|
|
| アンジェリーナ・ジョリー | |
|---|---|
|
本名:Angelina Jolie Voight 生年:1975,06,04 生地:アメリカ/カリフォルニア州ロサンジェルス アカデミー賞 1999年 ● 助演女優賞 17歳のカルテ ゴールデングローブ賞 1999年 ● 助演女優賞 17歳のカルテ ●受賞、○ノミネート |
|
いきなり「17才のカルテ」でアカデミー助演女優賞をさらっていくという、
離れ業をやってのけた彼女は、主演女優としての道を歩み始めました。 刺青や派手な言動でゴシップでも注目の的ですが、 カリスマ的な魅力を演技に生かされていて、とても魅力的な女優です。 |
|
| 関連作品 | ||
| 2006 |
Love and Honor |
出演 |
| 2005 |
The Good Shepherd Mr. and Mrs. Smith |
出演 出演 |
| 2004 |
テイキング・ライブス スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー アレキサンダー シャーク・テイル |
出演 出演 出演 出演 |
| 2003 |
Lovesick The Fever すべては愛のために トゥームレイダー2 |
製作 出演 出演 出演 |
| 2002 |
ブロンド・ライフ |
出演 |
| 2001 |
ポワゾン トゥームレイダー |
出演 出演 |
| 2000 |
60セカンズ ボーン・コレクター |
出演 出演 |
| 1999 |
狂っちゃいないぜ マイ・ハート、マイ・ラブ 17歳のカルテ |
出演 出演 出演 |
| 1998 | HELL'S KITCHEN |
出演 |
| 1997 | 不法執刀 |
出演 |
| 1995 |
第一目撃者 サイバーネット |
出演 出演 |
| 1993 | サイボーグ2 |
出演 |
|
【すべては愛のために】
−−BEYOND BORDERS−−
|
|
2003(ラブストーリー)監督:マーティン・キャンベル 製作:ダン・ハルステッド、ロイド・フィリップス 脚本:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン、サイラス・ナウレステ、ジェレミー・ブロック 出演: ●アンジェリーナ・ジョリー サラ・ボーフォード(イギリス社交界の裕福な人妻)
○クライヴ・オーウェンニック・キャラハン(難民救済のための青年医師)
○ライナス・ローチヘンリー・ボーフォード(サラの夫)
○テリー・ポロシャーロット・ジョーダン(ニックの仲間で女性医師)
○ノア・エメリッチエリオット(ニックの仲間)
|
|
■全体の感想
4ヶ国を舞台にした10年に渡る愛は、純愛というよりも激愛って感じです。
犠牲も多い上に手に入りにくいという、困難だらけの愛に重ねて、
貧困に苦しむ難民救済という重いテーマに、見終わった後の疲労感がなんとも言えません。目を背けたくなるような貧困の現実は、 “アンジー”が国連大使になって、カンボジアの少年を養子として迎え入れたという行動を 理解させるほど強烈なものです。彼女は、この撮影の前から、 脚本を見て現地を訪れるほど感化されたそうです。 そしてそのインパクトだけがあるのではなく、彼女の激愛に伴う特異な行動のおかげで、 映画としての娯楽性のバランスを取っていました。 何を守って何を捨てるのか。彼女の行動の全てが正しいとは言えませんが、 それがすべて「すべてが愛のために」と言うのであれば、 愛って怖いなって思っちゃいます。盲目過ぎるでしょ。
裕福なイギリス人と結婚し、社交界で何不自由のない生活を送っていた美しい人妻サラは、
ある日義父の慈善活動の功績を讃える盛大なパーティに参加する。
■出演者そこへ痩せ細った一人の少年を引き連れて一人の青年医師ニックが突如乱入してきた。 冷ややかな視線を浴びせる参加者に対して、軽蔑の眼差しで見つめ返すニックは 『世界には今、この瞬間も死んでいく子供たちがいる』と語り始める。 やがて駆けつけた警察に連行されていく二人を見つめながらも、 サラの脳裏にはいつまでもその悲痛な叫びが焼きついていた。 翌朝、少年が死亡したことを伝える衝撃的なニュースに強いショックを受けたサラは、 私財を投げ打って援助物資を集め始め、単身カンボジアへと向かう決意をするのであった。 しかし大義に燃えるサラを待ち受けていたのは、 ささやかな善意などでは到底太刀打ちできない悲惨な現実であった。
