Fly Fishing Journal

フライフィッシングレポート
02/04/27−28 長野県木曽川支流西野川

関西と関東の真ん中あたりに位置する木曾。今回は空耳さん、今年横浜に引越ししたわっきーさんと久々に釣行してきました。空耳さん、わっきーさんは今期初釣行。ぼくも前回の長良川では「ボ」のため、なんとか今期初を仕留めたい。それが尺上なら言うことなしなんだけど...
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岩井さん!!?

 いつも道中の車の中は、「尺がバコバコ...」とかいう類の夢想で花が咲いている。「そういえば、この連休直前にかなり大きいの放流したようだし...多分5月3日のフェスタに備えてに違いない」なんて裏付けのあるようなないような憶測情報を流し、挙句の果てには「去年もフェスタ直後に行って尺イワナゲットしたし...」なんてちょっと自慢めかした話を持ち出す始末。(悪い癖だ。たまじろー)「でも、今回岩井さんに会えないのは残念やね。去年も来られた後だったしぃ...」あーだこーだとそんな話ばかりしていると自然にハイになるのが釣り人の常。あっと言う間に現地。いつものコンビニ(タイムリー木曽福島店)で遊漁券を購入し、わっきーさんとの待ち合わせ場所である太陽の丘公園の駐車場に到着した。わっきーさんの到着までまだ1時間ほどあったので、少しだけ仮眠を取ることにした。しかし道中での会話でハイになった頭が先ほど川の様子をちらりと見たことで余計に興奮してなかなか寝られない。先ほど買った朝食を食べ頭に上った血液を胃のほうに向かわせてやると、やがて「もあぁ」とした眠気が...

 トントントン...窓を叩く音でまどろみが解けた。わっきーさんが到着したのである。久々の再会に彼のオデッセイはしばらく見ないうちにアウトドアでの使用には支障あるぐらい車高が低くなっていた。^_^;


 わっきーさんとの再会にしばらく話込んでいると、周りはすっかり明るくなっていた。そして、ぞくぞくとRV系の車がやってきて、川へと降り立つ人・人・人...ありゃ〜?すっかり出遅れてしまった。ぼくらも準備を整えていざ出陣。

 適当に空いてる場所を見つけてフライを早速流してみる。フライはバックファイアーダンの#18。フワリと流れに乗るとなにやら水中でキラリ!よく見ると数匹のアマゴが見える。「ラッキー!」今度は慎重にプレゼンテーションし完璧なドリフトでチェイスしてくるのが見えるが、「ぷいっ」ありー?まだ水温が低くてその気がないのかな?(10℃)これでもか!えい!とー!...何度もフライを換えたりして流してみるが同じ結果である...そんな風に悪戦苦闘していると少し上流の流れ込みのヨレで「ゴボッ!」というライズ。瞬間魚体が見えた。「デカイ!!」「尺上だ!」ユスリカらしきものがハッチしている。フライをミッジドライ#22に交換して流してみるが流芯の向こう側であるのですぐにドラグが掛かってしまう。さらにティペットを軽く1ヒロほど追加してやってみると「出た!!」しかし咥える前にドラグが掛かりフッキングには至らなかった。でも「やっぱりデカイ!」...このためなかなかここを諦めることが出来ないまま、2時間ほど経過してしまった。やがて強めの風が吹いて結局ライズもピタリと途絶えてしまった。

 この間、空耳さん、わっきーさんはかなり上流に進んでいた。そしてわっきーさんは少し休むと車に戻っていたのだった。

 やっと諦めることが出来たぼくは空耳さんの所までとジャブジャブ川を遡って行った。すると10mほど上流の流芯でライズを発見。とりあえず流してみることにした。ライズのあった場所は開けていて先ほどのポイントよりもドラッグ回避は簡単そうである。もう一度フライをバックファイアーダンの#18に戻して投げてみると...出た!しかしまたまた咥える直前にドラグ...むむ手強い。
 そういえば、この場所は去年きたときもかなり苦戦した場所だ。(see → 01/05/28

 ポジションをアップクロスからダウンクロスで狙えるよう静かに移動して、しばらくタバコを燻らせしばし待つとライズが再開される。

 このポイントも数匹の魚が入っているようである。ハッチはユスリカか?

 CDCユスリカ#22にフライを変更して戦闘開始。何度も出てくるのだが直前で急転回あるいは空振りの状態が何度も続く...

