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| ジュリアン・ムーア | |
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本名:Julie Anne Smith 生年:1961.12.3 生地:アメリカ/ノースキャロライナ州 アカデミー賞 2002年 ○ 主演女優賞 エデンより彼方に 2002年 ○ 助演女優賞 めぐりあう時間たち 1999年 ○ 主演女優賞 ことの終わり 1997年 ○ 助演女優賞 ブギーナイツ ヴェネチア国際映画祭 2002年 ● 女優賞 エデンより彼方に ベルリン国際映画祭 2003年 ● 銀熊賞(女優賞) めぐりあう時間たち 全米批評家協会賞 1997年 ● 助演女優賞 ブギーナイツ LA批評家協会賞 2002年 ● 女優賞 エデンより彼方に/めぐりあう時間たち 1997年 ● 助演女優賞 ブギーナイツ ゴールデン・グローブ賞 2002年 ○ 主演女優賞 エデンより彼方に 1999年 ○ 主演女優賞 ことの終わり 1999年 ○ 主演女優賞 理想の結婚 1997年 ○ 助演女優賞 ブギーナイツ インディペンデント・スピリット賞 2002年 ● 主演女優賞 エデンより彼方に 1995年 ○ 主演女優賞 SAFE 1993年 ○ 助演女優賞 ショート・カッツ ●受賞、○ノミネート |
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作品選びのポリシーの無さが、逆にいろんな顔を見れていいと思う今日この頃。 そんな彼女も今年こそはアカデミー賞を受賞して欲しいものです。 今まで2主演と助演で一度ずつノミネートされていますが、 2002年度は主演に助演のダブルノミネート! ヴェネチアとベルリンでそれぞれ女優賞を取って、今一番脂の乗っている女優です! |
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| 関連作品 | ||
| 2006 |
Next Freedomland |
出演 出演 |
| 2005 |
Trust the Man The Prize Winner of Defiance Ohio Savage Grace |
出演 出演 出演 |
| 2004 |
フォーガットン Laws of Attraction Marie and Bruce |
出演 出演 出演/製作総指揮 |
| 2003 |
エデンより彼方に めぐりあう時間たち |
出演 出演 |
| 2002 |
シッピング・ニュース |
出演 |
| 2001 |
マップ・オブ・ザ・ワールド エボリューション ハンニバル World Traveler |
出演 出演 出演 出演 |
| 2000 |
レディース★マン |
出演 |
| 1999 |
ことの終わり マグノリア クッキー・フォーチュン 理想の結婚 シカゴ・ドライバー |
出演 出演 出演 出演 出演 |
| 1998 |
ビッグ・リボウスキ サイコ |
出演 出演 |
| 1997 |
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク ブギーナイツ 家族という名の他人 |
出演 出演 出演 |
| 1996 |
サヴァイビング・ピカソ |
出演 |
| 1995 |
9か月 暗殺者 SAFE |
出演 出演 出演 |
| 1994 |
ショート・カッツ 42丁目のワーニャ |
出演 出演 |
| 1993 |
妹の恋人 逃亡者 |
出演 出演 |
| 1992 |
BODY/ボディ |
出演 |
| 1991 |
ゆりかごを揺らす手 |
出演 |
| 1990 |
フロム・ザ・ダークサイド/3つの闇の物語 |
出演 |
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【めぐりあう時間たち】
−−THE HOURS−−
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2002(ドラマ)監督:スティーヴン・ダルドリー 製作:ロバート・フォックス、スコット・ルーディン 製作総指揮: マーク・ハッファム 原作:マイケル・カニンガム 脚本:デヴィッド・ヘア 出演: ○ニコール・キッドマン ヴァージニア・ウルフ(『ダロウェイ夫人』を執筆中の女流作家)
●ジュリアン・ムーアローラ・ブラウン(『ダロウェイ夫人』に夢中な妊娠中の主婦)
○メリル・ストリープクラリッサ・ヴォーン(エイズ患者の友人を支えながらも同居人と娘と暮らす編集者)
○スティーヴン・ディレインレナード・ウルフ(ヴァージニアを支える夫)
○ミランダ・リチャードソンヴァネッサ・ベル(ロンドンに住むヴァージニアの姉)
○ジョン・C・ライリーダン・ブラウン(ローラの夫)
○トニー・コレットキティ・バーロウ(腫瘍ができて入院するローラの親友)
○エド・ハリスリチャード(エイズに冒されているクラリッサの親友)
○アリソン・ジャネイサリー・レスター(クラリッサの同居人)
○クレア・デインズジュリア・ヴォーガン(クラリッサの娘)
○ジェフ・ダニエルズルイス・ウォーターズ(リチャードとクラリッサの学生時代からの友人)
○アイリーン・アトキンスバーバラ(クラリッサノ行きつけの花屋店員)
アカデミー賞:○作品賞、●主演女優賞(ニコール・キッドマン)、 ○助演男優賞(エド・ハリス)、○助演女優賞(ジュリアン・ムーア)、○監督賞、○脚色賞、○作曲賞、○衣裳デザイン賞、○編集賞 ベルリン国際映画祭:●銀熊賞(ジュリアン・ムーア、ニコール・キッドマン、メリル・ストリープ) ゴールデン・グローブ:●作品賞、○女優賞(メリル・ストリープ、ニコール・キッドマン)、 ○助演男優賞(エド・ハリス)、○監督賞、○脚本賞、○音楽賞 |
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■全体の感想
表面的には平凡に見える人生が、こんなにも激しく奥が深いものだと考えさせられるので、
見終わった後の余韻は、直ぐに表すことのできない感情で、頭の中が埋め尽くされます。初めは感情移入どころか彼女たちの心理を理解することすらできませんでした。 異性である私は特にそうかもしれません。 死にゆく友人に希望を与え続ける女性、人生を変えるしかないと考える母親、 創作のために精神を病んでいる作家。そんな3人の女性のたった一日の人生を、 『ダロウェイ婦人』を軸に展開していくのですが、とても長い時間彼女たちと過ごした気になります。 3人が下した生死の選択は、様々な代償を周りに与えているので、 その選択の意義の重さを描いた物語であると思います。 何が正しいのか、自分ならどうするのか、そういった普段私たちが避けているようなことを、 紺が得させられる映画でした。
三つの時代の、三人の女たちの、それぞれの一日が始まろうとしていた。
■出演者1923年、イギリス、ロンドン郊外のリッチモンド。 病気療養のためウルフ夫妻はこの町に移り住んできた。 ヴァージニアは書斎で煙草を吸いながらゆっくりと呟く。 『ミセス・ダロウェイは言った、花は私が買ってくるわ』。 一人の女のたった一日の出来事、その一日に主人公の全ての人生が入っている。 傑作『ダロウェイ夫人』が生まれようとしていた。 1951年、ロサンゼルス。閑静な住宅地に住む妊娠中の主婦ローラ・ブラウンは、 ベッドの中で一冊の本を手にしている。 「ミセス・ダロウェイは言った、花は私が買ってくるわ」。 ローラは夫ダンが望むような理想の妻を演じることに疲れていた。 今日は夫の誕生日、夜のパーティのために幼い息子リッチーと一緒にバースデイケーキを作り始めるが。 現代2001年、ニューヨーク。編集者クラリッサ・ヴォーンは、 同居している恋人サリーに言う。「サリー、花は私が買ってくるわ」。 エイズに冒されている、親しい友人である作家リチャードが栄えある賞を受賞したのを機に、 彼を元気付けるためにクラリッサは祝賀パーティを企画する。
タイトルにもあるとおり、時間を越えた女の苦悩を描いた作品で、