“アンジー”の貧困に対する想いと、ニックに対する想いの両方に力が入った演技でしたが、
やはり後者の方が強烈な印象を残しました。彼女の現実離れした行動がそれを物語っていますが、 何ゆえ家族をそう簡単に捨てられるのかと言う疑問も残ります。 衝撃的なラストは愕然として、愛の空しさも感じますが、 こういう愛の形もあるんだなと彼女の行動を否定せずに受け入れましょう。 それにしても、彼女のこの力の入れようは、 本気で国連大使としての仕事を全うする意思を感じます。 “ビリー”といちゃついていた頃が懐かしいですね。
描かれている4カ国は、映画のメリハリをつける為なのか、
全世界どこでも貧困が起こっていることを知らしめるためなの、
はっきりと分かれていました。
←←あら的映画論に戻る
乾いたエチオピアの大地、緑濃いカンボジア、白銀に包まれたチェチェン、 そして文明の歴史があるイギリスといった感じです。 最近はコロンビアで日本人の人質が殺されたり、 イラクで日本大使館員が殺されたりしていますが、 そういった現実と重ね合わせてみると、 強いメッセージが伝わってきます。 |
|
|
【トゥームレイダー2】 −−LARA CROFT TOMB RAIDER: THE CRADLE OF LIFE−− |
|
2003(アクション)監督:ヤン・デ・ボン 製作:ローレンス・ゴードン、ロイド・レヴィン 製作総指揮:ジェレミー・ヒース=スミス 原案:スティーヴン・E・デ・スーザ、ジェームズ・V・ハート 脚本:ディーン・ジョーガリス 出演: ●アンジェリーナ・ジョリー ララ・クロフト(冒険好きのフォトジャーナリスト)
○ジェラード・バトラーテリー・シェリダン(ララと交際していた元英海兵隊の将校)
○クリス・バリーヒラリー(ララを守る執事)
○ノア・テイラーブライス(ララをテクノロジーでバックアップする助手)
○シアラン・ハインズジョナサン・ライス(ノーベル賞を受賞したことのある生物化学兵器の開発者)
○ジャイモン・フンスーコーサ(マサイ族の青年でララの大学からの友人)
○ティル・シュヴァイガーショーン(ライス博士の部下)
○サイモン・ヤムチェン・ロー(中国にアジトを構えるシンジケートのボス)
○テレンス・インジェン(チェンローの弟で右腕を務める)
|
|
■全体の感想
国際シンジケートや巨大な悪に確固たる信念で立ち向かう姿は非常に力強く、
見るものを圧倒させます。アクションの切れもよく、
まさにゲームの世界の無敵の女を見事に再現しています。しかし、彼女の信念や力はしっかりと伝わるのですが、 目まぐるしく変わる展開で、ララは何でそこまでするの? という素朴な疑問が溢れてきます。そんな疑問を、 すっきりさせるようなラストではなく、 伝説や超自然現象は中途半端な感じでした。特にアフリカについてからは違和感があります。 結局ララは何を求めてどこに向かっているのかは分かりませんが、 トレジャーハンターの趣味の粋を超えて悪の組織に1人で立ち向かう姿は、 女007としてやっていくべきだと思いましたね。 それにしても『パンドラの箱』の中身を見たかったですね。気になります。
ある日、ギリシャのサントリーニ島で発生した大規模な地震の影響で、
地中海海底に埋没していた『月の神殿』が2300年ぶりに姿を現わした。
トレジャー・ハンター、ララ・クロフトもこの情報を聞きつけて現場に急行する。
■出演者神殿に入った彼女は、アレクサンダー大王像の胸に埋め込まれたメダリオンと鉄の檻に収められた黄金の珠を発見する。 だが彼女がそれらを取り出そうとした時、突然現われた一味に襲われてメダリオンと珠を奪取されてしまう。 その盗まれた珠には『パンドラの箱』の所在が示されていた。 彼らの正体とその陰謀を知ったララは珠の追跡に乗り出すが。。。
アクション数は細切れに前作よりも増えて、
楽しめるような気がしますが、前作ほど派手ではないですね。
相変わらずテンポだけはよく、目まぐるしく変わる展開に、
付いていくのがやっとで、それぞれのシーンでの“A・ジョリー”の
印象が薄くなっちゃっているような気がします。それよりも“A・ジョリー”と助手たち以外は、 全くの魅力が欠ける出演陣でした。特に、相方の“J・バドラー”は、 007でいうボンドガールのような役目なのだから、 もっとフェロモンを出してララの心を揺さぶるべきでしょう! 悪もやっていることは大きいくせに、結構もろくて最後は泥仕合。 なんだか映画全体のスケールを小さくしてくれちゃいました。 |
|
|
【ポワゾン】
