| ドクタークレマー社特製顔料 | |
| DR-10010 スマルト:コバルトガラス (花紺青) PB32 Smalt.very fine grind Cobalt silicate, cont. cobalt. |
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| 古来から知られる手作業によるコバルト ブルー。1820年の処方で作られた青いガラスの粉末。19世紀中頃までは、重要な青色顔料とされるが、今日のアルミン酸コバルトブルーが発明されてからは、ほとんど使用されなくなった。 古画に使われた青色顔料では、ラピスラズリやアズライト説が多いが、例えば、古い時代の聖母の青い衣装などでは、このスマルト色と思われるものも少なくない。しかし、この顔料を油絵具として使用した場合、まもなく、もしくは経年後に退色するか灰色化する恐れがある。我々の実験では、塗布後二年を経過したものの中(保存環境にもよる)には、若干、緑帯びた暗い灰色に変色しているものもある[資料提供:岩田 毅]。 「19世紀ごろまでの画家は、スマルトを好んで使用した。しかし、被覆力も発色も非常に弱く、単に歴史的意義があるのみ」と結ぶ文献が多い。しかし我々が所有するスマルトは被覆力も発色力も優れている。 その他、ラファエロの青に見るような[黒変]は今のところ確認されていない。また、油性でも良く発色するが、先達が懸念してきたように変色が心配だ。しかし、水性結合材で練ったものは安定しているので、これを下絵用の絵具に使って油性結合材で練ったものを軽く重層する方法〜下絵塗布後、ニスだけを塗る方法〜クレムニッツとの混合など、その後の実験経過を追いたい。確信できるデータが出るまでは、油性絵具としての使用は避けたい。 |
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| DR-10510 ラピスラズリ(瑠璃/青金石) Lapis Lazuli medium quality |
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| 紀元前より宝飾品として使用されてきた天然ラピス
ラズリの粉末。色材としての歴史は古い。 古画に、どのような青色顔料が使われたかは、水性絵具で描かれたものや白色と混合されたものであれば、ある程度、識別することが出来る。しかし、油性による単独使用の場合、経年による顔料自体の変化も含め肉眼での識別は難しい。 ラファエロやルーベンスの作品に見る青色の黒変〜退色からは、当時の青色系顔料の取扱いの難しさが伝わってくる。数百年も経ても今なお美しく輝き続ける青は、すばらしく精製された良質な天然物か、それとも水性結合材で慎重に準備された下絵によるものだろう。 ラピスラズリと天然ウルトラマリンは混同されやすい。日本画に使用される天然群青、いわゆるウルトラマリン(色)は、アズライトに相当するものでラピスラズリとは異なる。ただし、このカタログにもあるように、ラピスラズリが原料となる”天然ウルトラマリン”があるから、ネープルスイエロー同様、区別に困る。我々は、特殊な製造過程で得られるラピスの副産物を群青灰殻(天然ウルトラマリン=色名)とし、ラピスラズリをそのまま青色顔料に加工したものを真正ラピスと言っている。ちなみに一般に市販されているものは合成ウルトラマリンブルー。 ■耐光性・耐アルカリ性・耐天候。親和性・混和性もある。この製品は、粒子が若干、粗いので、水性・油性ともに結合材には、結合力・固着力の高いものを使用したい。水性結合材では、油性よりも僅かながら不透明になる。この特長を活かしてテンペラやカゼイン絵具による下層(下絵)を準備し、上層〜仕上げ層に油性絵具を重ねる本来の混合技法が勧められる。 製品番号10520は、[10510]と同様、天然鉱物のラピス ラズリの粉末。地中から採掘される天然鉱石だけに色合いには幅がある。この製品は厳選された素材から得られた上質なラピス ラズリ。(在庫=無) 合成ウルトラマリンが発明されてからは、需要もなくなり市場には、ほとんど出回らなくなった希少価値の高い逸品。技法書の多くに「今日では入手不可能、歴史的意義だけ・・・」「青色顔料は、画材店で容易に入手できる合成製品を勧める」とあるが、絵師たちの美意識からすれば、天然色に勝るものはない。机上で鍛えた絵画博士たちと現場の意見とは相反することが多い。こうして容易に入手できる方法もあるのだから、安易に我々のパレットから排除してほしくない。 ■ラピスラズリの原石は印象以上に安価だが顔料になると極めて高価になってしまう。その理由は、需要が少ないことや製造コストによるものだろう。昔ながらの粉砕〜精製加工作業には、大変な思いをさせられた経験がある。しかし、現代の利器(粉砕機・精製機など)を活用すれば、コストパフォーマンスも十分期待できるはずだ。本当に美しい色だけに、もう一度、復活させたい青だ。 チェンニーノ チェンニーニの処方による[フラ アンジェリコブルー(最上級のラピスラズリ)]も入手できるが、通常の制作に使うにはあまりにも高価。標本としてスタジオにコレクションしておきたい。 カタログに戻る |
