バナナ対決 
放送日:平成11年2月12日


【主宰の口上】
  3年ぶりのバレンタイン・デザート対決。久々のこのビッグ・イベントに相応しい、若き天才シェフを呼び寄せました。フランスで行われた洋菓子のワールド・カップを最年少で制した男。

【挑戦者】
  自由ヶ丘「モンサンクレール」シェフ 辻口 博啓(31)

〔経歴〕
1985  18才で洋菓子の修業をはじめる
1997 30才でフランスに渡り、さらに技を磨く

【鉄人】
  神戸勝彦(イタリアン)

【素材】
  バナナ
台湾バナナ(完熟)10房
(未熟)5房
モンキーバナナ5房
モラード5房

【ゲスト】
 
雛形 あきこ (女優)
熊川 哲也 (バレエダンサー)

【作品】
  挑戦者(4品) “21世紀のバレンタイン”
カプリスショコラバナーヌ
    日本語に訳せば“気まぐれチョコバナナ”。その名の通り、気まぐれで移り変わる雲や風をイメージした作品です。
アプソリューバナーヌ
    皮をつけたままタイムで蒸し焼きにしたバナナは、まるで焼き芋のようなホクホクした食感。香草とバナナの組み合わせは今のフランスでの流行です。
ショコラソレイユ
    太陽をイメージした作品。紅茶のアールグレイをベースにしたクリームを敷き、三つ葉を添えました。
フォンダンショコラ
    “クープ・ドゥ・モンド”で個人優勝したときの飴細工を添えています。カカオ成分70%という苦みのあるチョコと、タヒチ産のバニラビーンズがバナナと見事な調和を見せている傑作です。

鉄人(5品) “恋人達のささやき”
チョコディップ 三色の恋
    チョコディップはワイン、抹茶、香草の3種類。タイの屋台で見かけた技法を使って、果肉まで火を通した炭焼きバナナを、そのディップにつけて戴きます。
バナナプリン 淡雪のささやき
    未熟バナナのエグ味を利用したプリンは、まさに淡雪のような食感が魅力。プリンの中に隠されたバルサミコがポイントです。
ペペロンチーノバナナ
    口直し的作品。イタリアの伝統パスタであるギターラをニンニクやホワイトチョコと合わせました。
ハートのココアラビオリ
    イタリアのカーニバルでお馴染みの揚げラビオリ。バレンタインを意識してハート型にし、中にゴルゴンゾーラを入れて、ココア風味で仕上げています。
チョコバナナグラタン
    チョコチップを散らしたグラタンは、やや苦めに仕上げていますが、横に添えたサヴァイヨンソースと塩を合わせることによって、甘味を演出しています。

【審査員】
  栗本慎一郎、雛形あきこ、熊川哲也、岸朝子

【主宰のお言葉】
  今もまだ甘いチョコレートの香りが残るこのキッチンスタジアム。緻密さと素朴さ、2つの甘さと辛さを味わいました。しかしこの判定に甘さはありません。

それでは発表します

世界No.1の若き天才パティシエと鉄人神戸が激突した今日のバレンタイン対決。総額60万円分のチョコレートが完璧な芸術に姿を変えました。神戸勝彦は鉄人のデザート不敗神話を守り切ることができるのか。さぁいよいよ発表です。鉄人か?それともパティシエの勇者か?

【勝者】
  挑戦者:辻口博啓

【ジャッジペーパー】
 
  栗本 雛形 熊川
 辻口 博啓    17     18     18     17  
 神戸 勝彦    16     16     14     19