−−ORIGINAL SIN−−
|
|
2001(恋愛/サスペンス)監督:マイケル・クリストファー 製作:デニーズ・ディ・ノヴィ、ケイト・グインズバーグ、キャロル・リース 製作総指揮:アショク・アムリトラジ、デヴィッド・ホバーマン 原作:ウィリアム・アイリッシュ 脚本:マイケル・クリストファー 出演: ○アントニオ・バンデラス ルイス・アントニオ・バーガス(愛のない結婚をしようとしているコーヒー経営者)
●アンジェリーナ・ジョリージュリア・ラッセル、ボニー・キャッスル(本当の愛を求める華麗な美貌の女性)
○ジョーン・プリングルサラ(ルイスの身の回りの世話をするメイド)
○アリソン・マッキーオーガスタ・ジョーダン(ジュリアに冷たくあたるアランの妻)
○トーマス・ジェーンウォルター・ダウンズ(ルイスとジュリアの後をついてまわる謎の探偵)
○ジャック・トンプソンアラン・ジョーダン(コーヒー園をルイスと一緒に経営する大親友)
○グレゴリー・イッツェンワース大佐(ジュリアに手を出す男)
○コーデリア・リチャーズエミリー・ラッセル(ジュリアの姉)
|
|
■全体の感想
まず、あまりに衝撃的なベットシーンに度肝を抜かれました。それを抜きにしても、“アンジェリーナ”と“バンデラス”の絡みは、あまりに濃すぎました。 その濃さはある意味期待通り、いやそれ以上でしたが、 週末の夜じゃないと見ることの出来ないようなレベルです。 だから、お子様はもちろん、純愛カップルや、 “アンジェリーナ”をゲームのキャラ(「トゥームレイダー」)と重ね合わせている人は、 絶対見ない方が良いです。 で、感想ですが、全体的にサスペンスタッチの物語は、軽いどんでん返しを繰り返しながら、 今までの展開に流した涙を、一瞬にして乾かしてしまうエンディングまで、一気に流れて行きます。 些細な嘘から取り返しのつかないことになっていく展開は、実生活でもあり得るわけで、 それを恋愛に置きかえると、なんて切ないんだろうと思いました。 邦題にもある通り、そこから生まれた愛が『毒』に変わっていく様を、 まざまざと見せつけられると、見ている私達の私生活を考えさせられます。。。 今の恋愛を見直したい方、刺激の欲しい方。これはお薦めです。
19世紀後半のキューバで、ルイスは新聞の交際欄を通じ文通だけで知り合った、
アメリカ人の女性ジュリアとの結婚を決めた。
■出演者しかし、結婚式当日に、彼のもとに現れたのは、写真とは全くの別人の超美人の女性だった。 そして会った瞬会、彼は彼女に全てを捧げるほど溺愛することになる。 深く愛し合う日々を過ごす2人だが、ルイスはジュリアにすべてを与え、すべてを奪いたいと思うばかりに、 周りには「自分を見失っている」と警告される。 彼女の不審な点が見え隠れし始めた、そんなある日ジュリアはルイスの預金をほぼ全額引き出し、 結婚指輪を置いて忽然と姿を消した。。。
単純で情熱的で、執拗に体を張って愛を語りまくる“アントニオ・バンデラス”とは逆に、
魔性の女だけど、実は『本当の愛』を求めていて、
『孤独』への不安を避けている孤独な女性を演じています。これがはまり役で、美貌を武器にする女性としては「L.A.コンフィデンシャル」 の“キム・ベイシンガー”を彷彿とさせるものでした。 ただ、サービスカットが多すぎたため、彼女の表情よりもセクシーな所に目がいきがちで、 集中できなかった感は否めません。
原作は、“ウィリアム・アイリッシュ”の「暗闇へのワルツ」ですが、
実は、1969年に“トリュフォー”監督によって、カトリーヌ・ドヌーブ、ジャン・P・ベルモント主演の
「暗くなるまでこの恋を」というタイトルで映画化されていました。
←←あら的映画論に戻る
だから、ハリウッド版のリメイク映画となるわけです。 |
|
|
【トゥームレイダー】
−−LARA CROFT: TOMB RAIDER−−
|
|
2001(アクション/アドベンチャー)監督:サイモン・ウェスト 製作:ローレンス・ゴードン、ロイド・レヴィン、コリン・ウィルソン 製作総指揮:ジェレミー・ヒース=スミス、スチュアート・ベアード 原案:サラ・B・クーパー、マイク・ワーブ、マイケル・コリアリー 脚色:サイモン・ウェスト 脚本:パトリック・マセット、ジョン・ジンマン 出演: ●アンジェリーナ・ジョリー ララ・クラフト(冒険好きの金持ちの娘)
○ダニエル・クレイグアレックス・ウエスト(ララの元恋人で金のためなら何でもする考古学者)
○ジョン・ヴォイトロード・リチャード・クラフト(ララの父親で優秀な考古学者)