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| DR-10580 天然ウルトラマリン(群青灰殻) Ultramarine Ash.by‐product.greyish blue |
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| ラピス ラズリからの天然ウルトラマリン。原石から青色成分を得るには、様々な不純物を取り除かなければならない。この製品は、その選別〜精製過程で、偶然に見つかった副産物(詳しい内容については、我々には知らされていない)。価格・希少性において金に匹敵した歴史的背景を持つ未加工の原石は、北アフガニスタンから採掘されている。良好な品質の色味は、RESINで石を練り、難しい過程を経て得ることができる。 ■耐アルカリ性・耐光性・あらゆる技術に混和する。 |
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| DR-11010 ベローナグリーン (天然緑土) PG23 Verna Green.very fine (Monte baldo) AP DR-11100 ババリアン グリーン アース PG20 Bavarian Green earth AP |
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| DR-11010イタリアのモンテバルドーの堆積物から産出した天然緑土。地中からは色材となる様々な物質が得られ、土性〜鉱物顔料として古代から使用されてきた。一部の高価で希少な顔料を除けば、土性顔料は今でも重要な役割を果たしている。 この顔料の名称は今日の[テレベルト]に相当するものだが、一般に市販されている絵具はビリジャンやフタロ系の青などで合成されている。学者によっては「ビリジャンが発明されるまでの重要な緑」と説くが、ビリジャンに相当する濃い緑を天然緑土から見つけることは極めて難しい。この製品も”緑”と言うよりも、むしろ明るいセメントのような灰色だ。 緑土は世界中で産出されるが、産地、あるいは同じ採掘現場でも、その色合いは様々に変化する。同じ名称でも入荷のたびに色合いが変る天然顔料には、絵具メーカーもその調整に苦労しているようだ。 ■ほとんどの結合材に適合するが、一般的に扱われる物よりも粒子が粗いので、水性結合材で絵具にする場合は、しっかり固着する処方を勧めたい。 ■水性結合材で不透明に。油性結合材では透明度と暗さが増す。岩肌や建物の壁の色に使える。 DR-11100 ボヘミアン グリーンアースに似たババリアン グリーンアース。グレー調のベローナグリーンに対し、こちらは緑味がある希少な天然土。 |
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| DR-11350 コートダジュール バイオレット Cote d'Azur Violet,light caput mortuum.slate colored purple by iron/manganese Fe203 |
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| 鉄とマンガニーズによるグレー系のピンク バイオレット。貴重かつ珍しい天然ピンク。成分的にはカプトモゥタムに共通するが、色味は、こちらの方がだんぜん明るい。俵屋工房の関係者に買占められないよう販売量を制限している。 例えばポンペイの壁画や16世紀ごろのテンペラ画、あるいは油彩画の一部に何とも不思議な紫〜ピンク色を見つけることがある。「白色と美しいレッド オーカー、もしくはシナバーによる混色なのか」不明な色であったが、この顔料と出会ったことで、それらに類似する色材が自然界にも存在することを知った。 この顔料にまつわるクレマー博士のエピソードを紹介しよう。「スイス・ベネディクティーヌ修道院の壁画修復中に問題が起きた。18世紀に使われていた紫色が、どこからも入手することができなかった。修復家たちは、歴史的な顔料のエキスパートとしてその地位を確立していた化学者Dr.クレマー氏 に関心を寄せた。同氏は教会の資料と紫色の岩石について調べたが、この地方をとりまく一帯から同種の色材は見つけ出せなかった。それから7年後、アルプスをくまなく探して奇跡的に発見されたのが、このコートダジュール ヴァィオレットである」。 ■この色味を最大限に活かすならば水性結合材だ。油性ではその発色を大きく鈍らせる。粒子はかなり粗い。そのままでも十分使用できるが、さらに木目細かい画肌を得たい人は水簸して粒子を選別してほしい。混色しても得られる色調だが、素材にこだわる絵師にとっては、たまらない逸品だ。 |
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| DR-11510 エルバオーカー PY43 Elba Ochre.Deep.rich hue |
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| ナポレオンが最初に流されたイタリアのエルバ島から非常に美しい二種類の天然オーカーが採取された。色味はローシェンナよりも黄色く、イエロー
