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ビリー・ボブ・ソーントン
ビリー 芸名:Billy Bob Thornton
生年:1955.08.04
生地:アメリカ/アーカンソー州ホットスプリング


アカデミー賞
1996年 ○ 主演男優賞 スリング・ブレイド
1996年 ● 脚色賞 スリング・ブレイド
1998年 ○ 助演男優賞 シンプル・プラン

LA批評家協会賞
1998年 ● 助演男優賞 シンプル・プラン

ゴールデン・グローブ賞
2003年 ○ 主演男優賞 バッドサンタ
2001年 ○ 主演男優賞 バーバー
2001年 ○ 主演男優賞 バンディッツ
1998年 ○ 助演男優賞 シンプル・プラン

インディペンデント・スピリット賞
1996年 ● 新人作品賞 スリング・ブレイド
1992年 ○ 脚本賞 運命の引き金

●受賞、○ノミネート
いまや、ハリウッドを代表するカメレオン俳優の彼は、 助演と主演をバランスよくこなす、数少ない俳優です。
ミュージシャンとして活動していますし、マルチなところも他にはない魅力を出しています。
妻が、“アンジェリーナ・ジョリー”だということで、 年の差を越えるもの凄い魅力があるというのはわかると思います。 でも、別れちゃいましたね。

関連作品
2006 Mr. Woodcock
出演
2005 Ice Harvest
The Swedish Job
Fade Out
The Bad News Bears
出演
出演
出演
出演
2004 Chrystal
アラモ
プライド 栄光への絆
出演
出演
出演
出演
2003 バッドサンタ
ディボース・ショウ
ラブ・アクチュアリー
Levity
出演
出演
出演
出演
2002 Waking Up in Reno
出演
2001 チョコレート
バンディッツ
バーバー
Daddy and Them
出演
出演
出演
監督/脚本/出演
2000 South of Heaven, West of Hell
ギフト
すべての美しい馬
出演
脚本
監督/製作
1999 狂っちゃいないぜ
出演
1998 アルマゲドン
パーフェクト・カップル
シンプル・プラン
ワイルド・スモーカーズ
アラン・スミシー・フィルム
出演
出演
出演
出演
出演
1997 Uターン
もののけ姫(英語版)
出演
声の出演
1996 スリング・ブレイド
ザ・ウィナー
監督/脚本/出演
出演
1995 ファミリー/再会のとき
脚本
1994 カッティング・エッジ
出演
1993 キリング・ボックス
幸福の条件
トゥームストーン
ブラッド・イン ブラッド・アウト
出演
出演
出演
出演
1992 トラブル・バウンド/復讐の銃弾
出演
1991 運命の引き金
脚本/出演
1990 メタルアマゾネス
出演


【ディボース・ショウ】 −−INTOLERABLE CRUELTY−−
2003(恋愛/コメディ)
監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
製作:イーサン・コーエン、ブライアン・グレイザー
製作総指揮:ショーン・ダニエル、ジェームズ・ジャックス
原案:ロバート・ラムゼイ、マシュー・ストーン、ジョン・ロマーノ
脚本:ロバート・ラムゼイ、マシュー・ストーン、イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
出演:
●ジョージ・クルーニー
マイルズ・マッシー(離婚訴訟を得意とする敏腕弁護士)
○キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
マリリン(財産目当ての離婚を繰り返す美女)
○ジェフリー・ラッシュ
ドノヴァン・ドナリー(昼メロのTVプロデューサー)
○セドリック・ジ・エンターテイナー
ガス・ペッチ(人の尻尾をつかむ探偵)
○エドワード・ハーマン
レックス・レックスロス(マリリンに離婚訴訟を起こされた不動産王)
○ポール・アデルスタイン
リグレー(涙もろいマイルズの助手の弁護士)
○リチャード・ジェンキンス
フレディ・ベンダー(マリリンの顧問弁護士)
○ビリー・ボブ・ソーントン
ハワード・D・ドイル(マリリンに目を付けられる石油王)
○ジュリア・ダフィ
サラ・ソーキン(離婚太りのマリリンの友人)

■全体の感想
コーエン兄弟初のロマンティック・コメディです。 もちろん期待するのは、いつもの幾度となく二転三転する ストーリー展開でしょう。 そうなんです。雪だるま式に話が膨らんでややこしくなって、最後は綺麗にまとまるといった感じ を期待していたのです。
確かにマイルズとマリリンの駆け引きで、主導権が振り子のように行ききする展開は楽しめたんですが、 もう一転欲しかったというところでしょうか。 そして、ラブコメなので、しょうがないのですが、どう転んでも最後が見えてしまうジャンルというのも、 いつもと違うところでしょうか。
婚前契約書というものまである訴訟王国アメリカが 皮肉をたっぷり描かれていて、まさに『離婚劇(ディボース・ショー)』といった感じです。
邦題のまま最後までショーのように、私たちを楽しめてくれたのはいつも通りですし、 濃いキャラも健在で、主演2人の冴えた演技も満足です。 やはり彼らの求めるのは、期待通りではなく、期待以上のひねりでしょうか。


