
回復句31(2007/7/4、がんで死ぬばかりでなし行編) 特攻は悲しからずや薩摩富士 少年兵さくら道づれ死地へ逝く 学徒兵陰画に写る桜花かな 花冷えや突っ込む兵の口惜しや 無念かな生きいそぎし散るさくら 花曇りことばなくしてたたずみぬ つゆぐもりたゆたふ今朝の訃報かな くちなし花無沙汰だより間に合はず がんで死ぬばかりでなし潮満つ ひまわりやメメント・モーリ手を合はす 梅雨寒や一人飲み方弔ふ酒 梅雨あいま弔ふ朋と森へ入る 合歓の木や死にて花実のつくものか 荒梅雨や一病息災と心中す 七月や高度成長期を駆ケ抜けぬ 大風や悉皆成仏なぎ倒す 以上。 回復句31(2007/7/4、がんで死ぬばかりでなし行編終わり)。