オーカーよりも赤味がある。 ほとんどすべての技法に適応する。この製品は我々が提供するオーカー系顔料の中でもひときわ粒子が細かい。したがって油彩絵具の手練りも容易。水彩等でも滑らかな流動性と木目細かな発色が得られる。水性では明るく不透明になり、油性では透明感と色の深みが増す。水性・油性ともに混和性・流動性などすべて完璧だ。 ■絵画表現の手法と作品構造は、大自然と共通する点が多い。最古の基底材は大地か洞窟の岩肌。その後の絵師たちは建物の壁面に描き、さらに板や布が使われるようになった。それぞれの基底材の上には、大地から得た白亜や土系の地塗り塗料が施された。絵具が置かれる支持面は、さながら大地の如くである。この大地の部分にどのような素材を起用するかは制作者次第だが、俵屋工房では天然黄土のほか、白亜.石膏.ブランフィクス.マーブルダスト.各種酸化鉄など様々なものを扱っているので活用していただきたい。 カタログに戻る |
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| DR-11800 マリングラス (石膏もしくは方解石) PW25 ”Marienglas” Gypseos spar DR-11810 マリングラス微粒子 (石膏もしくは方解石) PW25 ”Marienglas” 0−80μ Gypseos spar |
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| ギリシアのキプロス島から産出する石膏に似た方解石やホタル石のような結晶性鉱物。 特別な体質材として使用する。ルーベンスと同期のある画家の特別な肌色には、この顔料を使用した可能性も考えられる。二種類のメッシュで入荷するので、双方を実験してみたい。 |
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| 12100 ビスタ (植物性黒) P Brown10 [植物性炭素] Bister.genuine birchwood soot |
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| カバ材を燃焼させて得た煤煙。ヴァイン ブラックに似た暖か味ある控え目な黒(ただしヴァインブラックよりも格段に丈夫)。 ビスタという名称には様々な意味合いがあり、時としてアンバー系の色調をビスタと総称したり、ペン画に使用されたインク系の褐色を指すこともある。いつ頃から使われてきたかは定かではないが、ある時代には水彩やペン画に起用されていたようだ。例えばレンブラントのペン画や水墨調の作品にも用いられたとされるが、実際に処方すると褐色というよりもほとんど黒である。褐色系の素材が豊富なことから、どの絵にどの材料が使われたかを断定することは難しい。 著名な絵画学者たちは、ビスタとセピアを同じステージに置き、すっかり老いた材料として除外する傾向にあるが、話の内容には矛盾点が多い。烏賊の墨から得た動物性色材のセピアは、耐光性も弱く安定性に欠けている。とされているが、それをそのままこのビスタに当てはめることはできない。おそらく彼らは「油煙に含まれるタール分で水を染め、これを熱して濃縮したいわゆるインキ(ビスタ)状のもの」を対象にしているのだろうが、同じビスタでも、この製品は煤煙を集めて作られている。いわばヴァイン ブラック等に相当する炭素系の黒である。 俵屋が提供するビスタは、とても珍しい色材であり、堅牢性も高い。したがって「画材として不適当」と片付けられてしまうのは、いささか迷惑な話だ。歴史的かつ伝統的な素材の使用、先達と共通する条件で描ける喜びと意義は、実践者だからこそ感じるのかもしれない。 ■水性にも油性にも良く混和し馴染みも良い。パステルにして素描用に、アラビヤゴムと水で水彩としても使える。歴史的にも重要な顔料、真正ビスタは今や貴重な存在だが、少ない需要にも関わらず手ごろな価格なのが嬉しい。 (2000.04〜入荷不能) |
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| DR-12402 セピア (イカ墨) P.Brown9 Sepia, 0-63μ From Adriatic cuttlefish.Available in various grinds. |
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| アドリア海の甲烏賊の厚い甲から得た動物性の黒。水性使用では、柔らかい焦げ茶色になり、油性ではやや茶色がかった黒になる。この製品の粒子は比較的粗く、水性使用では、ざらざらした画肌となる。前項のビスタ同様、染料ではなく水に溶けない顔料。 | |
| DR-17050 モンテアミアタ シエナ(天然土)PY43〜P.Brown8 Natural Sienna.Monte Amiata |
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| [bP7000〜]シリーズは、数年前のイタリアでの研究調査の際に発見されたもので、すべてが歴史的な顔料である。モンテ
