鉄道撮影テクニック
01,1,6作成

 ここでは、私のこれまでの鉄道撮影での経験を元にした撮影テクニックを
少々、紹介させていただこうと思います。
撮影のテクニックについては、私もまだまだ研究中です。
ご意見、ご感想などありましたら、掲示板、またはメールでお願いいたします。

(注)なお、これは私の過去の経験に基づくものであって、
これで全て完璧というものではありません。
あくまで参考程度にお願いします。
これにより万が一、損害を受けられたとしても、当方は、責任は追いかねます。



1.撮影場所

 普段、よく利用している路線ならともかく、旅先(特に初めて行ったような場所)で行き当たりばったりで撮影場所を探しても、なかなかいい場所は見つからないものです。
 こういう場合は、いろいろな鉄道写真関連のガイドブックを参考にするのが無難でしょう。
 ただ、本に載っている作例をそのまま真似して撮るのではなく、可能な限りポジションを変えてみたり、使用レンズを変えてみたりして、オリジナルの作品づくりをされることをお勧めします。

 他に、距離の短い路線であれば、まず片道全線乗車し、車窓から撮影に都合の良さそうな場所を探すという方法もあります。(私もよくやっています)


2.ピント合わせ

 最近はAF(オートフォーカス)カメラを使用している人が多数となり、MF(マニュアルフォーカス)カメラを使っている人は少数になってきました。
 私は35ミリカメラはペンタックス製品を使用しており、このメーカーはAF、MF同一マウント(Kマウント)で使用上の制約がほとんど無いので、私もAF機、MF機両方所持しています。
(レンズもAF用、MF用いろいろ揃えており、自由に組み合わせて使用しています)

 しかし、鉄道撮影でAF機能を使用するのは、いわゆる「置きピン」をする時くらいです。
(これは、動体予測などの機能がキヤノン製品などに比べると今一つ信用しきれないせいもありますが・・・)

 AFで列車の来る場所に「置きピン」をしたら(何度かピントを合わせ直せば正確にピントの合う確率が高くなります)、カメラのレンズ脇のスイッチを「AF」から「MF」に切り換えてしまいます。これでピントが動いてしまうことがなくなりますし、ファインダー中央部にピントが合っていなくてもしっかりとシャッターが切れます。


3.露出

 私は鉄道撮影の時は露出モードはほとんど「マニュアル」にしています。
 これは、自動露出だとカメラが列車のヘッドライトの明かりを拾ってしまって露出が狂ってしまうことがあるからです。
 
 最近はカメラ内蔵のTTL露出計の性能も向上し、通常の撮影ならこれだけでもほぼ失敗なく撮影出来ると思いますが、本格的に撮影に取り組むのなら、入射光式の単体露出計を使用した方が良いでしょう。
 入射光式露出計の使用方法は、その露出計の説明書を読んでいただくとして、晴天時は、露出計に表示された値から半絞り程度、絞りを開け、蒸気機関車など黒っぽい車両の撮影時にはそこからさらに半絞り程度開け、新幹線など白い車両の時は、半絞り程度絞る(〜つまり、露出計の値そのままになる)のが良いようです。
 なお、曇天時には、露出計の表示の値そのままで撮影してほぼ問題ない様です。

 それから、逆光時、降雪時に入射光式露出計で露出を測った場合は、表示された値から少々絞りを絞った方が良い様です。

 ネガフィルムを使用する場合はここまで神経質になる必要は無いと思いますが、リバーサルフィルムを使用する場合は露出合わせは重要なポイントです。

 いずれにしても単体露出計をしっかりと使いこなすには、多少の経験が必要です。
 皆様も、いろいろ研究してみて下さい。


4.モードラ、ワインダー

 モードラ(モータードライブ)の略、ワインダー共に、フィルムの自動巻き上げ、連写の為の装置をいいますが、一般的に巻き上げ速度が速いものをモードラ、遅いもの(1秒2コマ程度)をワインダーと呼んでいる様です。
 この機能は、確かに無いよりはあったほうが便利ではありますが、私は走行写真の撮影はほとんど一発勝負です。
 連写で「数打ちゃ当たる」という考えより、気持ちを集中して一発勝負で狙った方が、いい写真が撮れる様な気がします。
 それで、連写機能を使用するのは下記の「流し撮り」の時くらいです。


5.流し撮り

 周囲の景色を流し、列車のスピード感を強調させるいわゆる「流し撮り」。早朝、夕方、悪天候等で露出が稼げない場合にも有効な撮影手段です。
 といっても、そう簡単に出来る方法ではなく多少の訓練、経験が必要です。
 慣れないうちは、カメラを三脚に取り付け、三脚の上下に動く部分を固定し、左右に動く部分だけを動く様にして、列車の動きに合わせてモードラ、ワインダーで連写してみるのが良いでしょう(シャッター速度は列車の速度にもよりますが、1/60 秒〜1/125秒くらいが無難です)。 〜私も、よくこの方法で撮影しています。


6.バルブ撮影

 ムードあふれる夜間撮影。特に雪の積もっている中でのバルブ撮影は、うまく決まれば最高にドラマチックな写真になります。
 バルブ撮影をするには、まずカメラを丈夫な三脚に固定し、レンズの絞りを「f5.6」あたりに設定します。
 (これより絞りが浅いとピントの合う範囲が狭くなり、絞りすぎるとライトの明かりなどに絞りの形(六角形や八角形)が出てしまって見栄えが悪くなります。 〜レンズによって多少の差はあると思いますが、どのレンズでもf5.6あたりが一番無難だと思います)
 そして、カメラが動かない様にレリーズを使ってシャッターを切ります。
 シャッターを開ける時間は、明るい駅の構内で、ISO100のフィルム使用時でf5.6で1〜2秒程度、それ以外の場所では経験とカンがものをいいます。
 慣れないうちは、少しづつ露光時間を変えて何枚か撮っておき、現像からあがってきた時に一番露出が合っているものを選び取るようにした方がよいでしょう。
 (多少、フィルムの枚数を浪費してしまう事になりますが、撮影に失敗してもう一度、撮影に行き直す事を考えれば安いものです)


7.その他

先頭車両に柱をかけない
 走行写真の撮影の場合、先頭車両に架線などの柱がかかっていると、どうしても目障りになってしまいます。
 (2両目以降ならさほど気にならないのですが)
 極力、先頭車両に柱がかからない様にアングルを工夫してみましょう。

●車両以外にも目を向ける
 「鉄道写真」というのは、列車・車両だけではありません。
 駅の風景、鉄道を取り巻く人々、沿線風景なども立派な鉄道写真の一部です。
 興味の無いものまで無理に写せとは言いませんが、月日が経てば、かえってそういったものの方が貴重になっているかも知れませんよ。

レンズの選択
 例えば85mm、135mm、どちらのレンズで撮影しようか迷った時ですが、こういう場合は焦点距離の長い方のレンズを使った方が間違いは少ないと思います。
 「あれもこれも写し込みたい」というより、思い切って写したいもののテーマを絞りきってしまった方がうまくいく事が多いです。

海を入れて撮る時
 海を入れての撮影の時は、カメラを三脚に固定し、カメラが斜めに傾かない様に注意して撮影すると良いでしょう。
 水平線が少しでも傾いていると、みっともなく見えてしまうので・・・
 (意図的に斜めにしているのなら別ですが・・・)



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