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悪い職場
この『悪い職場』とは私が以前勤務していた会社で、その共産主義的な社風に耐えきれずに3カ月で退職したところである。この頃は、長年務めた会社が解散となってしまい、就職活動をしていたのだが、1つ目に入社できた文京区にある製版会社がこれがろくでもないスカで、3カ月で退職する事態となり、次に入社したのがここである。ここでもまたも3カ月で辞めることになるのだが・・・・。もうこの会社とかかわる事は一切ないので、当時の感想を言っても大丈夫でしょう。 その会社はわが家より、下り方面にあったため通勤が非常にらくであるのはメリットでありました。もっともメリットはそれだけしかないのだが。そこは、DTPや出力業務をメインとしている職場なのだが、顧客は、印刷のプロではない、素人相手がメインであり、『Windowsデーターでも印刷できます。』がウリのようでもあった。本来、商用印刷用でない、マイクロソフトのアプリで、結構くるのである。で、そのようなデーターは、Adobe Illustratorに変換する、専用のコンバートソフトにかけるのだが、時間的手間は、最初からMacデータの場合の3倍はかかっていたと思う。にもかかわらず会社は、コンバート代はサービス、つまり無料で請けているのだ。こういう顧客からこそ代金はたくさんもらいたいのに、無料なもんだから、顧客もつけあがり、『マイクロソフトのオフィス等のアプリは基本的には商用印刷できない』ということが承知されないのである。「商売で使うなら、Adobe Illustratorの1本ぐらい買え!」今はディスティラー5.0で和文フォントも埋め込みでPDFに変換できるからいいが当時はそんなもんなかったのである。 困った顧客がいた。八千代市の、とある小型スーパーなのだが、そこのオバチャンが作ったのではないかと思われる、チラシのデーターである。Winデーターだが、Illustratorなのでまだましである。定期的にこの仕事はくるのだが、商品の価格が、000円になったままがよくあり、電話上でカンプとてらしながら、価格を確認する。あとマスクのかけ方を知らないらしく、マスクしたいところは白い図形で隠していた。切り抜きは、Photoshop上でパスを切るのではなく、自動選択ツールで、パスに変換しているため、物凄いおおざっぱなきりぬき状態になっている。当然、当方で手直しすることになる。などなど大変に世話をかける顧客です。 この職場に来て1カ月。感じたことは、人によって言う事がバラバラの見解のまとまりのなさ、暗黙の了解を読めないとハメられる等、人間関係の悪さ、仕事上の失敗は会社の責任でなく、担当した個人の責任。毎朝行われる朝礼という名の魔女狩りで個人攻撃にさらされる、過去に仕事上のミスで損害賠償を個人が負担したことがあると聞き唖然とした。JR西顔負けである。もっとも人命はかかっていないが。朝礼といっても、個人攻撃や、誰も聞いていないであろう、社長の精神論等で30分以上もだらだらと続け、時間の無駄以外の何ものでもない。急ぎの仕事に支障をきたすのはザラであった。朝礼がおわるまで仕事を始めてはいけないのである。 社長は能書きだけはかなり詳しいが、実務はなにもできなくて、仕事上の疑問を投げかけても、自分で調べろでおわり。一般論しか言えないくせに首をつっこんでくる一番いやなタイプである。 この職場はちょっと変わった体制で、部門ごとに人員を置くのではなく、ひとりひとりが全行程を行うようになっている。メリットは、誰かが急に休んでも、他の人がすぐ引き受けられることぐらいで、それ以外はすべてデメリットと私は思った。ひとりひとりが、自分のMacから出力データーを一斉に1台しかない出力機のサーバーに送ってしまうような状況で、しかも処理順位のとりきめなどなく早いもの勝ち。当然、出力サーバーはパンク状態で、送っても処理待ちで、1時間以上待たされることもある。たとえ急ぎの仕事でもで待たなければならない。これは出力機の管理者を置かない弊害である。 なにかエラーやトラブルにあったら、今後のために対処法などノートに記録するという取り決めがあった。 それ事体は結構な事なのだが、そのノートにあからさまに、『原因:フォントが正規品でないため』とあったのには驚いた。たとえいかがわしいフォントを使っていたとしても、ふつうは隠すだろうが。実はこの職場は、いかがわしいものが多数あるようだ。モリサワOCFフォントなのになぜかIllustrator上でアウトラインがかけられるのである。QuarkXPress3.3Jやフォントカメラはプロテクトキーがないのに起動する。退職時にはこれらの不正をモリサワやQuark社にたれこもうかとも思いましたが、状況証拠をきちんと調査する根性もなくてできませんでしたが。 この職場は残業も多い。この業種はどこでもそんなもんだが、この職場は自分の仕事が一段落しても、全員が一段落しなければ帰れないという暗黙の了解があるようだ。つまり、自分で段取りをくんで進めることが無意味なのである。いくら自分が頑張っても、へたに早く終われば、別の仕事をあてがわれてしまう。そうなると、やる気ってなくなりますね。適当にだらだらやるのが無難ということになってしまう。これぞ共産主義。 とある朝、会社の最寄り駅を降りて、駅前のローソンに入り、ビーイングを立ち読みする。 このローソンでの立ち読みが転機となるとは思いませんでした。めぼしい会社が掲載されていたので、連絡先と会社名を暗記して、店を出てすぐ紙にメモしました。昼休みに安楽亭にてその会社に電話をして面接希望を伝えました。結果は再度来社して下さいとの事だったのでたぶん採用。 そして現在の会社に入社し当初は、先の2社でろくでもない人間どもを見て来たので、ここでは回りの人がみんな神に見えた程です。ここの会社ではミスをすれば厳重に注意されますが、責任を個人に押し付けるようなことはしません。まあそれが当たり前か。 |
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