趣味の殿堂「遊舟」2000

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いよいよマトリクスサラウンドです。

  1. まずアンプの電源(他のコンポも同様)が入っていないのを確認しましょう。
  2. 下図のようにアンプのスピーカー出力端子に各スピーカーを接続しましょう。なお以下の配線はすべてスピーカーコードで行います。フロントスピーカーは通常の接続、両リアスピーカーはアンプと+(プラス)端子のみ接続し、残ったリアスピーカーの−(マイナス)端子同士をスピーカーコードで接続します。スピーカーの接続は以上で終わりです。
  3. あとはソフトを再生し、リアスピーカーの設置する高さや位置をリアに回る音量バランスを考慮しながら追い込んでいきます。

マトリクスサラウンドのコツ

 スピーカー出力端子が2系統あり、2系統同時かつ1系統別々に切り替えて再生ができるアンプでは、フロントとリアの接続するスピーカー端子の系統を分けると良いです。フロントのみとフロント+リアの効果の差を確認する時に簡単だからです。またソフトによって、リア(サラウンド側)の再生をしたくない時にも有効です。

 リアスピーカーの位置は視聴位置の後方ばかりではありません。視聴位置の前方でもかまいません(視聴位置のちょっと前くらいです。遊舟ではそのように設置しています)。特に音楽ソフトを再生する際はこの方が好ましいことがあります。またリアスピーカーをそのように設置しても、ソフトに後方に定位する信号があればその通りに再生されます。ちなみにリアスピーカーの設置高さは、耳の高さより少し高い方が良いようです。

 なるべくスピーカーはフロント、リアすべて同じ製品が望ましいです。それはスピーカーのキャラクターや音調の違いがフロント・リア間にあると、音場に違和感が生まれるからです。これは他の方式のサラウンドでも共通の課題だと思います。そこでフロント、リアを同じスピーカーで揃えられない場合の対応として

  • フロント、リアスピーカーを同じメーカーで揃える。
  • 販売店で自分の耳を頼りに対象のスピーカーを探す。
  • あきらめて手持ちのスピーカーで間に合わせる。

 でも一番のおすすめは「フロント、リアスピーカーを同じユニットを使って自作することです」。なにせいろんな制約を自分の工作やアイデアで対処することができますから。しかし3の「手持ちのスピーカーで間に合わせる」でも十分その効果を確かめられます。

 どんなサラウンドであろうと視聴位置にはベストポジションが存在します。センタースピーカーを使わないマトリクスサラウンドではその傾向が顕著です。視聴位置から見て、フロントスピーカーに対しセンター位置で視聴しましょう。

 マトリクスサラウンドの効果はアンプの値段に関係ありません。再生するソフトがステレオで録音が優れていれば十分サラウンドします。ただあくまでマトリクスサラウンドはステレオソフトを対象として可能なサラウンドです。モノラル音声では全くサラウンドしません。モノラルもサラウンドさせたい方やDSPなどの音場再生を重視される方、そして音響設計に忠実な再生を目指している方は、マトリクスサラウンドよりも専用のAVアンプをお勧めします。


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