駆けっ句365日生き急ぎ
回復句10

十八尊佛図(釈迦如来)
回復句10編(2001/10/27〜2001/10/28, 長崎県壱岐島行編)。
壱岐行。2001.10.27/28,
圧巻は、人面石だった。今月23日、長崎県壱岐、原(はる)の辻遺跡から
人の顔を貌どった石製品が出土したとの新聞ニュースを見たばかりであった。
長さ10.2p、幅7.4 p、厚さ4.5p、重さ320g、弥生時代の共同体の象徴的
な像で、豊作をもたらして集団を守る先祖の霊をあらわしたもので、共同体の
守護として埋めたとも推測できるという。
本物は、思ったより小振りで、写真で見るより愛嬌が感じられ、正直大変
チャーミングであった。
凝灰石に、まゆ、目、鼻、がはっきりと彫られている。鼻は実際より上、
両目の間くらいにについており、私には耳かほおを表現しているかにみえた
ほげた(窪んだ)部分と、二本あるまゆ毛の一本は魏志倭人伝に言う刺青を
表しているかのようにみえた。
可愛いい丸い口は、面の裏まで貫通していた。ムンクの絵は、あたかも
この人面石を見て描いたのではないかと思えた。
小さなおちょぼ口は、弥生の人からの現代人へメッセージを発している
ように見えた。善か悪、クロかシロ、文明か野蛮、西洋か東洋、という
ダイコトミー(二元論)しか理解しない今の世界に対して、「人類よ争いは
やめよ、もっと霊的(スピリチュアル)な面を含めた、多様性を認めあう、
あるべきようは、のような世界観から別の世界が見えてくるだろう。」と
言っているように思えた。
・ 何叫ぶ人面岩偶壱岐の秋
・ 旅ゆけば広き沃野に秋の風
・ にしき鯉弁天荘に紅葉未だ
・ いざ死なむけふのおとづれ秋の旅 烏有
以上。
回復句10編(壱岐島行編終わり)。
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