■物語
ロスで大成功をおさめた離婚訴訟専門の弁護士マイルズ・マッシーは、 どんな不利な裁判でも相手の弱みを探り出し、 逆転勝訴に持ち込むことで知られる凄腕の持ち主だ。
ある日、マイルズのもとに、妻に離婚訴訟を起こされた不動産王のレックス・レックスロスが 駆け込んでくる。探偵のガスに浮気の現場ビデオを撮られ、 圧倒的に不利な立場にあるレックスだが、ショッピング・センターの開発計画で 首まで担保につかっている彼は、夫人のマリリンに1セントの慰謝料も払わず、 離婚したいと考えていた。
この無理難題を引き受けたマイルズは、マリリンをディナーに誘い出し、 その隙に彼女の家の住所録を入手。
まもなくやってきた裁判の日。マリリンは、浮気の証拠ビデオの上映に涙を流し、 女性判事の同情を惹くが、マイルズは住所録から探し当てた隠し球証人を召喚して 大逆転を狙うのだった。

■出演者
離婚訴訟専門弁護士と財産目当ての結婚を繰り返す美女。 主演2人の駆け引きによって、主導権が振り子のように移動する様が 軽快に描かれていて、私たちも上手い具合に振り回されます。
そんな振り子に加速度を付けるために現れる脇役の中でも 一番強烈だったのは、我らが“ビリー”でした。
彼の演技は、テキサス訛りの田舎者成金がどういうのか知らなくても、 まさにそれというのがわかるという演技を見せてくれて、 出てくるだけで笑わせてくれます。
珍しいですよね。彼が笑いに徹している姿は。 コーエン作品で楽しんでいるというのが伝わって、こちらもニヤリとしちゃいます。 さらに彼の正体を知ったところで、ニヤリとしちゃいます。

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【ラブ・アクチュアリー】 −−LOVE ACTUALLY −−
2003(ラブストーリー)
監督:リチャード・カーティス
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、ダンカン・ケンワーシー
製作総指揮:モハメド・アル=ファイド、リチャード・カーティス
脚本:リチャード・カーティス
出演:
○ヒュー・グラント
デヴィッド(英国首相)
○リーアム・ニーソン
ダニエル(妻の死を乗り越えようとする男)
○コリン・ファース
ジェイミー(ミステリー作家)
○ローラ・リニー
サラ(会社の同僚に憧れている恋に臆病なOL)
○エマ・トンプソン
カレン(ハリーの妻で英国首相の妹)
○アラン・リックマン
ハリー(会社社長)
○キーラ・ナイトレイ
ジュリエット(ピーターの新婦)
○ロドリゴ・サントロ
カール(ハリーの会社のチーフデザイナーでサラの憧れ)
○ローワン・アトキンソン
ルーファス(宝石店員)
○トーマス・サングスター
サム(母親を亡くしたダニエルの養子)
○マルティン・マカッチョン
ナタリー(英国首相秘書)
○ビル・ナイ
ビリー(クリスマスソングで復活を目指すロック歌手)
○グレゴール・フィッシャー
ジョー(ビリーを支えるマネージャー)
○ルシア・モニス
オーレリア(ジェイミーのメイド)
○ハイケ・マカッシュ
ミア(ハリーを誘惑する社員)
○アンドリュー・リンカーン
マーク(ミアにパーティー会場を貸す新鋭画家)
○キウェテル・イジョフォー
ピーター(ジュリエットと結婚したマークの親友)
○クリス・マーシャル
コリン(もてるためにアメリカ旅立ったブ男)
○マーティン・フリーマン
ジョン(内気で純粋な映画の撮影代役)
●ビリー・ボブ・ソーントン
(米国大統領)

LA批評家協会賞:●助演男優賞(ビル・ナイ)
ゴールデン・グローブ:○作品賞、○脚本賞

■全体の感想
様々な形の愛をアンサンブル形式で紡ぎ合わせる究極の愛の物語の詰め合わせです。
空港の到着ゲートには愛が溢れているといったシーンから始まり終わる。 その普段のどこにでもある風景と、総勢19人のキャストを上手く重ね合わせることによって、 私たちと最低でも1つ以上は共感できる物語があるはずです。
群像スタイルで、9種類という限界ギリギリの数で見事に重ね合わせているところが見事なだけでなく、 人間相関図が必要なぐらいの絡みが、それぞれの話に顔を出して楽しませてくれます。
「世界がどれほど暗くなろうとも、人生のほとんどの出来事は愛に関係している」と語っている監督の想いが、 純粋に現れているため、普段の生活の中に転がっている小さな愛にも気づかせてくれ、 見終わった後にとても幸せな気分にさせてくれます。
ただ、クリスマス映画なのに、クリスマスに公開されなかったことが悔やまれます。
この映画を見終わった後であれば、愛を恥ずかしげもなく語り合えること必至ですよ!