○イアン・グレンマンフィールド・パウエル(ララの持っている時計を狙う)
○クリス・バリーヒラリー(ララの巨大な館の執事)
○ノア・テイラーブライス(ララの相棒のロボットをつくるメカおたく)
|
|
■全体の感想
『21世紀の最強のヒロイン』
と名付けられた、ララ・クラフトこと“アンジェリーナ・ジョリー”は、
その期待に応えるべく、抜群の魅力と軽快なアクションを、
自分たちに見せてくれました。世代を問わないアドベンチャー映画の代表となるべく、 要素はかなり詰まっておりますが、彼女の魅力にフォーカスしすぎたのか、 ストーリーというか、謎解きの要素は皆無に等しい、 アドベンチャーとなってしまいました。 また、設定が世界で2000万本以上売れたとか言うゲームの主人公なので、 そのキャラに思い入れのある人とない人では、随分と異なると思います。 更には、冒頭からの設定の意味が解らなければ、 結構ストーリを掴むまで結構時間がかかるかもしれませんね。 まぁどちらにしろ、彼女の演技とアクションに関しては、 十分楽しめる映画なので、21世紀初の夏の大作たちに泣かされた人たちの、 期待には応えることが出来る映画だと思います。
美しくてタフなララ・クロフトは、
今日も相棒のブライスの作った大型戦闘用ロボットを相手に、
実戦さながらの戦闘訓練に興じていた。
■出演者そんなある日、ララは20年前に失踪した父の隠し部屋から、不思議な時計を発見する。 その内部には、星座表と謎の数列が隠されていた。 その瞬間、父が『イルミナーティー=光の人々』と呼ばれる秘密結社について、話していたのを思い出した。 それは、時空の扉を開ける鍵となる『Holly Triangle』を探し続けていて、 その破片が一つになれば、人類の運命は永久に変わるというものだった。 ララは、愛する父の遺志を引き継ぐため仲間のブライス、 執事のヒラリーと共に謎解きに取りかかり始めた。 しかし、彼女の宿敵マンフレッド・パウエルもまた、この機会を狙っていたのだ。。。
“アンジェリーナ”の魅力につきます。父“ジョン・ボイド”との共演も話題となっていましたが、 彼女のアクションは、かつてのアドベンチャー映画の中でも、 抜群に切れが良くて、テンポが良くて、色気があって、 ダントツで魅力的な演技でした。 ストーリー自体は、若干チープで解りやすいエンディングではありましたが、 全てを彼女がフォローしているといっても過言じゃないのでは? と思ったぐらいです。 この映画で完全にハリウッドでブレイクしたわけですが、 他のセレブと違って、随分と人に優しく、わがままを言わない人柄という事で、 こういった女優生命を失う(反れる)可能性もあるような、 アクション大作に出演したとしても、これを踏み台にこれからも、 どんどん自分たちの期待に応えてくれると確信しましたね。
初めて試写会で生のアンジェリーナに会えました。
←←あら的映画論に戻る
席からは遠かったけど、随分と近く感じるぐらい存在感がありました。 |
|
|
【60セカンズ】
−−GONE IN 60 SECONDS−−
|
|
2000(アクション)監督:ドミニク・セナ 製作:ジェリー・ブラッカイマー、マイク・ステンソン 製作総指揮:デニス・シャカリアン・ハリッキー、ジョナサン・ヘンズリー、 チャド・オマン、ロバート・ストーン、ウェブスター・ストーン、バリー・H・ウォルドマン 脚本:スコット・ローゼンバーグ 出演: ○ニコラス・ケイジ メンフィス・レインズ(子供のカーレースチームを経営している、元伝説の車泥棒)
●アンジェリーナ・ジョリーサラ“スウェイ”ウェイランド(昔のメンフィスのチームで彼の元恋人)
○ジョヴァンニ・リビシキップ・レインズ(メンフィスの弟で現役の車泥棒)
○デルロイ・リンドーキャッスルベック(メンフィスを追いつづける刑事)
○ウィル・パットンアトレー・ジャクソン(昔のメンフィスのチーム仲間)
○クリストファー・エクルストンレイモンド・カリートリー(キップの依頼者だが、作戦失敗のため命を狙う)
○ロバート・デュバルオットー・ハリウェル(昔のメンフィスのチームのリーダー的存在)
○ビニー・ジョーンズザ・スフィンクス(昔のメンフィスのチーム仲間で無口)
|
|
|
■全体の感想
さすが、「ザ・ロック」「アルマゲドン」といった、
見せるアクション映画の巨匠“ジェリー・ブラッカイマー”監督がらみの作品です。