男には分かり得ない内面が3人の演技に凝縮されていました。特に助演女優賞にノミネートされた“J・ムーア”に至っては、 男の私には全く分からない状況でした。 何気ない生活の中で積もり積もった苦悩から、子供と夫に対する葛藤が生まれ、そして爆発する。 何が彼女をそうさせたのか、その事に気がつかないの男こそ、 彼女に振られるのかと思うと、なんだか真剣に見てしまいました。 外見は平凡な主婦でも、内に秘めた苦悩を繊細に演じてみせる彼女はさすがです。 |
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【シッピング・ニュース】
−−THE SHIPPING NEWS−−
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2001(ドラマ)監督:ラッセ・ハルストレム 製作:ロブ・コーワン、リンダ・ゴールドスタイン・ノウルトン、レスリー・ホラーラン、アーウィン・ウィンクラー 製作総指揮:メリル・ポスター、ボブ・ウェインスタイン、ハーヴェイ・ウェインスタイン 原作:E・アニー・プルー 出演: ○ケビン・スペイシー クオイル(新聞屋のインク係というさえない中年男)
●ジュリアン・ムーアウェイヴィ・ブラウズ(島で託児所を営んでいる未亡人)
○ジュディ・デンチアグニス(クオイルの叔母でクオイル家の秘密を隠している)
○ケイト・ブランシェットペタル・ベア(子供を売り飛ばすようなクオイル悪妻)
○ピート・ポスルスウェイトタート・X・カード(島の新聞屋の編集長)
○リス・エヴァンスナットビームー(ブラジルからきた新聞屋の同僚)
○ゴードン・ピンセントビリー・プリティ(家庭欄とゴシップ担当の新聞屋の同僚)
○スコット・グレンジャック・バギット(新聞屋の会長だがいつも海に出ている)
○ジェイソン・ベアデニス・バギット(ジャックの息子で大工だが、海に出たがっている)
ゴールデン・グローブ:○男優賞(ケヴィン・スペイシー)、○音楽賞 |
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■全体の感想
がちがちに固められた映画です。
■物語というのも、2年連続「サイダー・ハウス・ルール」と 「ショコラ」 で、アカデミー賞監督賞にノミネートされている監督と、 アカデミー賞受賞にノミネートの回数を足したら、10回を超えるという俳優陣。 そして、原作はピュリッツァー賞と、 全米図書賞をダブル受賞した世界的ベストセラー。。。 これで、アカデミー賞を取れなかったら、誰を責めるっていう意味で、固められているという事です。 自分も、期待しすぎていましたが、冷静にこの監督の手法と、 俳優陣の演技を見る限り、静かな感動を十分味わえる映画です。 出だしから波乱万丈で、厳しい現実と自然を重ね合わせることによって、 その対比的な人間の温かさを、前面に出してくるところなんて、 さすがと思います。 ただ、物足りなさを感じるのは、原作(未読ですが)の良さを、 俳優陣の演技に頼りすぎているところでしょうか。 物語のより深いところを、描き出すには、時間が足りないのかもしれませんが。。。
大西洋を臨む最果ての地、ニューファンドランド島。
■出演者妻ペタルに裏切られた中年男クオイルは、 娘バニーを連れて叔母のアグニスと共に、 NYから父の故郷であるこの島にやって来た。 壊れかけの代々の家を修理し、3人の新しい生活が始まった。 クオイルは地元の新聞社ギャミー・バードに職を得、 コラム“シッピング・ニュース(港湾ニュース)”を担当することになる。 新聞屋の仲間や、託児所を営む若き未亡人ウェイヴィらの、 新しい仲間に支えられて、クオイルは次第に記者の仕事に自信を見いだしていく。 しかし、少しずつ彼は、封印されていたクオイル家の秘密を気付いていく。。。
陰のある未亡人を演じさせたら右に出るものがいないと、言わしめるには十分な雰囲気でした。“J・ムーア”は、「ブギー・ナイツ」の強烈な未亡人役を超えた演技だと思いました。 と言うのも、未亡人ならではのガードの固さと、それでいて寂しいが故の隙などを垣間見させて、 自信喪失の男を立ち直らせるのですから、それは見ている私たちも惹きこまれます。 彼女はこういった強さの中にも弱さと過去を持った、 じっくり見ないと分からない女性の演技が、とてもよく合ってます。 オスカーに手が届く演技だと思いますね。 |
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【マップ・オブ・ザ・ワールド】
−−A MAP OF THE WORLD−−
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2001(ドラマ)監督:スコット・エリオット 製作:キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル 製作総指揮:ウィリ・バール 原作:ジェーン・ハミルトン 脚本:ピーター・ヘッジズ、ポリー・プラット 出演: ○シガニー・ウィーバー アリス・グッドウィン(家事と仕事に追われる2児の母)
●ジュリアン・ムーアテレサ・コリンズ(アリスに子供を預ける隣人で友人)
○デヴィッド・ストラザーンハワード・グッドウィン(広大な牧場を営むアリスの夫)
○アーリス・ハワードポール・リバディー(アリスの弁護士)
○クロエ・セヴィニーキャロル・マッカシー(子供へのセクハラでアリスを告訴する女性)
○ルイーズ・フレッチャーネリー・グッドウィン(ボランティアの仕事をしているハワードの母親)
ゴールデン・グローブ:女優賞(シガーニー・ウィーヴァー) |
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■全体の感想
『大きな過ちを犯さない限り、人生は安泰だと思ってた』
と、冒頭で言っていますが、まさにその通り。
■物語しかし、「エイリアン」と戦っている、気丈な“シガニー”は、追い込みをかけられているのに、 結構平常心を保っていました。 もっと、精神的に弱い女優の方が、より悲壮感が伝わったかもしれませんね。 監督が演劇界では有名らしく、人間の内面をじっくり描こうとしているのが、 伝わります。しかし、どうしても、舞台での視点と同じになってしまっているのか、 平面的な映像と、一方向からの視点が多いため、物語が淡々進む印象があり、 いつのまにか終わっている感じがしました。 題材的に、平凡な主婦がモデルであるが故、サラリーマンには解りづらい、 内面的な感情の起伏が、更に感情移入しにくくなってしまいました。 という訳で、子供のいる夫婦が見て、共感して、人生の参考にする映画ですので、 若いカップルが見ても退屈してしまうでしょうね。
アメリカ中西部の田舎町、農場を営む夫、幼い2人の娘と暮らすアリスは、
平凡ながらも育児と小学校での仕事と、忙しい日々を過ごしていた。
■出演者しかし親友のテレサの娘を預かっている間、ふと目を離した隙に死なせてしまう。 罪の意識に悩むアリスだが、さらに追い討ちをかけるように、 生徒の母親から身に覚えのない児童虐待で訴えられ、逮捕されてしまう。 拘置所での暮らし、そして裁判…。アリスと周囲の人々の心に、変化が生じていく。
豪華な出演陣もってしても、最終的には物足りなさを感じたのは、何故でしょう。確かに、出演陣は熱演で、感情を押さえながらも、爆発させるところでは上手い演技で、 伝わってくるものはあります。 しかし、肝心のここっていう時に、カットが変わり、見ている私達の感情までも、 押さえつけられている印象がしました。 だから、彼女達の演技自体はかなり良かったと思いますが、 いまいち興奮しきれませんでした。 個人的に『恋は「ハートブレイカー」に聞け』と、“辺見えみり”が、 訳の解らんことを言っていた映画を見て、苦手意識のある“シガニー・ウィーバー”が主演で、 若干過剰な彼女の演技が、鼻についてしまっていました。 その時点で、この映画に対して、壁を作ってしまいましたが、 “ジュリアン”の可愛い一面も見れて、そこのところだけ満足してしまった自分。 子供を持つ偉大な母の気持ちを、真から理解するには、 まだまだ遠いなと、実感した映画でした。 |
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【エボリューション】
