Miniのページ
以前所有していた93年式ローバーMini・メイフェア1.3iの話題です

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 Miniとの出会い

Miniは昔からロードスターと同様、魅かれるものがあるクルマだった。
日本人ならみんな大好きMini。英国が43年間もしつこく作り続けたMini。
一度は乗ってみたいなぁ・・・
クルマに乗るようになってから意識下でそう感じつつも10数年の月日が流れていった・・・

そして昨年12月某日。
ヤフオクで外観ノーマル・色がオレ好みというだけで目に留まったMiniの出物が。しかもチェックした時点で10万円未満という激安ぶり。
これは買い時かも・・・
舞い上がったオレは年式・装備などの確認もそこそこに入札。

数日後、若干値上りしたものの他に買い手もなくあっさりオレが落札者に。
舞い上がったオレは現車も見ずに出品者に振込で支払、夜間の引渡しなど、おおよそヤフオクで『してはならない集』に載ってそうな出品者との取引を済ませ、引渡し場所〜実家までの60数キロを自走することに。


 トラブル続出

夜間だったのでライトを点灯しようとするが、メーター類のライトが全て点いていない(真っ暗!)給油と道を尋ねるため近くにあったGSに駆け込み点検を依頼するが『こりゃあアカンわ。球変えてもライトが点かんわ。配線がやられとるな』の一言。結局諦めてそのまま走り続けることにした。
常に右腕がドアと接するタイトな運転席、ラバーコーン(←ゴムまんじゅうとも言う)による強烈な突上感に戦慄しながらも夜の近畿道をひた走る。トンネルの灯りでメーターをなんとか読むと、タコメーター・水温計・燃料計がすべてゼロを指したまま動いていない。
「・・・!!」
しかし悲しんでいても始まらない。「まぁ走ってるし、いいっか」と気をとりなおしそのまま走行。
近畿道で途中何箇所かある料金所のひとつで「これ普通車やんな?重量軽いから軽自動車の料金が表示されとるわ。750円払ろてな」と言われ、600円とデジタル表示されている料金メーターのところを普通車料金の750円を払って通過。てゆーか、ナンバー見たらわかるやろ・・・(-_-X)

実家にノートラブルでなんとか帰宅。よくぞ無事で帰れたもんだと自分でも思う。『なんちゅうクルマに乗って帰ってきとんやぁ』『ロードスターはどうしたんじゃあ』『お嫁さん連れて帰らんとこんなポンコツ連れて帰ってきて・・・(泣)』という家族全員の非難とそしりを轟々と浴びるかたわら、愛犬(ゴールデンレトリバー・オス7歳)だけは『ドライブ連れてって!(はぁと)』とばかりに尻尾はちきれんばかりに振回しMiniの周囲をテヘ顔ではしゃぎ回っているのだった・・・

翌日。洗車日和だ。
オレはひとり、家の前に新しい愛車と水撒きのホースを持ち出し自分の手で洗車を始めた。
綺麗好き、というわけではない。
洗車は雨漏り・ボディコンディション・装備確認など実車の現状確認という意味でも重要なのである。特に暗がりで実車引渡しをしてしまった以上、現状の早急なる把握がオレには必要であった。
昨日の初乗りのときにもわかっていたが、それにしても汚ねえクルマだなぁ・・・

傍らでは愛犬が興味津々といった様子で『ドライブ連れてってくれるんでしょ?てへっ(はぁと)』と目で訴えながらオレの洗車する姿を見つめている。


 え!?

洗車が進むにつれ、オレがゲットしたMiniの恐るべき現状が明らかに・・・
■メーター類不動(燃料・水温・回転計)
■電装系のダウン(各種ライト点灯せず・ホーン不動)
■オーディオレス(前所有者が撤去)
■エアコンレス(わかってはいたが)
■前オーナーの自作ウッドパネル(固定はネジ1本という安直さ)
■ボディ側面にエクボ計7箇所
■外装メッキパーツ全てに及ぶ無数の錆
そしてとどめが右の写真の
■スペアタイヤハウス内の強烈な腐食による爪楊枝大の穴
電装系は通電すればなんとかなるだろうが、ボディ穴開は・・・どーすんだいったい!?
・・・まぁ自分でパテ埋めでもするか。

室内は車上荒しに遭遇した後のように金目のものが何も無く、MDデッキを外した後に残された配線だけが無残に伸びていた。室内はここ数年掃除機をかけた形跡も無く埃っぽい臭いを放ち、窓は汚れが固着。