アミアタ付近で採掘されたこの天然シエナは、良く洗浄され粒子も細かく純粋かつ明るい色合い。水性・油性結合材ともに良く馴染み、絵具の伸びも極めて良好だ。 水性結合材では赤味がかった濃い目のイエロー オーカーに相当。油性結合材では、何色とは言いがたい不思議な色味と透明感が得られる。とても上品な色調だ。 |
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| DR-17100 天然バーントシエナ(天然土) P.Brown8 Natural Burnt Sienna,Monte Amiata |
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| モンテ アミアタの地中から得られた天然のバーント
シエナ。ちなみに、一般に市販されているバーント
シエナは、ロー シエナを焼いて(バーント)作るか、または合製品。 水性結合材では、ポンペイの壁画を思わせるような不透明でありながら澄んだ赤味を呈する。 油性結合材では、やはり濁りのない澄んだ赤茶となるり、水性結合材に比べ、渋さと温かみ、そして透明感を増す。 個人的には、最も美しいバーント シエナと評価している。今も昔もアースカラーは絵師にとって重要な色材である。特に天然色材の場合、気に入ったものが見つかれば、昔の絵師がそうしたように一生分入手しておきたいものだ。 |
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| 17250 レッドアース/シノピア/赤色ボルス(天然土)P.Brown8
[酸化鉄] Sardische Rote Erde,SINOPIA |
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| サルディアナで採掘された天然赤色顔料は、シノピアと呼ばれる古典的な顔料としてフレスコ画にも使われてきた。ダ・ヴィンチ系の作品やその周辺のイタリア絵画にしばし見る肌色。これを再現するにはこのシノピア系(レッド・オーカーに相当)の赤が使える。「地中から掘り出された赤土が、どうしてこれほどまでにみずみずしく美しく輝く女性の肌が表現できるのだろう」と制作するたびに感心させられる不思議な色材だ。天然産であるだけに、色のバラツキはあるが、僅かな誤差程度で、この顔料の魅力が損なわれるものではない。 現在在庫切れ カタログに戻る |
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| 各地の土性顔料 | |
| ■オーカー系(黄土) オーカーは酸化鉄を主成分とする黄土、天然イエローアース。とても澄んだフレンチオーカーから透明なゴールド オーカー。明るいものから濃いもの。オレンジから赤味がかったものが、世界中のあらゆる場所から産出される。 俵屋工房では、イタリア(ポンペイ・アミアタ山周辺、他)、キプロス島、フランス、イギリス、ドイツ、ポーランドなど、各地の製品を取引しているが、発売当初はイタリアとフランス方面に限定される。 膨大な品数の中から特徴ある製品を厳選した。その主な選択基準は、■色合い ■良く洗浄されたもの ■手練り(水性〜油性)に適合した粒子■手練り後の安定性(熟成期間の変化)である。 土性顔料は比較的安価なものが多いが、価格には輸送コストが反映する。”bP7000”シリーズといった特別なものを除けば価格と品質は比例しない。 弱い発色性のものも安価なものも顔料自体の耐久性は絶対的である。色合い〜粒子の大小など使用目的や意図する画面効果など制作者の好みで選択することができる。 個人的には国内の土性顔料にも興味がある。いくつかの地域から採取した土を粉砕・洗浄・水簸のほか、加熱などを行って絵具にしてみたが、どれも使えるものばかりである。 |
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| DR-40070 フレンチオーカー/イエローオーカー PY 43 French Ochre, golden |
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| ベーシックなイエローオーカー。手練り時は一部の粒子によるザラツキ感が多少あるが、練り込むことでほとんど解消される。人物の肌色ベースにも十分適応するが、不均一な粒子は、堅牢性を考慮した下地材としても有効。微粒子で木目細かい発色を得たい場合は[DR-17050 モンテアミアタ シエナ][DR-11510 エルバオーカー]を勧めたい。 | |
| 40220 イタリアン ゴールド オーカー (天然無機顔料) P Y 43 [酸化鉄] Italian Gold Ochre.transparent |
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| 一般的なゴールドオーカーよりもイエローオーカーに近く、ややカラシ色を帯びる。DR-11510 エルバオーカー | |
