アニメーションで見る相対性理論
パラドックス?
前々トピックスの (10)式を再掲します。
 | (再掲10) |
ここで、t と t' は、
「少年の傍らの時計」の位置における、それぞれ少年と老人にとっての時間の経過量であることが重要です。
「少年の傍らの時計」の位置における2つのでき事の間の時間を考えているのでしたね。
このことを念頭において、以下の主張を考えてみましょう。
少年が老人を見ても同じ議論が成り立つので、
少年の時間 t と老人の時間 t' は、
 | (11) |
になって矛盾である。
どうお感じになったでしょうか。
この場合、今までと同じ議論をすると、時計は老人の傍らに置かなければいけません。
時計が違う(時間を観測している場所の運動が違う)ので、
t も t' も、式(10)と(11)で違う量と考えるべきなのです。
時間を測る場所の運動が違えば、
二人の観測者にとっての時間の流れの速さの比が異なってくるのが特殊相対性理論なのです。
更に、時間を測る場所の運動が同じでも、位置を変えれば、
その位置における相手の時刻も異なって来るのです。
「相対性」の意味の深さがここにあります。少年と老人の時間は、
時間単独では、もはや対応がつかないのです。
時間と場所を分けて、別々に考えることはもうできないのです(ニュートンに合掌)。
少年が老人を見たときも、
老人が少年を見たときも、
相手の動きが全く同じにスローモーションになるということが起きてしまうのです。
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