11月の三連休。2泊ではもったいないと思いつつも、彼が「一人でも行く」の言葉で、私も発起。伊丹空港って6時にならないと開かないのね・・・。待つこと数分。2階にアンゼルセンのパンやさんがあるのは覚えていたけど、何時から開くのか分からなかったから朝ごはんはローソンのおにぎりを車で食べちゃいました。お店の前には出来たてパンがずらっと並んでいる。モーニングもおいしそう。あーあーあー。
7時過ぎの飛行機にのって8時には到着。少々高くても時間をお金で買っているから仕方ないか。まずは神峯寺を目指します。バス乗り場に行っても、よく分からないので運転手さんに聞くと、黒潮鉄道の最寄り駅にはどれもいかないから、タクシーが一番近いよと教えてくれた。「よしかわ」が一番近いよと。
てなことで、待っているタクシーに乗るまでは良かったが、行き先を告げても返事がない。愛想悪いな〜と思って我慢して乗ってると、「よしかわなんていう名前の駅はない」と。「さっきバスの方に教えてもらいました」というと、「ふるかわや。それに、電車が止まらない駅やから赤岡の方がいい」というので、お願いした。私は切れかけ寸前。彼が「唐浜で降りて、そこから神峯寺まであるくんです」と話題をだしてくれても「そんなんわしに言われてもしらん」とバカにしたような口ぶり。タクシー会社と運転手の名前は覚えた。にしても、四国八十八ヵ所を世界遺産にしようという働きもあるというのに、高知の玄関である飛行場のタクシーがあの態度とは、情けない。最初から嫌な気持ちでしたよ。ムカムカ。
赤岡から安芸までの電車はあったものの安芸発で40分ほど待ちに。いったん外に出て、土産物店を物色。美味しそうなおにぎりやおまんじゅう。あ〜ここでお弁当を買って神峯寺で食べるのもよかったな。と、おにぎりと天ぷらを食べながら思う。天気もいいし幸せな一時。時折あのタクシー運転手との会話が思い出され嫌な気分になる・・・これもいい思い出か・・・
安芸から唐浜までは三駅。ついさっきまで大阪にいたのにもう高知で電車に乗ってるなんて妙な気分。砂浜の海岸も素晴らしい。いつかあそこも歩いてみたいものだ。
唐浜9時半着。お遍路姿に変身し、昨年はものすごい暑さでダウン寸前だった真っ縦を目指す。山が迫ってくるとゆるやかなのぼりの始まり。進むにつれ急になってくる。大阪からきていた服は2枚脱いだので、既にリュックはパンパン。こんなに暑いなら一枚減らせばよかった。すれ違う人との会話は「暑いですね」。昨年は、山道がきつくて車道を歩いたが今回は結局全部遍路道を歩いたのではないだろうか。車道を歩いていると、上から降りてきた女性の方からおみかんをいただいた。彼と一個ずつ。山門を目前に元気をいただいた♪
通夜道に荷物を置きお参りに。本堂、大師堂とお参りを済ませたら大師堂に杖を置いてきてしまったことに気づく。早く気づいてくれてよかった。納経所では、車かどうか一人一人確認している。いちいち確認するのはどうかと・・・自己申告制でマナーのない人もいるから仕方ないか。私のところでは「あなたは歩き?」と聞いてくれた。
通夜堂で休憩していると、梨を一切れもってきてくださった。歩きの方だけに配っておられる。これもどうかと思ったり・・・美味しかった。彼が新高梨だよと教えてくれた。
来た道を打ちもどり、唐浜駅へ。電車発車まで30分以上ある。都会では5分も待てば電車に乗れる。こういう待つ時間がとても気持ちがいい。雨風をしのげる絶好の待合所なのに、野宿禁止と書かれていた。あとで知ったが、何日も泊まった人が居て、地元の人に迷惑をかけた不心得者がいたためやむなく禁止になったという。広場のやなせたかしさんの「とうのはまへんろ君」とお別れして、のいち駅に向かった。
今回で4度目の利用のお気に入りのホテル。夕食は彼はまたもや卵焼き定食、私はちゃんぽん。このちゃんぽんはちょっと固めでイマイチ。次はオムライスにしよう。
朝食付きなので、7時に出発。チェックアウト時に、レストラン割引券1000円をいただいた。(ポイントが貯まったため)しかし、有効期限は1年間。次にくるのはいつだろう。来年は高知県をお参りしていないはずなのに・・・。