| 40260 モンテアミアタ サテンオーカー(天然無機顔料) P Y 43 [酸化鉄] Monte Amiata Satin Ochre.Gold-orange |
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| 黄色味帯びたローシェンナー系もしくは暗めのゴールドオーカーといった色合い。 油性・水性共に結合材との馴染みも絵具の流動性も良好。水性ではバーントシエナを薄くしたような枯れた色彩を呈す。油性向き。 カタログに戻る |
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| ■シエナ/アース系(赤土) シエナとレッドアースも酸化鉄をベースにした天然土。 ローシエナはオーカーよりも若干、不透明で色調はやや暗くて深みがある。 バーントシエナは[17100]と、ここで紹介する二種類があり、それぞれ固有の持ち味がある。 どの製品も結合材と良く混和するベーシックな顔料。また、古い時代のデッサンで見るサンギーヌは、地中から掘り出したままの塊状で提供。 |
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| 40410 イタリアン ロー シエナ (天然無機顔料) PBrown 7 [酸化鉄] Italian Raw Sienna.hue |
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| 油性ではサテンオーカーに似た暖か味ある色合いになる。 水性では、かなり枯れた感じになり、ややザラついた画肌になる。 |
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| 40430 イタリアン バーントシエナ/レッドブラウン(天然無機顔料)PBrown7 [酸化鉄・マンガン]Italian Burnt Sienna.no.3,dark |
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| 油性・水性ともに何とも言えぬ独特の色合いを呈す。他の顔料と同様、ポンペイのような古い時代の壁画を思い起こさせる赤茶色。とても細かく結合材との馴染みも良好。 | |
| 40440 ポンペイレッド (天然無機顔料) PBrown 7 [酸化鉄・マンガン] Pompei Red,selected burnt Sienna from Tuscany, Italy |
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| バーント シエナとしても使えるが、発色はかなり控え目で明るい。 イタリアのトスカーナで産出。 |
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| 40510 ベネシャンレッド/ナチュラル レッドアース(天然無機顔料) PBrown 6 [酸化鉄] Venetian Red, Natural Red Earth, cool red hue |
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| 天然のベネシャン レッド。渋めのシナバーに似た赤く冷たいレンガ色。 | |
| 40520 レッド クレー/サンギーヌ (天然無機顔料) PBrown 6 [酸化鉄] Clay Pieces."Sanguine" |
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| 産地から出土されたままの赤土の塊。古い時代のチョークやクレヨンの類。 紙の発達に伴って多くの絵師たちが好んで使用した。使用時は好みの形に削って使うか、面倒でなければ粉砕〜水簸してからスティック状に固めてオリジナルの描画材として使うのもよい。 カタログに戻る |
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| ■アンバー系(こげ茶) キプロス島やイタリアから入手したアンバー系の顔料はマンガニーズ含有。 ローアンバーの暗く緑がかった色調。バーント アンバーの暖か味ある深い色調。アンバー系はマンガン成分により絵具の乾燥速度を早める。しばし乾燥の遅い顔料が加えられることもある。 絵具の手練りには、顔料に適合した熟成期間がある。乾燥剤の原料にもなるマンガン成分を含む絵具は、熟成期間中に乾燥してしまう場合もあるので熟成経過には十分注意したい。 |
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| 40610 ローアンバー キプロス(天然無機顔料) PBrown 7 [酸化鉄・マンガン] Raw umber.Cyprus |
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| 緑がかった柔らかい発色。 | |
| 40720 バーントアンバー キプロス(天然無機顔料) PBrown 7 Burnt Umber Cyprus Brownish. Yellowish |