−−EVOLUTION−−
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2001(SF/コメディ)監督:アイヴァン・ライトマン 製作:ダニエル・ゴールドバーグ、ジョー・メジャック、アイヴァン・ライトマン 製作総指揮:ジェフ・アップル、トム・ポロック、デヴィッド・ロジャース 原案:ドン・ジャコビー 脚本:デヴィッド・ダイアモンド、デヴィッド・ウェイスマン、ドン・ジャコビー 出演: ○デビッド・ドゥカブニー アイラ・ケーン(驚異の生命体の発見者で優秀な生物学者)
○オーランド・ジョーンズハリー・ブロック(アイラの相棒で地質学者)
●ジュリアン・ムーアアリソン・リード(国から派遣された優秀な調査官)
○ショーン・ウィリアム・スコットキャディー(消防士に憧れる、隕石に車を壊さた青年)
○ダン・エクロイド(アリゾナ州知事)
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■全体の感想
極上のバカ映画。CGを駆使していながらも、それを売りにするゴミ映画の「ID4」と違って、
コメディーを前面に押し出している映画なので、素直に笑えるし、
楽しめました。出演者のこぼすネタを拾ってあげて、突込みをいれてあげる映画です。 さすが「ゴースト・バスターズ」の監督ならではのエンディングというような、 度肝を抜く映像は、はっきり言って必見です。。? しかし、惜しい点としては、主演の“デビッド・ドゥカブニー”が、 「X−ファイル」の色を引きずっているところでしょうか。 監督が会えて、その雰囲気を出しつつ、未確認物体に挑む姿を描いているのであれば、 それ自体が極上のコメディーだと思いますが。
アリゾナ州の地方都市グレン・キャニオンの砂漠に、ある夜隕石が落ちて来た。翌日、近所の大学で生物学を教えるアイラ・ケインと、 地質学を教えるハリー・ブロックの二人は、隕石の墜落によってつくられた洞窟へ調査に行く。 そこでアイラが採取した、隕石から出て来た液体を調べると、 そこに含まれていたのは、地球上には存在し得ない上に、急激に増殖し進化しているDNAだった。 極秘に調査を進めていくが、墜落現場はまたたく間に軍の調査部隊に占拠されてしまう。 その司令官はアイラの元上司のラッセル将軍と、調査官のアリソン・リード博士だった。 全く先を閉ざされてしまったかのように見えた、未知の生物の調査ををする為に、 夜に基地に侵入する2人だったが。。。
びっくりするぐらい、肩の力が抜けていて、本人が楽しんでいるようにおもえる
“ジュリアン・ムーア”の演技は、期待通りに笑わせてくれました。アカデミー賞に2回ノミネート経験のある彼女は、 過去にも、作品を選ばず幅広く出演していましたが、 ここまでのバカ映画が初めてだったので、どこまでやってくれるか少々不安でした。 しかし、まじめだけど、ドジで間抜けな魅力的な女性を、期待通りに演じていて、 「ことの終わり」の主演女優とは思えないぐらい、 恋愛も不器用で、最後の下品な展開も彼女だから面白く写ったんでしょうね。 さらに、新しいジャンルを確立してくれた彼女は、ベテランの域に入ってきますが、 これからも期待していきます。
このマークが、いったい何を意味するのかが、全然解りませんでした。分かった方は、至急御連絡下さい。 |
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【ハンニバル】
−−HANNIBAL−−
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2001(サイコサスペンス)監督:リドリー・スコット 脚本:デヴィッド・マメット、スティーヴン・ザイリアン 原作:トマス・ハリス 出演: ○アンソニー・ホプキンス ハンニバル・レクター(連続猟奇殺人鬼かつ精神医学博士)
●ジュリアン・ムーアクラリス・スターリング(FBI捜査官)
○ゲイリー・オールドマンメイスン・ヴァージャー(ハンニバルの被害者で復讐に燃える大富豪)
○レイ・リオッタポール・クレンドラー(司法省に勤めるクラリスを落とし入れようとする男)
○フランキー・R・フェイゾンバーニー(元レクター博士の雑用係)
○ジャンカルロ・ジャンニーニリナルド・パッツィ(レクター博士をヴァージャーに売るイタリアの刑事)
○フランチェスカ・ネリアレグラ・パッツィ(パッツィの美貌の妻アレグラ)
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■全体の感想
原作を凝縮していて、ある意味忠実に映画化していますが、
表現しきれない部分は、あっさり切り落とし、それでいて映画独自の演習が光っていて、
これだけのプレッシャーの中、期待以上の仕上がりではないでしょうか。まず、偉大な前作「羊たちの沈黙」とを結び付ける、 バニー(「羊たちの沈黙」にも出演)が拘束面をヴァージャーに渡すという、 いきなり度肝を抜く演出から始まります。楽しみであった、“ゲイリー・オールドマン”演じる メイスン・ヴァージャーの特殊メイクがいきなり見れるし、 なんせ、いきなり原作と異なる展開なんですから、期待させてくれます。 その原作との違いとして、大きなものの1つに、レクター博士の描き方がありますが、 『記憶の宮殿』や『妹ミーシャとの最期』が ばっさり切られたことで、 中途半端な演出にならずに、クラリスへの想いと猟奇殺人鬼という二面性だけで、 見ているものを混乱させずにすんでいます。 更に『メイスンの妹マーゴ』が出演しないことで、クラリスを囲む悪者VSハンニバルみたいな、 原作よりもシンプルな人間関係も、最小限に押さえた演出を効果的に盛り上げていたと思います。 そして、なによりもエンディングです。詳細は書きませんが、なかなか衝撃的で、 原作より好きですし、驚かされました。その中で初めて見せるレクター博士のシーンは、 クラリスの強さと、レクター博士の人間性が出ていて印象深いものとなっています。 長くなりましたが、原作を読んでいても読んでいなくても、 いろんな観点から楽しめる演出を散りばめている映画です。 批判することはいろいろありますし簡単ですが、 あえて賞賛の感想とさせていただきます。
FBIのベテラン捜査官であるクラリス・スターリングに与えられた任務は、
強暴な麻薬売人イヴェルダの逮捕の指揮をとること。
しかし、現場のフィッシュ・マーケットはたちまち激しい銃撃戦の場と化し、
やむなく赤ん坊を抱いたイヴェルダを射殺する。
■出演者その模様がニュースで放映されたことから、マスコミの非難を浴びたクラリスは、 FBI内部からも厳しい追求を受けることになる。 そんな彼女の窮地に目をつけた大富豪のメイスン・ヴァージャーは、 復讐の為にレクターの行方を執念で追跡するため、 政界入りをめざす司法省のポール・クレンドラーを巧みに利用し、 クラリスをレクター狩りの任務につける。 そのころ、イタリアのフィレンツェに潜伏していたレクター博士は、 フェル博士と名前を変え、カッポーニ宮の司書の座におさまっていた。 逃亡生活を続けながらも、ずっとクラリスの動向に目を光らせていた彼は、 イヴェルダ事件で傷を負ったクラリスに手紙を送る。
誰もが気にかけていたクラリス・スターリング役の“ジュリアン・ムーア”の演技は、
さすが期待以上のものでした。具体的には、始めは前作で確立されていた“ジョディー・フォスター”の
気の強い洗練された田舎ものの雰囲気や、常に喧嘩越しの強い話し方を継承しつつ、
違和感の無い入りで、
後半にはそれを凌駕した独自のスタイルを演出していました。
特に最後の晩餐の艶やかさは、「ことの終わり」を演じた彼女らしいものです。安定した余裕の演技を見せる“アンソニー・ホプキンス”に負けない、 存在感はさすがで、見る人達の頭にあるクラリス像を違和感無く、 彼女に切りかえられているので、皆さんも安心して見に行って下さい。 一番好きなシーンは、レクター博士がクラリスに誕生日プレゼントをするシーンで、 メリーゴーランドに乗った博士が、彼女の髪に触れるシーンです。
原作よりも日本との絡みが多いのですが、
妙に違和感があって演出的にどうかなって思いました。(バカにしてる?)
が、これは日本ともっと殻みたいリドリーの伏線なんだろうか?
