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ニコール・キッドマン
ニコール 本名:Nicole Mary Kidman
生年:1967.06.20
生地:アメリカ/ハワイ州ホノルル


アカデミー賞
2002年 ● 主演女優賞 めぐりあう時間たち
2001年 ○ 主演女優賞 ムーラン・ルージュ

ベルリン国際映画祭
2003年 ● 銀熊賞 めぐりあう時間たち

ゴールデン・グローブ
2004年 ○ 主演女優賞 Birth
2003年 ○ 主演女優賞 コールドマウンテン
2002年 ● 主演女優賞 めぐりあう時間たち
2001年 ● 主演女優賞 ムーラン・ルージュ
2001年 ○ 主演女優賞 アザーズ
1995年 ● 主演女優賞 誘う女

●受賞、○ノミネート
“トム・クルーズ”と別れてからと言うもの、彼女の輝きっぷりには目を見張るものがあります。
「ムーラン・ルージュ」で、一気にブレイクして、「めぐりあう時間たち」で演技派の仲間入り! コミカルな演技から文芸作品まで、アカデミーに認められる大女優となりました。

関連作品
2006 Eucalyptus
Wedding Season
出演
出演
2005 American Darlings
Emma's War
Fur
Bewitched
ザ・インタープリター
出演/製作総指揮
出演
出演
出演
出演
2004 Birth
ステップフォード・ワイフ
出演
出演
2003 コールド・マウンテン
白いカラス
ドッグヴィル
イン・ザ・カット
出演
出演
出演
製作
2002 めぐりあう時間たち
バースデイ・ガール
パニック・ルーム
出演
出演
出演
2001 アザーズ
ムーラン・ルージュ
出演
出演
1999 アイズ・ワイド・シャット
出演
1998 プラクティカル・マジック
出演
1997 ピースメーカー
出演
1996 ある貴婦人の肖像
妻の恋人、夫の愛人
出演
出演
1995 バットマン・フォーエヴァー
誘う女
出演
出演
1993 冷たい月を抱く女
マイ・ライフ
出演
出演
1992 遥かなる大地へ
出演
1991 ビリー・バスゲイト
出演
1990 デイズ・オブ・サンダー
ニコール・キッドマンの恋愛天国
出演
出演
1988 デッド・カーム/戦慄の航海
最も危険な悪女
出演
出演
1987 疑惑の香り
出演
1986 ウインド・ライダー
ニコール・キッドマン in シャドウ・オブ・ブロンド
出演
出演
1985 アーチャーズ・アドベンチャー
出演
1983 BMXアドベンチャー
出演



【イン・ザ・カット】 −−IN THE CUT−−
2003(サスペンス)
監督:ジェーン・カンピオン
製作:ニコール・キッドマン、ローリー・パーカー
製作総指揮:エフィ・ブラウン、フランソワ・イヴェルネル
原作:スザンナ・ムーア
脚本:スザンナ・ムーア、ジェーン・カンピオン
出演:
○メグ・ライアン
フラニー(ニューヨークの大学で文学を教える女性講師)
○マーク・ラファロ
マロイ(フラニーの近くで起きた猟奇殺人事件の担当刑事)
○ジェニファー・ジェイソン・リー
ポーリーン(フラニーの腹違いの妹)
○ケヴィン・ベーコン
ジョン・グラハム(フラニーにつきまとう男)
○ニック・ダミチ
ロドリゲス(マロイの同僚)
○シャーリーフ・パグ
コーネリアス(フラニーの教え子)

■全体の感想
出演人物の少なさや、中年女性のヌードばかりに気を取られ、 最終的にサスペンスが成り立つのかとの心配しながら見てました。
物語が進むにつれて、その予感は確信になって、 最後はなんとも言えない陳腐な結末を迎えてしまいました。
中年女性が、文学の教師と言うこともあり、随所に現れるスラング交じりの 言葉たちに、何か仕掛けがあるかと思いきや、 それらの言葉が、彼女の内面を動かしているだけであり、 見ている私たちは動かされませんでした。
最終的に、中年女性教師がある事件をきっかけに、 自分の中の本物の性に目覚めおぼれていく姿を描いている物語だったのです。
それって、ジャンルは?と聞かれると、難しいです。
言ったとおりサスペンスではなく、愛を語ることもありますがラブストーリーでもない。 ヒューマンドラマに猟奇殺人が絡むわけがない。 となると、官能ドラマというジャンルでしょうか?

■物語
ニューヨークの大学講師のフラニーは、周りの人間と適度に距離を開けて、 決して深い関係にならない生活を送っていた。そんな彼女が唯一 心を許すのが腹違いの妹とだけだった。
ある日、近隣で猟奇的な殺人事件が起きた。 フラニーは犯人らしい人物を目撃したのだが、 聞き込み捜査の刑事マロイには、話すことができなかった。 彼女はマロイと関係を持つようになるが、 2人につきまとうように不審な出来事が続くようになる。
マロイとの危うい関係が、疑惑と性の間で揺れ動く。

■出演者
“M・ライアン”は新境地を開いたって言われていますが、 そんな綺麗なものではありません。必死さも伺える余裕のない演技で、 赤裸々というよりも、なんだかだらしない感じすら受けました。
確かに性に目覚める内面の気持ちは見えましたが、 それも唐突過ぎて、目覚めるきっかけもよく分からず、 『エロいことが好きだったんだ〜』安いものになってたような気がします。
“N・キッドマン”はこの脚本に惹かれて製作を担当したということですが、 女性の性の目覚め部分とサスペンスの中途半端さに、気がつかなかったんでしょうか?
今までにない“M・ライアン”に出会える作品ではありますが、 決してファンには受け入れられない作りになってるのではないでしょうか?

