![]()
古事記とは、読んで字の如く「古い事を記せる書物」ですが、このページで紹介する古事記は、太安萬侶という人が第43代元明天皇の命により稗田阿禮の記憶をもとに僅か2年という短期間でまとめ上げ、和銅5年(712年)に完成した書物を指します。
この古事記が日本神話のもとになっていることは皆さんも良くご存じと思いますが、原本はなく、真福寺本と称する写本その他僅かな数の写本が残っているに過ぎないということです。
古事記は、何故、つくられたのでしょう?
古事記がつくられた理由は、古事記に記された編纂理由から奈良時代の元明天皇の御代、世の中が乱れていたことにありそうです。
元明天皇は、大宝律令が制定されてから6〜7年後に御即位になられた天皇ですが、元明天皇は、国民の安寧を願いつつ政治を司っている時に世の中の乱れを憂い、世の中の乱れを正す一番手掛かりになる事は何かと考え調べている時、古い事を思い起こし、それを明らかにして指導して行かなければならないことに気づいたとのことです。
元明天皇は、そこで、昔を今に照らして、今の世にいかなる歪みがあるのかを考え、昔ながらの道徳を今の世に活かして行くことが大事なことである。「今の世を正すものは道徳である。」と考えて、太安萬侶に古事記の編纂を命じたようです。
国民道徳は、正に「かむながらの道」であるとして、大陸文化を摂取したのもこの時期であったのですが、古事記は、天皇の日継をはっきりさせて後世に残す。神話や始祖の伝承を無くさずに後世に残す。ことに意図があったようで、『稽古照今の基本思想』を明らかにしているのです。
「稽古照今」とは、古を考えて今に照らすことで、この稽古照今の思想は、今の世に通じるものがあり、何事も昔のことを思い起こして、改める時期に来ていると申せましょう。
古事記の第1段に、天地開闢の次第、国土の生成や天神地祇の登場、天孫降臨などが記されていますが、これらが日本神話の基となっています。
トップページに戻る
@出雲大社多摩講社のご案内
A拝む神々
B出雲大社多摩講社の年中祭事
C出雲大社と大國主大神さま
E大國主大神さまの信仰 出雲大社教のおしえ(次ページへ)
F大國主大神さまと産土<うぶすな>さまとのかかわり
G神社にお参りするときの心得 ちょっとしたこと
H平成21年厄年表
I絹と神々とのかかわり
J間違っている信仰と日常生活のモラル
K神社アラカルト
L「神さまを知る本」刊行のご案内
平成13年12月27日追加公開(平成21年2月7日更新)