若谷哲也の仕事


就職して以来すっかり更新をさぼっていましたが、久しぶりに新しいページを作ってみました(^^; (2002.6.12)

私は、航空運送事業と航空機使用事業を営む会社で飛行機のパイロットをしています。航空運送事業、航空機使用事業と言われてもパッとしないと思いますので、それぞれ代表的な例をあげながら私の仕事をご紹介します。


【航空運送事業】

 遊覧飛行
いくつかのコースがあらかじめ設定されています。私のお勧めは30分のベイエリアコース。大阪城・梅田・USJ・海遊館・なんば等々、大阪の名所が盛りだくさん。冬季限定・夜間の遊覧飛行も非常にお勧めです。大阪の夜景は、まるで宝石箱をひっくりがえしたように美しいです。

 チャーター
お客様からのご依頼により、ご希望の空港へ飛行機でお客様をお連れします。


【航空機使用事業】

 放 送
拡声器を使い上空から選挙の啓発やスーパーの売り出し等の放送をします。ドップラー効果ってご存じでしょうか?救急車がこちらに向かってくるとサイレンの音が高く聞こえて、通り過ぎるとサイレンの音が低く聞こえる、あの現象です。飛行機からの放送もドップラー効果を考えて飛ばないとえらいことになってしまいます(^^;

 斜め写真
後ろの席に撮影用の窓が付いていて、その窓を開けて撮影します。撮影の対象は、工場・河川・港・船・マンション予定地・採石場・人文字・釣り場、、、等々多岐にわたります。フィルムは、縦6cm横7cm(「ろくなな」と呼びます)や縦4インチ(10cm)横5インチ(13cm)(「しのご」と呼びます)といったかなり大きめの物を使う場合がほとんどです。撮影は天気にものすごく左右されます。雲があると地上に陰ができ、まだらで使い物にならない写真になってしまいます。また、見通し(視程と言います)が悪いと、ぼやけた写真になってしまいます。ということで、よい写真を撮るために、快晴で見通しの良い時に撮影が集中します。

 垂直写真
飛行機の床に?千万円の外国製のカメラを取り付けて、真下を撮影します。垂直写真は航空測量とも言われ、この写真を元に地図が作られたりもします。あらかじめ地上で計画したコースの上を計画した高度で正確に飛ばなければならず、非常に精密な飛行が求められます。以前は撮影士がファインダーを覗きコースへ誘導していましたが、最近ではGPSの位置情報を利用してパイロットがコースへ乗せることが多くなっています。

 報 道
報道機関の記者やカメラマンを乗せて、上空から取材を行います。事件事故等の緊急的な取材のほか、普段の紙面用や資料用の撮影等もあります。私は約1年しか報道には携わりませんでしたが、その間に鳥取西部地震と芸予地震という大きな地震が2度もあり、惨状を目の当たりに飛行したことは非常に印象に残っています。

 訓 練
飛行機の訓練をされる方の教官業務を行います。ただし、私は教官免許(操縦教育証明と言います)を持っていないので、既に飛行機の免許を持っている方が対象です。


【その他】

 検 査
車の車検と同じように、年に1回耐空検査という飛行機の検査があります。各種計器が正しく動いているか等、細かい検査事項があります。耐空検査のほかに、無線機の検査もあります。

 支 援
自家用機のオーナーからの依頼等で、その飛行機を操縦することがあります。


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