■物語今回はカーチェイスに限ったアクションでしたが、 バックでの街中の爆走シーンは、なかなかのものでした。 車は詳しくありませんが、あの高級車たちでの街中のカーチェイスはみごたえがあり。。。 いえ、実際のカーチェイスは3台ぐらいでした。 というのも、24時間で50台を盗み出すんですから、そりゃ全部で暴れるわけにはいかないですよね。 まぁタイトルのいかなる車も60秒で盗み出すという設定も、 後半の見事なテンポの良い盗み出すシーンで生きていたので、良しだと思います。 しかし、残念ながら中途半端な笑いと、わかりやすいストーリー展開のため、 若干興ざめとなるシーンが多かったですね。 依頼者(悪者)の家具集めの趣味とか、メンフィスとサラの中途半端なラブシーンとか、 刑事とメンフィスのくさい友情とか、ユニコーンとの関係だとか。。。 という訳で、難しく考えないで、派手なカースタントを楽しむという意味で、 「TAXI」が好きな方には、オススメの映画でしょう。
巨大なカリートリーの組織から依頼され、
た50台の高級車窃盗の仕事をしくじったキップは、
組織から命を狙われることとなってしまう。
■出演者現役から遠ざかってしばらく立つ伝説の窃盗のプロであるメンフィスは、 子供相手のカーレースチームの仕事をしていた。 しかし、弟であるキップを救うため、 その仕事を引き継ぐこととなってしまう。 その条件とは、常識では不可能な、 獲物は飛び切りの高級車50台を24時間で盗み出すというものだった。。。
いつも思うのですが、なぜこの禿げた男がカッコ良いアクション映画の主人公なんでしょう。かっこ良過ぎないから、アクションが引き立つのでしょうか。 “アンジェリーナ・ジョリー”と恋人とという設定にも無理があるように思います。 この違和感を払拭するためには、もう少しこの二人を深く描いて欲しかったです。 だって、怪しいなとは思っていましたが、いきなり俺のところへ戻ってきてくれとか言って、 カーセックスしようとするなんて、訳がわかりません。 まぁカーアクション重視って事で、そこら辺は手抜きでしょうけど、 全員の人物設定の浅さが、ただのアクション映画にしちゃってるって感じですね。 そうそう、「ロック・ストック&トゥー・スモーキン・バレルズ」や 「スナッチ」のイギリス俳優“ビニー・ジョーンズ”の 出現シーンはたまらなかったですね〜。 無口なチームのメンバーの役ですが、彼も謎です。恐らくスフィンクスって名前や、 最後の落ちでも解るように謎の男って設定でしょうから、しっかり役割は果たしてました。 |
|
|
【ボーン・コレクター】
−−THE BONE COLLECTOR−−
|
|
2000(クライム/サスペンス)監督:フィリップ・ノイス 製作:マーティン・ブレグマン、ルイス・A・ストローラー、マイケル・ブレグマン 原作:ジェフリー・ディーヴァー 脚本:ジェレミー・アイアコン 出演: ○デンゼル・ワシントン リンカーン・ライム(全身麻痺の元敏腕捜査官)
●アンジェリーナ・ジョリーアメリア・ドナヒー(青少年課の巡査)
○クイーン・ラティファセルマ(リンカーンの看護婦)
○エド・オニールポーリー・セリット(リンカーンに事件の捜査を依頼し進めていく)
○リーランド・オーサーリチャード・トンプソン(リンカーンの維持装置の管理)
○マイケル・ローカーハワード・チェイニー(刑事部長)
|
|
|
■全体の感想
なかなかの駄作です。
■物語だって、サスペンスとか言いながら、あくまでも天才寝たきり刑事の“デンゼル・ワシントン”の、 頭の中で話しを進めて行っちゃってて、見ている自分達を置きっぱなしで進めて行くんですよ。 挙句の果てには、犯人の正体を、見ているうちらの方が先に気付くのに、 肝心の彼が気付いてないし。。。 だから、さんざん、引っ張りまわされたあげく、考える余地なく、いきなり答えを教えられちゃうみたいな映画です。 そう、サスペンスなのに、見ている私達に推理させるという、基本的なことが抜けているんです! とてもじゃないけど気が付かないようなネタで、テンポ良く進んで行く進んで行く様は、 緊張感がなく、あっという間に終わって、とても残念な気持ちにさせてくれます。 最後の殺人が終わった後の犯人の答えのシーンの前に、犯人をちょっとでも予測できたら、 あなたは天才でしょう。何故なら、最後の最後まで、犯人のヒントのかけらもないし、 犯行の動機は取って付けてるんですからね。 という訳で、“アンジェリーナ”お姉さんの演技と、 寝たきりなのに物凄い存在感(主役だから当たり前?)の“デンゼル”おじさんの絡みを見たい人だけの映画です。 以上!