■物語
【首相と秘書】
イギリスの新首相となったデヴィッドは、若くてハンサムで独身という三拍子揃ったいい男だった。 彼の初の大仕事は、訪英するアメリカ合衆国大統領に、イギリス意見を叩きつけること。 しかし、ポッチャリ体型のお茶くみ秘書ナタリーにひと目惚れしてしまい、 いまいち仕事に身が入らない。
【ダニエルとサム】
最愛の妻を亡くしたダニエルには、自身の悲しみにも増して気がかりなことがあった。
妻の連れ子のサムが、まったく口をきかなくなってしまったのだ。 自分には、サムのショックを癒すことができないと、無力感にうちひしがれるダニエル。 だが、実はサムは別のことで悩んでいた。。。
【ジェイミーとオーレリア】
弟に恋人を取られてしまったミステリー作家のジェイミーは、 傷心を癒そうと南仏の湖畔へやって来た。 そこでメイドとなるポルトガル人のオーレリアと出会う。 全く言葉が通じなかったが、風に舞ったジェイミーの原稿を、 オーレリアが冷たい湖に飛び込んで拾い集める出来事があった日から、 ふたりはボディ・ランゲージでおたがいの気持ちを伝えあうようになる。。。
【ハリーとカレン】
デザイン会社の社長であるハリーは、 妻カレンとの間には3人の子供がおり平凡だが幸福な家庭を築いている。
しかし、ハリーの秘書ミアが、彼にモーションをしかけてきてから、夫婦の関係がおかしくなってくる。 彼女にクリスマス・プレゼントをおねだりされたハリーは、 デパートの宝石売り場で、ラッピングにこだわりまくる店員からハート型のペンダントを購入。 それを偶然みつけてしまったカレンは、自分へのプレゼントだと思い込んでしまう。。。
【サラとカール】
ハリーの会社に勤めるサラは、入社以来2年7カ月のあいだ、 同僚でチーフ・デザイナーのカールに熱い恋心を抱いている。 その気持ちを見通しのハリーに背中を押され、告白の勇気を絞り出そうとするサラだったが、 いざとなると肝心の言葉が出てこない。
しかし、チャンスは向こうからやって来た。会社のクリスマス・パーティーの夜、 なんとカールのほうからダンスを申し込んできたのだ。。。
【ビリーとジョー】
ビリーは、かつての持ち歌をアレンジしたクリスマス・ソングで カムバックを果たそうとしている老いぼれのロック歌手。 マネージャーのジョーは売り込みに必死だが、 スター気取りが抜けないビリーは、問題発言で世間を騒がせてばかり。 彼はNo.1を奪取することはできるのだろうか。
【ジュリエットとピーターとマーク】
新進画家のマークには、誰にも言えない秘密があった。 彼は、親友のピーターと結婚式をあげたばかりのジュリエットに、恋していたのだ。
その想いから、ついついジュリエットによそよそしい態度を取ってしまうマーク。 それを「嫌い」のサインだと勘違いしたジュリエットは、なんとか彼と友達になろうと、 結婚式のビデオを見せてもらう口実のもと、マークのアパートを訪ねる。 そこで彼女が目にしたのは。。。
【コリンとアメリカン・ギャル】
彼女いない歴を更新中の青年コリンは、 イギリスでのナンパ活動に限界を感じ、 イギリス訛りに目のないアメリカ娘に希望を託し単身アメリカに渡る。
空港からバーに直行し、さっそくナンパ・モードに入るコリン。 そこで彼を待ち受けていたのは。。。
【ジュディとジョン】
コリンの友人トニーが助監督をつとめる映画の撮影現場。 スターの代役としてカメラの前に立つジョンとジュディは、 天気の話などをしながら、濃厚なラブ・シーンを演じている。 おたがいに、会話が弾むことを喜び合うふたり。いつしか、それは恋の気分に変わっていく。。。

■出演者
誰もが恥ずかしげもなく。ストレートに愛を語る等身大のキャラを演じているため、 全員が主役で誰にでも思い入れができると思います。
ただ、本筋とはずれたところで、強烈な印象を残した男がいます。
それは、フェロモンプンプンのアメリカ大統領を演じた“ビリー”です。 彼だけ異色なのは意図的で、アメリカの象徴的なライオンのような男として、 オーラが出ていました。“ヒュー・グラント”が噛み付くところなんて、 イギリス人にはたまらないシーンでしょうし、近年の国際政治に サラリと皮肉を見せているところが、この映画の爽快感のひとつにもなっています。
まぁある意味、“ビリー”も違った愛の形を見せてくれているわけですが、 私生活も垣間見えた感じがして強烈でした。

