トマト対決 
放送日:平成11年4月16日


【主宰の口上】
  料理界のセリエAとも言われるイタリア人シェフ軍団が、再び挑戦状を叩きつけて参りました。しかも今回はローマの伝統料理をそのまま日本に伝えている、セリエA一の頑固者。

【挑戦者】
  中野「イル・フォルネーロ」オーナーシェフ フランコ・カンツォニエーレ(37)

〔経歴〕
1978  16才で料理の修業を開始
1990 28才でその腕を見込まれ来日
1998 36才、中野に「イル・フォルネーロ」を開店

【鉄人】
  神戸勝彦(イタリアン)

【素材】
  トマト
(高知産 枝付きトマト 30kg)

【ゲスト】
 
東 ちづる (女優)
パンツェッタ・ジローラモ (エッセイスト)

【作品】
  挑戦者(5品)
 ローマ風トマト四種前菜
    アーティチョークのトマト詰めはアーティチョークのほろ苦さとトマトの酸味が調和した作品。リコッタチーズはフレッシュのままトマトの器に詰めました。モッツァレラチーズはアンチョビとバジルを合わせて黄金焼きに。さらにトマトのフリットを添えました。
 スカンピのフェットチーネ
    スカンピ本来の濃厚な旨みとトマトの爽やかな甘みが、舌の上で絡み合う傑作。アスパラでアクセントをつけ、季節感を演出しています。白ワインビネガーを入れて延び難いように工夫したフェットチーネも絶品です。
 トマトソースのオレッキエッテ
    耳たぶ状のパスタの歯触りが印象的。イタリア料理の原点とも言うべき素朴な味のトマトソースが魅力です。
 うなぎのトマト煮込み
    うなぎ独自の舌触りが、トマトに広がりを持たせています。
 フレッシュトマトと牛頬肉の煮込み
    トマトとタマネギの甘みが頬肉の中まで染み込んだ、フランコの自信作。これぞまさにローマ料理の象徴です。

鉄人(5品)
 鉄人風トマト前菜
    湯引きトマトにはカツオ、アボカド、ヨーグルト、山芋を詰めました。岩塩でいただく青い生トマト。その隣の生トマトには、スカンピやアンチョビを詰め、ほろ苦いフンタレッダという野菜を添えています。
 カプレーゼ風冷製ラビオリ
    あっさり味のスープとトマトの酸味と、ラビオリのチーズが三位一体となった傑作です。
 パッパ・コル・ポモドーロ
    パンを入れて煮詰めたトスカーナ地方の伝統料理。オーブンで焼いたフランスパンが香ばしく、カニの旨みが全体に行き渡っています。
 トマトのオーブン焼き ホワイトミートソース
    鷹の爪を刺して焼いたトマトが、辛さと酸味のチャッチボールをしています。ベーコンと仔牛を合わせたホワイトソースの調和も完璧です。
 トマトとオレンジのムース
    トマトの果肉を大胆に使うことで、新しい食感を生み出しました。

【審査員】
  栗本慎一郎、東ちづる、パンツェッタ・ジローラモ、細木数子

【主宰のお言葉】
  ローマの伝統料理をそのまま皿の上に表現してくれた今日の挑戦者。果たしてその味は日本人の口にあったのか?審査は2対2で分かれました。後は得点差で勝敗が決まります。

それでは発表します

伝統にこだわるセリエA一の頑固者と鉄人神戸が、真っ赤な流血戦を繰り広げたキッチンスタジアム。ローヤルボックスの仲間達はもう祝福の準備を始めているようです。セリエA軍団の集中砲火から神戸は逃げ切ることができるのか。さぁいよいよ発表です。鉄人か?それともイタリアンの勇者か?

【勝者】
  鉄人:神戸勝彦

【ジャッジペーパー】
 
   栗本   東   ジローラモ   細木   合計 
 フランコ    18     18     20     16     72  
 神戸 勝彦    17     20     19     19     75