ある殺人現場の事故によって、全身麻痺となった元敏腕刑事のライムは、
タクシーに乗車した富豪の夫婦を、残忍に殺害するという事件の捜査の助言を依頼される。
■出演者ライムが捜査のパートナーに選んだのは、その事件の現場検証を的確に対処した若き女性刑事アメリアだった。 しかし、彼らの推理は時間との戦いの中、犯人から次々と付きつけられる難問を次々とクリアしていくが、 また新しい事件が起こる。。。
できる刑事とできない刑事を解りやすく分けて、
犯人以外でも敵味方を作るという、単純な人物設定で、
当然それらの難関を突破しながら、次々と事件に挑んでいく(どれも手遅れだが…)様は、
はっきり言って滑稽です。
←←あら的映画論に戻る
ただ、さすが首から上と左の人差し指だけしか動かないにもかかわらず、 “デンゼル・ワシントン”は、圧倒的な存在感を出していました。 そして、それに対抗すべく、“アンジェリーナ・ジョリー”がいたから、何とかバランスをとっています。 要するに、若手ながら“デンゼル・ワシントン”と存在感を分かち合えるぐらいの演技を、 “アンジェリーナ・ジョリー”がしていて、物語を引っ張っていってくれているのです。 そんな彼女の涙や、追い詰められて引きつる顔での演技は、 さすがに惹かれる演技でした。 しかし、「ボーンコレクター」の原作を読んでいれば、古書の秘密から、犯人の動機との結びつきなどの、 背景がわかりますが、映画の中で、もっとそれらのヒントでも散りばめてくれれば、 2人の演技を見るためだけの映画にならなかったのに、と思います。 |
|
|
【狂っちゃいないぜ】
−−PUSHING TIN−−
|
|
1999(コメディ/ドラマ)監督:マイク・ニューウェル 製作:アート・リンソン 脚本:グレン・チャールズ、レス・チャールズ 出演: ○ジョン・キューザック ニック・ファルゾーン(自他ともに認めるトップの航空管制官)
○ビリー・ボブ・ソーントンラッセル・ベル(新入りの最高の腕を持つ航空管制官)
○ケイト・ブランシェットコニー・ファルゾーン(ニックの妻で2児の母)
●アンジェリーナ・ジョリーマリー・ベル(巨乳の若いラッセルの妻)
|
|
|
■全体の感想
コメディなのか恋愛ドラマなのか、航空サスペンスなのか。。。
話しの前半だけでは、全然解りませんでした。
■物語パニック映画の要素を含めるような、展開でしたが、 パニックになる寸前の管制官の緊張を逆に逆手に取った、 恋愛がらみのコメディでした。 全く自分の知らない世界(かつてメインで映画化されたことはない航空管制官の仕事) が描かれていて、渋いところに目をつけたな〜と感心しました。 全てのきっかけは、飛行機や航空管制官に絡めたコメディや恋愛となっていて、 普通なのに普通に見えないところからも、 その渋さの光具合がうかがえます。 しかし、結局のところ、2夫婦のプライベートな駆け引きドラマが中心となっており、 良く考えるとシンプル過ぎる話かもしれません。 まぁ“アンジェリーナ・ジョリー”の見事な体を堪能できるという事で、 空の上のコメディと呼ばれる、一味違う恋愛ゲームを楽しんで下さい。
ニューヨークの空を往来する何千もの飛行機を、
安全にコントロールしている航空交通管制官。
■出演者中でも自他ともに認める実力NO.1のニックは、 責任感の強い男で彼らの中心的存在だった。 ある日、新入りのラッセルがチームに加わり、 最高の腕を持つという噂に、 ニックは彼をライバル視し始める。 そんな中、一人スーパーで見かけた、 ラッセルの妻を慰めるために食事に誘ったのだが、 それがきっかけで自分のペースが崩れていくのだった。。。
主演である、
常に日の当たるところにいたがる“ジョン・キューザック”演じるニックと、
登場シーンからいかにも影があって、秘密いっぱいの危ない男“ビリー・ボブ・ソーントン”
演じるラッセルが中心のこの映画は、それぞれの奥さんによって、
振りまわされる恋愛コメディです。それぞれの奥さんてのが、グラミー賞コンビの “ケイト・ブランシェット”と“アンジェリーナ・ジョリー”です。 この二人が魅力的な奥さんを演じているから、 この映画が成り立っているわけで、この二人を語らないでどうするって感じです。 健気な普通の隠れ美人妻である“ケイト”に対抗するのは、 アルコールに飲まれ気味のちょっと切れ気味Dカップの若妻“ジョリー”です。 それぞれ、全く違うタイプの女性を演じており、 対立しながら、それぞれフェロモンを出しまくってました。 見ている私達が魅力を感じなかったら、この映画の根本が崩れるので、 その点から見ると完全な合格点の演技というか魅力でした。 そんな、二人に振りまわされる、2人の男。 だから、知らない世界の男なのに感情移入ができるのかもしれません。 |
