冬景色の箱根温泉めぐり '03.02.19-21


二泊三日で箱根に行って来ました。

大阪から箱根へ
新大阪から新幹線ひかりに乗って三島を目指します。旅といえばやはり駅弁!?(^^; ホームで「中華飯店半ちゃん焼そば」という駅弁を買って車内へ。名前からして神戸の弁当かな?と思っていましたが、パッケージをよく見てみると、海遊館・太陽の塔・スカイビル・大阪城・通天閣の絵が。思いっきり大阪やん(^^;;; 
三島駅に到着。早速、小田急系のバス・電車・ケーブルカー・ロープウェイ・観光船等に乗り放題の「箱根ウィークデーパス」を購入します。通常期は3,410円のところ冬季限定割引で3,010円でした。いくら得したかは後ほど。
三島駅から箱根登山バスに乗り、芦ノ湖の南端・箱根町に到着。バス停の目の前にあるレストランで昼ご飯を食べました。パスを見せると料金が1割引に(^O^)v

箱根町から写真の箱根観光船の海賊船に乗り、芦ノ湖の北端・桃源台へ移動します。芦ノ湖の標高は730m。船上から見える山々は冬景色で非常にきれいでした。

温泉山荘なかむら [箱根町仙石原]
桃源台からはバスで仙石原へ移動、この旅一湯目「温泉山荘なかむら」へ。奥さんが@niftyの温泉フォーラムで評判を聞きつけた温泉です。日帰り入浴は1,000円。ご主人の話しでは、にごり湯の濃さは箱根随一とか。

早速湯船へ。ミルクレモン色のお湯がかけ流されています。浴室は大きなガラス張りで回りの景色と雪が心を落ち着かせてくれます。お湯の臭いは思うより薄い感じ。お湯を飲んでみると、これまた特長があって、すっぱいポカリという感じ。数分も経たないうちに手がシワシワになってきました。温泉成分の濃さが感じられます。

底に何かが沈んでいます。手ですくってみました。黄緑色の砂のような物です。臭ってみると強烈な臭い。なんと硫黄が大量に沈殿していたのです。こんなのを見たのは初めてで、もうビックリ。

源泉を大切にしたこういう温泉が好きなんですよね。風景も素晴らしい温泉山荘なかむら、みなさんにも強くおすすめ出来る温泉です。

[奥さんのレポート]

「仙郷楼前」という、2線のバスが通る便利なバス停から坂を登ること5分。静かで落ち着いた旅館の内湯です。
 立ち寄り湯のお客さんは常連さんがほとんどだそうで、「どこでウチのことを知りました?」と、ご主人が驚かれていました。そして、街道沿いに幟を立てて大体的に宣伝しているところはろくなところが無い、うちのお湯こそ本物ですよという説明がありました。
 確かに、かき混ぜるとお湯が乳黄色ににごり、沈んでいる沈殿物をすくって匂いをかいでみると強烈な硫黄臭。注いでいる源泉は飲めるようで、コップが置いてありました。少し酸味がありますがさほど癖がなく、飲みやすいです。これで焼酎の温泉割を作ると、程よい酸味がレモンを絞ったようで、絶妙のおいしさなのだとか。是非とも、泊まって味わってみたいものです。
 お湯の素晴らしさに、ダンナがブッたまげておりました。「よく、こんなところ見つけたなあ!」と。
 いいタイミングで、雪がちらちら舞いはじめており、内湯のガラスの外は何とも言えない風情を醸し出しておりました。

静峰閣 照本 [箱根町強羅]
今日のお宿は、強羅にある「静峰閣 照本」。仙石原からはバスで移動。どのバス停で降りたらいいか分からずちょっと行き過ぎてしまいました。歩いて宿を目指したのですが、この付近はものすごい坂道。心臓破りの坂ってこういうのを言うんだろうと思います。危うく心臓が止まるところでした(^^;



宿で奥さんのお母さんと合流。あいさつもそこそこに、とりあえずひと風呂(@_@)*\(^^;)バキッ

大浴場は内風呂が二つに、露天が一つといった構成。写真は内風呂の一つ。お湯は大涌谷からの引き湯だそうで、温泉山荘なかむらに似たお湯です。一湯目ですごい温泉に出会ってしまったので、あれ以上の温泉には出会えないだろうと思っていたのですが、引き湯とはいえかなり満足。

2枚目と3枚目の似たような写真、違いが分かりますか? ここのお湯も底に硫黄が沈殿していて、2枚目はお湯をかき回す前、3枚目はお湯をかき回した後です。分かりにくいかもしれませんが、2枚目より3枚目の方がにごっています。