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【チョコレート】 −−MONSTER'S BALL−−
2001(ドラマ)
監督:マーク・フォースター
製作:リー・ダニエルズ
製作総指揮:マイケル・バーンズ、マイケル・パセオネック、マーク・アーマン
脚本:ミロ・アディカ、ウィル・ロコス
出演:
●ビリー・ボブ・ソーントン
ハンク・グロトウスキ(父親から偏見と看守という仕事の両方を受け継いだ男)
○ハリー・ベリー
レティシア・マスグローヴ(黒人の死刑囚を夫に持つ女)
○ピーター・ボイル
バック・グロトウスキ(黒人嫌いの保守的なハンクの父親)
○ヒース・レジャー
ソニー・グロトウスキ(父親であるハンクを愛しながらも軽蔑する息子)
○ショーン・コムズ
ローレンス・マスグローヴ(レティシアの夫で死刑囚)

アカデミー賞:●主演女優賞(ハリー・ベリー)、○脚本賞

ベルリン国際映画祭:●銀熊賞(ハリー・ベリー )

ゴールデン・グローブ:○女優賞(ハリー・ベリー )

■全体の感想
ラブストーリーと呼ぶには、あまりにもテーマが重く暗いのですが、 これは男と女のもっとも深い愛を、複雑のようでシンプルに描いた映画です。
その重いテーマとは、人種差別から始まり死刑執行に自殺、父子の不和に母子家庭の迷い、 児童の肥満に老人介護まで。。。
どれをとっても一つの映画になりうるテーマですが、全く説教臭くないのが好感を持てます。
それにしても、この邦題は良くできていると思います。
チョコレートとは、この映画の中でもさまざまな形で現れます。
『レティシアの息子が食べつづけるチョコバー』 『ハンクが子供のようにたべるチョコレートアイスクリーム』 『忌み嫌っていた黒人の肌の色』
どれも、この映画のキーワードになっているため、何の違和感もありませんでした。
そして最後に感じたことは、どんな立場でどんな境遇の人でも、 深く理解することができれば、誰でもチョコレートのように甘くなれるものだということです。

■物語
ジョージア州で州立刑務所に勤めているハンクは、 同じく刑務所に勤めていたが引退した黒人嫌いの保守的な父親バックを介護しながら、 一人息子ソニーと一緒に暮らしていた。
近所に住む黒人のクーパー一家と親しく付き合う彼を、 ハンクは日頃から情けなく思っている。
黒人の死刑囚マスグローヴの刑執行の日、 任務を満足にこなせないソニーにハンクは積もり積もった怒りを爆発させた。 しかし、それは息子からの正直な愛を気付かされる悲劇の始まりだった。。。

マスグローヴの妻レティシアは、夫が服役していた11年間、 女手ひとつで息子タイレルを育ててきた。
死刑囚の夫が処刑された後、注意しても太りつづける息子に当たってしまうが、 それはこれから起こる悲劇によって、大きな後悔へと変わるのだった。。。

■出演者
BGMが全くないので、出演者の声や表情を、いつも以上に吸収して、 なんだか、二人の行動を息を潜めて、覗き見しているような気分にさせられます。
だから、感情移入がしづらいシチュエーションでありながら感動できるのでしょう。
もちろん、アカデミー賞受賞に値する演技は光っています。
問題の激しい絡みも「ポワゾン」「キリングミー・ソフトリー」を軽く凌駕しています。
この映画は、そんな“ハル・ベリー”のための映画ではありますが、 ビリーの抑えた演技は、内面にあふれている感情の激しい起伏を、 表情と演技だけではなく、空気で伝えてきて、最後のシーンまで惹きつけてくれました。
特にチョコレートアイスクリームを食べているシーンでの、スプーンの使い方が大好きです。


■おまけ
原題のモンスターズ・ボウルの意味ってご存知ですか?
これは、死刑執行前夜の最後の晩餐(食事)のことなんです。
このまま邦題にしていたら、この意味が伝わらないで、 妙にチープなホラー映画と勘違いされそうですね。

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【バンディッツ】 −−BANDITS−−
2001(コメディ/恋愛/アクション)
監督:バリー・レヴィンソン
製作:アショク・アムリトラジ、ミシェル・バーク、マイケル・バーンバウム、デヴィッド・ホバーマン、バリー・レヴィンソン、アーノルド・リフキン、ポーラ・ウェインスタイン
製作総指揮:パトリック・マコーミック、ハーレイ・ペイトン、デヴィッド・ウィリス
脚本:ハーレイ・ペイトン
出演:
○ブルース・ウィリス
ジョー・ブレーク(脱獄囚の銀行強盗で直情型)
●ビリー・ボブ・ソーントン
テリー・コリンズ(神経質で思考型の脱獄囚)
ケイト・ブランシェット
ケイト・ウィーラー(日常に不満を持っている平凡な主婦)
○トロイ・ギャリティ
ハーヴィー・ポラード(スタント俳優でジョーの従兄弟)