大日寺までは始めて歩きます。車道を離れて山道へ。ここに出てくるんだとちょっと思わぬところに出てきました。昨日神峯寺ですれ違ったおじさんに声をかけられる。私達は覚えていないが、彼の荷物でわかったそう。あまりにも早い私達の歩きに驚いた様子。「電車でワープです」といったら納得された。私はちょっと苦手なおじさん・・・。奥の院の爪彫り薬師堂で彼は歯の調子がよくないので、石をいただいていた。
大日寺から国分寺までも始めての歩き。前回はのいちから電車に乗ってごめんまち子さんのごめんで降りたから。遍路道は田んぼやビニールハウスが多く平坦でのどかな道。途中に”いも天”という看板があって彼が寄りたそう?しかし芋の天ぷらはあんまり好きではないはず。ちょっとだけ(100メートルほど)道が外れるから無視してそのまま歩いていたら自転車に乗った女の子に「おはようございます」と挨拶されてうきうき。ねっ、いも天屋に寄っていたら女の子には会えなかったんだよ。しかし遍路中、このいも天屋に寄らなかったことをず〜っと言われた・・・。写真←筒の中に地図が入っていましたが、20円。20円が惜しくて??筒に戻しました。これも彼に20円をケチったと言われ続ける。
昨年はまだ早くて閉まっていた”へんろいしまんじゅう”屋さんに。日持ちがしそうにないから買いだめは諦めたけどめちゃめちゃ美味しい。黒糖で黒餡。食べていたら、おばぁさんが近寄って1000円くださった。私も立って話を聞いたが、この近くに本にも載っていない遍路道があるらしい。ここまではなんとなく聞こえたが、案内してくれるって彼が伝えてくれた。あわてて出ているお茶やらいろいろ片付けていると、彼は自分の納め札を探している。急に私にお前の出してというので出すと、書いてくれと!私は早く片付けておばぁさんを待たしてはいけないと思うし、何で急に納め札を出したか聞こえないし・・・ということで、あとで喧嘩に・・・。
葡萄園、巨峰園を過ぎ国分橋を渡るとまもなく国分寺。川沿いを歩くのは気持ちがいい。国分寺はいつも静かな空気です。おじさんがここはいつも綺麗に手入れされているとおっしゃていました。ここでまた、大日寺で会ったおじさんに遭遇。今日はゆっくりのペースとのこと。私達は亀さんですから一歩一歩です。
昨年は間違えた善楽寺までの道ですから、今回は確認しながら向かいます。岡豊城跡の方へ目指せばいいんですね。途中でメロンパン休憩。彼は食べず。私は荷物を減らしたいから食べるともいう・・・ここで食べてしまったので、スーパでの大休憩では何も食べられなかった・・・。遍路小屋第5号を過ぎると逢う坂峠に。ここまできたら、墓地公園の中を通って、住宅地を抜けると到着。工事中だった地蔵堂も新しくなってました。
タクシーでホテルまで行くつもりでしたが、「宿から宿へ歩いたことがない」ことに彼が気づき歩くことに。明日には帰らないといけないので歩くことに大賛成♪ホテル近くのコンビニで夜ご飯を購入しホテルに入りました。ホテルでは親切にむかえていただき、冷たいお水を入れていただきました。感激。部屋に着くと雨の音が。夕立です。
竹林寺までは、途中までは快適に歩いていたけれど、どうしても登り口が分からず農作業していたおじいさんに聞きました・・・昨年も倒れそうになった五台山への遍路道。今年もやはりダメでした。高知市街の展望を楽しむ余裕もない。私にとってはここも遍路ころがしだ。
イチゴミルクのかき氷を食べた店もまだ閉まっていました。
禅師峰寺までの道は川沿いを歩いて車通りを歩いてともくもく歩く。今日帰らなくてはいけないという気持ちもあってちょっとあせっていたかも。お寺で、大日寺で声をかけられたおじさんと遭遇。善楽寺で逢わないと思っていたらもう一つの30番安楽寺に行ってたことが判明。今日は浦戸大橋を渡って33番に行くという元気なおじさんだった。
空港までタクシーに。空港で念願の土佐料理が今日のお昼ごはん。高知をいえばかつお。にんにくがのっているのをしっかり食べたので、帰りの飛行機で彼に臭いといわれてしまった・・・。
2泊3日の短い遍路でしたが、行ってよかった。どんだけしんどくても前へいくしかないあの気持ちはいい!!戻ってきてからも遍路で学んだ感謝の気持ちを忘れてはいないんだが、どうも好き嫌いで生きている・・・また大事な気持ちをもらいに行かねば。