露天風呂にも大涌谷からの引き湯が張られています。ただし内湯より薄められているような気がします。硫黄もそれほど沈殿していないし。でもかき回すとにごり湯になりました。
宿に泊まる楽しみの一つが夕食です。みんな食べるとまたおいしいんだ。
[奥さんのレポート]

中強羅の「静峰閣照本」さんに宿泊してきました。少し古びた、しかし大きくて威厳のある純和風旅館です。
 内湯はジェットの付いた透明な明礬泉と、その隣りに小さな硫黄泉のにごり湯があります。このにごり湯がすごいです。「温泉山荘なかむら」さんのお湯とほぼ同じ感じで、底に大量の黄色い湯の花が沈殿していました。朝5時頃入ってみたところ、沈殿しきって、角の方は凄まじい堆積でした。両手で、手のひらいっぱいにガバッとすくえます。この湯船、お湯はかなり熱いです。「かき混ぜてお入り下さい」と、貼り紙がありました。水うめはやはり禁止なのでしょう。
 露天は岩風呂です。かけ流れてはいましたが、ぬるく、色も匂いも薄め。
 この大浴場のほかに家族湯もあります。予約はしておらず、開いていれば自由に入れるシステム。中から鍵がかかり、立て札を「入浴中です」に裏返して入ります。家族湯といえど、小規模旅館の大浴場ほどの広さがあり、20人は入れそうです。カランも多く、脱衣場も広い。思うに、大浴場を新設する前は、ここがメインの大浴場だったのではないかと。そんな雰囲気でした。お湯は透明の明礬泉でした。
 そして、各部屋にある浴室も、温泉湯が出るらしいのですが、狭く、利用する人はほとんどいないそうです。
 料理も期待以上に豪華でおいしく、従業員の方も皆さん笑顔でとても親切でした。宿泊費は、冬の平日プランで1万2千円でした。まずまず、満足出来たおすすめのお宿です。

強羅から大涌谷へ

明けて20日は、まず大涌谷を目指します。お宿から歩いて2分位の所に箱根登山ケーブルカーの駅があり、そこからケーブルカーに乗ります。このケーブルカーは全長1.2km・高低差214mということですから、三角関数で計算すると約10度の勾配ということになりますね。数分で頂上の早雲山駅に到着しました。
早雲山駅からは箱根ロープウェイに乗り換えます。写真は大涌谷駅到着ちょっと前の眺めです。山の斜面の所々が硫黄の色に染まっていて、これぞ箱根という眺めにちょっと興奮してしまいました(^^;

大涌谷名物 黒タマゴ
今回の旅でかなり楽しみにしていたのが「大涌谷名物の黒タマゴ」。そういうタマゴを売っていると、事前に奥さんに教えてもらっていました(^^;

大涌谷駅から山を登って黒タマゴを売っている玉子茶屋を目指します。関東の地理をよく知らなくて全く気付いていなかったのですが、箱根って富士山の近くらしいですね。玉子茶屋を目指している途中、雲の隙間からひょっこり富士山が現れてみんなが騒いでいるのを聞いて、あっそうなんだって、慌てて写真を撮りました(^^;


玉子茶屋に登る道の途中には所々火山のガスが上がっている所があります。「火山ガス(有毒ガス)注意」の看板も何ヶ所かに設置されているのですが、この硫黄の臭いが温泉ファン(マニアではない(^^;)にはたまらないんですよね。

大涌谷駅から10分ちょっと歩いたと思います。玉子茶屋に到着。観光客の人達がみんな黒タマゴを買って食べています。我々も早速黒タマゴを購入。6個500円。本当に真っ黒でした。でも殻をむくと普通の色のタマゴでした。でも何だかおいしい気がする(^^;

黒タマゴを作っている池、というか噴火口なんでしょうけど、その池の前に黒タマゴの作り方等が書いてある看板がありました。

温泉池の温度 80度
蒸し釜内温度 95〜100度
大涌谷の黒タマゴが出来上がるまで
1.温泉池で10〜15分ゆでる
2.この時に温泉に含まれる硫化水素と鉄分が結合し硫化鉄となって自然に黒くなる
3.温泉池から出してさらに5分ほど蒸してできあがり

だそうです。上の写真が温泉池で、下の写真が蒸し釜です。

一つ食べると7年、二つ食べると14年の寿命がのびるともいわれるこの黒タマゴ。何個食べたかなぁ?多分4個食べたような気がするから、ということは28年も寿命が延びたということかな?(^^;