■おまけ1
卑猥な言葉が錯綜しまくる作品です。カップルでいくと結構引きますよ。 なんせタイトルが、女性器を意味する『割れ目』なんですから。。。

■おまけ2
クレジットにはないのですが、エンドロールで“ハーヴェイ・カイテル”の名前を見つけました。
“thanks (as 'Mayor' Harvey Keitel)”って、あったんですが、どういう意味だったんでしょう? 分からずじまいです。

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【めぐりあう時間たち】 −−THE HOURS−−
2002(ドラマ)
監督:スティーヴン・ダルドリー
製作:ロバート・フォックス、スコット・ルーディン
製作総指揮: マーク・ハッファム
原作:マイケル・カニンガム
脚本:デヴィッド・ヘア
出演:
●ニコール・キッドマン
ヴァージニア・ウルフ(『ダロウェイ夫人』を執筆中の女流作家)
ジュリアン・ムーア
ローラ・ブラウン(『ダロウェイ夫人』に夢中な妊娠中の主婦)
○メリル・ストリープ
クラリッサ・ヴォーン(エイズ患者の友人を支えながらも同居人と娘と暮らす編集者)
○スティーヴン・ディレイン
レナード・ウルフ(ヴァージニアを支える夫)
○ミランダ・リチャードソン
ヴァネッサ・ベル(ロンドンに住むヴァージニアの姉)
○ジョン・C・ライリー
ダン・ブラウン(ローラの夫)
○トニー・コレット
キティ・バーロウ(腫瘍ができて入院するローラの親友)
○エド・ハリス
リチャード(エイズに冒されているクラリッサの親友)
○アリソン・ジャネイ
サリー・レスター(クラリッサの同居人)
○クレア・デインズ
ジュリア・ヴォーガン(クラリッサの娘)
○ジェフ・ダニエルズ
ルイス・ウォーターズ(リチャードとクラリッサの学生時代からの友人)
○アイリーン・アトキンス
バーバラ(クラリッサノ行きつけの花屋店員)

アカデミー賞:○作品賞、●主演女優賞(ニコール・キッドマン)、 ○助演男優賞(エド・ハリス)、○助演女優賞(ジュリアン・ムーア)、○監督賞、○脚色賞、○作曲賞、○衣裳デザイン賞、○編集賞
ベルリン国際映画祭:●銀熊賞(ジュリアン・ムーア、ニコール・キッドマン、メリル・ストリープ)
ゴールデン・グローブ:●作品賞、○女優賞(メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン)、 ○助演男優賞(エド・ハリス)、○監督賞、○脚本賞、○音楽賞

■全体の感想
表面的には平凡に見える人生が、こんなにも激しく奥が深いものだと考えさせられるので、 見終わった後の余韻は、直ぐに表すことのできない感情で、頭の中が埋め尽くされます。
初めは感情移入どころか彼女たちの心理を理解することすらできませんでした。 異性である私は特にそうかもしれません。
死にゆく友人に希望を与え続ける女性、人生を変えるしかないと考える母親、 創作のために精神を病んでいる作家。そんな3人の女性のたった一日の人生を、 『ダロウェイ婦人』を軸に展開していくのですが、とても長い時間彼女たちと過ごした気になります。
3人が下した生死の選択は、様々な代償を周りに与えているので、 その選択の意義の重さを描いた物語であると思います。
何が正しいのか、自分ならどうするのか、そういった普段私たちが避けているようなことを、 紺が得させられる映画でした。


■物語
三つの時代の、三人の女たちの、それぞれの一日が始まろうとしていた。

1923年、イギリス、ロンドン郊外のリッチモンド。 病気療養のためウルフ夫妻はこの町に移り住んできた。 ヴァージニアは書斎で煙草を吸いながらゆっくりと呟く。 『ミセス・ダロウェイは言った、花は私が買ってくるわ』。 一人の女のたった一日の出来事、その一日に主人公の全ての人生が入っている。 傑作『ダロウェイ夫人』が生まれようとしていた。
1951年、ロサンゼルス。閑静な住宅地に住む妊娠中の主婦ローラ・ブラウンは、 ベッドの中で一冊の本を手にしている。 「ミセス・ダロウェイは言った、花は私が買ってくるわ」。 ローラは夫ダンが望むような理想の妻を演じることに疲れていた。 今日は夫の誕生日、夜のパーティのために幼い息子リッチーと一緒にバースデイケーキを作り始めるが。
現代2001年、ニューヨーク。編集者クラリッサ・ヴォーンは、 同居している恋人サリーに言う。「サリー、花は私が買ってくるわ」。 エイズに冒されている、親しい友人である作家リチャードが栄えある賞を受賞したのを機に、 彼を元気付けるためにクラリッサは祝賀パーティを企画する。

