新潟・長野遠征記
(2004,7,23〜24)


 ●7月23日 新潟市営鳥屋野野球場

 7月中旬に県中部を襲った集中豪雨の影響で、全ての日程が2日づつ順延となった2004年夏の新潟大会。
 4回戦・準々決勝を観戦しようと計画を立てていたのだが、日程変更の影響で、観戦出来るのは23日の3回戦のみということに…

 22日に神奈川大会を大和・引地台球場で観戦した後、大和から小田急線と中央線を乗り継いで東京駅まで行き、東京19:00発の「Maxとき333号」に乗って新潟まで行くというハードスケジュール(^^;

 新潟駅近くのホテルに一泊し、23日朝、駅前からバスに乗って鳥屋野球場へ。集中豪雨のあった新潟地方もこの前日に梅雨が明けたそうで、朝から快晴。

 球場正面に設置されていた大会パンフレット売り場には、集中豪雨による災害の義援金の募金箱も置かれていた。
 パンフレットを買ったついでにささやかながらもお金を寄付して緩いスロープを昇ってスタンドへ。

 夏の新潟大会は、広い県下で選手の移動の負担を軽減するため、1・2回戦は近隣の高校の対戦という「地区予選」方式となっていて、3回戦からが本当の「県大会」といった形になっている。

 第一試合は優勝候補・新潟明訓五泉という好カード。
 だが、まだ3回戦で、平日ということもあってか観客はネット裏付近にはそれなりにいるが、1・3塁側は学校関係者のみというちょっと寂しい光景…

 1回表、明訓が幸先よく1点先行するが、その裏、五泉があっさり追い付き、2回にも1点奪い逆転。五泉の各打者は明訓・村山投手の球をしっかりと打ち返し、前半は五泉が押し気味に試合を進めるが、5回表、明訓は2年生の4番打者・大島の3ランHRで逆転。ここから明訓のペースとなり9回にも2点追加し6‐2で逃げ切り。

 しかし敗れた五泉もエースが直球とスライダーを武器に好投、打力もありなかなかの好チームだった。

 

左:3塁側・五泉高校の応援席。『五千羽鶴』もくくりつけて願いをかけています。
右:五泉高校のマネたちも、控え部員たちと一緒に一生懸命選手に声援を送っています。

第一試合
新潟明訓
五 泉


 第二試合は前年、「21世紀枠」で春のセンバツに出場した柏崎長岡工業というカード。
 昨春のセンバツでも甲子園の土を踏んだ白川選手がエースで緩急を活かした投球で長岡工を翻弄、打つ方でも1,5回にタイムリーヒット、3回には押し出し四球と一人で全打点を挙げ、3‐1で逃げ切り。



力投する柏崎のエース・白川投手。

第二試合
長岡工業

柏 崎


 第三試合は新潟−長岡商業
 両校とも比較的大柄な選手が多く、第二試合の両校よりも守備もしっかりしていてレベルの高い試合になりそうな予感。
 前半は完全に新潟のペースで長短打をからめ6点リードするが、長岡商が5回に2点返し、さらに6回、2死後、相手エラーから1点返した後、集中打を浴びせ、エース自らのHRもあり、一気に10点取って逆転。7回にも1点取ってコールドゲーム。本当に一つのエラーであっという間に流れが変わってしまうという試合だった。



エース自らのHRもあり逆転、そして大量リード。 長岡商

第三試合
新 潟
長岡商業101x
13
(7回コールド)

 この鳥屋野球場というのは新潟大会のメイン球場ながら老朽化の進んだ殺風景な建物で、さらにレフト後方には近代的なアルビレックス新潟の本拠地・新潟スタジアムが見える。
 数年後には新潟にも新しい県営の野球場が出来るらしいので、それまでの間は現状ままで我慢しなければいけないのかも知れない…


 ●7月24日 県営上田野球場
 
 この日も新潟大会の試合があれば観戦していたが、開幕後は日程が順調に消化されていてこの日(24日)は予備日で試合が組まれていないので、準決勝の行なわれる長野大会を上田まで観に行くことにした。