実はこの黒タマゴ、玉子茶屋から大涌谷駅近くの売店まで黒タマゴ運搬用リフトで運搬されていて、わざわざ玉子茶屋まで登らなくても、大涌谷駅のすぐ近くの売店でも買えるんです(^^; 今回はせっかくここまで来たんだから出来立てを食べたいと山道を歩きました。
大涌谷から今度は桃源台経由、箱根観光船で箱根町に戻ります。大涌谷から桃源台まではロープウェイがあるのですが、ちょうどこの時は保守だか何だかで運休中。バスで桃源台まで降りました。

芦ノ湖定食 [箱根町]
箱根町に戻りました。ここで昼食です。お母さんが食べたかったのが、芦ノ湖名産「公魚」。えっ「公魚」が読めない?私が電話で名前を言うと時々これに間違えられるんですよね。分かった?答えは「わかさぎ」です。芦ノ湖の公魚は宮内庁にも献上されているんだそうです。

公魚を食べさせてくれるお店は何軒もありますが、私達が入ったのはほん陣というお店。るるぶにも載っています。公魚は、朝、刺網で獲ったばかりとか。私は写真の公魚・ニジマス・ブラックバスのフライ・天ぷらがセットになった芦ノ湖定食を注文しました。ブラックバスは雑食性だしクセがあるかなと思っていましたが、ごく普通の白身魚でした(奥さんが食べた方は若干クセがあったらしい)。

この後、すぐ近くにある箱根関所も見物しました。資料館で資料を見て初めて知りましたが、関所は西へ向かう人だけをチェックして、東へ向かう人はノーチェックだったんだそうです。山々した所だから、山奥深い所を攻めれば関所破りできるじゃないかと思ったのですが、そうはいかないようにちゃんと要所要所を固めていたんだそうですね。

きのくにや旅館 [箱根町芦之湯]
箱根関所でお母さんとはしばしお別れして、バスに乗りもうひと湯(^^; 芦之湯「きのくにや旅館」です。

内湯の扉を開けるとしっかりとした硫黄のにおいがします。人が入るとお湯があふれますが、あふれ続けているという感じではない気がしました。浴槽内には吸い込み口と、温かいお湯の吹き出し口もあり。源泉が34.7度とのことですから、沸かし湯には間違いないと思います。半循環というタイプかな?
露天風呂は無色透明、塩素臭あり。
きのくにやさんの一番の目玉は、露天にある神遊風呂と書かれた五右衛門風呂のような浴槽だと思います。かなりぬるめのお湯が注がれています。多分源泉そのままでしょう。硫黄のにおいもしっかりしていて、湯の花もついていました。ただし湯の花はなかむらの様な湯の花とは違って、和歌山の湯の峰温泉の様な湯の花ですね。
きのくにやにも「箱根にごり湯の会」の看板がありましたが、温泉山荘なかむらのにごりとはまた違う質のにごりですね。

脱衣場入口のすぐ近くに水が流れている所がありました。もしやと思い飲んでみると温泉でした。多分源泉でしょう。五右衛門風呂のような浴槽に注がれていたお湯と同じお湯だと思います。鼻から抜ける硫黄の味が、う〜ん、うまい。

箱根から新宿へ
これで箱根の温泉巡りは終了。奥さんの実家のある新宿を目指します。バスで小涌谷まで移動して、箱根登山鉄道に乗り継ぎます。正月の箱根駅伝でテレビに映る電車と言えば分かるかな?

箱根登山鉄道は日本で唯一の本格的登山鉄道で、1000分の80の急勾配(またまた三角関数で計算してみると約5度)、スイッチバック3ヶ所、半径30mのカーブが6ヶ所と、個性たっぷりの路線です。


スイッチバックと言われて思い浮かぶのが、横川駅の峠の釜飯で有名なJR信越線。信越線のスイッチバックがなくなった今となっては箱根が唯一のスイッチバックなのかなぁ?なんて思ったりもしたのですが、Yahooで検索してみるとそうじゃないらしいですよ。減ってきたとはいえ全国にはまだまだあるらしい。私は決して鉄道ファンでもマニアでもないのですが、ちょっと興味がわいてきました(^^;

話を戻しまして箱根登山鉄道、スイッチバックの場所に来ると運転手さんと車掌さんが走って交代するんだそうですよ。写真のとおり、本当に走ってました(^^;;;

その下の写真は線路なのですが、左から下ってきて、今度は右へ下っていきます。


箱根湯本駅で小田急ロマンスカーに乗り換えます。しかし何でロマンスカーっていう名前なんでしょうね?