|
|
【マイ・ハート、マイ・ラブ】
−−PLAYING BY HEART−−
|
|
1999(恋愛/群像)監督:ウィラード・キャロル 製作総指揮:ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン、ガイ・イーストナ、ナイジェル・シンクレア、ポール・フェルドシャー 製作:メグ・ライバーマン、ウィラード・キャロル、トム・ウィルハイト 脚本:ウィラード・キャロル 出演: ○ショーン・コネリー ポール(ハンナに正直な気持ちを話すが、上手くいかないTVプロデューサー)
○ジーナ・ローランズハンナ(ポールの昔の浮気が原因でもめている料理研究家)
●アンジェリーナ・ジョリージョーン(振られたばかりの、恋をするのが大好きな女優の卵)
○ライアン・フィリップキーナン(無口でクラブで一人踊りにふける青年)
○マデリーン・ストウグレイシー(夫をルームメイトと呼んでいる結婚15年目の女性)
○デニス・クエイドヒュー(グレーシーとの夫婦生活より、演劇にはまっている)
○アンソニー・エドワーズロジャー(グレイシーとの体の関係だけの、家庭持ちの牧師)
○ナスターシャ・キンスキー(ヒューとバーで知り合った弁護士)
○ジリアン・アンダーソンメレディス(恋に臆病で、今回もトレントに壁を作ってしまう)
○ジョン・スチュアートトレント(離婚暦のある建築家)
○エレン・バースティンミルドレッド(メレディスに信頼を置いているマークの母親)
○ジェイ・モーアマーク(エイズに犯されている同性愛者)
|
|
■全体の感想
数ある群像劇スタイルの映画の中でも、ここまで徹底的に愛をテーマにしたものは、
なかったような気がします。(もっと軽めの映画だと、「200本のタバコ」がありますが。。。)この映画も当然、全てのストーリーが一つになる瞬間があるわけですが、 最後は綺麗にまとまっていて、見ていてかなりスッキリするものとなっています。 どうしても軽めになってしまう、各々のストーリー自体に共感というか、経験したものは少ないのですが、 それぞれ大事に描かれているので、後半は一気にまとまって感動や、幸せな気分が盛り上がってきます。 この手の映画は、女性に焦点を絞りがちですが、 男もしっかりして物語を作っているので、より複雑になって人間関係を楽しめます。 そんな感じで、地味ではあるものの、個人的には結構お勧めの映画ですね。
L.A.の豪華な家で暮らす、熟年カップルのポールとハンナは、
社会的な地位にも、子供にも恵まれ、順風満帆に見えたが、
ポールの苦い過去よって、今危機に陥っていた。。。
■出演者恋人と電話で、別れ話をするジョーンに、キーナンは小銭をかしてくれた。 早口で毒舌家のジョーンは恋をするのが大好きで、 シャイで無口なキーナンに、次第に思いを寄せるようになるが、彼はなかなか心を開かない。。。 結婚15年目を迎えるグレイシーは、夫との間には子供もなく、犬が子供のかわりになっている。 家庭以外の場所に快楽を求め、今では同じ家庭持ちの牧師ロジャーと の気ままな情事にふけっていたが、ロジャーの方はグレイシーを本気で愛し始めていた。。。 とあるバーで、隣にすわった女性に悲しい身の上話をするヒューは、 実は哀しい作り話を告白するのが、今では彼の日課になっていた。 実は演劇の即興教室の課題をこなしていただけだが、 日常生活の嘘より即興の作り話の方がうまくなっていく自分が怖かった。。。 舞台演出家のメレディスは恋に臆病で、 仕事先で知り合った彼女に惹かれる離婚歴のある建築家トレントに対しても、 なかなか態度はくずれない。 自宅にトレントをディナーに招待した時も口論になってしまった。。。 エイズに感染し、死期が迫っている同性愛者マークは、 母親の期待に応えられなかった自分について、母に語り始める。 母も父親とのかっての想い出を息子に語る。ふたりは残された時間の中でじっくり愛を確認しあった。。。
誰が目立つということなく、それぞれ控えめだけど、
印象に残る演技とセリフを残していて、始まりはバラバラでもしっかり全員がまとまっていました。