と勝手に思ったりしました。
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まず、パッツィの死体を発見する日本人『あれは何だ?(日本語)』。 レクター博士からの手紙にしみ込んだ香水の成分のジャコウや、 その香りを元に潜伏先として調査させる日本の香水店。 飛行機のシーンでレクター博士の食事を邪魔する子供(アジア系?) 本当になんで、日本なんだろう?原作には無いのに。。。 |
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【ことの終わり】
−−THE END OF THE AFFAIR−−
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1999(ドラマ/恋愛)監督:ニール・ジョーダン 製作:スティーヴン・ウーリー、ニール・ジョーダン 原作:グレアム・グリーン 脚本:ニール・ジョーダン 出演: ●ジュリアン・ムーア サラ・マイルズ(愛の無い結婚生活を送っている)
○レイフ・ファインズベンドリックス・モーリス(小説家でサラのかつての恋人)
○スティーヴン・レイヘンリー(高級官僚でサラの夫)
○イアン・ハートバーキス(モーリスに依頼される探偵)
○ヘザー・ジェイ・ジョーンズアカデミー賞:○主演女優賞(ジュリアン・ムーア)、○撮影賞 ゴールデン・グローブ:○作品賞、○女優賞(ジュリアン・ムーア)、○監督賞、○音楽賞 |
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■全体の感想
この監督の代表作である「クライング・ゲーム」の衝撃は、
人には言えないどんでん返しです。それと同じように話の展開を人に話すことができない映画です。 時間軸をうまく使って、見ている私たちを混乱させるかのようにもてあそばれますが、 大人の愛という言葉で片付けられるエロティシズムが上手く調和しています。 気高い映画でありながら、深い恋愛映画なので、共感できなくても、 いつかはこういうディープな恋愛をしてみたいと思わせるのではないでしょうか。 カトリック信仰が物語の根底にあるのですが、難しいことを考えずに大人の恋愛を楽しみましょう。
作家ベンドリックスは、再会した旧友ヘンリーから、
妻サラが浮気しているらしいとの相談を受ける。
■出演者その話を聞いて、かつての浮気相手のサラに嫉妬を感じたのだった。 サラとの不倫の恋は44年の夏突然終わった。 いつものような情事の後二人の居た建物が爆撃を受け、 気絶していた彼が覚めると、サラは彼の前から去ってしまった。 「愛は終わらないわ。たとえ2度と会うことがなくても」と謎の言葉を残して。 サラを忘れられない彼は探偵に調査を依頼し彼女の日記を手に入れる。 そして爆撃の際の意外な真相を知ることになる。
“J・ムーア”の高貴な演技は、かつてない重厚な演技です。自分の過去や思いを
内に堅く閉ざして、一途だけど悲しい女性を演じていました。“レイフ・ファインズ”は文句なしのはまり役ですね。 常に不安と寂しさを背負っていて、嫉妬やねたみという人間の弱さを前面に出して、 それに苦悩する表情はものすごい伝わって、見ている私たちをも苦しめます。 そんな2人の絡みは、何かに取り付かれているぐらいに激しいもので、 愛の強さを表しています。 他には2人の陰に隠れながらも“イアン・ハート”の演技は、なかなか素晴らしいものがありました。 彼のしがない探偵ぶりが、いい味出してましたね。 |
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【マグノリア】
−−MAGNOLIA−−
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1999(ドラマ)監督:ポール・トーマス・アンダーソン 脚本:ポール・トーマス・アンダーソン 出演: ○フィリップ・ベイカー・ホール ジミー・ゲイター(クイズ「チビッコと勝負」の司会者)
○ウィリアム・H・メイシードニー・スミス(過去にクイズ天才少年といわれた電気屋の店員)
○ジェレミー・ブラックマンスタンリー・スペクター(「チビッコと勝負」で連勝している天才少年)
○ジェイソン・ロバーズアール・パートリッジ(「チビッコと勝負」のプロデューサーだったが今はガンで瀕死の状態)
○トム・クルーズフランク・T・J・マッキー(“誘惑してねじ伏せろ”のビデオで、世の男のSEXの教祖となる)
●ジュリアン・ムーアリンダ・パートリッジ(アールの妻)
○フィリップ・シーモア・ホフマンフィル・パルマ(アールの介護人)
○ジョン・C・ライリージム・カーリング(独り者のロスの警察官)
○メローラ・ウォルターズクローディア・ウィルソン・ゲイター(薬中毒で、ジミーの娘)
○メリンダ・ディロンローズ・ゲイター(ジミーの妻)
○マイケル・ボーウェンリック・スペクター(スタンリーの父親)
○エマニュエル・L・ジョンソンディクソン(ジムに助言?し、リンダを救助する?少年)
アカデミー賞:○助演男優賞(トム・クルーズ)、○脚本賞、○主題歌賞 ベルリン国際映画祭:●金熊賞 ゴールデン・グローブ:●助演男優賞(トム・クルーズ)、○歌曲賞 |
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■全体の感想
「ブギーナイツ」の
ポール・トーマス・アンダーソン監督による感動の人間ドラマです。
■物語しかし、単純に感動ドラマというわけではなく、12人の出演者の複数の物語が交錯し、 最後は1つになるという群像劇であり、“ロバート・アルトマン”監督の 「ショート・カッツ」の姉妹作と呼ばれるような作品です。 小説というか脚本を読んでから見た映画なので、 複雑物語の構成や人間関係がはっきりとし、複雑に絡み合う糸が見えましたが、 予習せずに行った場合には少々混乱するかもしれませんね。 ただ、ここまで練り上げられた脚本を、『なんか良くわからない映画だった』で終わらせるのはもったいなく、 今後、この監督作品を楽しむためにも、3時間じっくり見て欲しい映画ですね。 あと、この映画が難しい方は、 「200本のタバコ」で群像劇に慣れておくというのも手かもしれませんね。 この物語の見どころは、やはり複数の物語が1つになる瞬間へ突き進む、 緊張感というか躍動感というかとにかく、だんだんテンションが高くなるのが自分でもわかるような、 モザイク手法の細切れシーンのテンポの良い展開でしょう。 何もかもを無にしてしまうような大きな事件を目の当たりにして、 自分の小ささと罪をあがない、これから先への迷いを拭き払い、 新たなステップを踏み出そうとしている、出演者各々の奇妙な一日に巻き込まれた私達は、 見終わった後に心地よい感動に浸れるでしょう! でも、何の感動かはそれぞれ考えてみて下さいね。
人気クイズ番組『チビッコと勝負』を中心とした、12人のL.A郊外で起きた、
強烈な一日の物語です。死期を迎えた『チビッコと勝負』の大物プロデューサー(アール)と妻(リンダ)、そして看護人(フィル)は、 アールの死を前に大きな決断をします。さらにアール確執のある息子(フランク)も、 その事実を知らされるが... そして、別の場所では、ガンを宣告された『チビッコと勝負』の人気司会者(ジミー)、 はどうにか彼に恨みを持つ娘(クローディア)と関係を戻そうとするが、 うまくいかず更には、番組では天才少年(スタンリー)に振りまわされ、とうとう倒れてしまう。 そして、その日それまで支えてくれた妻(ローズ)に、ある告白をするが... そんな事実も知らずコカイン中毒となっているクローディアに、 恋する警官(ジム)は新たな人生を歩き出そうと勇気を振り絞るが... そして過去の栄光にすがる元天才少年(ドニー)は、 自分の堕落ぶりに目がさめないまま思いきった事をしようとするが...
終始ヒステリックな演技が要求されていた“ジュリアン・ムーア”は、
「ブギー・ナイツ」に引き続き、
“ポール・トーマス・アンダーソン”の映画に出演しています。主役のいない群像劇の中で、この映画でオスカーにノミネートされた“トム・クルーズ”同様、 目立ちすぎずそれでいて、存在感のある演技をしています。 財産目当てで結婚したリンダは、本当の愛だと気付き、旦那の死を前に今までの行いを悔いるわけですが、 それからの感情をフィルにぶつけ、どうしようもなくなっていく様はリアルで、 一日の中の情の変化をインパクトあるメリハリの利いた演技で大げさながら、 それが役を壊していないところが、なかなか惹かれました。
主題歌を歌っているのは、“エイミー・マン”ですが、これが映画にぴったり合っていて、
なかなか良かったです。
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冒頭のピアノの旋律が美しい「one」や、 終盤に『もう止まらない』と出演者全員がそれぞれのシチュエーションで歌い出す「wise up」は、 かなりお奨めです。 ちなみに、この「one」は、「without you」の“ニルソン”が作った曲で、 「wise up」は“トム・クルーズ”主演の「ザ・エージョント」のサントラ用に書いた曲だそうです。 |
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【クッキー・フォーチュン】
−−COOLIE'S FORTUNE−−
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1999(ドラマ)監督:ロバート・アルトマン 脚本:アン・ラップ 出演: ○グレン・クローズ カミール・ディクストン(クッキーの娘)
●ジュリアン・ムーアコーラ・デュパル(カミールの妹)
○リヴ・タイラーエマ・デュパル(コーラの娘)
○クリス・オドネルジェイソン・ブラウン(コーラの恋人?)
○チャールズ・S・ダットンウィルス・リチャード(クッキーの世話役)
○パトリシア・ニールジュエル・ミー“クッキー”オーキット(他界した夫を想う老婆)
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■全体の感想
軽いドタバタコメディーって感じでしょうか。特に深いトリックがあるわけでもなし、
難しい謎解きがあるわけでもなし、深い愛の物語りでもなし、出演者の設定も変わった人もなし...