この日のポイント

 上流の空耳さんを見ると岩場で気持ち良さそうに昼寝。「おーい、それどころじゃないよ〜!」

 ライズフォームから察するとピューパを食ってるのかな?そこで、フライをフローティングミッジピューパ#22に変更。

 「よし!」ジュボッとフライに食い付くのを確認してアワセると。ロッドを持つ手にかなりの重量が伝わってくる。「で・でかい!」すかさずリールに余ったラインを格納しリールでやり取りする。早く空気を吸わせてやりたいと焦るがなかなか浮いてこない。

31cmアマゴ

 長いやり取りを繰り返しやっとラインディング!!空耳さんもぼくのやり取りに気付き飛び起きて駆けつけてくれた。

 今期初釣果となったの31cmのアマゴ。放流魚ながら結構きれいな魚体にうれしさがこみ上げてくるのだった。(^_^)vにゃはっ!

 早速ストマックを調べるとやはりユスリカピューパが主体であった。

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釣ったあ!..?

 「まだいるよ!」と空耳さんに交代して同じポイントを狙ってもらう。ぼくはしばしの休憩を兼ねて空耳さんの勇姿を記録しようとビデオを回す。

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 地球を釣ってしまった空耳さんがフライ交換の間、ぼくが釣る...「あっ!出てしもた!」
 フライは先ほどと同じフローティングミッジピューパ#22
 これまたデカイ。今回は先ほどよりは幾ばくか冷静にやり取りをすることが出来、そして無事にランディング成功。
33cmアマゴ

 2匹目はなんと先ほどを上回る33cm

 これも放流モノで多少下側尾鰭の先が丸くなっていたものの、毎日大量の水生昆虫を食べて体力が回復してきているのか艶々したきれいな魚体にしばしうっとりしてしまうのであった。

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 「ライズガバガバですよ」空耳さんが車で寝ているわっきーさんに電話。するとわっきーさんは「行きます。おっ!岩井さんが今、駐車場でキャスティングスクールしてます」...へ?岩井さん?

おーーーっ!

 やってきたわっきーさんに33cmをご披露すると、彼も俄然やる気が出てきたようだ。「まだまだいるよ」と今度はわっきーさんに場所を譲ってぼくはビデオを回す。ふと下流を見るとキャスティング練習を終えた岩井渓一郎さんとスクール生一行が近づいてきていた。

 丁度そのときである。わっきーさんの右手が天に向かって動いたのだった!!

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 次の瞬間、対岸のブロック脇で水しぶきが立った。「やったっか!」と思ったのだか、わっきーさんの右手は既に下ろされていたのだった。 

 「ミッジ〜ぃ?」背後でその一部始終を見ていた岩井さんが尋ねてきた。「コカゲロウは出てないのぉ?」と続けて岩井さん。ぼくは内心ドキドキしながら「ミッジピューパです。コカゲロウはまだ出てないです。」と即答するぼく。二言・三言岩井さんと言葉を交わした後「おっ!まだライズしてるよ!じゃあ頑張ってね」と言葉を残され一行は上流へ移動されたのであった。

 そしてその後、わっきーさんが一言。「たまさんカッコいい〜!!岩井さんと対等で話してましたやん」
 「そっかぁ...(^_^;)ゞ でも良かったよぉ、釣果があって...(*^_^*;)」
 後で考えると「ぜひここで釣って下さい」とか言えば良かったなぁ...残念。 

残念な顔ですぅ  で、わっきーさんは、フライを交換するというので選手交代となった。

 ポイントに立つと、また目の前でライズ。今なら岩井さんの視界の隅にぼくはいるはず。その間に釣ってやるぞー!!と意気込むがそう簡単にいくはずもなく、やがて振り向いてみるともうかなり上流に行ってしまわれていたのであった...ちょっとガッカリ...

 でもメゲずにキャストを何度となく繰り返していると...
 「あっ!ついに出た!」

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 が、「カツッ」という軽い手ごたえと共にフライは空を切っていた。魚がフライを咥える直前に微妙にドラグが掛かってしまったのだろう。
 後しばらくやってみるが結局ダメ。もう一度わっきーさんに交代したが、ライズそのものが減ってきたためここで昼休みをとることにした。

空耳さん

 昼からは上流の開田高原のポイントにしようということで移動することにした。途中、釣堀もある「自然探勝園」にて手打ちそばを賞味。

わっきーさん、空耳さん  つきだし、そば湯も堪能して「まいうー!」な、おそばでした。

(この店は、おそばを運んできてくれた娘もなかなかgood!だったよ〜)


イワナ19cm  昼ごはんのあと目的のポイントに到着。イブニングはまたC&R区間に戻る予定だったので約1時間ほどの釣りである。上流に家族連れのFFerが見えたので、約100mほど下流から入渓してみる。いい感じの場所を空耳さん、わっきーさんに譲って、水深20センチそこそこのちょろちょろした流れを「いるわけないだろーなぁ...」と思いながらも「でも、もしいたらここだろう」と思える場所を何度も流して探っていく...