←←あら的映画論に戻る
それぞれが、愛に対する壁にぶち当たり、それを克服し一皮剥ける様を、 いろんな形で表しているわけですが、特に印象的なのは、やはり“アンジェリーナ”嬢のエピソードでしょう。 全員が助演賞的なこの映画の中で、限られた時間を上手く利用していたと思います。 一番共感できるような、恋に一生懸命で、バイタリティに溢れていて、 見ている誰もに勇気と明るさを与えてくれます。 『愛について言葉で語るのは、建築をダンスで表現するようなものだ』 誰もが言葉を使わなくても通じ合いたいということを、不器用に表現してくれていました。 他のエピソードの方が、どろどろしていたり、迷いがあったりしていますが、 真っ直ぐな恋愛というのは、見ていて気持ちの良いものです。 “アンジー”の好感度かなりUPです。 |
|
|
【17歳のカルテ】
−−GIRL, INTERRUPTED −−
|
|
1999(ドラマ)監督:ジェームズ・マンゴールド 製作総指揮:キャロル・ボディ、ウィノナ・ライダー 製作:ダグラス・ウィック、キャシー・コンラッド 原作:スザンナ・ケイセン 脚本:ジェームズ・マンゴールド、リサ・ルーマー、アンナ・ハミルトン=フェラン 出演: ○ウィノナ・ライダー スザンナ(両親とのすれ違いの末、境界性人格障害で入院)
●アンジェリーナ・ジョリーリサ(反抗的でエキセントリックな脱走の常習者)
○クレア・デュヴァルジョージーナ(スザンナの病理性虚言症のルームメイト)
○ウーピー・ゴールドバーグヴァレリー(クレイムア病院の看護婦)
○ジャレッド・レトートビアス・“トビー”・ジェイコブス(ベトナムに徴兵されたスザンナの恋人)
○ブリタニー・マーフィデイジー(下剤大好きでローストチキンしか食べれないファザコン)
○エリザベス・モスポリー(顔に火傷の痕を負った小心者)
アカデミー賞:●助演女優賞(アンジェリーナ・ジョリー) ゴールデン・グローブ:●助演女優賞(アンジェリーナ・ジョリー) |
|
■全体の感想
過去に精神障害に陥った人にとっては、甘い映画に写ってしまうかもしれませんが、
自分にとっては、結構衝撃的な映画でした。日本語のタイトルの意味は深く考えずに、この作品を見ましたが、 狭い空間(病院)での様々な人間関係が、日常生活をおくる私たちの世界と異なるために、 興味深いものがあり、自然と惹かれます。 こういった難しい題材を、面白くするか、そうでないかは、 出演者の大袈裟なぐらいのリアルな演技に依存するかと思いますが、 逆に彼女たちの自然な演技が、妙にリアルに感じて、 時折見せる異常な仕草が、際立つ効果を生んでいたと思います。 そして、完全に彼女たちに視点を置いているので、 それを見守る大人たちの視点が、極力押さえられていて、 看護婦の“ウーピー”でさえ、重要なポイントは押さえていましたが、 比較的影が薄いのが更に好感触でした。 だいたいこの手の映画って、患者と先生で立ち直って行く物語って多いですよね。。。
アスピリン1瓶と、ウォッカ1本を飲んで病院にかつぎ込まれたスザンナは、
自殺するつもりではなかった。
■出演者高校で大学に進学しないのは自分だけで、作家になりたかったが、 両親には理解してもらえなかった。 父の友人である医師の判断で、両親の了解のもと、クレイムア病院に送られる事となったスザンナは、 最終的には“自らの意志”によって、この病的な世界へと足を踏み入れた。 そこは、部屋は数分おきに安全確認のためにチェックされ、入浴のときにすら監視がつく。 スザンナの心には怯えと絶望が広がっていった。 そんなある日、リサが召集した真夜中のパーティで、自分のカルテを盗み見た。 “気分不安定、目標不明確、衝動的、カジュアル・セックス、自傷行為、反社会性と悲観的態度”。 最終的に博士が下した病名は、<境界性人格障害>というものだった。。。
“アンジー”の強烈なキャラは確かに印象に残る演技でしたが、他のキャストもものすごい個性で、
見ごたえのある映画です。スザンナから見た入院日記の趣であるために、 彼女から見たリサが中心となっています。 誰もが憧れるようなキャラを演じる難しさを、 見事に演じているので見ている私たちも惹かれるんでしょうね。 ただ、健常者には理解しにくいメッセージが多かったために、 リサの強烈なメッセージを受け止めることができない場面もありました。 何度も見て、彼女たちのメッセージを理解すれば、 もっと楽しめるんでしょうか。 |
|