■物語重い映画を見た後や、落ち込んだ時に見ると丁度良い物語ではないでしょうか。 最後の落ちも、結局はみんなハッピーエンドだし、ちょっとしらけ気味でした。
先立たれた夫を想い続けているクッキーにまつわる物語で、
そのクッキーにあることが起きて(起して?)、そこから娘姉妹とその娘と使用人でドタバタ始まるわけで、
カミールが主導権を握って進んで行きます。そして、最後はいつのまにか...という展開です。
■出演者わからない?ん〜ストーリが浅いから、あまり話せないんですよね。 ただ、見どころというと、ダントツで浮いた?演技の“ジュリアン・ムーア”のとろい妹役でしょうか。 姉にはこき使われなすがままで、娘には相手にされず罵倒され、自分をまるっきり持っていないかのようで、 実は...って感じで、最後まで2人のドタバタ演技につぶされるかと思いきや、ニヤッとさせる演技を見せてくれます。
“ジュリアン・ムーア”ですが、「ブギーナイツ」を見ている方は、
ちょっとばかし物足りないかもしれませんが、
この映画の中では中心にいないにもかかわらず、思わず目が行っちゃう演技で、
最後のシーンを際立たせるために、姉への執拗な忠誠と、
使用人のウィルスと娘のエマの絆をしっかりさせるための、愛のない“リブ・タイラー”からの罵倒に、
実はそれは全て最後の“ジュリアン・ムーア”のワンシーンのためだったと思うと、
スッキリすると思います。
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でも、ただそれだけでしょうか...全体的に平たい映画で、その演技を見るためか、 「アルマゲドン」に感動し“リブ・タイラー”に会いたいっていう人だけで良いと思います。 それにしても、これほど助演女優に向いている“ジュリアン・ムーア”の演技は才能だと思います。 主演女優だとしても、相手役をたてながら、しっかり押さえるところは押さえているし、 なかなか、見ごたえのある女性です。 |
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【ビッグ・リボウスキ】
−−THE BIG LEBOWSKI−−
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1998(コメディー/ドラマ)監督:ジョエル・コーエン 脚本:イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン 出演: ○ジェフ・ブリッジス ジェフ“デュード”リボウスキ(職がなくボーリングをしない日は暇な男)
○ジョン・グッドマンウォルター・ソブチャク(押しの強すぎるデュードのボーリング仲間)
○スティーヴ・ブシェミドニー(間の悪いデュードのボーリング仲間)
●ジュリアン・ムーアモード・リボウスキ(ビッグ・リボウスキの娘)
○デヴィッド・ハドルストンジェフ“ビッグ”リボウスキ(リボウスキ財団の会長)
○フィリップ・シーモア・ホフマンブラント(ビッグ・リボウスキの秘書)
○ジョン・タートゥーロジーザス・クィンタナ(デュード達のボーリング・チームのライバル)
○ベン・ギャザラジャッキー・トリホーン(ポルノ映画の製作者、借金取り立て屋)
○サム・エリオットストレンジャー(語り)
○フリーニヒリスト
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■全体の感想
一回見るよりも、何回目かの方が楽しめる、後から面白さがわかってくるような映画です。
■物語独特の世界観をもつ“コーエン兄弟”の作品の中でも、比較的わかりやすい映画ですが、 やはり普通の日常の中で、ちょっとしたきっかけから、ことが信じられないぐらいに大きくなっていきます。 今回は、ほとんどコメディな作りなので、単純に楽しめますが、じっくり見ると奥が深い物語です。 所々に普通の人とちょっとずれた笑いをちりばめ、後で関係してくるんだろうな〜と思っているうちに、 映画が終わって、結局そのシーンだけの笑いだったりして、ある意味贅沢な映画です。 そういう、シュールな笑いが苦手な人は、ちょっとお勧めできませんが、 そんなに難しくないので、たまにはニヤリとしてみるのもいいのでは?
気ままに日々を暮らす無職のデュードは、いつものように家に帰ってみると、
強盗の二人組が未婚のデュードに、女房の借金を返せと詰め寄って散々脅され、絨毯に小便までされた揚げ句、
人違いをしたことに気付いて出ていった。どうやら同姓同名(ジェフ・リボウスキ)の億万長者が存在しているらしいことに気付いて、 絨毯を弁償してもらうためにその億万長者の家に行ったが、案の定追い出されます。 ところが、愛妻を融解されたので、その金の受け渡しをして欲しいと、 ビッグ・リボウスキに呼び出され、大金を手渡されます。 その受け渡しの時に、ベトナム戦争帰りのユダヤ教信者のウォルターに、 その誘拐事件が狂言であるとけしかけられ、 偽者の金を渡すことになるがそんな陳腐な計画が成功するはずもなく... ボーリングすることだけが楽しみだった平和な日々が、みるみる複雑に悪い方向へ転がって行く様は、 “コーエン兄弟”王道の「ファーゴ」や、 “スコット・スミス”原作の「シンプルプラン」を思わせますが、 こちらはサスペンスではなく、コメディタッチである点が、ちょっと違います。
出演者全員が、いそうだけど、ちょっとづつおかしいキャラ設定で、
個性がぶつかり合うことなく、各々目立っていて随分とニヤリとさせてくれます。
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“ジュリアン・ムーア”は、夫はいらないが子供が欲しい、 モードの芸術肌のリボウスキの娘の役で、財団の理事でいて芸術家という、 それだけで特異な設定です。“コーエン兄弟”の映画はこれだけですが、 本人は出演していることを楽しんでいるように見えます。濃いキャラ設定の時は、 これぐらい、きれた方がいいと思いました。 そして、ここでの一番は、“スティーヴ・ブシェミ”の演技がたまらなかったですね。 「レザボア・ドックス」や「パルプ・フィクション」、 「デスペラード」での、どちらかというといけてる役ではなく、 「ファーゴ」でのいけてない男の役で、同じボーリング仲間にもかかわらず、 最初から最後まで間が悪く、デュードとウォルタが何をやっているのか知らないという感じです。 しかし、彼の存在が強烈な二人の個性を中和させる役で、互いにいらだつ凸凹の二人から、 一時的に目をそらさせてくれる、オアシス的な存在です。 それにしても、“ジェフ・ブリッジス”と“ジョン・グッドマン”は濃いですね〜。 ボーリングが中心でボールを武器にするぐらいなのに、 ほとんどボーリングをしているシーンはありません。 ただ、座って計画の事や、敵とけしかけ合いをしているだけです。 でもボーリングという設定自体、ブームから一歩も二歩も遅れているずれた感じと、 それに対して、熱中するわけでもないが、他にすることもないのではまっている男達の、 怠惰な生活の中の前向きさがたまらなく良いのかもしれません。 それらが、“コーエン兄弟”独特の日常の中のズレを拾い集めて、 いつのまにか、大事になっていくというストーリーの醍醐味か、と思いました。そんな感じです。 |
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【サイコ】
−−PSYCHO−−
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1998(ホラー/サスペンス)監督:ガス・ヴァン・サント 原作:ロバート・ブロック 出演: ○ヴィンス・ヴォーン ノーマン・ベイツ(ベイツモーテルを母と経営)
○アン・へッシュマリオン・クレーン(恋人の為に会社の金を持ち逃げ)
●ジュリアン・ムーアライラ・クレーン(マリオンの妹)
○ヴィゴ・モーテンセンサム・ルーミス(マリオンの恋人)
○ウィリアム・H・メイシーミルトン・アーボガスト(私立探偵)
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■全体の感想
皆さんは、“アルフレッド・ヒッチコック”の「サイコ」をご覧になったことがあるでしょうか?
■物語この映画は、現代版「サイコ」といいながら、ヒッチコックへのオマージュの念にかこつけた、 完全なるカラーコピーです。ある意味、ここまで完全に再現させたという点では、 すばらしいと思いますが、如何せん、モノクロの「サイコ」の衝撃を知っている人からすれば、 あまり意味のないものとなっていると思います。 よって、現代版のこの「サイコ」を見るよりも、1960年の「サイコ」を見ることをお勧めします。
マリオンは不倫関係の恋人と、昼間から安ホテルの一室で愛し合っていたが、
いつまでたっても金がなく、奥さんと別れられない恋人に煮詰まっていました。
■出演者そんな日に勤め先の不動産屋に、娘の為にと大金を持った客が現れ、 マリオンにこう言いました。 『幸せを金で買うのではない。不幸を金で追い払うのだ。』 この一言で、衝動的に金を持ち出して、人生を変えようとするが、 その逃亡中に嵐にあい、ベイツ・モーテルに辿り着く。 そこで、ノーマンと話し合ううちに、金を返してやり直そうとするが、 そんなマリオンに突然衝撃が...
