寿司対決 
放送日:平成11年6月18日


【主宰の口上】
  長年やってみたかった、史上初の「寿司対決」。今回は俳優であり映画監督の竹中直人が本物の江戸前寿司を握る職人を連れてやって参りました。180年間続く江戸前寿司の神髄を現在に伝える男。

【挑戦者】
  四ッ谷「すし匠」主人 中澤 圭二(36)

〔経歴〕
1978  15才、修業を開始
1993 30才、四ッ谷に「すし匠」を開店

【鉄人】
  森本正治(和食)

【素材】
  寿司ネタ5種【マグロ、コハダ、穴子、卵、干瓢】
(マグロ 20kg、コハダ 30匹、アナゴ 40匹、卵 80個、かんぴょう 50本)

【特別ルール】
  制限時間1時間(シャリの下準備は除く)
5つのテーマ食材を使い
寿司の魅力をより引き出した者が勝ちとする
尚、試食の際、寿司のにぎり直しはOKとする

【シャリの下準備】
 
挑戦者 コシヒカリ(新米8:古米2)
鉄人 カリフォルニア米(秋田小町1:コシヒカリ1)

【ゲスト】
 
浅田 美代子 (女優)
小林 亜星 (作曲家)

【作品】
  挑戦者(5品)
 コハダの江戸前にぎり
    江戸と現代の寿司の融合が全体のテーマです。
 マグロのづけと皮ぎしにぎり
    皮に最も近く脂が乗っている“皮ぎし”という部分を使いました。どれも非常にデリケートな味わいです。
 アナゴの江戸前にぎり
    アナゴは塩と一時間で作ったオリジナルのタレ、2種類をにぎりました。
 カンピョウ巻き
    江戸のスタイルにこだわらず、最近流行のわさび入りで仕上げました。
 江戸前タマゴのにぎり
    エビのすり身が甘い卵と繊細に調和。風味豊かな作品です。

鉄人(5品)
 コバダのにぎりとガリN.Y.スタイル
    コハダと鮒鮨の卵の相性が抜群。4種類のガリも楽しめます。
 ベトナム風マグロの巻き寿司とにぎり
    バーナーで焼いたマグロには、わさびの香りに青唐辛子を合わせました。巻き寿司はマヨネーズとタバスコが新鮮なマッチングを見せる新時代の寿司です。
 アナゴの蒸し寿司
    アナゴの蒸し加減が絶妙。干瓢の歯ざわりから卵の甘みまで、全てバランスよく計算された作品です。
 シャリゾット
    口の中に残るまろやかな酸味が印象的です。
 ポップライスとカンピョウアイス
    完全に固まりきれなかったカンピョウアイスを急遽スープスタイルに変更しました。

【審査員】
  栗本慎一郎、浅田美代子、小林亜星、岸朝子
竹中直人(試食のみ)

【主宰のお言葉】
  江戸前寿司の神髄を教えてくれた挑戦者。そして21世紀の寿司を作った鉄人。初めてのこの寿司対決、非常に面白い試合でした。

それでは発表します

キッチンスタジアム初の寿司対決を終えた二人の料理人。そのスタイルは全く違いましたが、その根幹にある和食の心は同じでした。正統派の江戸前寿司を森本の発想が上回れることができるのか。竹中直人も固唾を飲んで見守っているこの一瞬。さぁいよいよ発表です。鉄人か?それとも江戸前寿司の勇者か?

【勝者】
  鉄人:森本正治

【ジャッジペーパー】
 
   栗本   浅田   小林   岸 
 中澤 圭二    17     16     17     16  
 森本 正治    20     20     15     19