■出演者
出演している誰もが文句のつけようのない演技で、 見終わった後その演技に身震いがしました。
物語感動するよりも、演技に感動したのは初めてのような気がします。
私たちには計り知れない心の葛藤を、時に激しく時に静かに、 そして自分を責めて人を責めていく演技は、迫力がありながらも深く繊細で、 見終わった後に身震いしてしばらく立てないぐらいの演技でした。 女性の人生と言うこともあり、私自身感情移入が難しかったのですが、 人によっては物語自体に感動し、3人の深い悲しみを理解できる方には、 演技だけでなく、もっと深い感想が沸いて出てくると思います。
あとは助演の男性陣にも恵まれて、3人がバランスが取れていたのも、 映画賞総なめの成功の理由のひとつだとも思いました。
“エド・ハリス”あれは本物の病人でした。

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【バースデイ・ガール】 −−BIRTHDAY GIRL−−
2002(サスペンス/恋愛)
監督:ジェズ・バターワース
製作:エリック・エイブラハム、スティーヴ・バターワース、ダイアナ・フィリップス
製作総指揮:ジュリー・ゴールドスタイン、コリン・リーヴェンタール、シドニー・ポラック、ポール・ウェブスター
脚本:トム・バターワース
出演:
●ニコール・キッドマン
ナディア/ソフィア(ロシアからやってきた花嫁)
○ベン・チャップリン
ジョン・バッキンガム(ネットで花嫁を探し出した銀行員)
○ヴァンサン・カッセル
アレクセイ(ナディアのいとこ)
○マチュー・カソヴィッツ
ユーリ(アレクセイの相棒)

■全体の感想
大作には無い、サスペンスとラブコメのテンポのよさが、 最後の心地よいエンディングまで一気に連れて行ってくれる映画です。
見知らぬ花嫁と暮らし始めるといった出だしは、 ネットという設定を抜かせば昔からあり、 本当に恋に落ちていくという流れも最近では「ポワゾン」 でありました。
それでも、魅力ある良作だと言えるのは、サスペンスにしろラブコメにしろくどくなく、 さらりと描かれていて、見ている私たちの期待に応えてくれているから、全く肩が凝りません。
これは、ニコールを筆頭に、出演者全員が軽いタッチで楽しんで演技しているからではないでしょうか。


■物語
勤続10年の生真面目な銀行員であるジョン・バッキンガムは、 独身の彼はある日、人生を変えようと一大決心し、 インターネットで『ロシアから愛をこめて』という、 花嫁を紹介しているホームページへアクセスしたのだった。
そして、メール・オーダーしたジョンのもとに、 早速ロシアからナディアと名乗る女性がやって来た。
しかし、彼女はカタログで保証されているはずの英語が全く話せない。 それでも、ジョンはベッドでの彼女の魅力に取り憑かれ、 愛に満ちた生活を営むことに。だがそれも束の間、ナディアの誕生日の日、 突然ロシアから2人の男が彼女を追ってやって来た。。。

■出演者
“ニコール・キッドマン”の得意なジャンルと思える程、 のびのびと演技していました。
「ムーラン・ルージュ」で完成された感のあるラブコメ路線を、 インディペンデント系で演じるとこうなるといった感じで、 彼女をより身近に感じさせてくれました。
特にロシア語しか話せない女の設定は、言葉で説明しがちな状況を、 表情や仕草だけで表現させるので、いつも以上に彼女に注目させてくれます。
そして、更に彼女を引き立たせるかのように、 ジョンが裏切られる度に膝を抱えてへこむ姿は、 女の強さと男の弱さを分かりやすく表現してくれていました。

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【パニック・ルーム】 −−PANIC ROOM−−
2002(サスペンス)
監督:デヴィッド・フィンチャー
製作:セアン・チャフィン、ジュディ・ホフランド、デヴィッド・コープ、ギャヴィン・ポローン
脚本:デヴィッド・コープ
出演:
○ジョディ・フォスター
メグ・アルトマン(離婚してマンハッタンに引っ越してきた女性)
○フォレスト・ウィテカー
バーナム(強盗犯メンバーでパニックルームの設計者)
○ジャレッド・レトー
ジュニア(強盗犯メンバーでメグの前の家主の孫)
○クリステン・スチュワート
サラ・アルトマン(メグの10歳になる娘)
○ドワイト・ヨアカム
ラウール(ジュニアが連れてきた覆面の強盗犯メンバー)
○パトリック・ボーショー
ステファン・アルトマン(メグの前の夫)
●ニコール・キッドマン
ステファンの恋人(電話の声のみ)
■全体の感想
これだけシンプルなのに、ここまで盛り上がることができたのは、 “デビッド・フィンチャー”の映像技術の力があったからでしょう。
昔からの手法とCGを、うまく組み合わせているとはいえ、 映像技術は懲りすぎてて、やりすぎの感はありますが、 遊び心と話を盛り上げる演出のひとつだと思うとありでしょう。
たしかに、強盗が家に侵入する場面の、カメラの長回しシーンは、 後世に残るようなシーンで、緊迫感と臨場感が伝わりました。
ずっと、雨が降っているのはずるい演出ですが。。。
ただ、やはりサスペンスなので、もう少し謎解きの要素というか、 あっと驚く仕掛けが欲しかったですね。 監督は今までの映画で懲りすぎていたので、なおさらそう感じてしまいました。
ちなみに、自分が最も好きなシーンは、家にきた警官とメグのやり取りです。 なかなか切れる警官で、計画的犯行ながら切れのない強盗犯と対比できてました。