はっきり言って、“ヒッチコック”の「サイコ」を見たことがあったので、
主人公の無名の俳優は往年の「アンソニー・パーキンス」や「ジャネット・リー」
にかなうわけもなく、特にマリオン演じた「アン・へッシュ」は、
困った顔はしているが緊張感が伝わらず、追い詰められているのをそわそわしているだけで表現している感じで、
例のシャワーシーンが生きていませんでした。
■おまけライラを演じた「ジュリアン・ムーア」は、気の強い妹役を無難にこなしていますが、 後半から出てくるにもかかわらず、一番の存在感があり、もう少し出演時間が長いと映画自体を支配しかねないぐらいでした。 「サイコ」のリメイクなので、映画史上最も有名なサイスペンスホラー映画を生かす為に、 あまりメジャーな俳優を使わなかったのか、他の出演者が目立たなかったので、 余計に目立っていました。 カメラワークも、セリフもほとんど同じ(ノーマンの精神状態を表すために飴をなめるという、 「アンソニー・パーキンス」のアイディアまでも)なので、 確かに誰でも良かったのかもしれませんが、やはりオリジナルを超えるのは難しいですね。 そう言った意味では、「ダイアルM」や「ロミオ+ジュリエット」「リプリー」みたいに、 完全にアレンジすれば良かったのにと思いました。
1960年当時モノクロで撮影された大きな理由として、あまりにショッキングな殺人のシーンの血が、
あまりに露骨に真っ赤にさせないためであったと言われているが、
実際に現場で使われていたのは、チョコレートソースであったというのは結構有名ですよね。
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この「サイコ」はフルカラーでしたが、血を見てもあまりショッキングじゃないのは、 そういうシーンになれてしまったというのもありますが、 昔とまるっきり同じ演出じゃ、時代遅れなんだなっていうのもあると思います。 ちなみに、「サイコ」とは、サイコパーシック(psychotic)のスラングとして使われていたが、 それだけで、『精神病の』『精神病者』という意味を持つようになったのも、 この映画がきっかけだそうです。 |
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【ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク】 −−THE LOST WORLD: JURASSIC PARK−− |
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1997(SF)監督スティーヴン・スピルバーグ 製作:コリン・ウィルソン、ジェラルド・R・モーレン 製作総指揮:キャスリーン・ケネディ 原作:マイケル・クライトン 脚本:デヴィッド・コープ 出演: ○ジェフ・ゴールドブラム イアン・マルコム(数学者でハモンドに恐竜の生け捕りを頼まれる)
○リチャード・アッテンボロージョン・ハモンド(世界『ジュラシック・パーク』計画で失敗した資本家)
●ジュリアン・ムーアサラ・ハーディング(マルコムの恋人で古生物学者)
○ピート・ポスルスウェイトローランド・テンボ(恐竜を仕留めることに命を掛けるハンター)
○アーリス・ハワードピーター・ルドロー(ハモンドの甥)
○ヴァネッサ・リー・チェスターケリー・マルコム(サイトBについてきてしまうイアンの娘)
○ヴィンス・ヴォーンニック・ヴァン・オーウェン
○リチャード・シフエディ・カー
○ピーター・ストーメアディーター・スターク
○ジョセフ・マッゼロティモシー・マーフィ
○アリアナ・リチャーズアレクシス・マーフィ
アカデミー賞:○視覚効果賞 |
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■全体の感想
前作「ジュラシック・パーク」の衝撃は無いが、恐竜の数と迫力は格段にアップしています。恐竜の迫力があるため、俳優はエキストラのように存在感はなく、 ただただ食われる心配をしながら見てました。 物語の展開は人間模様が描かれそうになると、その人は次々に食われていく。 生死の分け目の緊張感あるシーンでは、コメディと勘違いするようなことを言う。 恐竜の野蛮さを出しているのに、涙を流したり、親子愛を描いてみたりする。 ただ都会で大暴れするティラノザウルスは、ゴジラやキングコングなどの過去の恐竜映画 を思い起こさせる展開で、これをやりたかったと言うのが伝わってきました。 これは、監督の自己満足映画かしら?でも、見ている私たちも、 遊園地に来たのだと開き直れば、一緒に楽しめそうですよ。
コスタリカの沖合いに浮かぶ離れ小島は
ロス・シンコ・ムエルタス。
■出演者そこはサイトB”と呼ばれる、『ジュラシック・パーク計画』において、 恐竜をクローン生産させるための拠点だった。 ところがハモンドの会社は倒産寸前で、 この危機を救おうと甥のルドローは恐竜を生け捕り、 見せ物にする計画を発表する。 マルコムはハモンドに探検隊のリーダーを依頼されたが、一度は断った。 だが恋人の恐竜学者サラがすでに出発したことを知り、 慌てて彼も“サイトB”へ向かうのだが。。。
この映画では、嫌われ役になってしまった、“J.ムーア”。
何故そんなに好かれなかったのでしょうか?
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白々しい演技とセリフに固められた主演陣の中でも、 素直ではない変わり者で、更には混乱の原因となって、人が食いまくられては、 良いところなんてありません。 嫌われ役に徹した彼女に拍手を送りたいのは山々ですが、 あんまりこういう映画には出て欲しくないと言うのが正直な感想ですね。 |
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【ブギーナイツ】
−−BOOGIE NIGHTS−−
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1997(ドラマ)監督:ポール・トーマス・アンダーソン 脚本:ポール・トーマス・アンダーソン 出演: ○マーク・ウォールバーグ エディ・アダムス/ダーク・ディグラー(クラブの皿洗いからポルノ男優へ)
○バート・レイノルズジャック・ホーナー(ポルノ映画監督)
●ジュリアン・ムーアアンバー・ウェイブス/マギー(子供の親権を失ったポルノ女優)
○ヘザー・グレアムブランディー/ローラーガールズ(若手のポルノ女優)
○ジョン・C・ライリーリード(ポルノの男優でエディの相方)
○ウィリアム・H・メイシーリトル・ビル(奥さんを寝取られまくってるマネージャー)
○ドン・チードルバック・ソウプ(黒人ポルノ男優でステレオの店を持つのが夢)
○フィリップ・シーモア・ホフマンスコッティー(ゲイのスタッフ)
アカデミー賞:○助演男優賞(バート・レイノルズ)、○助演女優賞(ジュリアン・ムーア)、○脚本賞 全米批評家協会賞:●助演男優賞(バート・レイノルズ)、●助演女優賞(ジュリアン・ムーア) NY批評家協会賞:●助演男優賞(バート・レイノルズ) LA批評家協会賞:●助演男優賞(バート・レイノルズ)、●助演女優賞(ジュリアン・ムーア) ゴールデン・グローブ:●助演男優賞(バート・レイノルズ)、○助演女優賞(ジュリアン・ムーア) |
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■全体の感想
あえて低俗なポルノ業界を描くことにより、
ありきたりの青春映画&サクセスストーリーを、
違った角度で楽しむことができ、反対に物語の質を高めています。
■物語70年代後半から80年代にかけてのポルノ、ディスコブーム、 ブルース・リーと、その年代の色が出ていて、軽いドラッグとあいまって、 ちょっぴりお洒落でトリッキーな映画です。 (「オースティン・パワーズ・デラックス」の柔道チョップ・キックみたいに適当じゃなく ましだけど、「トゥルー・ロマンス」同様に、 映画に影響されて空手チョップ・キック炸裂します。) 全体を通して、主人公のエディ(ダークと言わなきゃ怒られる)を取り囲む、 人間模様が細かく描かれ、流れるように進んで行きますが、 なんせ2時間半以上の映画なんですから、そりゃいろいろできますよ。 もう少し、ぐっと話しを中心にまとめてコンパクトでも良かったかも。 でも、そうすると、浮気性のセックスマシーン妻を持つマネージャーや、 子供の愛に飢える元ポルノ・クィーンや、 エディに恋するデブハゲのゲイのキャラが薄くなっちゃうかもしれません。 それはそれで、もったいないですね。
ディスコで皿洗いのバイトをしていたエディ(17才)は、
ポルノ映画業界の大物ジャックに『そのジーンズの股にたからが眠ってるぞ』とスカウトされます。
家族を捨て、飛び込んだポルノ業界は、美女ばかりで酒に薬にいっちゃってる普通の人がいない、
飛びっきり華やかな世界に見えました。
■出演者やがて芸名をダーク・ディグラーとしたエディーは、 ポルノ映画界のキングとなるべくヒットを飛ばしていきました。 しかし、そこに待っていたものは...人間のエゴと苦悩をじっくりと描いたストーリです。
一番の見どころは、誠に勝手ながら「オースティン・パワーズ・デラックス」
の女スパイ役の“ヘザー・グレアム”の見事な脱ぎっぷりでしょう。