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| ■グリーンアース(緑土) グリーンアースは、カルシウムやマグネシウムなどが混ざった複雑な珪酸塩からなる。古い時代から使われてきたが中世の壁画などでは新鮮で生き生きとした肌色を得るために人物の下絵などにも用いられたとされる。とはいえ、できるだけ緑の濃いものを探しているが、なかなか見つからないのが残念だ。 緑土もまた色々な地域から産出される。イタリアのベローナやチェコスロバキアのボヘミア、ドイツが有名。各地域ごとにその色合いに違いがある。 一般に販売されているものは、一部を除きビリジャンやフタロ系などで着色された混合色である。俵屋では当初、天然産のみ扱うので、どうしても緑味を強調したい場合は、明るくて黄色いイエローオーカーとフタロブルーを適宜、加えてオリジナルを調色してほしい。 |
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| 40800 ジャーマン グリーンアース Green Earth German.Pale yellowish.thickener.for oil colors |
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| 水性では木目細かい明るく渋い黄緑。油性では控え目な発色の薄緑の色合い。 | |
| 40810 ボヘミアン グリーンアース Bohemian Green earth.Pure green tone |
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| チェコスロバキアから輸入。とても美しい純粋な緑の色調。 希少品なので標本用に少量のみ販売 カタログに戻る |
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| 41000 ヴァンダイキ ブラウン Vandyke Brown.cont Bitiumen | |
| チェコ風の暗色。美しい色合いだが、乾燥は遅く油性には適合しない。水性結合材では、濃い目の[コートダジュールバイオレット]かピンクとも見える何んとも不思議なグレーになる。ビチューム含有 | |
| 48650 ヘマタイト Hematite Arizona.rich red PR 102 | |
| アリゾナからの赤鉄鋼。着色力を増したバーントシエナの色合い。 | |
| DR-48720 カプットモウタム ディープ バイオレット PR 102 Caput Mortuum. deep, violet |
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| 日本では余り馴染みがないようだが、古い時代の画家たちにはメジャーな存在だと思われる。 カプットモゥタムとヘマタイトは天然の鉄鋼石。ダークレッドから紫色まで数ある中から、このひとつを選んだ。 カタログに戻る |
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| DR-46000 クレムニッツ ホワイト (フレーク ホワイト) PW 1 Genuine Flake White HL |
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| 純粋なフレーク ホワイト。鉛白を得るには様々な方法がある。現在、実際に行われている製法の中でも、この顔料は特別に古いチェコスロバキアのクレムニッツ方式によって造られている。現代的な生産性や化学的な純度からすれば、この顔料は明らかに落第だ。工場生産が激減したのも当然である。しかしながら、この伝統的なシルバーホワイトは、数少ない職人たちによって特別な画家のために今なお造り続けられている。 数百年前のポマード婦人は鉛白を練って髪の毛を固めていたと言うし、歌舞伎役者の白粉には鉛白が一番と聞くから驚く。おそらく当時の鉛白は、今日のものよりも低純度で毒性も低かったのだろう。数年前、その古い時代の鉛白を求めて旅に出た。幸いチェコの工場に行く手前の町で見つけることが出来た逸品だ。 クレムニッツ白は、チタニウムよりも若干、弱いが、その控え目な白さこそ、美しく、そして輝かしく澄んだ色調が得られる所以かもしれない。また、黄変性の低さや”泣き”に強いといった点でも、白色顔料中(油性使用)最も優れている。 日本の顔料製造技術は特別に優れているらしい。[純度○○パーセント以上]鉛白も例外ではない。均一な粒子と純度、価格の安さは確かに魅力だが・・・。国産の塩基性炭酸鉛の手練りで苦労した人は少なくないはずだ。この顔料の粒子はフレーク状、そして不均一、その分、手練りしやすくなっている。 イエローオーカーと少量の赤をカラーベースにして、この顔料で明るさを調整すれば、みずみずしい女性の肌が得られる。ハーフトーン以下にランプブラックを使いこなせる熟練者であれば、透き通った肌色が表現できる。そのほか、銀食器やシルクの色合いを出すのにこの顔料に勝るものはない。 取扱には十分注意。換気に注意して吸い込まないこと。手袋を着用。用を足す際、喫煙する時は、必ず手を洗浄すること。 |