 23日に新潟大会を観戦した後、バスで新潟駅に戻り、その日のうちに上越新幹線と長野新幹線を高崎で乗り換えて上田まで行くというまたまたハードなスケジュール(笑)
 上田駅近くのホテルに一泊して24日朝、球場へ出掛けることに。

 前もって、ネット等で駅から球場までの行き方を調べたりしたのだが、なかなか行き方が分からず、無事に球場まで行かれるかどうかちょっと不安だったが、上田駅の温泉口のバス乗り場に、球場行きの臨時シャトルバスの発車時刻の紙が貼られていて一安心。
 (ちなみに普段は、球場付近はバスも走っていないらしいです)

 このバスは長野県高野連が地元のバス会社に運行を依頼しているようで、料金は無料。この年は準決勝・決勝の日に数本づつ運行された。
 このバスに乗って約15分で球場に到着(上田千曲高校も経由していました)。なかなかきれいで近代的な球場である。

 長野大会は、入場券売場でチケットを買い、入口で係員にそのままチケットを渡して入場するという方式なので、チケットが手元に残らない。

 球場内に売店は設けられておらず、球場前の駐車場にラーメン・ビール・かき氷の屋台が出ていたが、入場後、そこへ行くには、入口付近にいる係員(当番校の野球部員)『外出券』というものを貰う必要がある。

 土曜日で準決勝ということもあってか、試合開始の頃には内野席はほぼ満席。観客席には屋根が無いので最上部の手すりに傘を結びつけて日差しをしのいで観戦している人も沢山いた。



同球場のラインカー。ちょっと変わった形ですね。


 第一試合は長野商諏訪青陵という伝統の公立校対決。

 長野商業はブラスバンドにチアガールも繰り出した応援だったが諏訪青陵の方は太鼓とメガホンのみの新潟県の各校と同じような応援。
 だが準決勝で人数も多いこともあってか、なかなか元気のある応援だった。

 中盤までは接戦で、長野商も5回に1点差まで詰め寄るが、後半、諏訪青陵が突き放し、8回コールド・11‐4で決勝進出。長野商も5回のチャンスにあとヒットが一本出ていればと悔やまれる…

 ちなみに長野商業は、地元では長商(ちょうしょう)と言われているが、昨日新潟で観た長岡商業も長商といい、ユニフォームの胸の文字も同じく『CHOSHO』である。
 2日続けて県境を超えて長商の試合を観るというのも何だか奇遇のような…(笑)



1塁側・長野商の応援団。ブラスバンド・チアガールも繰り出しています。

第一試合
諏訪青陵
11
長野商業
(8回コールド)

 続く第二試合は塚原青雲上田西という私立対決。

 両校ともに打力が看板のチームらしいが、両投手の踏ん張りや好守もあって、2‐2のまま延長戦に突入。



メガホンで声援を送る塚原青雲の控え部員たち。この後、組体操もやっていました。


 1塁側スタンドの塚原青雲の控え部員たちが、イニングの合間や中断中に組体操をやっていて、付近の観客の拍手を受けていた(笑)
 この写真も撮りたかったのだが、フィルムが底を尽きていて残念ながら撮れず…(^^;

 この試合の後半から空に雲が広がり始め。12回表が始まった直後に雷でこの試合2度目の中断。さらに激しい雨も降ってきてスタンド裏の通路に避難。
 グラウンドをのぞいてみると、内野にはかなり水も浮いていた…

 いつ再開されるか全く見通しが立たず、場内アナウンスで、シャトルバスの発車が17:10と発表されたので、残念ながらこれに乗って帰ることに。
 帰りの新幹線の車内で、携帯のサイトで調べてみたら、12回表に塚原青雲が3点取り、5‐2で勝ったということである。

第二試合
塚原青雲
上田西
(延長12回)

※この翌日の決勝戦では、塚原青雲が諏訪青陵を5‐4で破り、甲子園出場を決めました。


なお、両球場の様子については、野球場写真館の
新潟市営鳥屋野野球場 県営上田野球場でもどうそ


高校野球観戦遠征記にもどる