
回復句45(2009/1/30,31、京都回向行編) 氷雨降る植物園内に人語なし むせ返る洋ラン展や外はしぐれ つくばいの音は清かに春を待つ 水琴窟街のにぎわひしばし断つ ひそり立つ椿の庭は春浅し 早咲きの梅の林にかすみたなびく 冬ざれやあけぼのすぎの透けて見ゆ ろうばいの辺り華やぐ雨の音 水仙の雨に打たれて人を待つ 語らひは長州はるか東山 冴へ返る気概を引き継ぐ回向かな 残る寒さ念仏唱ふ時は尠し つかの間の集ひて霜と別れけり この次の一会をはかり別れかな 烏有 以上。 回復句45(2009/1/30,31、京都回向行編 終わり)。