■物語
ニューヨークで新生活を始めるべく、豪華なマンションを好条件で見つけたメグと娘のサラ。
しかし、なぜかその屋敷には不思議な部屋が設けられていた。
それは、監視モニタなどを完備した避難部屋「パニック・ルーム」。 しかし、引っ越した最初の夜、突然侵入者が彼女らを襲い、2人は理由も分からぬまま「パニック・ルーム」に駆け込むのだった。
一体、侵入者の目的は何なのか。彼女たちは無事に生き残ることが出来るのか。。。

■出演者
“ジョディ・フォスター”お得意の、鬼気迫る追い込まれ系の演技は、 期待通りのものでした。しかも、娘との親子愛も織り交ぜて、 女の弱さと強さをメリハリのある演技で、分かりやすく演じていました。
ようはシンプルな映画ならではのシンプルな演技で、 無駄のないセオリー通りって感じです。
なので、正直彼女じゃなくても子供を守る母親の演技をしたことのある 女優であればイメージが湧きますね。結構いますよね?
後、“フォレスト・ウィテカー”は役柄がピッタリでしたが、 あふれる人間味が、エンディングを容易に想像させてくれました。
それはそうと、“ニコール・キッドマン”はノンクレジットの、 電話の声なので、知らない人は絶対に気がつきません。 あえて、コメントは避けますね。

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【アザーズ】 −−THE OTHERS−−
2001(サスペンス)
監督:アレハンドロ・アメナバール
製作:フェルナンド・ボヴァイラ、ホセ・ルイス・クエルダ、パーク・サンミン
製作総指揮:トム・クルーズ、リック・シュウォーツ、ポーラ・ワグナー、ボブ・ウェインスタイン、ハーヴェイ・ウェインスタイン
脚本:アレハンドロ・アメナバール
撮影:ハヴィエル・アグィレサローベ
出演:
●ニコール・キッドマン
グレース(孤島の屋敷に住む2児の母)
○フィオヌラ・フラナガン
ミセス・ミルズ(以前にも屋敷に奉公していた使用人)
○クリストファー・エクルストン
チャールズ
○エレーン・キャシディ
リディア(言葉を喋る事ができない使用人)
○エリック・サイクス
ミスター・タトル(庭師として雇われた使用人)
○アラキナ・マン
アン(光アレルギーのグレースの娘)
○ジェームズ・ベントレー
ニコラス(光アレルギーのグレースの息子)
○ルネ・アシャーソン
(老婆)

■全体の感想
超一級のホラー映画です。
この意見に対しては、賛否両論があるようですが、 かつて、殺人シーンなどの暴力も血しぶきも出なかった、一級のホラーはありましたでしょうか? B級になればなるほど、血の量が多くなって、殺人シーンを織り交ぜての驚かすシーンが多くなります。
そうやって考えると、音楽と“ニコール・キッドマン”や子供の演技だけで、 見ている人の潜在意識下に眠る恐怖を煽りまくって、 恐怖の本質そのものを直接刺激しているこの映画は、 超一級のホラーであると考えるのです。
悲鳴をあげるほどのシーンはありませんが、ずーっと、心臓がどきどきしている、 そんなホラーです。
でも鋭い人は、“アメナバール”監督は、そんな単純なホラーは作らないでしょう? と思われると思います。そんなあなたは、正解です。傑作と呼ばれる、もうひとつの秘密も隠されています。

■物語
第二次大戦中の英国の孤島で暮すグレースと娘アンと息子ニコラスは、 1年半前に出兵した夫の帰りを広大な屋敷の中で、待つ日々を送っていた。
  そんなある日、募集していた使用人が3人やってきたので、早速雇う事にする。
  子供達は日光に対するアレルギー体質で、太陽光線を浴びる事が出来ないため、   屋敷中のカーテンを閉め切り、電話もラジオも無い、静寂に包まれた屋敷の中で3人の使用人と、   家族は暮らし始めることになる。
  しかし、実はまだ求人広告を出していなかったことに気が付いた、グレースは使用人に詰め寄って、   事の真相を問いただすと、そこから屋敷の過去が少しずつ解き明かされていくのだった。。。

■出演者
“ニコール・キッドマン”は、ガラスのように繊細な美貌だけではなく、 この映画のすべてを背負っているといっても過言ではありませんでした。
製作総指揮を務めている“トム・クルーズ”と、別れる直前に完成させた映画なのですが、 皮肉にも、ただの美しい女優から、演技派へ移り変わるような作品でした。
監督の演出は、「オープン・ユア・アイズ」 の期待に応えるものでしたし、“アルフレッド・ヒッチコック”の音楽を手がけていた、 “バーナード・ハーマン”を思わせる自作の音楽や、 見ている私たちも光アレルギーと思い込むような映像が、素晴らしかったのですが、 彼女なしでは成り立たない映画でした。
かつての恐怖映画には欠かせない、ブロンドヘアーというのも正解でした。
この映画と「ムーラン・ルージュ」から一気にブレイクした彼女は、ほんとトムと別れて正解と実感しました。

■おまけ
“アメナーバル”監督は、敬愛する“ヒッチコック”をまねして、出演してます。
屋根裏部屋から見つかったアルバムの中に、何気なく登場ているのです。要チェック!