ゴールデン・グローブ:○男優賞(ビリー・ボブ・ソーントン)

■全体の感想
序盤と終盤のテンポがよく、中だるみ間を忘れさせる、 痛快クライムコメディです。
確かに、最後の山まで、内輪の揉め事ぐらいしかなく、 テンションはずっと高いわけではありませんし、 伏線などの謎解きも無いため、物足りない感はありますが、 最後はすっきりすることは間違いないと思います。
後は、妖艶な人妻ケイトが、男2人をもてあそびながらも、 男の友情を引き立てるという、魅力も見せてくれているので、 男女3人のラブゲームも楽しんでみては如何でしょう。

■物語
思考より行動が先のジョーと、 自分を悪い病気だと思い込んでしまう心気症に悩まされているテリー。
オレゴン州立刑務所で出会った全く正反対なタイプの二人は、 奇妙な友情で結ばれていた。
ある日の刑務所内、ジョーは作業中のミキサー車をとっさに奪取。 助手席に乗り込んだテリーと共に鉄柵を蹴散らし、まんまと脱獄に成功する。
メキシコでの新生活を実現させる資金づくりのため、ジョーとテリーは銀行強盗を決意するが、 銀行強盗は危険が高すぎる。そこで頭脳派のテリーが、最もリスクが少なく安全な、 ある方法を考え出した。
そして、彼らのオレゴンからカリフォルニアを経てメキシコへと至る「銀行強盗ツアー」が始まった。

■出演者
寡黙のイメージとは正反対の、知的だけど自分の自信が無い男テリーを演じる “ビリー・ボブ・ソーントン”は、イケイケのジョー演じる“ブルース・ウィリス”を、 時には補佐し、時には引っ張るという、助演的な役を解りやすく演じてくれました。
他の出演者が少ないというのもありますが、ほとんどの時間を2人で占めているため、 様々な表情を見せてくれました。
今までに無いコミカルな演技は、更に彼の魅力を引き出してくれただけでなく、 他の寡黙な渋い出演作の価値も高めてくれていると思います。
彼の出演作のうち、この映画を一番最初に見た人は、他の演技を見て、 あまりのカメレオンぶりに、驚くと思います。

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【バーバー】 −−THE MAN WHO WASN'T THERE−−
2001(ドラマ/犯罪/コメディ)
監督:ジョエル・コーエン
製作:イーサン・コーエン
製作総指揮:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
出演:
●ビリー・ボブ・ソーントン
エド・クレイン(妻の兄フランクの床屋で雇われている平凡な男)
○フランシス・マクドーマンド
ドリス・クレイン(上昇志向の強いエドの妻)
○ジェームズ・ガンドルフィーニ
ビッグ・デイヴ(妻が働くデパートの経営者)
○マイケル・バダルコ
フランク(よくしゃべる妻の兄で床屋の店主)
○キャサリン・ボロウィッツ
アン・ナードリンガー(デイブの妻)
○リチャード・ジェンキンス
ウォルター・アバンダス(エドをよく家に呼んでいる理解者)
スカーレット・ヨハンソン
バーディ・アバンダス(エドのお気に入りのピアノが得意なウォルターの娘)
○ジョン・ポリト
クレイトン・トリヴァー(ドリスの弁護士)

アカデミー賞:○撮影賞  
カンヌ国際映画祭:○パルム・ドール、●監督賞  
LA批評家協会賞:●撮影賞
ゴールデン・グローブ:○作品賞、○男優賞(ビリー・ボブ・ソーントン)、○脚本賞

■全体の感想
もの凄いインパクトのある映画です。
まずモノクロというのもありますが、主人公はほとんど無口で、 彼の思いがナレーションのように物語を進めてくれています。
物語が1950年代手前ということもありますが、 古き良きアメリカ映画を体現していて、近年のハリウッド映画に対する皮肉もこめられた映画です。
コーエン兄弟得意の、あるきっかけから思いもよらぬ方向へという奇想天外のシュールドラマで、 「オーブラザー」からまた戻ってきた感があります。
ということは、見る人を選ぶ映画ということになるのですが、さらにそれが強まったように思えます。
個人的には、コーエンのシュールなギャグがたまらなく好きなので、 いろんなネタ(特にデイブの妻のロズウェルネタが好き!)が散りばめられているのが快感でした。

■物語
1949年夏、北カリフォルニア、サンタ・ローザで、   エドは、妻の兄フランクが経営する小さな床屋で働いていた。
喋りっぱなしの義兄、代わり映えのない仕事、漠然とした不満の中でただ毎日を過ごしていた。
妻ドリスは、デパートの帳簿係で、同じ上昇志向のデパートのボスであるデイヴと深い仲になっていた。
ある日の閉店間際、胡散臭いセールスマンが理髪店を訪れる。
彼は、ベンチャー・ビジネスの契約でこの町に来たが、話がパアになったとぼやいていた。
そのベンチャー・ビジネスとは“ドライ・クリーニング”というまったく新しい清潔産業。
エドはふと思った。「これで俺の人生は変わるのか?」。。。  

