HDD を最適化(?)

FIVA-20xの純正HDDはIBM製のTravelstarシリーズ(DJSA)です。信頼性・静粛性・低消費電力といった面から見て、T@niは非常に賢い選択だと思っております。ところでIBMはTravelstarシリーズのHDDに対していろんなツールをフリーで提供してくれています。これを使わない手は無いだろうということで早速導入してみました。今回導入したツールは次の二つです。気に入ったツールが有れば試してみてはどうでしょうか。

1. Power Booster 2K

HDDの消費電力管理ツール。Windowsに常駐します。

2. IBM Feature Tool HDDのパラメータ変更等、いろいろできるツール。今回はDMA転送モードの変更に使用。

ダウンロードサイト : http://www.storage.ibm.com/hdd/support/download.htm

1. Power Booster 2K
 これまでもWindows9x用にリリースされてましたが、ついにWindows2000に対応してくれました。このツールで出来る事はHDDの省電力管理です。起動したらタスクトレーに常駐する事になるのですが、 Windows2000上では約3MBのメモリリソース消費があります。これを大きいと見る人は導入しない方が良いかもしれません。それ以上にバッテリーの持ちを重要視する人は是非入れてみて下さい。T@niは導入済みですが、バッテリー駆動での作業時間が若干延びたという印象です。
 このツールは起動されている間IBMのHDDの動作モードを監視します。AC駆動時で"0xFF"、バッテリー駆動時で"0x01"とT@niの環境では値が出ていますが、バッテリー駆動中はスピンドルの回転停止を許可する(0x7F)など多彩なモードが有る様です。"様です"というのはT@niはまず使わないモードだからです。(汗)
 ところでこのツール、HDDにアクセスが無いときの消費電力を効率よく管理する為のプログラムなので、バッテリー駆動時に動画を再生するとか、WAVを再生するとか、ガンガンHDDにアクセスする様な使い方をする場合には効果がありません。あしからず。T@niはそういった使い方はしないので活用していますが、一般的にはお勧めできるツールです

  尚、ソフトの名前には"2K"とついていますがWindows2000専用ではありません。Windows 9x/Me/2000共通で使えますので気になった人はインストールしてみて下さい。FIVA-10xな人も、T@niの様にIBM HDDに換装済みの人は恩恵が受けられますよ。

Power Booster 2Kの起動画面です。バッテリー重視がパフォーマンス重視かを9段階設定から選びます。
Power Booster 2Kのタスクアイコンです。(右下のHDDの形) マウスを持っていくとツールチップが表示されます。

[2001.11.11追記]
 T@niは206のHDDをIBM IC25N030ATDA04に入れ換えました。(9月末頃) 新HDDは2.5"/9.5mm厚/30GB/流体軸受け、という物で、特に流体軸受けによる清音性は「スゴイ」ですよ。本当に静か・・・。お勧めです。
MPC-206VLには標準でこのHDDが搭載されているから超お買い得ですね。
で、このHDDは何もしなくてもかなりな省電力設計になっています。そのせいかどうか、Power Boosterが動きません。ということで、206VLな人やHDD換装済みの人は注意してね。新しいバージョンになって流体軸受けHDDにも対応しました。これでさらに快適化アップです。


2. IBM Feature Tool
 このツールはHDDの設定を直接変更できます。ファームウェア設定を変更する様な感じです。今回はDMAモードを変更してデータの転送速度を最適化してみるというお話です。IBM DJSAシリーズは最大DMA/66(Mode4)をサポートしています。購入して来たまんまの状態では、もちろん最大速度であるDMA/66モードに設定されています。一方FIVAのチップセット(ALi)はDMA/66をサポートしていますが、実際にDMA/66を使うにはデータ速度をあげる為に接続ケーブルの抵抗値を減らす、ノイズレベルを下げる、等の改善が必要です。ここら辺は自分でPCを組んだ事がある人は周知の事ですよね。実際問題、FIVAを含むノートPCではケーブルはフラットケーブルっていうのがお決まりだし、狭いスペースに電源・CPU・HDD・各種インターフェースをてんこもりに搭載しているのでノイズの対策のしようがありません。他にも原因が有るのかもしれませんが、とにかくFIVA本体はDMA/33までしかサポートしていません。
DMA自体は下位互換なのでHDDがDMA/66サポートでも問題なくDMA/33として動作します。しかし、このモードのズレから多少のデータのぶつかりがあるのか、パフォーマンスに影響が出てくる様です。
 そこで、HDDのモードをDMA/33(Mode2)に設定してFIVA側とモードを合わせてしまおうというのが狙いです。HDBENCHでの結果は以下です。多少の改善は有る様ですが、雀の涙というか、誤差の範囲というか、それこそ自己満足の範囲である様です
HDBENCHにしても毎回同じ結果が出る訳では無いので、不確かです。T@niは一応DMA/33に設定しておきましたが、ちょっとの差が気になる好奇心旺盛な人はチャレンジしてみて下さい。

 尚、Feature Toolはダウンロードして実行するとFDを一枚要求し、IBM PC-DOS2000のブートディスクを作成します。なので、残念ながらFDDを持っていない人は使えません。環境を要求するわりに結果が今一つなのであまりお勧めでは有りません。
  T@niはバルクで購入したHITACHI Prius用のUSB接続FDDがあったので作業できました。やっぱ純正は高いもんね。(^-^;A

全モード共通
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name FIVA206
Processor Crusoe 598.17MHz[GenuineTMx86 family 5 model 4 step 3]
VideoCard Silicon Motion LynxEM+
Resolution 800x600 (24Bit color)
Memory 310,752 KByte
OS Windows 2000 5.0 (Build: 2195) Service Pack 1
Date 2001/05/10 21:58
ALi M5229 PCI Bus Master IDE Controller
プライマリ IDE チャネル IBM-DJSA-220

DMA/33(Mode2)

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw  
8817 20562 14445 18835 12488 24560 0  
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
3164 1967 1599 42 11125 11272 1374 C:\100MB







DMA/48(Mode3)

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw  
8151 20316 14447 18429 11669 23025 0  
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
3162 1751 1633 56 9811 9501 1292 C:\100MB







DMA/66(Mode4)

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw  
8705 20561 14444 18625 11979 23225 0  
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
3158 1750 1638 52 11448 11173 1043 C:\100MB