はじめに


「オリジナルゲームを作ってみたい!」

これは私が長年思ってたことだった。最初にチャレンジしたのは中学2年のころ。初めて所有したNECのPC8801FHというパソコンを使い、BASICなる言語を勉強しようとして・・・2週間ほどで挫折した(^^;)「マイコンベーシックマガジン」という雑誌は愛読していたが、なにせ難しいことからやろうとしすぎていた。また、今考えるとあのBASICってやつはわかりにくいことこの上ない。なにせ変数に自由な名前が使えない。だから他人の組んだプログラムを見ても、何をやってるのかすぐにはわからない。まるでMULTIPLYの回路解析みたいなもんである。

今思えば、このとき挫折したのをきっかけに、文系の道へとすすんでいくことになったのだろう。実際高校2年くらいまでは、数学はむしろ得意教科だった。しかし、どこかでコンプレックスを持っていたのだろう。とにかく私の頭脳ではプログラムってやつは理解不能だったのである。

そして月日は流れ・・・

何の因果か、今ではパソコンに関わる仕事をしている。といってもインターネットの接続サポートとかアプリケーションの使い方のサポートなんかが中心だから、未だプログラムっていう奴が私にとって未知の領域であることには変わりない。

そんなある日出会ったのが「MULTIPLY」というゲームであった。このHPを見てわかるとおり、私はこのゲームに没頭した。自分の思ったとおりの動きをする機体を作れたときの感動。「俺にもプログラムってできるんだ!」幼いころのコンプレックスは氷解し、憧れはやがて野望へと変わっていった。「こんなゲームを作ってみたい!」日に日にその思いはつのるばかりであった。

しかし!!

私の前に立ちふさがったのは、今度は「C言語」という奴であった。「C!!」ああ、なんという甘い響き。よく耳にはしていた。「SEXのことじゃないよ」なんていう冗談を目にすることもあった。本屋で解説書を立ち読みしたこともあった。「オ、オブジェクト指向???」私は頭から煙が出るのを感じた。そう。だいたいプログラムの解説書というやつは、全くのど素人を対象には書かれてないのである。羅列されるカタカナ言葉。「日本人なら日本語でしゃべりやがれ!べらんめぇ」などと、にわか国粋主義者になってもいたしかたない。それが現実なのだ。

そんなある日耳にした「HSP」という言葉。「なになに?プログラムを勉強するんだったら比較的簡単なこういう言語から入っていった方がいい?」渡りに船だった。さっそくそのHSPというやつをダウンロード。HTMLで書かれた解説書を開いた・・・。

確かになんとなくはわかる。しかしやっぱり「なんとなく」なのだ。これを使って何ができる?そういう部分になってくると、さっぱりわからない。思い余って、同じHSPを使ってプログラムを組んでる人に相談してみた。・・・習うより慣れろなんだね。作っていくうちに覚えていくもんなんだ。確かにMULTIPLYでも、最初は稚拙な回路しか作れなかった。でも何体か作っていくうちに、強豪と称されるような機体を作れるようになっていった。初めから大きい魚を狙い過ぎなんだね。よ〜くわかった。Step by step.一歩づつ極めていってやろうじゃないの!!

このページは、そんな私がHSPを使ってゲームを作れるようになるまでを克明に記したドキュメントである。



上記は1999年6月16日に記述した文章です。当時から考えると、転職をしたりサイト内容変更したり何だかんだでかなり状況が変わってますが、「これからHspを取得してやるぞぉっ!」という私の決意がよく現れた文章なので、あえて内容は変更せずそのまま載せています。ぶっちゃけこの奮闘記自体も今読み返すと微笑ましいくらいの内容ですが(苦笑)誰にだって初心者の頃はあります。これからHspを勉強しよう!という方も、ご安心ください。私にもこんなころがあったんです。

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