重賞予想
日本ダービー−今年はフサイチコンコルド型−

日本ダービーには2つのラップパターンが存在する−フサイチコンコルド型とスペシャルウィーク型−
日本ダービーのラップパターンには2種類のパターンが存在します。1996年のフサイチコンコルド型と1998年のスペシャルウィーク型です。
1996年のフサイチコンコルド型は、序盤で加速したペースが、中盤で緩やかになり、終盤から速いペースがゴールまで持続するラップパターンです。(1996年優勝馬フサイチコンコルド、1997年優勝馬サニーブライアン、2000年アグネスフライト)
資料1 日本ダービー ラップパターン(フサイチコンコルド型)
1996年のフサイチコンコルド型は、序盤で加速したペースが、中盤で緩やかになり、終盤から速いペースがゴールまで持続するラップパターンです。(1996年優勝馬フサイチコンコルド、1997年優勝馬サニーブライアン、2000年アグネスフライト)
資料2 日本ダービー ラップパターン(スペシャルウィーク型)
1998年のスペシャルウィーク型は、1998年,1999年,2001年は序盤で加速したペースが中盤で緩やかになり終盤でペースダウンした直後に一気にゴールまで加速する緩急の差が激しいラップペースです。(1998年優勝馬スペシャルウィーク、1999年アドマイヤベガ、2001年ジャングルポケット)

今年の日本ダービー出走馬の近走のラップパターンを分析するとスペシャルウィーク型に合致する馬はなく、フサイチコンコルド型と一致する馬が多いです。今年の日本ダービーのラップパターンはフサイチコンコルド型で決着すると考えています。
出走馬のラップパターンを分類すると、青葉賞グループ、皐月賞グループ、NHKマイルグループ、京都新聞杯グループの4つのグループに分類されます。
資料3 青葉賞グループのラップパターン(フサイチコンコルド型と類似)
青葉賞・弥生賞・プリシンパルSはフサイチコンコルド型のラップパターンに類似しています。今年のダービー馬はこのグループから誕生すると考えています。シンボリクリスエス・バンブーユベントス・バランスオブゲーム・タイガーカフェ・メガスターダム・マチカネアカツキが有力馬です。
資料4.皐月賞グループのラップパターン(ラストが甘い)
皐月賞・毎日杯・端午Sのラップパターンは類似しています。2Fから中盤に向けて緩やかにペースアップして、ラスト2Fが甘くなるラップパターンです。皐月賞・毎日杯は芝2000m、日本ダービーは芝2400m。距離延長になって前半のペースは多少緩やかになったとしても終いの甘さは大きく改善しないと考えます。
資料5.NHKマイルC グループのラップパターン
NHKマイルCとスプリングSのラップパターンは似ています。NHKマイルC上位3頭がスプリングS上位3頭で決着した理由はラップパターンが証明していると思います。スプリングSでレースを引っ張ったローエングリーンのような快速逃げ馬が出走していれば彼らのペースに合うと思うのですがローエングリーンは抽選除外。逃げ馬サンヴァレー、バランスオブゲームは前半1000mを62秒台で走るタイプでペースは速くならないと考えます。前半62秒台ならマイラータイプでも台頭する可能性があるのですが、短い距離を経験していることからスローだと折合いを欠いてしまう可能性があります。タニノギムレット・テレグノシスは折合いが鍵になると考えます。
資料6 京都新聞杯グループ ラップパターン
京都新聞杯はペースに山谷があって乱ペースだったことを物語っています。日本ダービーは一定の緩急のあるペースなので乱ペースであった京都新聞杯組はペースは合わないと考えます。

