駆けっ句365日生き急ぎ

回復句48


十八尊佛図(釈迦如来)

回復句48(2009/6/25、森の四季編)     新年   松の内森の大気の初々し   雪もよひたよりくる間に森を出づ  春   ろうばいの辺り華やぐ雨の音   たまさかのうぐいすまみゆ余慶あり   春の雨森へ入らずに書にふける   ほととぎす烏有反哺の孝ならむ   にんまりと初音につかる峠かな  夏     しろだもや譲り葉更新つつがなし   丈伸びるはんかい草につぼみ未だ   雨上がり五月の木肌は瑞々し   早咲きのはんかいそうや涼しけれ   荒づゆや水量あふる渓谷の音   梅雨晴れ間水増し小川で靴洗ふ   涼をとる巨きなたぶの木下闇   せせらぎや幼児の嬌声森揺るる  秋   華麗なる修辞奏でる秋の虫   しばらくやヌタ場の水は涸れぬまま   色を付け紫式部の珠光る   盛り過ぐ萩に群れたる秋のてふ   紅を射すつりふね草や盛り過ぎ   せせらぎや靴の手入れの水冷やし   歩キング縛りはあらず秋の空  冬   ひだまりや蛇の駆けこむつはぶきの花   もちの実や今はめで時ひよのとり   冬ざれや霧立ち上る森の池   冬日射す猪峠を一人越ゆ  烏有 以上。 回復句48(2009/6/25、森の四季編終わり)。


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