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【ムーラン・ルージュ】 −−MOULIN ROUGE−−
2001(恋愛/ドラマ/ミュージカル)
監督:バズ・ラーマン
製作:フレッド・バロン、マーティン・ブラウン、バズ・ラーマン
脚本:バズ・ラーマン、クレイグ・ピアース
出演:
ユアン・マクレガー
クリスチャン(作家を目指してパリに出てきた作家)
●ニコール・キッドマン
サティーン(ムーラン・ルージュのNO.1高級娼婦)
○ジョン・レグイザモ
トゥールーズ・ロートレック(ムーラン・ルージュの演出家)
○ジム・ブロードベント
ジドラー(ムーラン・ルージュのオーナー)
○リチャード・ロクスバーグ
ウースター公爵(サティーンを自分の物にしようとする資産家の公爵)

アカデミー賞:○作品賞、○主演女優賞(ニコール・キッドマン)、○撮影賞、○メイクアップ賞、○音響賞、○編集賞、●美術賞
LA批評家協会賞:●助演男優賞(ジム・ブロードベント)、●美術賞
ゴールデン・グローブ:●作品賞、●女優賞(ニコール・キッドマン)、●音楽賞

■全体の感想
『人がこの世で知る最高の幸せ。それは誰かを愛し、その人から愛されること…』 こんな熱いセリフを歌に乗せて踊りまくるミュージカル映画。
前知識がないまま見ると、一瞬引くかもしれませんが、テーマが解りやすいっていうのと、 70、80、90年代の音楽を織り交ぜていて、知っている音が散りばめられているので、 随分とすんなりと違和感がなく入ってきました。
そして、何よりも迫力があったのは、つまらないけど映像は良かった「ロミオ+ジュリエット」の映像美を、 はるかに超えた、街並とムーラン・ルージュの映像です。
特に前半のショーの映像は、映画館でなければ伝わらない派手さと、意表を突いたカットが、 見ているものを圧倒していました。
しかも、テンポも良く、体を張ったコメディとファンタジー系を織り交ぜ、一気に駆け抜けていきました。
後半のメロドラマとシリアスなダンスシーンは、最後に涙を流させるためには必要でしたが、 全体のトーンを落としてしまったのが残念でした。
この監督は、大恋愛映画と悲劇を織り交ぜる辺りが、「ロミオ+ジュリエット」を引きずっていますが、 今回は正月の目玉としてやっていける大作に仕上げました。 個人的には、かなりお薦めです。

■物語
1899年に作家を目指してパリにやってきたクリスチャンが、 宿でタイプを打っていると、天井が壊れて気を失った人が落ちてきた。
慌ててドアから入ってきたトゥールーズ・ロートレックによれば、 彼らはナイトクラブのムーラン・ルージュで、NO.1の高級娼婦のサティーンを主役にした、 新しいショーの練習をしていたという。
実は経営が火の車のムーラン・ルージュの為に投資家を捜していて、 資産家の公爵に、新しいショーを見せなければならないが、未だに台本は未完成だった。 そこでクリスチャンが作家の代役に起用されることになった。
オーナーのジドラーは、サティーンを公爵に世話して、資金を引き出そうとしていた。 そしてサティーンも本物の女優になるために、パトロンを捜していた。
そこに現れた、クリスチャンを公爵だと誤解し、 彼をベッドに誘い込もうとするが、うぶでロマンティックな彼は詩を口ずさみだした。
本当の愛を知らなかったサティーンは、思わずその歌に恋に落ちてしまう。
  しかしその恋は、ムーラン・ルージュのためには、禁断の恋であった。。。

■出演者
ニコールは迫真の演技とも言うべく熱演を見せてくれました。
背骨を折るというアクシデントにもめげずにダンスをして、 自前で歌い上げた声は結構高いレベルでした。
もしそうでなくても、細かいカット割りで満足できるシーンとして作り上げてくれています。
そして、NO.1の高級娼婦を演じるには十分すぎるほどの魅力と、 “ユアン”演じるクリスチャンとの距離を縮めるコミカルな演技は、 見ている私たちとの距離も縮めてくれます。
豪華絢爛な夢の世界に引きずり込むには十分な魅力ですので、 冒頭のテンションに引かないで、自分もテンションを上げて楽しんでください。