今年の日本ダービーの想定勝ち時計は2分26秒0、前半5Fは62.0秒

先週のオークスの勝ち時計は2分27秒7、前半5Fは61.8秒で決着しています。今年の東京芝2400mで一番速い時計で決着しているのが5月3日の陣馬特別(古馬1000万条件)で2分25秒8、前半5Fは58.8秒で決着しています。
先週の雨の影響で馬場の内側が荒れているので陣馬特別よりも速い時計で決着するとは考え難いです。オークスは雨の影響があって時計が1.0秒から1.5秒掛かっていたと考えているので、日本ダービーの勝ち時計は2分26秒0と想定します。
資料7.日本ダービー ラップ
年度 勝ち馬 勝ち時計 前半5F 前半3F 後半3F 1F 2F 3F 4F 5F 6F 7F 8F 9F 10F 11F 12F
1996年 フサイチコンコルド 2.26.1 61.4 35.5 35.2 12.7 10.8 12.0 12.8 13.1 13.0 12.5 12.1 11.9 11.9 11.6 11.7
1997年 サニーブライアン  2.25.9 61.5 36.0 35.1 12.6 11.1 12.3 12.6 12.9 12.5 12.6 12.2 12.0 11.9 11.2 12.0
1998年 スペシャルウィーク 2.25.8 60.6 35.7 35.8 12.8 11.2 11.7 12.4 12.5 12.1 12.2 12.6 12.5 12.7 11.2 11.9
1999年 アドマイヤベガ   2.25.3 60.2 36.1 35.7 12.8 11.3 12.0 12.0 12.1 12.3 12.4 12.4 12.3 12.8 10.9 12.0
2000年 アグネスフライト  2.26.2 59.2 35.0 36.1 12.5 10.6 11.9 11.9 12.3 12.5 13.1 13.0 12.3 12.0 11.7 12.4
2001年 ジャングルポケット 2.27.0 58.4 34.4 37.0 12.5 10.5 11.4 11.8 12.2 12.9 12.9 12.7 13.1 13.3 11.6 12.1
平均 2.26.1 60.2 35.5 35.8 12.7 10.9 11.9 12.3 12.5 12.6 12.6 12.5 12.4 12.4 11.4 12.0
日本ダービーは1996年から前半5Fのラップが毎年速くなっている傾向にあります。ローエングリーンが出走していれば前半5Fは昨年並みになる可能性があったのですが、ローエングリーンが回避したことで、逃げ馬がサンヴァレー、バランスオブゲームの2頭で前半5Fが62秒台で走るタイプなのでペースは速くならないと考えています。

最終見解−青葉賞・弥生賞組が有力−
日本ダービーは青葉賞組(シンボリクリスエス・バンブーユベントス)、弥生賞組(バランスオブゲーム・タイガーカフェ)、プリンシパルS組(メガスターダム・マチカネアカツキ)が有力馬であると考えます。
青葉賞組・弥生賞組・プリンシパルS組の3組で不安があるのがプリシンパルS組です。
レース名 勝ち時計 前半5F 上り3F
プリンシパルS(芝2200m) 2分14秒6(歴代最下位) 62.3秒(歴代最下位) 34.6秒(歴代1位)
青葉賞(芝2400m) 2分26秒6(歴代1位) 62.4秒(歴代5位) 34.6秒(歴代2位)
弥生賞(芝2000m) 2分02秒2(歴代2位) 63.2秒(歴代最下位) 34.6秒(歴代1位)
単純に上り3F、前半5F、勝ち時計を比較するとプリシパルSと青葉賞は大差がないように感じますが、1997年〜2002年のプリンシンパルSと青葉賞を個別に比較すると、今年のプリンシパルSは前半5Fと勝ち時計が過去7年で一番遅いのです。上り34.6秒と歴代で一番速くても、それは前半の流れがヤワだったことで結果的に上がりが速かっただけでレベルの低いレースであったと考えています。
日本ダービーの本命はシンボリクリスエスです。シンボリクリエスを一言で表現するとマンハッタンカフェのような爆発的な末脚(鬼脚)を持った馬です。青葉賞はテンが62.4秒の平凡なスローペースなのに、勝ち時計が歴代2位の2分26秒9。つまり上りが驚異的に速いレースだったことになります。後半1000mのラップが12.4 - 12.1 - 11.8 - 11.5 - 11.3とゴールが近づくにつれて速くなっています。ダービーは前半スローで後半一気にペースアップすることを考えると、同じ芝2400mの青葉Sを2馬身半差で圧勝したシンボリクリエスはダービーに近い存在だと思います。前々走の中山芝2000mで行われた山吹賞でも、後半1000mのラップが12.3-12.3-11.8-11.6-11.3とゴールに近づくにつれて速くなっています。青葉賞は武豊騎手、山吹賞では岡部騎手。騎手を問わず、2戦連続で鬼脚を発揮したところに能力の高さを感じています。
対抗はタイガーカフェです。安定感のある先行力が魅力です。単穴はバランスオブゲームです。逃げてペースをコントロールできることと調教で気配が変わってきたので魅力を感じます。連穴はバンブーユベントスです。バンブーユベントスは他3頭と比べると体の線が細くなっているように感じるので当日のデキ次第だと思います。体が小さいので揉まれる内枠なら危険でしたが外枠なら青葉賞での鋭い末脚が発揮できると思います。

◎シンボリクリスエス
○タイガーカフェ
▲バランスオブゲーム
△バンブーユベントス
馬券の狙い
本線 単勝 シンボリクリスエス
馬連 シンボリクリスエス→タイガーカフェ
馬連 シンボリクリスエス→バランスオブゲーム
押え 馬連 シンボリクリスエス→バンブーユベントス
馬連 タイガーカフェ→バランスオブゲーム
馬連 タイガーカフェ→バンブーユベントス
馬連 バランスオブゲーム→バンブーユベントス

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