ちなみにこのページの冒頭、愛犬とともに写した写真は一通りの洗車と室内クリーニングを終えた直後のものである。


 開きなおり

文句ばかり述べていたが、このMiniにだって少しはいいところがあることもこの年末年始の休暇中のクリーニングとチョイ乗りでわかってきた。

■車検が10ヶ月残っている(まぁ事前にわかっていたが)
■外装はトランクルーム内の錆とエクボを除いて意外に痛んでいない。ワックスをかけたら想像以上に輝きを取り戻した。
■どうやら雨漏りはしないようだ(洗車時に水圧をかけて確認)
■禁煙車だったようだ(自分もタバコを飲むくせに他人のタバコはイヤだったりする)
■シフトフィールは悪くない。よくいわれる「●速の入りが渋い」ということはなく、スコスコとシフトが決まる。

悪いところに目をつぶり、いいところに目を向けれるようになれるんだからオレも立派なMini乗りだ。

それまでのオーナーの気配を消すべく洗車も含めてステッカー剥がしや素人整備の真似事なども含めてのべ3日ほどかかった。
前オーナーがDIY装着したと思われるウッド風パネルもビビリ音が耳障りだったのでとっぱらって捨ててしまった(意外とMiniオーナーでインパネ類のビビリを指摘される声が多い。中にはローバー純正パネルですらビビるという声も見た。不要な装備なのか?)
とってしまえ!とってしまえ!で色んなものを外した勢いで、右フェンダーのルーカスミラーまでもぎとってしまった。錆と金属疲労によるものだが、これはやりすぎ(笑)。
それはともかくMini独特の操作系や着座感にも一週間乗り回してようやく慣れてきて、これはこれでいいかも、と思えるまでになってきた。しかし電装系がダウンしているこの状態で今オレが普段住んでいる愛知県まで片道280Kmの自走はさすがに気がひけたので、現在はアウトデルタ(大阪府豊中市)にメンテ入庫させて今回は新幹線で愛知に戻ってきた。
電装系さえ復活すればそこそこ乗れるクルマだ、と鷹揚に構えて待つことにしよう。
エンジンオイルが異常に減っていたのが気になるが・・・


 復活!

ガレージデルタより予定通り整備が完了したとの連絡を受け引取りに行った。この一週間は4年前にろどすたを新車購入したときと同様、実に待ち遠しかった。欲しかったものを手に入れる直前の心境は、その価格など関係なく心躍るものなのだと実感。
以下、デルタさんの整備伝票2枚に渡り長々と記入されていた整備内容の一部をご紹介。
■エンジンオイル・エレメント交換■ヒューズ交換■クーラント・サーモスタット交換■点火系消耗品(プラグなど)交換■ドライブシャフトブーツ交換■デフサイド・シフトロッドシール交換■シフトロッドブーツ交換■グリスアップ(Miniお約束)■ファンベルト調整■ルーカスミラー装着(右のみ)■ワイパー換装(右のみ)■フロントシートベルト換装(中古品)
総額108,644円(うちパーツ代34,000円)ナリ。
これに、「タイヤやばいっすよ」の一言でスタッドレスも購入。15万以上の出費となった。痛い・・・。しかし車両本体13万なんだし、まだまだ安いわい(と、思うことにする)

それにしてもあらゆる電装系の不調がヒューズ1本で解消とは・・・ダミーだと思っていたフォグランプまで、弱々しいながらも点灯するようになった。

快調になった我が愛車で、弟と愛犬を乗せて近所の公園にドライブだ。名変まだやし任意保険すら入ってないから近場で我慢するねんで。チビ車の助手席に弟、リヤシート中央に人間ほどの座高があるレトリバー犬を半ば無理矢理乗せた我々三人のファニーな姿は信号待ちの他のドライバーの暖かな笑みを誘う。狭い車内で愛犬も始終テヘ顔なのである。

連休も過ぎ、いよいよ愛知までの片道280qの自走。名神・東名と何のトラブルも無く快走。スタッドレスタイヤのグニュ感が怖くて最初はアクセルを開けることができなかったが、次第に慣れてきて120km/hくらいまでなら直進安定性に不安があるものの走れることがわかった。容赦なく進入するエンジン回転音をBGMに、アクセルペダルを文字通り踏みつけてひたすら夜の東名道を走る。退屈を感じるどころか大轟音の中で無我の境地に到達しそうになった。
渋滞もなく4時間で到着。緊張のせいか疲れはなかったが、さすがに尻が痛い。カラダを折りたたむようなMini独特のドライビングポジションは尻に少々負担らしい。シート換装orスライド調整できるパーツの購入を検討せねば・・・。



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