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| DR-48000 マース イエロー PY 42 Mars Yellow/Iron Oxide 920 DR-48060 マース オレンジ PY 42 Mars Orange/Iron Oxide DR-48220 インディアン レッド PR 42 Indian Red/Persian Red.Capot Mortuum synth |
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| 合成マース系 化学的に製造された純粋な酸化鉄顔料は、すばらしく色褪せない。不透明で着色力〜被覆力も絶大、どの結合材にも安定して混和する。 カタログに戻る |
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| DR-58000 シャンパーニュ クレー (天然白亜) PW 18 Chalk from Champagne, Fiance, Whiting natural calcium carbonate |
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| フランスのシャンパーニュ地方からのチョーク(白土)。天然炭酸カルシウムの粉末精製品。日本の胡粉に相当。 シナベニヤにサイズで布貼りしてから水性白亜地塗り塗料を塗る。この上に油性絵具を塗ると白亜地が透過すると気にする人もいるが、サイズ10に対し白亜4程度の薄い濃度で8〜10層ほど薄い層を塗り重ねてから研磨すれば、透過もある程度、抑えられる。確かに十年以上経過した地塗り層は、僅かながら透過するが、光の屈折によって絵具の発色が柔らかくなるだけでなく神秘的な奥深さが醸し出される。どうしても白さを保ちたい場合は、チタニウムやリトポンを地塗り塗料に添加するか、油脂テンペラかデトランプで被覆下絵を準備すると良い。 天然白亜は産地に近い国では、1キロ数百円で購入できるが、国内の相場は3千円以上とかなり高い。原価がキロ数十円のものでも輸送コストが反映してしまうのも確かだが、俵屋工房では、この製品に限らずユーザーの負担を軽減すべく新たな価格設定に努力している。 |
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| DR-58100 ボローニャ石膏 Chalk from Bologna, Italy, Gilder`s Gesso, soft, calcium carbonate-sulfate |
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| イタリアのボローニャからの石膏。中世の職人の白色上塗り材。白亜とは異なった独特の地の肌合い〜絵具の発色効果がある。 この製品も最近は入手しやすくなっているが、現地の小売価格からすると五〜十倍はしている。もともと安価な製品だが、少量単位で輸入していることもあり我々の提供価格には、輸送コストが反映してしまう。白亜同様、需要が増せば、さらに価格を引き下げることが出来るだろう。 |
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| DR-58520〜58540 マーブルダスト (大理石の粉末) Marble Dust Medium, slight tooth 32μ〜200μ |
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| 粒子的は天然白亜に比べ粗い。もともとこのシリーズは[地作り]、地塗り面の調整に使用するもので、例えばパステル画の地には、白亜に対しこの粉末(90μ)を10−20%程度加えれば、パステルの食いつきを良くするだけでなく独特のテクスチュアが得られる。ざらついた壁面のような支持面にしたい場合は、この粉末だけで塗るか、さらにメッシュの粗い 200μもあるので活用してほしい。 結合材にはサイズやカゼイン溶液が使える。アート紙に塗る場合は必ず水張りすること。油彩画の下地には、シェルパウダー同様、必要量を加えて塗ることが出来る。もちろん市販の油絵具にも混入できる。しかし乱用は禁物(固着力を低下させない処方が必要)。 |
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| DR-58700 ブランフィクス (重晶石) PW21 Blanc fix "Natur" barium sulfate filler for heavy opaque colors, lowers oil adsorption |
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| 他の白色顔料と同じように使用することができる。水性使用では白色顔料中、最も白い。 乾性油の精製〜濾過にも使用できる。 カタログに戻る |
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