは違う食感を作り出しました。スパイシーなカレー風味のあんがハモをさり気なく引き立てます。
 骨煎餅と京番茶
    サクサクした骨煎餅と京番茶の香ばしさが見事に調和した作品です。

鉄人(6品)
 ハモのカッペリーニ
    キャビアの程よい塩気と、トマトの酸味が独自の食感とよくマッチしています。
 バーニャ・カウダ
    ダシで煮たハモの卵をニンニク風味のアンチョビソースにつけていただく、濃厚な前菜です。
 ハモとじゅん菜のゼリー
    ハモとじゅん菜、それにゼリーという食感の違いを楽しむ作品。夏らしい味わいです。
 ハモチゲ
    韓国の家庭料理をアレンジした作品。スープの辛みがハモの味をよりダイナミックに変化させています。
 スパイシーハモフライ
    カレー粉を使い、インドを意識した作品。カリカリの外側とホクホクの中身の出会いが、食の魂を揺さぶります。
 ハモ釜飯
    淡白な中にハモの魅力を感じさせる奥深い作品。ハモでとったスープも絶品です。

【審査員】
  加納典明、十朱幸代、片岡鶴太郎、石井好子

【主宰のお言葉】
  祇園祭の宵山に行われた今日の「ハモ対決」。この闘いの熱気は祭りにも劣らないものがったと思います。

それでは発表します

ハモというテーマで京都の夏を演出した挑戦者と、和食の新しい可能性を見せた鉄人。対極にある二人の和食に今、一つの判定が下されようとしています。京都の祇園祭とニューヨーク風の祇園祭、舞子さん達の歓喜の声は果たして最後にこだまするのか。さぁいよいよ発表です。鉄人か?それとも和食の勇者か?

【勝者】
  挑戦者:谷河吉己

【ジャッジペーパー】
 
   加納   十朱   片岡   石井 
 谷河 吉己    19     17     20     18  
 森本 正治    17     16     19     17