 お!出た!きっと出ないと思っていたので慌ててしまったが、なんとかアワセられたようだ。ウグイかな?とも思ったが、手元に寄ってきたのは、19センチのかわいいイワナ

 そのあと上流の家族連れの方が引き上げられたのでさらに上流を攻めてみたがアタックが数回あったのみで予定の時間が来てしまった。

 このあとC&R区間に戻ってここぞと思うポイントに陣取りライズを待っていたのだがまったくライズが起こらず不発。諦めてテントを設営していると岩井さんが再登場「夕食?それとももう、寝る準備?」「6時半までだよ」という言葉を残して去っていかれたのだった。その時は何が6時半までか良く判らなかったが、とにかく6時半までにもうひと釣りしておかないといけないと思い、丁度空いた朝一番のポイントに入った。しばらくすると朝と同じ場所でライズを始めたのだがやはり難しい。

 結局一匹も乗らないままライズの嵐は過ぎ去ってしまった。
 そのとき、ふと時計を見ると丁度6時半だった...


2日目
 2日目は実にのんびりと過ぎていった。前夜は23時ごろまで飲んでいたので少し遅めの起床となる。何人かがすでに入渓していたのだがまだポイントは空いている。早速朝一の釣りを...と思ったが生憎タックルは堅くロックされた車の中なのであった。あとのふたりの眠るテントに近づいてみたが、まだ深い夢の中のようだ。起こすのも悪いので、コーヒーを沸かし朝食を摂った。それでも彼らのテントからは物音ひとつ聞こえてくる様子もないので、清々しい朝を堪能すべくあたりを散策することにした。やがて向こう岸の山の端から太陽が顔を見せ川面にキラキラとした光の粒を落し始めた。比較的疎らだった人影はいつの間にか、主だったポイントすべてをカバーするように折り重なっていたのだった。
 ゆっくりとテント場に戻って、ぼくのソロテントを撤収していると、さすがに騒々しかったのかわっきーさん、空耳さんもテントから出てこられた。

 その後、とりあえず入渓してみたが、前日とは状況が変わってライズが起こらない。C&R区間を早々に諦めて支流に向かうことにした。
 この時点で空耳さんは戦意喪失。「上流にある木曾温泉へ行ってのんびりしてきます」とのことで、この支流へはわっきーさんとふたりで入渓することにした。

 しかし、数年前爆釣したこの支流も様子が変わってしまい魚がいそうな気配もない。結局我々も早々に引き上げて空耳さんのいる木曾温泉へ向かった。

 フロントで500円の入浴料を払い内湯に向かう。廊下にこのホテル主催の杉坂隆久氏によるフライフィッシングスクールの広告がいっぱい張ってあった。「来たいなぁ...」

 二酸化炭素ナトリウム・マグネシウム・カルシウム・炭酸水素塩・硫酸塩泉の茶色のヌルヌルしたお湯にゆくりと浸かって上がるとお肌はツルツルのスベスベに。ロビーで待つ空耳さんと合流する頃には丁度お昼時になっていたので昼食もここのレストランで摂ることにした。さて、完全にリゾートモードに切り替わってしまい、釣りのほうはC&R区間でイブニング一発勝負ということになったのだが、結局3人とも不発のままでジ・エンドとなってしまったのである。

 まぁ、こんなのも連休らしくていいもんだ。(←負け惜しみ(^^ゞ)


フライフィッシングデータ

釣行日時 2002年0 4月27日 6:00−18:30
河川名 木曾 西野川
対象魚 イワナ・アマゴ     釣果: アマゴ2匹 イワナ1匹 
天候 晴れ
水位 平水
濁り なし
気温 水温 未計測 10℃
ハッチ ユスリカ
ライズ 10:00−
タックル I’s3 8’3”#3
 Leader 6X 12’Tippet 7X 8’
フライ フローティングミッジピューパ#22
バックファイアーダン#18

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