■出演者
疲れた顔と無口な主人公のあまりに感情を表に出さないので、 本人の思いのナレーションに助けられた場面もありましたが、 基本的には、彼の表情と間を楽しみながら、心情を読むという楽しさを堪能できました。
また彼はほとんどのシーンでタバコを吸っているため、ハードボイルド感がにじみ出ていて、 簡単な言葉でいうと渋い演技が光っていました。
黙々とタバコを吸いながら髪を切るシーンの渋さを見て、 これは彼にしかできない役であることを実感しました。
最近のハリウッド映画を好む人であれば、とても億劫な見方なので、 見終わった後は疲れますが、それは主人公の疲れた人生感が しっかり伝わっているからかもしれませんよ。

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【ギフト】 −−THE GIFT−−
2000(サスペンス)
監督:サム・ライミ
製作:ジェームズ・ジャックス、トム・ローゼンバーグ、ロバート・G・タパート
製作総指揮:ショーン・ダニエル、グレゴリー・グッドマン、ゲイリー・ルチェッシ、テッド・タネンバウム
脚本:ビリー・ボブ・ソーントン、トム・エッパーソン
出演:
ケイト・ブランシェット
アニー・ウィルソン(3人の息子と暮らす占い師)
○ジョヴァンニ・リビシ
バディ・コール(車の修理工として働く精神が病んでいる友人)
○キアヌ・リーヴス
ドニー・バークスデール(粗暴で女好きのヴァレリーの夫)
○ケイティ・ホームズ
ジェシカ・キング(ウェインの婚約者)
○グレッグ・キニア
ウェイン・コリンズ(長男の学校の教師)
○ヒラリー・スワンク
ヴァレリー・バークスデール(夫ドニーの暴力に耐え切れず、アニーに相談する)
○キム・ディケンズ
リンダ(アニーの親友)
○ゲイリー・コール
デヴィッド・ダンカン(ジェシカと関係を持った弁護士)
■全体の感想
《全米驚愕!!かつてない衝撃の連続。超感覚の新世紀ムービー誕生!》
人の運命を見抜く“超感覚(ギフト)”を持った女性が、謎解きをしていくという、サスペンスですが、 確かにその要素はふんだんにおり込まれており、映像も雰囲気を出していました。
ただ、衝撃を受けるかといえば「シックス・センス」ほどではないし、 ホラー的な映像は少ないし、「羊たちの沈黙」程の緊迫感はありませんでした。
ということは、このキャッチコピーには、大きな疑問符が打たれるわけです。
“サム・ライミ”監督は「シンプル・プラン」で、 人間の内面の恐怖を実に見事に丁寧に描いていただけに、期待していたので、少々肩透かしでした。
ちなみに見ている人は、超感覚を使わなくてもすぐに犯人が解ってしまうという落ちまでついている映画です。

■物語
ジョージア州にある小さな町で、3人の子どもと細々と暮らしている占い師をしているアニー。
ある日、この町で長男の先生の婚約者が失踪するという事件が発生した。
夫の暴力に悩む友人や、ある幻想に悩み精神が病んでいる友人らを、 救うべく日々を過ごしていた不思議な霊感を持つ彼女の元に、 失踪した娘の父親が、捜査の協力を依頼して来るのだった。。。

■出演者
超感覚を使わなくても犯人がわかってしまうこの映画の脚本は、 なんと“ビリー・ボブ・ソーントン”なんです。
映画のジャンル分けに、様々な要素が盛り込まれていると言うと、 聞こえが良いですが、どれも中途半端な感じが否めず、 更に新境地を開いたとされる“キアヌ・リーヴス”が、 妙に鬱陶しいのが気になります。
鬱陶しいだけならまだしも、散々暴れておいて、 話の中心からずれているというのが、難なんです。
“ケイト”の立っているだけで、超能力者というのが伝わる演技が、 とてももったいない脚本。「スリング・ブレイド」では、アカデミー脚色賞を取ったのに。。。
ビリーには、もっと演技でがんばって、いろんな顔を見せて欲しいですね。
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【狂っちゃいないぜ】 −−PUSHING TIN−−
1999(コメディ/ドラマ)
監督:マイク・ニューウェル
製作:アート・リンソン
脚本:グレン・チャールズ、レス・チャールズ
出演:
○ジョン・キューザック
ニック・ファルゾーン(自他ともに認めるトップの航空管制官)
●ビリー・ボブ・ソーントン
ラッセル・ベル(新入りの最高の腕を持つ航空管制官)
ケイト・ブランシェット
コニー・ファルゾーン(ニックの妻で2児の母)
アンジェリーナ・ジョリー
マリー・ベル(巨乳の若いラッセルの妻)