■おまけ
サントラが素晴らしい。
劇中のショーの映像を思い出させる乗りと、ユアンとニコールの生歌がそのまま閉じ込められています。
他にも、我らが“デビッド・ボウイ”“ベック”に“U2”、 全米No.1になった“クリスティーナ・アギレラ”の「LADY MARMALADE」、“ファット・ボーイ・スリム”まで、 実に充実したものとなっています。
ぜひ、ご覧になった方は、聴いてみて下さい。

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【プラクティカル・マジック】 −−PRACTICAL MAGIC−−
1999(コメディ/ラブストーリー)
監督:グリフィン・ダン
製作:デニーズ・ディ・ノヴィ
原作:アリス・ホフマン
脚本:ロビン・スウィコード、アキヴァ・ゴールズマン、アダム・ブルックス
出演:
○サンドラ・ブロック
サリー・オーウェンズ(堅実で慎重派の姉)
●ニコール・キッドマン
ジリアン・オーウェンズ(自由奔放な妹)
○ストッカード・チャニング
フランシス・オーウェンズ(サリーとジリアンの伯母)
○ダイアン・ウィースト
ブリジット・オーウェンズ(サリーとジリアンの伯母)
○エイダン・クイン
ゲイリー・ハレット(容疑者ジミーを追ってクル刑事)
○ゴラン・ヴィシュニック
ジミー・アンジェロフ(ジリアンの暴力彼氏)
○エヴァン・レイチェル・ウッド
キリー・オーウェンズ(サリーの娘)
○アレクサンドラ・アトリップ
アントニア・オーウェンズ(サリーの娘)
○マーク・フュアースタイン
マイケル(サリーの夫)

■全体の感想
コメディもホラーもラブストーリーの面も何もかもが中途半端な、 全体的にB級な映画です。 フェミニスト寄りな作品作りもなんとも、男性陣の存在感を薄くし運命の人の魅力も 半減しているように思えます。
2大美人女優の競演と言うことで、注目を浴びていましたが、 2人が出演をOKした理由を知りたいぐらいに、 苦笑いをしてしまうような演技が続きます。
更にストーリーが訳のわからない展開になっていくので、 2人がどこまでやってくれるのかを、楽しむような見方になっていきます。
女性との感想は大きく食い違うかもしれませんが、 男性から見れば、2人のおかしな演技を楽しむぐらいの映画ですね。

■物語
魔女の血を引く祖母の呪いからオーウェンズ一族が愛する男性は若死してしまう。
両親を失い叔母達と暮らす美人姉妹のサリーとジリアンも同じ魔女の血を引くためか、 男運に恵まれない。
そんな中、伯母の後押しもあってサリーは恋をして2人の子どもに恵まれるが、 祖母の呪いか夫を若くして亡くしてしまう。
一方ジリアンは恋人からの暴力に耐え切れずサリーに助けを求めていた。 サリーはジリアンを救うために恋人ジミーを殺してしまうが、罪の意識で 魔法を使って蘇生させる。しかし、蘇生した恋人はゾンビになって2人に襲いかかる。
■出演者
“ニコール”はこの出演を楽しんでいるようですが、どこまで本気なのか是非聞いてみたいです。 幼少時代のメルヘン溢れるシーンから一転、随分年のとった魔女になってしまうのですが、 美人で自由奔放な女性として出てくるのは、はまっています。
ただ、魔女の儀式や大げさなリアクションなどは、 魔女になりきっていると言うよりも、遊び心を残しながら自分たちが楽しんでいるように思えます。
そんな、生き生きした彼女を見て楽しむ分には申し分のない映画です。

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【遥かなる大地へ】 −−FAR AND AWAY−−
1992(ドラマ)
監督:ロン・ハワード
製作:ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード
製作総指揮:トッド・ハロウェル
原案:ロン・ハワード、ボブ・ドルマン
脚本:ボブ・ドルマン
出演:
○トム・クルーズ
ジョセフ・ドネリー(貧しい農家の息子)
●ニコール・キッドマン
シャノン・クリスティ(上流階級に嫌気が差しているダニエルの娘)
○トーマス・ギブソン
スティーブン(ダニエルの手下でジョセフの家を放火)
○ロバート・プロスキー
ダニエル・クリスティ(小作人を雇っている地主)
○バーバラ・バブコック
ノーラ・クリスティ(シャノンの母親)
■全体の感想
壮大なスケールで描いた、男女2人の恋愛物語です。
テンポ良く次々とイベントがあるので、最後まで飽きさせません。
成り上がって夢を手に入れる典型的なアメリカンドリームな物語なので、 どんなことがあっても、最後まで安心して見る事ができます。
それが良いのか悪いのかは別として、主演2人の魅力がいっぱい詰まったこの映画は、 凝った恋愛映画に疲れた人にお勧めします。
「タイタニック」にも似た感じですが、 涙の代わりに、この映画では笑顔を手に入れることができるでしょう。

■物語
1892年のある日、農民たちの地主への反乱で父は命を失い、 地主の手下のスティーブンに家も焼かれ、貧しい小作人のジョセフは、 復讐のため地主クリスティの家に忍び込んだ。
しかしジョセフは捕えられ、そこでクリスティの娘シャノンに出会う。
そんなシャノンは、上流階級の生活に嫌気を感じていて、 ジョセフにボストンまでいっしょに行くように持ちかける。
スティーブンとの決闘の日、ついにシャノンは馬車で家出、 ジョセフを馬車にのせ、二人は大西洋を渡った。
しかしたどり着いてすぐに持ち物を奪われ、無一文となったシャノンは、 結局ジョセフと行動をともにすることになったのだった。。。

