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2002年桜花賞

古馬任三郎

まるで回転寿司の皿選び、混戦必至!今年の桜花賞

 ええー皆さんは回転寿司へ行ったことがありますか?ファーストフードは数あれど、寿司屋を名乗りながらコンビニエンスでとっても財布にやさしいですね。回転寿司は一般のお寿司屋さんと異なり、シャリにのったネタでランクが決まりますが、大方3から4ランクくらいでしょうか。ただどんなに高くても目が飛び出る心配もありません。それにお皿の色でそのランクの見分けがつきます。そんなお皿が目の前のコンベアをグルグル周って行くのです。よりどりみどりで皆さんも悩んだ記憶があると思います。

 そして今週の桜花賞のメンバーもそんな感じ。当日のパドックを周る姿はまさに回転寿司のようでしょう。何回走っても同じ馬が勝つとは思えない今年のメンバー・・・そんな時気がつきました。皿の色に相当するのは何だろうと。それは勝ったレースの格です。G1が特上なら、G2、G3は中くらい。条件馬は色無しの皿といった感じです。もちろん財布の中身と相談ですが、色のついた皿を選んでみたい。そこで選んだのは次の五頭。内枠からスマイルトゥモロー、シャイニンルビー、タムロチェリー、オースミコスモ、そしてチャペルコンサートです。

 判りやすい馬券でしょう。ただオースミコスモはオープン以上での勝ち鞍がありません。実は騎手で選んだ意味もあります。今回のメンバーは先述の通り、ドングリの背比べ。その上ハイペースの経験馬がいません。もしかすると今回の桜花賞はスローペースが見込まれます。そんな時、阪神JFでのペリエの言葉を思い出しました。「スローペースでこそ騎手の真価が問われる」、吉田、岡部、蛯名、後藤に熊沢(彼もGI勝ってます)と実力者揃い。ここに武豊の名前がないのは残念ですが、彼らの手綱さばきに期待。したがって五頭のピックアップが限界、印の重さは鞍上今年ここまでの勝ち星順としました。あまり気にしないで下さい。

 今回は五頭ボックスで勝負です。まずは当たりグセを取り戻してカニの味噌汁を追加でオーダーしたい今年の回転寿司、いや今年の桜花賞です。それではまた来週。古馬任三郎(ふるうまにんざぶろう)でした。

今週のまとめ

◎:タムロチェリー
○:オースミコスモ
▲:スマイルトゥモロー
△:チャペルコンサート
×:シャイニンルビー
(スロー〜中ペース良馬場予想)
買い目
馬連1-3-4-8-16のボックス。

観戦後記
予想を超えた展開、そして想像を超える万馬券になった今年の桜花賞。
 元々、一〇回走れば一〇回勝ち馬が違うと言われていた今年の桜花賞。しかし十三回走ってやっと勝てそうな十三番人気の馬勝つとは到底思えなかった。

 まず展開は読み通り、三才牝馬のマイル戦にしては落ち着いた一〇〇〇メートル五十八秒九で通過。最近の阪神の高速馬場から考えれば、半マイル通過の四十六秒九というのもけっして速いとはいえない。そして逃げに出たサクセスビューティにヘルスウォールが絡む。一見、当初に予定通りの逃げに打って出られた二頭のように思われたが、サクセスビューティのほうはやや折り合いを欠いているかに見えた。能力に差がないメンバーでこれは致命的。気持で走る馬だけに脚色は失う一途であった。

 そんな中、二番手のヘルスウォールに影に隠れていたのがアローキャリーだった。今までなら逃げるレースで活路を開いてきた同馬。だが同厩舎のサクセスビューティを楽に先行させる作戦が公言された以上、自分の競馬でいく事はできなかった。しかし自分の競馬でなくとも、気分良く走らす事はできる。固定観念のない初コンビを組む池添謙一だからこそできた芸当。彼も気がつけばリーディング関西六位の実力、人気の盲点。

 そして中央で走った六戦で初めて三番手を走るアローキャリー。オーバーペースを走ったアネモネSが試金石だったかもしれない。ハイペースを経験した逃げ馬は怖い。そんな格言を思い出した。それからアローは池添のゴーサインに応え、バテることなく先行馬を捉える。後方ではゴチャつきながら行き場を失う人気馬に、脚が止まる二頭の先行馬。明暗の分かれた状況に一馬身と四分の三の差をつけ、ゴール後鞍上のガッツポーズは止まらない。十三回走ってやっと勝てそうな十三番人気の馬が大舞台で一発勝負で結果を出した。予想を超えた展開、そして想像を超える万馬券になった今年の桜花賞であった。