■全体の感想
コメディなのか恋愛ドラマなのか、航空サスペンスなのか。。。 話しの前半だけでは、全然解りませんでした。
パニック映画の要素を含めるような、展開でしたが、 パニックになる寸前の管制官の緊張を逆に逆手に取った、 恋愛がらみのコメディでした。
全く自分の知らない世界(かつてメインで映画化されたことはない航空管制官の仕事) が描かれていて、渋いところに目をつけたな〜と感心しました。
全てのきっかけは、飛行機や航空管制官に絡めたコメディや恋愛となっていて、 普通なのに普通に見えないところからも、 その渋さの光具合がうかがえます。
しかし、結局のところ、2夫婦のプライベートな駆け引きドラマが中心となっており、 良く考えるとシンプル過ぎる話かもしれません。
まぁ“アンジェリーナ・ジョリー”の見事な体を堪能できるという事で、 空の上のコメディと呼ばれる、一味違う恋愛ゲームを楽しんで下さい。

■物語
ニューヨークの空を往来する何千もの飛行機を、 安全にコントロールしている航空交通管制官。
中でも自他ともに認める実力NO.1のニックは、 責任感の強い男で彼らの中心的存在だった。
ある日、新入りのラッセルがチームに加わり、 最高の腕を持つという噂に、 ニックは彼をライバル視し始める。
そんな中、一人スーパーで見かけた、 ラッセルの妻を慰めるために食事に誘ったのだが、 それがきっかけで自分のペースが崩れていくのだった。。。

■出演者
ビリーの登場シーンは、明らかに調子に乗っている“ジョン”演じるニックの平和を脅かし、 物語に強烈なスパイスを撒き散らすことを予感させるものでした。
何事も主人公に勝る個性は、彼の私生活を物語っているようにも見え、 素の演技なのかしらと思わせました。 だって、若い巨乳の妻アンジーと、ジョンの妻役のケイトを両脇に抱えている姿なんて、 まさにそんな感じがしました。
最後の男の友情を体で分かち合うシーンは、くさ過ぎて笑っちゃいましたが、 引き出しの多い魅力的な男を、最後まで演じていました。
男2人の対比が旨く描かれていた、解り易いラブコメディーです。

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【アルマゲドン】 −−ARMAGEDDON−−
1998(SF/パニック)
監督:マイケル・ベイ
製作:ジェリー・ブラッカイマー、ゲイル・アン・ハード、マイケル・ベイ
脚本:ジョナサン・ヘンズリー、J・J・エイブラムス、スコット・マイケル・ローゼンバーグ
出演:
○ブルース・ウィリス
ハリー・S・スタンパー(掘削のプロチームの指揮官)
○ベン・アフレック
A.J.フロスト(ハリーに対抗しつつも尊敬するチームのサブリーダー)
○リヴ・タイラー
グレース・スタンパー(ハリーの娘でA.J.のこ萎靡と)
○ウィル・パットン
チック・チャップル(ハリーの右腕的存在)
スティーヴ・ブシェミ
ロックハウンド(学者並の頭脳を持つ女好き)
○ピーター・ストーメア
レヴ・アントロボフ(ロシア人宇宙飛行士)
○マイケル・クラーク・ダンカン
ジャイティス・カーリーン(チームではベアーと呼ばれる巨漢)
●ビリー・ボブ・ソーントン
ダン・トルーマン(NASA総指揮官)

アカデミー賞:○主題歌賞、○視覚効果賞、○音響効果賞、○音響賞

■全体の感想
素直な感想として、人が言うほど駄作ではないと思いました。
「ディープ・インパクト」よりもメジャー志向ですし、 大袈裟な演出や、解りやすいストーリーも、ハリウッド大作志向にのっとっていて、 万人受けするA級の娯楽映画だと思います。
アクションはもちろんのこと、見応えのあるSFシーンは、 そこら辺のハリウッドを毛嫌いする監督には作り得ないものであって、 それを批判する人は、娯楽映画として見ないで、 どういう視点でこの映画を見ているんだろうかと思います。

映像以外では、この手の映画に欠かせない“ブルース・ウィルス”のおかげで、 他のアクション映画と同じような映画に見えますが、 何故か“ブシェミ”兄さんが出演してて、良い意味でバランスを壊してくれています。
感動というよりも気恥ずかしいぐらいの演出に、見事にはまった“エアロ”の「I Don't Want To Miss A Thing」 なんて、盛り上げてくれる演出もそこまでいけば、手放しで拍手を送ります。
悪いこと言いません。斜に構えず、素直な気持ちでこの映画を見て下さい。 むずがゆいシーンも、受け入れられない時に、自分って結構擦れてるのかしら? と気づかせてくれますよ。