■出演者
結婚後初の共演した2人ですが、終始くっついているわけではなく、 それぞれ自立した演技を見せてくれており、嫌味の無い純粋な感じがして、 好感が持てましたね。
彼女の上流階級のおてんば娘から、品位を保ちながら開拓民に馴染んでいく様は、 魅力的な女性として、見事に演じられていました。
“トム・クルーズ”がかっこよすぎるのはさておき、 見終わった後に“ニコール・キッドマン”と夫婦で良かったなと思わせるこの映画は、 壮大な男女の恋愛物語を見終わった時の感想としては、最高のものではないでしょうか。

■おまけ
ラジー賞(ラズベリー賞)を受賞した、エンヤの主題歌「Book of Days」は、 「オリノコ・フロウ」で売れた直後の曲でした。
いまや癒し系映画の主題歌に引っ張りだこの彼女は、 実はこの映画で初めて、主題歌として使用されたんです。
だから何って?確かに、自分も彼女に対して、ほとんど興味は無いのですが。。。

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【ビリー・バスゲイト】 −−BILLY BATHGATE−−
1991(犯罪/ドラマ)
監督:ロバート・ベントン
製作:アーレン・ドノヴァン、ロバート・F・コールズベリー
原作:E・L・ドクトロウ
脚本:トム・ストッパード
出演:
○ダスティン・ホフマン
ダッチ・シュルツ(ニューヨークの暗黒街に君臨するキャングのボス)
●ニコ−ル・キッドマン
ドリュー・プレストン(ボーの恋人)
○ブルース・ウィリス
ボー・ウェンバーグ(ダッチの片腕で命知らずの殺し屋)
○ローレン・ディーン
ビリー・バスゲイト(ダッチに憧れる青年ビリー)
スティーヴ・ブシェミ
オットー・バーマン(ダッチの参謀)
○スタンリー・トゥッチ
ルチアーノ(ダッチの敵)

ゴールデン・グローブ:○助演女優賞(ニコ−ル・キッドマン)

■全体の感想
“D・ホフマン”は確かに存在感があって鬼気迫る演技による 緊張感はありましたが、何か物足りない。 “B・ウィリス”をヒットマン役ながらも、 冒頭に殺されてしまうなどの豪華なキャスティングでありながらも、 何か物足りない。
これは、原作はベストセラーであることからも、脚本が力不足なんでしょう。
実在したギャングを描いたものですが、 力と力がせめぎ合うギャング抗争ではなく、 生き残りをかけた落ち目のギャングの物語であるため 全体的に魅力が無いものとなっています。 青年ビリーが憧れるギャングの世界に対して失望していく様とと同じく、 見ている私たちも失望してしまった感じですね。
ただ、その視点を青年ビリーからの視点にして見ると、 落ちていくギャングと相対する彼の大人の男になっていく様から、 彼の未来が見えて最後に救われます。
ギャング映画というよりも、少年が成長していくドラマとしてご覧ください。


■物語
アメリカに不況の嵐が吹き荒れる1935年。 ニューヨークの暗黒街はギャング組織の勢力争いの場であった。
その中でも絶大な勢力を持つダッチ・シュルツはある日、 血気盛んな青年ビリーに声をかける。
機転を効かせ子分になり、やがて側近に成り上がっていったビリーだったが、 組織を裏切った憧れの男が冷酷に始末されるのを目の当たりにする。
それは、成功への道と信じていたギャングの世界が、実は裏切りと殺しの横行する恐ろしい世界であると思い知るきっかけに過ぎなかった。

■出演者
中途半端なギャング物語の中で光っていたのは、 少年の成長の物語ですが、その少年の成長を引っ張っているのは、 何を隠そう憧れのギャングのボスではなく、 “N・キッドマン”演じる女性との淡い恋物語でした。
彼女の毅然とした生き方から、人間的な強さに惹かれるものがあったのか、 大人の女性としての憧れがあったのか、 男性なら誰もが求める大人の強さと女の魅力を兼ね備えた演技でした。
というと、大げさですが、少年が惹かれるの人としては十分な 魅力が出ていました。大人の男が引かれるというよりも、少年が惹かれる感じです。
たぶん、今の彼女が演じたら、少年も近づけない距離感が出てしまうと思いますね。

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【デイズ・オブ・サンダー】 −−DAYS OF THUNDER−−
1990(アクション/ドラマ)
監督:トニー・スコット
製作:ドン・シンプソン、ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮:ジェラルド・R・モーレン
原案:ロバート・タウン、トム・クルーズ
脚本:ロバート・タウン
出演:
○トム・クルーズ
コ−ル・卜リックル(ティムが連れてきたレース経験のないドライバー)
○ロバート・デュヴァル
ハリー・ホッジ(現役時にはレース力ーのビルダーとして名を博した男)
●ニコール・キッドマン
クレア(コールとハリーの担当女医)
○ランディ・クエイド
ティム・ダランド(レーシングチームのスポンサーとなる資産家)
○マイケル・ルーカー
ラウディ・バーンズ(サーキッ卜で最も活躍しているドライバー)