本当はね、るるぶで見た、箱根湯本駅前・竹いちのすり身だんごと菊川商店のカステラ焼き箱根まんじゅうが食べたかったのですが、ちょうど定休日で買い損ねました(i-i)

箱根湯本駅で箱根印のサッポロ黒ラベルと天ぷらを買い込み新宿へ向かっていると、車内から富士山が見えました。写真ではさっぱり分かりませんが、間違いなく富士山が映っています(^^;

ぶらり東京
明けて21日、大阪に帰るまでの時間は都内をぶらぶら観光です。まず都庁展望室。タダっていうのがうれしいですね。この日は関東平野は快晴。視界(業界的には視程と言います)も100kmはあろうかという絶好のお天気。写真にも点で富士山が写っているんだけど分かるかな?いかにも撮影をしているという感じのヘリや飛行機もたくさん飛んでいるし。
都庁の次は、友達が働いている原宿のパン屋さんへ行きます。ここで昼食を。ちょうど12時にお店に着いたのですが、原宿の小綺麗なおねえさん達でなかなか流行ってました。パンもそうだけど、パン屋さんで食べるオムレツというのもおいしかったです。
写真が保存できてなかったので写真なしなのですが、秋葉原にも行ってきました。電気物が好きな私にとって小さい頃から興味があった町、なのに一度も来たことなかったんですよね。第一印象・おもしろすぎる。第二印象・雑多(^^; パーツ屋さんというと、(大阪の)日本橋の共立のような整然とした商品の並び方をイメージするようになってしまったのですが、東京ラジオセンターやラジオデパート、秋月等々のお店を見た時は、あの雑多さにぶっ飛びました。でもそれがいい! アマチュア無線機屋さんも品揃えが全然違いましたね。


この会社に勤めて以来、天気が悪くて結果的に一週間の内半分以上が休みだったということはあるのですが、予定を組んで3連休をもらったのは新婚旅行以来2年振りでした。東京から帰った次の日、私が休み中の就労実績を見てみたら、パイロット繰りも大丈夫だったようで安心しました。

今回の旅行、実は全く事前の勉強をしていませんでした。コースもお宿も全て奥さん任せ。よ〜調べましたわ。冒頭で書いた冬季限定割引箱根ウィークデーパス、これを使わなければ6,000円弱かかっていたようです。二人で6,000円も浮かせたのはさすがです。

箱根というと地味、じいちゃん・ばあちゃんの行くところみたいなイメージがありました。事実、三島から箱根町へ向かうバスの中は、じいちゃん・ばあちゃんばかりだったんですけどね(^^; でも実際は見所たくさん、いいお湯もあって名前だけの温泉地じゃなかったし、本当に新鮮で楽しい旅行になりました。

今、箱根は、じいちゃん・ばあちゃんばかりでなく、外国人の方が多数訪れる国際的な観光名所になっているようです。遊覧船や大涌谷では韓国語や中国語・英語を聞きました。もしかしたら外国人の方が多いかも。

温泉山荘なかむらの最寄りのバス停で下車し、帰りのバスの時間を確認していると、女性が近づいてきて英語で話しかけてきました。箱根のパンフレットの新宿行き高速バスのページを開いてしきりに話しかけてくるので、バスに乗りたいのかと思いバス停を案内したらどうも話が食い違っているらしい。その人は台湾から来ているらしいのですが、パンフレットは英語と韓国語。それじゃ、よぉ分からんわな。もう一度よくよく話を聞き直してみると、温泉に入りたいらしい。「私達もこれから温泉に行くよ」と伝えたのですが、他の人に尋ねてみるとどこかに行ってしまいました。

温泉山荘なかむらで素晴らしいお湯を楽しみバス停に戻ると、先程の台湾人の彼女もバス停に姿を現しました。誰かに教えてもらってどこかの温泉に入ったのでしょう。顔はほてって、髪もぬれていました。「今回初めての日本に来たけど、さっきが一番困った場面だった。けど、温泉楽しめてよかったよ」みたいなことを言っていました。今度こそ新宿行きのバス停をちゃんと教えてあげたつもりが、違うバス停に向かっているので、大声で呼び戻しました(^^;

今回の旅行、言い出しっぺは東京のお母さんでした。お母さんに会ったのは、結婚する前にあいさつに行って以来(@_@)*\(^^;)バキッ 久しぶりにみんなで会えて、ゆっくり温泉につかって、楽しい思い出が出来ました。ありがとうございました。


画像は全て NTT DoCoMo SH251i [iショット] サイズSにて撮影

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