 二着はブルーリッジリバー。実はマイナス二十二キロ減で急遽シャイニンルビーの馬券を止め、ブルーリッジの馬券と差し替えた。でも二、三着の違いだけ、アタマのアローを買ってなければ何も意味はなし。その他の印をつけた馬はくつわを並べて着外に消えた。まったくもって完敗である。今年GI三連敗中、負けは止まらない。

 さて次はオークス。桜花賞馬アローキャリーは早々に回避を決定。その他の入着馬も血統的に距離は持ちそうになく回避が濃厚。唯一参戦しそうな三着馬のシャイニンルビーは今回の馬体減が尾を引かねばいいが...ただ個人的にはオークスと聞いて今回の八着馬に注目。何てったって次は府中ですよ。理由はきっとわかる人にはわかるでしょうけどね。

桜花賞の結果
2002年 4月 7日(日)  2回阪神6日  天候  馬場状態
11R 第62回桜花賞
3歳・オープン・G1(定量) (牝)(指定)  芝1600m  18頭立
馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 着差 コーナー順 3F 体重 厩舎 賞金
7 15 アローキャリー   牝3 池添謙一 55 1.34.3 2-3-3 35.6 13 442 (栗)山内研二 8900
3 6 ブルーリッジリバー 牝3 四位洋文 55 1.34.5 11/4 13-14-10 35.1 7 440 (美)小島太  3600
2 3 シャイニンルビー  牝3 岡部幸雄 55 1.34.5 ハナ 10-8-5 35.4 1 432 (美)藤沢和雄 2200
3 5 カネトシディザイア 牝3 河内洋  55 1.34.7 11/4 13-11-10 35.4 11 440 (栗)田中章博 1300
8 17 ヘルスウォール   牝3 デムーロ 55 1.34.7 クビ 2-2-2 36.1 9 482 (栗)森秀行  890
1 1 スマイルトゥモロー 牝3 吉田豊  55 1.34.8 1/2 13-11-13 35.3 4 428 (美)勢司和浩
8 16 チャペルコンサート 牝3 熊沢重文 55 1.35.0 6-6-5 36.0 5 420 (栗)池江泰郎
1 2 キョウワノコイビト 牝3 松永幹夫 55 1.35.0 10-11-10 35.7 10 438 (栗)山本正司
4 7 オースミバーディー 牝3 坂井千明 55 1.35.3 8-8-5 36.2 14 456 (美)菅原泰夫
10 7 14 ツルマルグラマー  牝3 川原正一 55 1.35.3 8-8-13 36.0 12 496 (栗)橋口弘次
11 4 8 オースミコスモ   牝3 後藤浩輝 55 1.35.5 11/2 6-3-5 36.6 2 420 (栗)中尾正 
12 2 4 タムロチェリー   牝3 蛯名正義 55 1.35.6 1/2 18-16-15 35.8 6 440 (栗)西園正都
13 6 12 サンターナズソング 牝3 柴田善臣 55 1.35.7 クビ 4-6-3 36.9 8 506 (美)手塚貴久
14 5 10 マチカネテマリウタ 牝3 幸英明  55 1.35.7 ハナ 16-16-15 36.0 16 422 (栗)西園正都
15 7 13 シェーンクライト  牝3 福永祐一 55 1.36.2 4-3-5 37.4 15 452 (栗)角居勝彦
16 8 18 サクセスビューティ 牝3 藤田伸二 55 1.36.3 1/2 1-1-1 37.8 3 490 (栗)山内研二
17 5 9 アイノブリーズ   牝3 岩田康誠 55 1.36.4 3/4 12-15-17 36.6 17 428 (栗)田島良保
18 6 11 ミスイロンデル   牝3 小牧太  55 1.36.7 13/4 17-18-18 36.6 18 420 (栗)島崎宏 
LAP  12.2-11.2-11.6-11.9-11.6-11.7-11.5-12.6
通過  35.0-46.9-58.5-70.2   上り  70.9-59.3-47.4-35.8   平均  1F:11.79 / 3F:35.36
単勝  15 \4290  複勝  15 \950 / 6 \400 / 3 \270
枠連  3-7 \4820 (20)  馬連  06-15 \34440 (85)
ワイド  06-15 \7980 (86) / 03-15 \4910 (64) / 03-06 \1620 (15)
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