完璧なプロポーションで、あそこまで見せられると、思わず感嘆と歓喜の声が漏れてしまいます。
■おまけそして、物語を彩るサブストーリーとでもいうのか、 たの出演者の人間模様として、同じ“ポール・トーマス・アンダーソン”監督作品の 「マグノリア」でも共演している、“ジュリアン・ムーア”と“フィリップ・シーモア・ホフマン” に注目でしょう。 最近まで知らなかった、「ブギーナイツ」「マグノリア」「ハピネス」「パッチアダムス」 と引っ張りだこの“フィリップ”は、物語に登場した時からインパクトがありました。 そのインパクトは、独特のゲイの匂いがして、エディーといろいろあって泣きじゃくるシーンなんて、 情がうつってしまうと夢に出てくるでしょう。尽くす男を表情と仕草だけで演じられるのは、 すばらしいと思いました。 そして、“ジュリアン・ムーア”は、子供へ向けたい愛のやり場に困り、 仕事に向けていくわけですが、どうしても割りきれない、元ポルノ・クイーンを演じていて、 ポルノ業界にある心の葛藤を母として表現しています。 冒頭から子持ちであるのは解りますが、最後まで子供を出演させないところが、 見ている私達も心理的に「会いたい」という気にさせ、 そのシーンだけ別の物語を見ているような感じにさせます。 そして、エディを膝枕するシーンなどは、お互いのやり場のない悲しみややるせなさを、 手に取り合って包み込んでいるようで、しっとりさせてくれます。 長いようで短い、中身が濃い映画なので、時間のある時にじっくり見たい映画としてお勧めします。 それと、途中眠らないように注意してくださいね。
最後に見せるこの物語中みんなが見とれた、例のものをモザイク付きで見せてくれますが、
ん〜たしかに凄いです。平常時で30センチですよ。見たことありませんそんなの。
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【サヴァイビング・ピカソ】
−−SURVIVING PICASSO−−
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1996(伝記/恋愛)監督:ジェームズ・アイヴォリー 脚本:ルース・プラワー・ジャブヴァーラ 出演: ○アンソニー・ホプキンス パブロ・ピカソ(世界的に有名な芸術家)
○ナターシャ・マケルホーンフランソワーズ・ジロー(ピカソの第2の妻)
●ジュリアン・ムーアドラ(ピカソの愛人)
○ピーター・アイアサバルテス(ピカソに長年仕える秘書)
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■全体の感想
堅苦しい伝記ものだと思っていたら全く違い、
典型的な天才芸術家の強烈な個性に、心が囚われてしまう女性達とピカソの屈折した恋愛物語です。如何にして女性を虜にし、そして女の人生を狂わせてきた巨人ピカソの前で、 唯一自分を持ったまま生き抜いた(サヴァイビング)フランソワーズは、 確かに魅力的に描かれており、他に出演する女とは違い強い印象を残しています。 ただし、全体的に波が小さい映画で、ピカソを中心とした女の静の感情が中心であるため、 視覚的に退屈になってしまうかもしれません。 さらに感動的なラストというわけではなく、フランソワーズを応援していた私達が、 安心するというだけで、思わず笑顔がこぼれるぐらいです。 同じ芸術家の伝記である「バスキア」のような、 彼の人間性の物語を期待していたら、ちょっと拍子抜けかもしれません。
1943年ドイツに占領下のパリで、画学生として暮らすフランソワーズは、
61歳のピカソと知り合い、絵を習うようになる。
■出演者だが二人はすぐに愛し合うようになり、フランソワーズは彼と一緒に暮らすことにした。 2度の結婚で妻も二人の愛人もいるピカソと、上手く暮らしていく術を模索するうちに、 激しく対立することもあるが、離れられないフランソワーズ。ある出来事をきっかけに変わろうとするが。。。
“N・マケルホーン”と“J・ムーア”の
1人の男をめぐる対決は、激しいものがありました。“J・ムーア”はピカソによって、人生を狂わされた女の代表を演じることによって、 強い意志を持った“N・マケルホーン”演じるフランソワーズを引き立てていました。 更には彼女の束縛された愛人としての演技が、 ピカソの強大なカリスマさえも描いていて、助演女優の鏡のような演技です。 出演シーンは少ないですが、ピカソによって描かれた彼女の絵は、 まさに彼女の演技から読み取れる、彼女の心の中のような気がします。 |
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【9か月】
−−NINE MONTHS−−
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1995(コメディ)監督:クリス・コロンバス 製作:アンヌ・フランソワ、クリス・コロンバス、マーク・ラドクリフ、マイケル・バーナサン 製作総指揮:ジョーン・ブラッドリー、クリストファー・ランバート 原作:パトリック・ブラウデ 脚本:クリス・コロンバス 出演: ○ヒュー・グラント サミュエル(子供専門の精神科医)
●ジュリアン・ムーアレベッカ(サミュエルと5年交際しているダンス教師)
○トム・アーノルドマーティ・ドワイヤー(親ばかなゲイルの夫)
○ジョーン・キューザックゲイル・ドワイヤー(マーティの妻でショーンの姉)
○ジェフ・ゴールドブラムショーン(サミュエルの親友で売れない画家)
○ロビン・ウィリアムズコソヴィッチ(レベッカの産婦人科の担当医)
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■全体の感想
なかなかの傑作ですよ。結婚して子供を作ろうとしている方や、
妊婦や既にいる方にとっては、自分の辛いことも笑い飛ばせる映画だと思います。
■物語“H・グラント”としか演じ得ない設定の主人公と、 真面目で一途な“J・ムーア”は、結婚生活が一筋縄ではいかないのが、 すぐ分かって、冒頭からコメディモード全開でがんばってくれます。 子供に興味がなかったり、恋愛をしていない人にとっては、 単なる軽いドタバタコメディで、何も得るものはないと思いますが、 そうでない方にとっては、色々得るものがありますよね。 特に、男には分からないマタニティ・ブルーを、コメディタッチで演じて伝えてくれる所が、 結構大きいです。 子供が生まれるまでに、 妻に必要なものは愛であることは確かですが、 それだけではないことも教えてくれます。
子供専門の精神科医サミュエルは、
ダンス教師の恋人レベッカと5年間にわたって同棲中。
順風満帆で愛に満ちた生活は充実していた。
ところが、親友で売れない画家ショーンの家に泊まりに出掛けた車中で、
彼はレベッカから妊娠したらしいことを告げられる。
■出演者職業柄、子供の心理を知り尽くした彼はベビーを欲しがろうとしなかった。 子供を欲しがる妻と離婚したばかりのショーンの家で会った、 彼の姉ゲイルとその夫マーティのドワイヤー夫妻は3人の子持ちで、 その親バカぶりを見てサミュエルはますます子供が欲しくなくなった。
この映画の“J・ムーア”はリアルな女性ですね。女というか妻が母になるまでの強い部分と弱い部分を全て見せてくれて、 最後のドタバタエンディングまで、興味深く楽しませてくれました。 そして、出てくる友達の姉夫婦の“T・アーノルド”と“J・キューザック”が ものすごくいい味出しています。最初はウザイだけでしたが、 子沢山のおせっかい夫婦も、子供を中心に物事を考えるようになると、 理解できてくるものです。 全てがその夫婦の思い通りになっていく様が、 この夫婦の演技が、映画を惹き付ける魅力となっていることは確かです。 ただ、“R・ウィリアムス”は、実は徹底的なコメディには、 さらに追い討ちをかける演技で、少々くどかったです。盛り上がりましたけどね。 |
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【暗殺者】
−−ASSASSINS−−
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1995(アクション)監督:リチャード・ドナー 製作:ジョエル・シルヴァー、ブルース・エヴァンス、レイノルド・ギデオン、アンドリュー・ラザー、ジム・ヴァン・ウィック、リチャード・ドナー 脚本:アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー、ブライアン・ヘルゲランド 出演: ○シルヴェスター・スタローン ロバート・ラス(暗殺者の世界でトップの男)
○アントニオ・バンデラスミゲル・ベイン(ロバートを倒しNo.1の座を狙う男)
●ジュリアン・ムーアエレクトラ(コンピュータを駆使する監視のプロ)
○アナトリー・ダヴィドフニコライ(組織の黒幕)
○ミューズ・ワトソンケッチャム
○スティーヴン・カーンアラン
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■全体の感想
新旧の殺し屋がトップを争うというだけの単純な物語で、
その2人の対決以外は見せ場がないにもかかわらず、
男の熱い対決だけで最後まで私たちを惹き付けました。