■物語
突然NYに落下した隕石の元は、 地球への衝突コースを取る小惑星の破片だった。
もしも、テキサス州の大きさにも匹敵するその小惑星が地球に激突すれば、人類の半分は焼け死んで、 残りはその後の氷河期で死んでしまうという。
これを回避する方法はただひとつ、小惑星内部に核爆弾を設置し、内側から破壊するしかない。
そこでその任務に選ばれたのは、石油採掘のスペシャリストであるハリーのグループだった。。。

■出演者
メジャー映画には欠かせない俳優を集めて、 セオリー通りの超SFをかましてくれて、 親子愛と男女愛まで織り交ぜて、超完璧なまでの大作です。
その大舞台で遊んでる2人の俳優がとても浮いているようで、 なじんでいました。さすがです。
“ビリー”もいつに無く大物の役で、楽しんでいるような感じが出ていて、 迫力のある表情の中に含み笑いがあるようで、見ていて楽しめました。
純粋に映画を楽しむというよりも、“ビリー”と“ブシェミ”の 演技を楽しんでしまっている時点で、 普通の感想ではなくなってしまっているのですが、 こういった癖のある俳優が、大勢出ている作品は、一人一人に集中して見てみるのも、 良いのではないでしょうか。

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【シンプル・プラン】 −−A SIMPLE PLAN−−
1998(サスペンス/ドラマ)
監督:サム・ライミ
製作:ジェームズ・ジャックス、アダム・シュローダー
脚本:スコット・B・スミス
原作:スコット・B・スミス
出演:
○ビル・パクストン
ハンク・ミッチェル(普通の幸せな家庭の主)
●ビリー・ボブ・ソーントン
ジェイコブ・ミッチェル(ハンクの兄)
ブリジット・フォンダ
サラ・ミッチェル(ハンクの妻)
○ブレント・ブリスコー
ルー(ジェイコブの悪友)
○ゲイリー・コール
バクスター(FBI捜査官)
○チェルシー・ロス
カール(ハンクの臨隣人)
○ジャック・ウォルシュ
トム・バトラー(人の良い街の保安官)
○ベッキー・アン・ベイカー
ナンシー(ルーの妻)

アカデミー賞:○助演男優賞(ビリー・ボブ・ソーントン)、○脚色賞、○撮影賞
LA批評家協会賞:●助演男優賞(ビリー・ボブ・ソーントン)
ゴールデン・グローブ:○助演男優賞(ビリー・ボブ・ソーントン)

■全体の感想
原作は、かの“スティーブン・キング”代絶賛の同名小説で、 脚本にも携わっている“スコット・B・スミス”のデビュー作です。
そして、「死霊のはらわた」で“ホラー映画の帝王”とうたわれた、 “サム・ライミ”監督のこの作品は、今まで作ってきた視覚的恐怖とは全く逆の、 精神面の人間の内に秘めた恐怖をじわじわと盛り上げて行くサスペンスとなっています。
その恐怖とは、誰にでもあるであろう人間の欲望であり、 一番汚い金欲であります。
大金を目の前にして、冷静を保とうとするが、 そうは行かず、本当に単純な計画(シンプル・プラン)も、 1つ歯車が狂うとここまで狂うのかーってぐらい、大げさに崩れていきます。
小説とはまた違ったエンディングで、どちらにしても、1度夢が現実になった後は、 普通の生活に戻れない。だから、普通の幸せを大事にする人は、 冒険しないんだな〜と改めて感じました。

■物語
ある雪の日、ふとした事から、400万ドルを越える現金と死体をのせた、 ハンクと兄のジェイコブ、そして彼の友人ルー。
何の危険もなく誰にも害がおよばない事を自らに納得させ、3人はその金を保管し、 いずれ自分たちで分けるためのごくシンプルな計画を立てる、だが、その時からハンクの悪夢は始まっていたのだった。 自分達は金を着服するために自分なりのモラルを持ち、お互いに納得できる理由を言い合いどうにか主導権を握ろうとするが、 お互いに不信感を抱いているために、話しがややこしくなっていきます。
四人四様の状況の中で、待望の娘が誕生したサラにとってはまさに母の底知れぬ力が芽生えはじめ、 しだいにその渦の真中に大きな影を映してゆくのだった。

■出演者
彼の真骨頂でもある、助演の演技が光る映画です。
弟に詰め寄られ、たじろぐ兄の姿や、開き直ってどうしようもない行動にでる姿は、 まさにシンプルな話を複雑にしている張本人という感じで、 この映画にぴったりの演技でした。
ダメ男でありながら、迫力もあり、ちょっとした魅力もあったりして、 救ってやりたくもなる男は、見ていて一番感情移入しやすかったように思います。
一番人間ぽくて、同情したくなる表情をするからです。 演技とはわかっていても、惹きつけられるのは、さすがです。

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