秋季北信越大会遠征記
(2004,10,10〜11)


 ●10月10日 金沢市民野球場

 新潟・長野・富山・石川・福井の5県の代表校によって行われる北信越高校野球大会。第111回を迎える今秋の大会の会場は石川県
 例年、北信越地区からの春のセンバツの出場枠は『2』。ということはこの大会で決勝まで勝ち進まなければ来春のセンバツ出場は見えてこないという厳しい大会。

 10月9日、台風22号の接近の影響で雨が降り続く中、一日かけて列車を乗り継いで金沢に到着。
 金沢近郊のホテルに一泊し、前もって組み合わせ表とにらめっこをして、大会初日の10日は、金沢市民球場に出掛けることにした。
 この日は前日の雨も上がり、朝からとてもいい天気。

 金沢市民球場は北陸鉄道の浅野川線に乗って行くのが便利。
 JR金沢駅の東口を出てすぐ地下に降りたところに浅野川線の北鉄金沢駅がある。

 この浅野川線で走っているのは元京王井の頭線の電車。東京でも時々乗っている電車がここでも走っていて、さらに内装も京王時代とさほど変わっておらず、何だか嬉しい気分(笑)

 この電車で3つ目の磯部という駅で降り、東方向に15分ほど歩くと球場にたどり着く。



球場は田園地帯の向こうに見えます。


 球場に着いた時にはもう第一試合の佐久長聖(長野)−福井(福井)の試合が始まっていて、応援の声が球場外にも聞こえてきていた。

 この試合は1点を争う好ゲームで、追いつ追われつの展開で延長戦に突入。
 延長に入ってからは両校ともになかなか決め手が無かったが、15回裏、佐久長聖がエンドランを決め1死1・3塁のチャンスを作り、次の打者が痛烈なセンターへのライナー。
 これをセンターがダイビングキャッチでつかむも、その間に3塁走者が生還しサヨナラゲーム。



サヨナラ勝ちに喜ぶ佐久長聖ナイン。

第一試合
福 井
佐久長聖1x
(延長15回)


 続く第二試合は小松商業(石川)−砺波工業(富山)
 こちらも1点を争う試合となり、3‐1で迎えた最終回、小松商が1点差まで詰め寄るも、惜しくも及ばず…
 地元ということもあってか女子生徒も多数交えた応援だったが、残念ながら初戦敗退。



小松商の応援席。女子生徒も沢山いました。

第二試合
小松商業
砺波工業


 なお、石川県は長野県と同様、入場時にチケットを係員に渡す方式なので、チケットが手元に残らない。
 この日、球場内に売店は無く、球場近くの県道沿いに飲食店・食料品店が少々あるが、一度球場を出てそこに買い物に行くには、入口の所にいる係員(当番校の野球部員)にチケットの半券をもらって行く必要があり、ちょっと面倒…


 第三試合はこの日一番のお目当て、敦賀気比(福井)と新潟の日本文理

 文理が初回、幸先よく1点先行。文理の先発は左腕の中野投手。丁寧な投球と堅守で敦賀気比を4回まで無得点に。
 そして5回表、夏の甲子園でも巧打を見せた柳選手がライト場外にHRを打ち込み追加点。その裏2点を返されるが、6回に相手投手の乱れをついて一気に6点奪い、これで試合の大勢が決まる。

 相手投手が不調だったこともあるが、福井大会優勝校の敦賀気比にコールド勝ちというのはお見事。本当に久々に、北信越本大会で新潟勢の勝利を生で見ることができた(^^)

 第一試合が長引いたおかげでこの試合は6回から照明が点灯され、ナイトゲームに。日本文理の真っ白なユニフォームが照明に映え、とてもきれいに見えた(笑)




日本文理の好打者・柳選手。

第三試合
日本文理
11
敦賀気比
(7回コールド)




第三試合途中から照明も点灯され、ナイトゲームになりました。

 この後、第四試合の金沢泉丘(石川)−不二越工(富山)の試合もあったが、さすがに時間が遅くなったので、球場を後にすることにした。

 この日は昼は高校野球観戦、そして夜はホテルのTVでパ・リーグのプレーオフ観戦と、一日中、野球三昧に(笑)


 ●10月11日 石川県立野球場

 この日は準々決勝。3年前の2001年にロッテ−西武戦を観に行って以来、久々の石川県立野球場へ。
 その時には金沢駅前から球場行きの臨時バスが出ていたが、高校野球の試合程度では臨時バスも無く、定期のバスで行く事に。

 金沢駅西口の2番のバス乗り場から、『下安原』行きに乗り、約15分の『袋畠西部緑地公園前』で降りる。
 このバスは本数が非常に少ないので、帰りのバスの時刻をメモしておき、この公園の中を歩いて球場へ。




開門直前まで小雨が降り続いていたので、懸命なグラウンド整備が行なわれていました。

 第一試合は佐久長聖(長野)−遊学館(石川)
 地元・石川県の優勝校の登場とあって内野席はかなりの入り。

 だが佐久長聖打線が立ち上がり不調な遊学館・曽根投手をとらえ、3回までに7点を取るという予想外の展開。
 4回からは4番・中堅手の鈴木選手(この翌年のドラフトで広島東洋カープに入団)がマウンドに上がって好投を見せ、その後、佐久長聖に追加点を与えず、打線も中盤に3点返すが序盤の大量失点が響き7‐3で試合終了。
 まず佐久長聖がベスト4に進出。

 この球場のスコアボードは磁気反転式なので、選手交代の際も選手名がすぐ切り替わり、スコアを記入する際、とても楽だった(^^)
 さらに、打撃成績の表示欄やスピードガン表示もあるが、これは高校野球の試合では使われない。

第一試合
佐久長聖
遊学館



 続く第二試合は不二越工(富山)−新潟明訓(新潟)

 序盤は両投手の好投で3回まで0‐0という静かな立ち上がりだったが4回、明訓が4番・大島選手のレフトスタンドへの2ランHRで先制し、7回にも1点追加。
 明訓のエース須貝投手は長身から速球と変化球をうまく投げ分け、ほぼ危なげの無い投球で6被安打、10奪三振の完封勝利でこちらもベスト4進出!

 

新潟明訓高校の横断幕と好投した須貝投手。

第二試合
新潟明訓
不二越工


 この試合と並行して金沢市民球場で行なわれていた日本文理−星稜の試合で文理が勝ってくれれば、準決勝で明訓vs文理という『新潟対決』が実現していたが、文理は惜しくも逆転負けでベスト4ならず…

 球場から駅へは16:34発のバスに乗るつもりだったが、第二試合がとても早い試合だったので、これより1本早い15:08発のバスに乗る事が出来た。

 そして金沢から特急『はくたか』上越新幹線を乗り継いで帰京。準決勝・決勝はこの後16・17日。北信越地区からはどこが来春のセンバツ出場を決めるか楽しみである。

 ※結局、この大会は優勝が福井商(福井)、準優勝が星稜(石川)となり、この2校が翌年の春のセンバツ大会に出場となりました。


なお、以上の両球場については、野球場写真館の
石川県立野球場金沢市民野球場でもどうぞ。


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