■物語クールを装う“スタローン”に対し、徹底的に熱い男を演じる“バンデラス” の対比が新旧交代の俳優業界と重なり合って、妙にリアルでした。 そんな、諸事情は置いておいて、アクション映画としては、 お約束ともいえる銃撃戦やカーチェイスも織り込まれ、 無難に楽しませてくれます。 背後の大物に操られて、サスペンス仕立てに 盛り上げていくのではなく、最後まで男2人のプライドをかけた戦いという展開が、 この映画を徹底的な駄作にしなかった理由だと思います。 結局2人だけで背景や助演の力がないところが、 傑作にならなかった理由だとも思いますが。
殺し屋界のトップに君臨するラス。
依頼者のザ・コントラクターとはコンピュータの画面上でのみ接点を持ち、
孤独で静かな日々を送る男。
■出演者ある仕事の際、彼より先に標的を射殺する男ベインが現れる。 ベインはラスを倒しトップの座につこうとしていた。 ザ・コントラクターから、ヘロインの調合方式を売ろうとする 謎の監視のプロとバイヤーを暗殺する指示を受け取ったラスの前に、 再びベインが現れる。ラスは監視のプロ・エレクトラを助け逃亡するが対決は必至だった。
“S・スタローン”の想像を絶する棒読み演技で、
ラジー賞で『今世紀最低男優賞』を受賞するのも納得できました。
言わされているキメ台詞に、助演陣は吹き出さないか心配なぐらいです。主演がそんな状態ではありますが、それに対する“バンデラス”の過剰なぐらいの 熱さをアピールして狂気的な怪演が際立ちました。 そんな2人の間に、中途半端に入ったのが“ジュリアン”な訳ですが、 恋愛が成り立たないヒロインって、なんとも難しい役ですよね。 『男の戦いに必要なし』と言われればそれまでのような役で、 女の奪い合う争いではないため、見せ場はありませんでした。 というより、少々邪魔なぐらいです。 逆に徹底的に軽いノリで浮いていた方が、存在感はあったかもしれませんね。 |
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【逃亡者】
−−THE FUGITIVE−−
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1993(アクション)監督:アンドリュー・デイヴィス 製作:アーノルド・コペルソン 製作総指揮:キース・バリッシュ、ロイ・ハギンズ 脚本:ジェブ・スチュアート、デヴィッド・トゥーヒー 出演: ○ハリソン・フォード リチャード・デヴィッド・キンブル(妻殺しの容疑で投獄される高名な医者)
○トミー・リー・ジョーンズサミュエル・ジェラード(リチャードを追いかける敏腕警部)
●ジュリアン・ムーアアン・イーストマン(リチャードの怪しい行動に気が付く女医)
○セーラ・ウォードヘレン・キンブル(何者かに殺されるリチャードの妻)
○ジェローン・クラッベチャールズ・ニコルズ(リチャードの親友)
アカデミー賞:●助演男優賞(トミー・リー・ジョーンズ)、○作品賞、○撮影賞、○作曲賞、○音響効果編集賞、○編集賞、○録音賞 LA批評家協会賞:●助演男優賞(トミー・リー・ジョーンズ) ゴールデン・グローブ:○男優賞(ハリソン・フォード)、●助演男優賞(トミー・リー・ジョーンズ)、○監督賞 |
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■全体の感想
日本でも1960年代に放映されたTVドラマの映画化という事で、
古い映画ファンにはたまらない作品みたいです。自分はこの映画が初の「逃亡者」です。
■物語犯人と刑事の追いかけっこ的映画には、ギャング系の映画が多いですが、 知的な医者が無実の罪で投獄されるのは、自分の中では新鮮でした。 服を脱いだ時少々筋肉質だったのが気になりますが、 中肉中背の中年男が、一生懸命逃げる様は妙にリアルで、 展開がわかりやすくありながらも、テンポの良さに引き込まれる映画でした。 また、追いかける刑事役の“トミー・リー・ジョーンズ”は、 人も羨む敏腕刑事で、ちょっとでき過ぎでくさいな〜と思いながらも、 主役を食っちゃって助演男優賞を総なめする演技は、 さすがです。というより、目立ちすぎて、本当に2人の追いかけっこ映画って感じです。 当然感情移入はこの二人となってしまうんですが、 周りの人間模様をじっくりと1年かけて描いた、TVドラマシリーズも見てみたいものですね。
家に帰ると何者かの侵入により、リチャード医師の妻が殺害されてしまう。
■出演者犯人ともみ合って、逃がしてしまうが、義手の男であるということに気づく。 しかし、妻殺しの容疑かけられ死刑を宣告され投獄されてしまう。 別の刑務所に護送される際に、同乗していた囚人の暴動により、 護送車が事故にあい、どさくさに紛れて、逃げ出すことに成功したリチャードは、 妻殺しの容疑を晴らすべく犯人探しを始めるが。。。
出演者は9割以上、容疑者と警部の二人が占めている映画です。
そんな映画で絶えられるのは、この二人がはまり役だからでしょう。
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医者としてしっかり地位を築いている中年“ハリソン・フォード”と、 FBIを食ってしまう程力のある連邦保安官“トミー・リー・ジョーンズ”の、 カッコ良過ぎないところと、でき過ぎでないアクション。ここが好きです。 筋肉質の頭の悪い俳優が、力任せに演技しているのではなく、 必死でグルグル考えている表情でのアクションは、妙に親近感がありますね。 そして、“ジュリアン・ムーア”はワンシーンだけの出演ですが、 出てきた瞬間に、リチャードを助けるいい人役かな、と思わせておいて、 ニヤリとさせる演技をして、あっという間に去っていきました。 当時は彼女に気が付きませんでしたが、 改めて見ると、実はジェラードがリチャードに感情移入するきっかけとなる、 重要なシーンをしっかりと演じていたんですね。 どちらにしろ、彼女のことを知らないと、気付きにくいぐらい、 男二人のための映画です。 |
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【ゆりかごを揺らす手】 −−THE HAND THAT ROCKS THE CRADLE−− |
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1991(サスペンス)監督:カーティス・ハンソン 製作:デヴィッド・マッデン 製作総指揮:テッド・フィールド、リック・ジャッファ、ロバート・W・コート 脚本:アマンダ・シルヴァー 出演: ○アナベラ・シオラ クレア・バーテル(マイケルの妻で二児の母)
○レベッカ・デモーネイペイトン・フレンダーズ(クレアのベビー・シッタとなるモットの元妻)
○マット・マッコイマイケル・バーテル(シアトルに住む科学者)
○アーニー・ハドソンソロモン(バーテル家に派遣されて雑用仕事している身障者)
●ジュリアン・ムーアマリーン(バーテル夫婦の友人)
○マデリーン・ジーマエマ・バーテル(マイケルとクレアの娘)
○ジョン・デ・ランシービクター・モット(クレアの担当の産婦人科医)
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■全体の感想
数あるサスペンスの中でも、リアルさを追求したのこの映画は、
最後まで緊張して楽しめる映画でした。
■物語始めは穏やかな夫婦が徐々に脅威にさらされて、 徐々に幸せが音を立てて崩れていく様は、 突然現れたホラー的な恐怖や辻褄の合わない恐怖を使うことなく、 確実にしっかりと見ている私たちを引き込んでいきます。 そうなんです。物語がしっかりしていて、伏線もちりばめられているため、 犯人的な視点と、被害者的な視点の両方から楽しめることができました。 特に、人間関係のもつれによって、嵌められていく様は、 なんとも痛々しくて、映像には出てこない恐怖で、 身ぶるいがしました。 突発的ではない犯罪である上、女性としての本能が絡められると、 止められる事ができない物凄い恐怖になるということを、 知らされます。
二人目の子供の出産を間近に控えたクレアは、交代した産婦人科医のモットに猥褻な行為を受け、
悩んだ末に訴えた。
■出演者それをきっかけに他の被害者も名乗りをあげ、追い詰められた医師は自殺してしまった。 モットの妻ペイトンは、財産も取り上げられ、ショックのあまり流産してしまう。 夫と子供そして生活の全てを一度に失った彼女は、 クレアへの復讐をちかい、彼女のベビーシッターとして近づくのだった。
人間の憎悪が渦巻くこの家庭に、見事に巻き込まれてしまった、
女性を演じていたのが“J・ムーア”です。
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出番は少ないのですが、家庭崩壊のとどめをさす為のキーパーソンと なるため、インパクトがあります。 穏やかだった夫婦にはない、女性としてのかっこよさが、 妻の嫉妬を引き出すには十分な魅力を持っている女性役です。 物語を引っ張って、良い方向に引っ張っていくほどのキャラではありましたが、 如何せん衝撃のラストに持っていくには、そこまで目立つことはできません。 短い間ですが、見ている私たちは『希望を一瞬でも与えてくれて、ありがとう』 と言いたくなりました。 |
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