アカデミー賞:○録音賞
■全体の感想
「トップガン」のイメージをそのままに、舞台を変えて“トム・クルーズ”を、 ひたすらかっこよく描いた作品です。そうです、成功と挫折をわかりやすく描いて、 主人公の苦悩は、美人な相手が理解して癒してくれるというものです。
肝心のレースシーンは、売りであるだけあってそこそこ迫力はありましたが、 最近のCG使いまくりと比べると、特筆するものはありません。
主人公の成長はわかりやすいのですが、それが男の絆からなのか、 女との愛からきたものなのかぼやけてしまい、 どうしても単純で深みのない物語となっています。
“トム・クルーズ”が好きな人とレースが楽しめる人だけが、 楽しめる映画なんでしょうね。

■物語
ノ−ス・力ロライナ州でシボレーのディーラーをするティムは、 NASCARのスポンサーになる夢を実現するため、 元ビルダーのハリーに声を掛けて、コールという若者を紹介する。
試走したコールの好タイムを見て、ハリーは協力を承諾しレースに工ントリーするが、 自信過剰なコールはなかなか実力を発揮できず、ハリーの忠告も聞こうとしない。 コールとハリーはレースをするが、既に引退しているハリーが勝利する。
それ以降ハリーのアドバイスを受け入れるようになり、 やがてトップドライバーのラウディと争うほどに成長するが、相変わらずわがままさは直らない。
そんな中、彼はラウディの車と激突してしまう。。。

■出演者
男が如何に単純でバカなんだろうと改めて感じてしまいました。 特に、病院のコールとラウディの車椅子バトルは、 スポーツ経験のある男なら誰でも理解できるシーンではないでしょうか。
そんな、やんちゃな男を体現している“トム・クルーズ”は、 何をやらせてもカッコイイアイドルの地位を再確認したかったのでしょう。
“N・キッドマン”は、そんな彼の支えになるべき女医役で出てはきますが、 忠告はするものの特に彼の支えになるでもなく、 いまいち存在感がありませんでしたね。 彼が一目ぼれするというのもわかりますが、 その後に夫婦となるんだから、もう少し彼の成長に寄与しても良かったのでは?
最終的に男の絆の物語みたいだったので、しょうがないでしょう。

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【最も危険な悪女(ニコール・キッドマンのエメラルド・シティ)】
−−EMERALD CITY−−
1988(ドラマ/コメディ/ラブストーリ)
監督:マイケル・ジェンキンス
製作:マイケル・ジェンキンス
脚本:デビッド・ウィリアムソン
出演:
○ジョン・ハーグレイブス
コリン・ロジャース(ベルリンで脚本賞を受賞したことのある脚本家)
○クリス・ヘイウッド
マイク・マッコード(コリンに近づく金と名声を手に入れることが目的の脚本家気取りの男)
○ロビン・ネビン
ケイト・ロジャース(出版社に勤務するコリンの妻)
●ニコール・キッドマン
ヘレン(コリンを誘惑しようとするマイクの彼女)
○ラス・クラックネル
エリーン(映画制作会社の社長)
■全体の感想
オーストラリアの映画であるため、ほとんど日の目を見ることのできない映画です。 この映画は邦題が「最も危険な悪女」や「ニコール・キッドマンのエメラルド・シティ」として、 TV放映されていました。
なんとも、この邦題が理解しがたく、悪女はどこに出てきたのか?ニコールを前面に出して良いのか? という素朴な疑問から次から次へと出てきます。
内容はオーストラリアの映画業界の葛藤を、愛国心とハリウッドへの憧れを対比させ、 皮肉を交えて描いていますが、群像劇には程遠く、恋愛もサスペンスの要素も全くありません。
もう少し、シドニーの海を表したエメラルドシティーを表現する邦題にしても良かったのではないでしょうか?

■物語
ベルリン映画祭の脚本賞を受賞したこともある脚本家のコリンは、 秀作を書きながらも今のベルボルンでの生活を捨て、 ショ−・ビジネス界で地位と名声を手に入れたいが故にシドニ−へ引っ越す。
妻ケイトは、黒人女性の本を出版させようとがんばり、 成功を手におさめようとしている一方で、 コリンは金銭面での欲が出て自ら製作をしようと、 詐欺師まがいのマイクにそそのかされる。

■出演者
“N・キッドマン”を表に出しながらあくまでも助演でありますが、 この映画でオーストラリア映画協会助演女優賞にノミネートされる位の、 華のある存在感はありました。
ただ、彼女をどういう悪女と仕立てたいのか、 良くわかりませんでした。というのも、いい女だけでは悪女になれないのは、 当たり前でその美貌を利用して、男を利用するなり掻き乱すなりをして欲しいのですが、 なんとも中途半端でしたね。
ハリウッド進出前の貴重な映像は、 まだまだ美貌だけが売りだと言うことが否めませんが、 レオタードなどのサービスショットもあるので、良しとしましょうか
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